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2024年10月の読書メーターまとめ

yama03
読んだ本
5
読んだページ
1832ページ
感想・レビュー
5
ナイス
137ナイス

2024年10月に読んだ本
5

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • Pochi Gold

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yama03
「加賀刑事、早く真犯人にたどり着いて前原夫婦を楽にしてあげて」と思いながら読み進めた。嫁姑、親の介護、不倫、子のいじめなどが凝縮された展開だった。「平凡な家庭など、この世にひとつもない。平穏な一家に見えてもみんないろいろと抱えているもんだ(p145)」と加賀は言う。それは私の家庭も同じ。今日一日、今日一日にできる限りのことをする。それが最善だったかどうかなんて分からない。ラストシーンはさすが東野圭吾。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
5

yama03
嫁姑について、加賀の「女性というのは複雑ですよ。仲が悪いように見えて、実は本質はまるで逆だということは往々にしてあります(p126)」には納得。妻はことあるごとに義母(私の母)への不満を口にする。私は「まあまあ…」といさめる。しかし、加賀の言葉に気付かされた。妻はいろいろ言っているが、季節の変わり目の布団はどうしようなどと、私よりもずっと母のことを気にかけてくれている。そうか、そういういうことか…。正直小説の内容はよく分からず読み進めた。最後の章ですべてが繋がった。
が「ナイス!」と言っています。
yama03
「加賀刑事、早く真犯人にたどり着いて前原夫婦を楽にしてあげて」と思いながら読み進めた。嫁姑、親の介護、不倫、子のいじめなどが凝縮された展開だった。「平凡な家庭など、この世にひとつもない。平穏な一家に見えてもみんないろいろと抱えているもんだ(p145)」と加賀は言う。それは私の家庭も同じ。今日一日、今日一日にできる限りのことをする。それが最善だったかどうかなんて分からない。ラストシーンはさすが東野圭吾。
が「ナイス!」と言っています。
yama03
「初めて見るその黒い手帳は、奈央子が漠然と想像していたものよりも大きかった(p174)」から、警察手帳に興味をもちWikipediaで調べてみた。結構面白かった。中でも「警察官は警察手帳をメモとして使わない」には納得。「あんな小さいメモ帳に書くのは使いにくいだろうな」とは常々思っていた。今回は短編ミステリー。「短編と長編の違いは決定的な証拠が出てくるまでの時間の差」と何かで読んだことがある。私は長編の方が好きだなあ。
が「ナイス!」と言っています。
yama03
303号室の郵便ポストを物色する加賀に、駿河が「まずいんじゃないですか」と声をかける。加賀はにやりと笑って「まずいです」と応える(p190)。爽やかに相手の懐に入り込むのがさすがだ。妹の幸せを一番に願うはずの貴弘は、自分の欲望を抑えられず美和子の体を求める。最低の兄だと私は嫌悪感を抱いた。もしかしたら、小説の最後で「この2人は実の兄妹ではなかった」というどんでん返しを期待していたのだが、それは叶わなかった。そしてもう一つ。穂高がどうしてこれほどモテるのかが分からない。犯人など二の次で読み進める自分がいた。
が「ナイス!」と言っています。
yama03
「女の勘というのは、的中した時は印象的だけれど、実は結構外れるものでもある(p143)」には笑ってしまった。こういうさりげない格言が東野圭吾の魅力。妻は心配事を次々口にする。たまにそれが的中することがある。妻は「私が言ったとおりでしょ」と、したり顔。「そりゃあれだけ言えば一つくらい当たるだろ」と私は決して口にしない(苦笑)。この小説はいじめ問題がベースになっている。元校長から一言。「我が子がいじめられているのでは」と感じたら、担任と校長の両方に直接相談してください。担任とは気まずくなるかもしれませんが…。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/11/30(2192日経過)
記録初日
2018/12/05(2187日経過)
読んだ本
834冊(1日平均0.38冊)
読んだページ
227427ページ(1日平均103ページ)
感想・レビュー
769件(投稿率92.2%)
本棚
12棚
現住所
東京都
自己紹介

「アウトプット大全」を読んで、読書の感想を記録することを決意。「実践してこそ読書」をモットーにしている。
車での通勤中、オーディオブックをiPhoneに入れ、Bluetoothで聴いている。もちろん紙の本も読んでいる。
千田琢哉氏は、「本棚に残すのは2度以上読んだ本」と言っている。それに倣い少しずつ実践中。
映画を観るのも好き。ただし映画館で飲食はしない。さっと見てさっと出る。妻には不評。

本の感想を書くのが楽しい。感想は、その本を読んでどう感じたか、何を思い出したか、自分はどう変われそうか。書くことでこれまでの自分の経験や知識が本のテーマをもとに整理される。完全なる自己満足。

