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ネタバレタイトルから明らかな、親子の物語。そしてぐるぐる近しい場所を回る。描かれてる時代として当然なのかもしれないけど、特に今作中の"母になる女性観"がワンパターンすぎないかと感じてしまった。嘘をつき続けることで一人の男の人生という犠牲を諭した容疑者Xの献身に対し、嘘を貫くことが優しさと責務と言わんばかりの湯川学に驚いた。真実を暴くことで結果誰も幸せにならなかったという経験から…？などと考えつつ…歳を重ねて人間味を増した湯川学という人間を描く布石かな。文庫としては巻末の短編をあわせてちょうどいいスケール感。

透明な螺旋 (文春文庫ひ 13-14)東野圭吾

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あらすじ・内容

ナイス ★21

コメント(0)2024/11/17

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過去の読書メモから「小説では前振りなしで第一の事件の発生と解決まで駆け抜けるので、途中で一瞬アニメを３話まで挟み「虚構推理とは何か」のイメージが掴めたのが個人的には良かった」怪異に立ち向かう方法が虚構による推論(という名の創作・ある種の妄想)の展開というのが面白かった。登場人物たちの思考が自分とかけ離れていて、台詞回しが小気味いいと思う瞬間もあれば、たまに疲れる。後半は元気のある時に一気読みが良い。くどいのが醍醐味だが、ある程度推論の展開パターンが決まってるので集中力がない時に摂取すると疲れちゃう。

虚構推理 (講談社文庫し 110-1)城平京

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あらすじ・内容

ナイス ★2

コメント(0)2021/09/09

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デビュー作かなるほど〜〜〜という感じも端々から感じる。割とすんなり読めた。先の展開は読めたけど、それでいいんだよ…って感じ。ちょっと分かりにくい箇所もあったので、もう少し細部を掘り下げて上下巻くらいのボリュームで読みたい、もしくはアニメ１クールで観たい。登場人物みんないい人で良かった。

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全編通して一人称視点の読みやすい文章文体ですらすらと読んだ。各話のボリュームもちょうど良い。『玉野五十鈴の誉れ』が好き。

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重！！！！ってなりました。時と場所を超えて起きた出来事のパズルが嵌まる、点と点が繋がりゆく様が、爽快というよりはじりじりと焼けつくような感じのする話だった。爽快感はない。"母親という存在"が作者のおこだわりなのは感じた。

あの日、君は何をした (小学館文庫ま 23-1)まさきとしか

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あらすじ・内容

ナイス ★21

コメント(0)2021/08/17

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ネタバレいやさすがにウェルチは分かるでしょと思ってしまったけど、なんやかんやありつつ終わり良ければすべて良しで爽やかラストでした。

六人の嘘つきな大学生 (角川書店単行本)浅倉秋成

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あらすじ・内容

ナイス ★10

コメント(0)2021/06/22

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このミス大賞とこのミスが違うことを、この作品をきっかけに調べてようやく知りました。理解し、そして納得。新人作家さんならなるほどです。文章が拙い感じも若干あったけど、話の筋道はとても分かりやすくキャラが濃くて楽しく読めた。キャラの濃さが合う/合わないはありそうだけど、サクッと読めて面白かったです。主人公が独断と偏見に塗れてて笑った（でも、人間そんなもんかも）藤崎竜キャラデザで想像しながら読んでしまったので、コミカライズはぜひフジリューでお願いします。

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久しぶりに読んだ活字だから、という理由以上に若干の読みにくさを感じてしまった。「作品自体が古くて時代にそぐわない部分もある」とか「初期作品だから拙い」という要因があるのかも知れない。単純に作風が違うのかも？地味な突っ込みどころが多く、いまいち盛り上がりに欠けていたと思うけど最初から最後まで難なく読めました。ぴったりピースがハマる読後感は流石です。