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2024年3月の読書メーターまとめ

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読んだ本
2
読んだページ
496ページ
感想・レビュー
2
ナイス
47ナイス

2024年3月に読んだ本
2

2024年3月のお気に入り登録
3

  • しんだもずく
  • やなたま
  • N島

2024年3月のお気に入られ登録
2

  • やなたま
  • N島

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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表題作「最後の喫煙者」が最も印象に残った。嫌煙権運動は、確かに人種差別などの他の差別と似ているのかもしれない。「こぶ天才」は、何かをステータスとすることで頭が良くなった気になる人々を風刺しているように思う。「並行世界」は、起こり得た可能性の世界が並行に存在している設定。上(よりよい人生)自分と下の自分(よりよくない人生)が登場する不気味さに、我々が人生に対して欲張りすぎることへの批判が含まれると思った。やはり筒井氏の作品は、発想やメッセージ性は好きなのだが、文体がいまいち好きになれないなあというところ…
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
2

し
表題作「最後の喫煙者」が最も印象に残った。嫌煙権運動は、確かに人種差別などの他の差別と似ているのかもしれない。「こぶ天才」は、何かをステータスとすることで頭が良くなった気になる人々を風刺しているように思う。「並行世界」は、起こり得た可能性の世界が並行に存在している設定。上(よりよい人生)自分と下の自分(よりよくない人生)が登場する不気味さに、我々が人生に対して欲張りすぎることへの批判が含まれると思った。やはり筒井氏の作品は、発想やメッセージ性は好きなのだが、文体がいまいち好きになれないなあというところ…
が「ナイス!」と言っています。
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安部公房生誕100周年、出版界で盛り上がっている様子、文庫化されたので早速購入。生物学者・福岡伸一の解説に舌を巻いた。細胞の仕組と安部公房文学の共通性=内部の内部は外部であるという指摘に、彼の文学には生物学的な要素(医学を学んだこその思考回路)があると痛感する。『飛ぶ男』において文章自体が飛翔しているかのような書き振りは実験的であり読者を混乱させるが、絵としてはあまり変ではないと思った。文体として読みやすい『さまざまな父』の方が絵としては不気味な印象を受けた。文体が与える印象についても一考察できそう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/02/12(1901日経過)
記録初日
2019/02/12(1901日経過)
読んだ本
410冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
110323ページ(1日平均58ページ)
感想・レビュー
171件(投稿率41.7%)
本棚
2棚
性別
年齢
26歳
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