どなたかも書いておられたが、本の感想を文字数制限いっぱい書くようにしている。天声人語もこのように書いているのかなあと思ったりする。制限文字数を超えると、入力できなくなるのではなく、残り文字数がマイナスで表示される。この心配りがたまらない。どの文字を削ろうか、どう表現を変えようか、いろいろ考えるのが楽しい。
ちなみにスマホはPCと同じローマ字入力。ちょっと入力しづらいが、この方が思考の流れが切れない。

2021.8小説に挑戦。上司より小説も読んでみることを勧められたのが要因。好きだったドラマ「ガリレオ」から東野圭吾をチョイス。新しい読書が始まった。
2021.10コロナがだんだん収まり、映画鑑賞再開。感動した映画の原作も読むようになった。映画→原作の順がしっくりくる。
2022.1wowowドラマにハマっている。あえてTSUTAYAにDVDを借りに行く。Amazonプライムも試してみたが、自分には合わないと判断。DVDケースを見ながらいろいろ選ぶのが楽しい。その原作から新しい作家さんに出会えるのもさらに楽しい。
2022.4お仕事小説にハマっている。「社長が『ダイバーシティ』なんて言ってるけど、全然分かってないよなあ」と書かれるとダイバーシティの意味がスッと入ってくる。
2022.5コロナが落ち着いてきたので映画館再開。同時にwowow ドラマブーム終了。やはりスクリーンは最強。
2022.7NHKや民放のお仕事ドラマをよく観るようになった。とりあえず新番組は録画。レコーダーのダブ録は便利。第一話で○(継続)、△(保留)、×(消去)を判断。NHKのドラマは質が高い(あくまで個人の感想です)。
2022.8最近数々のドラマを手掛けている脚本家の講演を生で聴く。脚本家の仕事の奥深さに感動。ドラマの見方が変わった。セリフの向こう側に脚本家が見える。
2022.9講談社まんが学術文庫にたどり着く。タイトルは知っているが、読んだことのない本、読むのに抵抗がある本をとりあえずマンガで浅く触れてみることにする。
2022.10テレビの秋ドラマを初めてネットで事前チェック。面白そうなものをどんどん録画予約。ダブ録は本当に便利。完全にドラマっ子になった。
2023.1テレビの冬ドラマをチェック。ドラマ熱はまだ覚めていない。
2023.2「隠蔽捜査」シリーズにハマった。竜崎伸也の仕事に対する姿勢を学ぶ。
2023.4テレビ春ドラマ「教場」にハマった。小説を読むまでには至っていない。
2023.7テレビ夏ドラマ「転職の魔王様」にハマった。仕事とは何かを考えさせられる。ちょっと「逃げ恥」が入っているのもいい。さっそく小説も購入。ドラマ→小説の順がいい。
2023.8ドキュメント日記シリーズが面白い。さまざまな職業の本音を知ることができる。私も今の仕事で「○○日記」が書けそう。ネタはいくらでもある。
2023.10テレビ秋ドラマ「いちばんすきな花」2話目からハマる。脚本が奥深く何度も見返している。理系的なやりとりがたまらなくいい。原作はないようだ。「ミワさんなりすます」も地味にいい。原作はマンガ。
2023.11新書ブームがやってきた。きっかけは「新書100冊」という新書。あと数か月で管理職終了。もう「仕事論」「リーダー論」のような本から卒業。これからはのんびりと雑学を楽しむ。
2023.12「いちばんすきな花」のシナリオブック片手にドラマを観直す。「ああ、ここがカットされていたのか」「俳優さんのセリフの言い方うまいなあ」と楽しんだ。
2024.1資産形成の本に突入。息子から強く勧められた。けれど投資は怖い。多分よく分かっていないからだろう。積み立てNISAスタート。ふるさと納税にもチャレンジ。
2024.2MOOK本が面白い。NISA、定年後のお金、SNSトラブル解決…。ネットとは違う分かりやすさがある。ぱっと目的の箇所に行けるのがいい。書き込めるのもいい。本はメルカリの中古を買うことが多いが、MOOK本は新鮮さが大切なので書店で買う。
2024.2池上彰氏と佐藤優氏の対談形式の本を知る。これは面白い。中公新書ラクレのヒット本。
2024.4役職定年により、管理職を退き教諭に戻る。数年ぶりの授業が楽しい。ただ帰宅するとヘトヘトで読書が進まない。これまで感想を制限文字数まで書くのをモットーとしていたが、しばらく封印。
2024.8映画パーフェクトデイズのDVDを購入。役所広司の小説を読む姿がカッコいい。管理職を退き、ビジネス書への関心が失せた。これからは小説にシフト。
2024.9東野圭吾「加賀恭一郎シリーズ」中古本をセット購入。週末に楽しむ。文中にさらっと挟まれるピリッとした人生訓がたまらない。

ナイス、お気に入り登録・解除、すべてご自由にどうぞ。私への連絡・了解は必要ありません。
(過去に苦い経験があり、私から「お気に入り登録」はできていません。ご了承ください。)

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