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2024年5月の読書メーターまとめ

ihsad otomak
読んだ本
6
読んだページ
1572ページ
感想・レビュー
6
ナイス
23ナイス

2024年5月に読んだ本
6

2024年5月のお気に入られ登録
1

  • Koji Eguchi

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ihsad otomak
イデアとメタファーという観念の世界を抜け、事象の世界で生きていくことへの希望、それが主題だと感じた。なので、主人公は「むろ」という存在を愛するという行為を信じたのだろう。イデアしか認めない人、メタファーと同化した人、世の中にはそんな観念の世界でしか生きられない人がいる。また、事象の世界で生きる人の中にはイデアとメタファーの存在すら知らない人もいる。イデアを殺し、メタファーの世界を乗り越えた時、人はこの事象溢れる世界で真に「信じる」という行為の意味が分かるのだと思う。流石、村上春樹さんの本という感じでした。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
6

ihsad otomak
ギリシャ、トルコともその国の「当たり前」があるのだと感じた。旅行者は、自国という比べる対象があるから、その国の「当たり前」を浮き彫りにして感じることができる。そして、どの「当たり前」が正しいというわけでもない。知らなければ、そこに存在するモノだけが、その人の全てである。色々なことを知れば知るほど成長した気になるが、知らなければ欲する必要がないモノもある。ギリシャの黴の生えたパンを食べる猫のよう、そこにある物で本来、生物は幸せを見い出せるはず。私たちのモノやコトで溢れる生活は本当に幸せと呼べるのだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
ihsad otomak
人は社会で育てるという認識を大人がもたなくてはならない。今の社会は個人主義が蔓延していて、自分の子さえよければ、むしろ子どものことが考えられていたらまだマシで、自分のことしか考えていない大人が多すぎる。well-beingが叫ばれるが、未だに競争の雰囲気は薄れず、社会に閉塞感が漂う。私たちは一人では生きられず、社会と持ちつ持たれつの関係を築かないといけない。そして、未来の社会を創るのは子どもである。もっと教育に目を向け、多くの人がこの社会を支える大人として自覚ある生き方をするべきだと思う。
が「ナイス!」と言っています。
ihsad otomak
フジコ・ヘミングの生き方からは多くの学ぶことがある。自分を信じ続ける力、死まで人は未完成で更新されてゆくべき存在という認識は、どんな生き方にも必要だ。人は権威に怯えるが、所詮、権威はただの肩書きにすぎず、そんなハリボテを見る意味は実はない。師事したクロイツァーについて語る彼女の姿から、見るべきは、人柄だけで十分なのだと分かる。人柄から、その人が歩んだ道が滲み出るのだろう。また、飽くなき探求心こそ、人を老いさせず、生命の燈火に薪をくべることができると感じた。読むと活力が湧き出てくるような本だった。
が「ナイス!」と言っています。
ihsad otomak
イデアとメタファーという観念の世界を抜け、事象の世界で生きていくことへの希望、それが主題だと感じた。なので、主人公は「むろ」という存在を愛するという行為を信じたのだろう。イデアしか認めない人、メタファーと同化した人、世の中にはそんな観念の世界でしか生きられない人がいる。また、事象の世界で生きる人の中にはイデアとメタファーの存在すら知らない人もいる。イデアを殺し、メタファーの世界を乗り越えた時、人はこの事象溢れる世界で真に「信じる」という行為の意味が分かるのだと思う。流石、村上春樹さんの本という感じでした。
が「ナイス!」と言っています。
ihsad otomak
イデアとメタファーという観念の世界を抜け、事象の世界で生きていくことへの希望、それが主題だと感じた。なので、主人公は「むろ」という存在を愛するという行為を信じたのだろう。イデアしか認めない人、メタファーと同化した人、世の中にはそんな観念の世界でしか生きられない人がいる。また、事象の世界で生きる人の中にはイデアとメタファーの存在すら知らない人もいる。イデアを殺し、メタファーの世界を乗り越えた時、人はこの事象溢れる世界で真に「信じる」という行為の意味が分かるのだと思う。流石、村上春樹さんの本という感じでした。
が「ナイス!」と言っています。
ihsad otomak
授業の主体は人間だという言葉が真理だ。近年は「⚪︎⚪︎教育」の乱立で、頑張る若手が混乱し、力を高められず、働き方改革を隠れ蓑に適当な授業をしているベテランが胡座をかいている。特別支援やいじめの対応が大変にはなったが、全て「授業は人である」という捉えで解決できるはず。また、結局は温かい人間関係の上で、教材に隠れる、人類の歴史の叡智という「物語」に、教師と子どもが一緒に没入することが、主体的で対話的で深い学びの実現である。令和になったが、昭和から教育の本質は変わらない。授業がなす芸術性に改めて心酔した。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/07/24(2169日経過)
記録初日
2010/07/03(5112日経過)
読んだ本
347冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
99116ページ(1日平均19ページ)
感想・レビュー
41件(投稿率11.8%)
本棚
0棚
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