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2024年10月の読書メーターまとめ

うず
読んだ本
9
読んだページ
2786ページ
感想・レビュー
9
ナイス
83ナイス

2024年10月に読んだ本
9

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

うず
「鼓動」の奥貫さんや司が出てきて、はあ〜中山七里スタイルか、とちょっと得した気分になった。平成に影響を受けた人間の裏側を書いて人の心を抉るのが朝井リョウなら、平成という時代の裏側に影響を受けた人間を書いて人の心を抉るのが葉真中顕。ああ疲れた。でも一気読みしたくなるほどぐいぐいと引きこまれた。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
9

うず
前田功の件はどうするんだろう。引き続き逃げるのか、それとも会って話をするのか。でも会ったら最後な気もする。しかし女ってだけでどうしてこうも苦労しなきゃいけないんだろう。戦後から平成までの、女性の地位が低い時代を生きるには男に頼るしかなかったからしょうがないってのはあるけど、母娘揃って男を見る目がないのはかわいそうすぎる。孫娘はその後始末でてんやわんやだし、だれも救われない。苦しいねえ。で、前田功の件はどうするのよ。
が「ナイス!」と言っています。
うず
「鼓動」の奥貫さんや司が出てきて、はあ〜中山七里スタイルか、とちょっと得した気分になった。平成に影響を受けた人間の裏側を書いて人の心を抉るのが朝井リョウなら、平成という時代の裏側に影響を受けた人間を書いて人の心を抉るのが葉真中顕。ああ疲れた。でも一気読みしたくなるほどぐいぐいと引きこまれた。
が「ナイス!」と言っています。
うず
波乱という波乱はなく淡々と過ぎていく日々だけど、そのなかで珊瑚がたくましく生きる姿が美しいなと思う。できすぎだと思えるような周囲の人々の支えも、珊瑚ならありえると納得してしまう。美智恵さんの手紙はその通りだなと思うし、あれが世間一般の感情だ。それでも珊瑚の側に立ちたくなるのは、珊瑚が、自分の無知を知った上で常識を吸収しようとする素直さを持ち、出自に腐ることなく自分の足で立とうとする勇敢さだったり、およそぬくぬく生きてきた自分にはないものを持っているからだと思う。良い物語だった。
が「ナイス!」と言っています。
うず
ネタバレ救いのありそうな「ボーはおそれている」だった。だるんだるんなうす汚い中年男を演じたホアキン、気持ち悪かったな。ジョーカーのプレミアではめちゃくちゃかっこいいイケおじになっていたけど。私は常に、たまたま運良く社会の枠にはまって脱落することなくいい感じの暮らしができている人間、だと思っているが、その「たまたま」に乗れなかった人の話は、もしかしたら私もそうなっていたかもと考えてしまって苦しい。でもおもしろかった〜。細かく視点が切り替わるのは手記スタイルだったからなんだなあ。なるほど〜
が「ナイス!」と言っています。
うず
もう十九歳かいあんちゃん。大人だね。自分ひとりで決めなくちゃいけないことばかりだね。前作からしばらく空いていたから、あれ?だれだっけ?なんだっけ?となりつつもすぐ思い出せたのはそれだけこのシリーズが好きだからだろうな。がんばれ〜あんちゃ〜ん!
が「ナイス!」と言っています。
うず
ネタバレ京都だから成立する話で、京都の風景に馴染む文章だった。美山監督はじめじめしていて鷺森さんは鬱々としていて、あんたらなんで一緒にいるの?と思っちゃうね。大人なんだよね?身体的欠損うんぬんあってもそこに引っ張られてないで淡々と仕事しましょうぜって話じゃないの?寒川さんは怪異だし岸さんは妖だし、美山・鷺森以外はみんな人間じゃないです妖怪大運動会ですって裏設定があることにした方が納得がいく。
うず
みんなそれぞれ足掻いて目をそらしてはしゃいで傷ついて、若いからこその愚かしとまぶしさが生々しくて痛かった。あのころのあのエネルギーってほんと何だったんだろう。
が「ナイス!」と言っています。
うず
恩田陸の文章がどうも苦手であまり読んでこなかったけど、これはなかなかどうして素敵な本だった。ホラーに分類される物語に素敵と言うのもどうかと思うが、淡々としたセピアカラーの語り口で紡がれる物語、古いお屋敷の描写、とくに台所や壜詰めの描写はうっとりしてしまうほどだった。ただちょっと残念だったのは書き下ろしの「附記・われらの時代」かな。あれはわたしの苦手な恩田節で、急に現実に引き戻されてしまった。
が「ナイス!」と言っています。
うず
ネタバレわあ〜圧倒されてしまった〜すごい〜。語り口はいつもの独特な川上テイストなのに、物語の核は壮大でリアルでおそろしいものなんて、最初は全然わからなかった。読んでいくうちに、たぶんこういうことなんだろう、と推測はできるけど、まさかこの物語自体が輪廻してるなんて想像もしていなかった。すごい、すごいよ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/07/27(2311日経過)
記録初日
2014/02/25(3924日経過)
読んだ本
980冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
319239ページ(1日平均81ページ)
感想・レビュー
670件(投稿率68.4%)
本棚
2棚
性別
血液型
B型
外部サイト
自己紹介

ある日ふと思い立って図書館に行ったことがきっかけで読書に目覚めました。好きなジャンルはミステリー、ホラー、ファンタジーなど。好きな作家は三浦しをん、朝井リョウ、綾辻行人、三津田信三、澤村伊智など。時代小説や美味しそうな食べ物が出てくるお話も大好物です。

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