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2024年10月の読書メーターまとめ

葡萄風信子
読んだ本
8
読んだページ
2084ページ
感想・レビュー
8
ナイス
138ナイス

2024年10月に読んだ本
8

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • Manami Hoshino

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

葡萄風信子
1)『成瀬は天下を取りに行く』の感想; 予想外の言動と行動。頭脳明晰、冷静沈着、多芸多趣味。すごい観察力と記憶力。島崎との絶妙なコンビネーション。いいキャラクターだと思います。  2)『成瀬は信じた道をいく』の感想; 凄さとヤバさ、遥か上や斜め上を行く発想と行動が、突然、出てくる面白さ。成瀬の発想や言葉使いが、つい、口に出てしまいそうです。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
8

葡萄風信子
『中大兄皇子伝』では、登場人物たちの古事記、日本書紀、万葉集、百人一首との関わりにも感動できた。古代日本も話題も多く興味深い。神功皇后は、八幡様の御祭神であり、お札の肖像ともなり、明治の頃は誰でも知っていたという。どういうお方か、熊襲、三韓征伐も知りたかった。大和時代、古神道が物事を進めるための重要な鍵であり、神託や祈祷、占い、口寄せなどが物語にも多いと感じた。姫が、夫君となる王子との考え方の違いに悩むのは千年後の今でも分かる。姫が、“倭の王者となる“という神のお告げについて下巻で展開を確認したい。
葡萄風信子
終章の「蒲生野の狩りの後の酒宴」の場面を読むうちにハッとした。これが、万葉集の額田王の歌「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」と大海人皇子の返歌が詠まれた場面なのかと感動した。詞書や説明に「蒲生野の狩りをした時に」とか「宴席の場で」などとあったが、これでイメージが浮かぶようになった。初期万葉の時代や日本の政治と文化の骨格を作ろうとする『中大兄皇子伝』の時代との関連の他、乙巳の変、飛鳥宮〜難波宮〜大津宮への遷都、白村江の戦い、筑紫仮宮、防人、水城構築、藤原不比等の出生などの経緯が分かり嬉しい。
葡萄風信子
飛鳥時代の小説を読むのは初めてだ。『天皇の国史』や『日本国紀』、『国史教科書』などを読み、聖徳太子の時代であり、日本の政治文化が形作られる、国造り、国家とは何かなど驚きや興味深さを感じさせる時代であった。本書のテーマの「乙巳の変」は、今、想像してもショッキングな事件だが、中大兄皇子や中臣鎌足、蘇我入鹿などの人物も分かり、この時代の歴史への興味を積み重ねたくなったのが嬉しい。この時代の人の名(「葛城稚犬養連網田」等)のふり仮名も割にすんなりと読めるようになったのも嬉しい。神の御名前を読むのは難しい。
が「ナイス!」と言っています。
葡萄風信子
「みなかた くまぐす」の名前は、『牧野富太郎 植物記』で知った。この二人は、世の「ふしぎ」を見つけたら、徹底して解明しようする大きなエネルギーを持った人たちだと感じた。熊楠がいかに偉大な粘菌研究の先駆者であったかは、昭和天皇が神島を行幸された際の熊楠の御進講といただいた優しい御言葉などから、また、彼の積極果敢な標本の採集や観察、スケッチの様子や写真、ネイチャーへの論文の投稿などから窺える。私は「粘菌」をこの本で知った。菌類でもなく、植物、動物でもないこの生き物を実際に見たいと思った。いつ何処にいる?ある?
葡萄風信子
1)『成瀬は天下を取りに行く』の感想; 予想外の言動と行動。頭脳明晰、冷静沈着、多芸多趣味。すごい観察力と記憶力。島崎との絶妙なコンビネーション。いいキャラクターだと思います。  2)『成瀬は信じた道をいく』の感想; 凄さとヤバさ、遥か上や斜め上を行く発想と行動が、突然、出てくる面白さ。成瀬の発想や言葉使いが、つい、口に出てしまいそうです。
が「ナイス!」と言っています。
葡萄風信子
1)『成瀬は天下を取りに行く』の感想; 予想外の言動と行動。頭脳明晰、冷静沈着、多芸多趣味。すごい観察力と記憶力。島崎との絶妙なコンビネーション。いいキャラクターだと思います。  2)『成瀬は信じた道をいく』の感想; 凄さとヤバさ、遥か上や斜め上を行く発想と行動が、突然、出てくる面白さ。成瀬の発想や言葉使いが、つい、口に出てしまいそうです。
が「ナイス!」と言っています。
葡萄風信子
全体主義、戦争へと進む日本に怒りを感じつつも、父母の健康を祈り、兄弟を慈しみ、恋人を愛する著者、その心を美しさ溢れる文章に置き換えることができる著者に壮麗な日本人を感じた。そして、この方たちが、家族や恋人が暮らすこの祖国日本を命を賭して戦っていただいたことで今日がある。そのことに感謝したい。詠まれた歌に「国の為世の為すつる命こそ尊かるべし理はなく」がある。その感謝に前提や条件などない。ウイグルを見よ、国家が無くなれば、暮しも自由も無い。今日、中露北に対する防衛力強化と集団安全保障体制が侵略と戦争を防ぐ。
葡萄風信子
どの「言葉」にも、私もこう感じたいと思った。「みなあやし」「神のちはいのなかりせば〜」「書を読むことをなん、〜」「もろこしはもろこし すめらみくにはすめらみくに」「天地万物、みな我が賞楽の具なるのみ」、「花はさくら〜」「もはら稲のちからにしあれば~」「神代をもってひとのうえを知れり」「物まなびの力」「やまとごころを固くする」。2680年という世界一長い国の歴史と「八紘為宇」という素晴らしい建国の精神に、培われ、磨かれた「日本の心」という先人たちの遺産を心豊かな生活とするその糧としたい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/10/22(2229日経過)
記録初日
2018/08/17(2295日経過)
読んだ本
264冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
76910ページ(1日平均33ページ)
感想・レビュー
264件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
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