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2024年12月の読書メーターまとめ

今日は決算前
読んだ本
5
読んだページ
2464ページ
感想・レビュー
5
ナイス
59ナイス

2024年12月に読んだ本
5

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

今日は決算前
△ 部落差別を取り扱ったこの作品、関西で幼少期を過ごした者にとっては、授業で習う事柄であるが、大きくなると身近には感じられなくなる事項である。ただ、今の世の中でも現にあるものなのだと思う。自分が直面した時にどう反応するかは分からない。しかし、この物語ではその者の苦悩と周りの者達の優しさを感じられる。その後が語られるとまた違った印象は持つのかもしれないが、藤村の優しき目を感じる作品となっている。【図書館本】
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
5

今日は決算前
◯ 戦国時代の天離り果つる国、飛騨国を描いた物語。本能寺の変の後、秀吉が台頭し始める所から、戦国の世が終わる関ヶ原の戦いのあたりまでが描かれる。信長の後年から秀吉台頭する辺りの北陸地方の動き、佐々成政前田利家の動きや佐々成政のさらさら越え、一向宗と飛騨の白川郷、そして白川郷を帰雲城を中心に治める内ヶ島氏理の行く末等興味深い。フィクションと思われる部分は個人的には好きにはなれないが、所々興味深い著作であった。【図書館本】
が「ナイス!」と言っています。
今日は決算前
△ 戦乱の世である戦国時代の末期、織田信長が台頭する中、天離り果つる国の飛騨国もその渦に巻き込まれる。飛騨白川地方を治める内ヶ島家を中心に描かれる物語である。飛騨の国の成り立ちから越前に近いだけに一向宗と共存や、山国としての金銀、雪国としての硝石をなす国として描かれる。その点は興味深いが、ストーリーとして、悲劇のヒロインとヒーローの物語の様になっており、地味な飛騨国の戦国話を華のあるストーリーにしたかったのかもしれない。しかし、これからの飛騨の国の行く末は気になる。【図書館本】
が「ナイス!」と言っています。
今日は決算前
△ 部落差別を取り扱ったこの作品、関西で幼少期を過ごした者にとっては、授業で習う事柄であるが、大きくなると身近には感じられなくなる事項である。ただ、今の世の中でも現にあるものなのだと思う。自分が直面した時にどう反応するかは分からない。しかし、この物語ではその者の苦悩と周りの者達の優しさを感じられる。その後が語られるとまた違った印象は持つのかもしれないが、藤村の優しき目を感じる作品となっている。【図書館本】
が「ナイス!」と言っています。
今日は決算前
◯ 幕末から明治まで激動の時代、木曽路馬籠宿に生を受けた青山半蔵の激動の半生を描いた物語。国学をなし馬籠宿の本陣を努めた心優しき半蔵にとってこの時代は苦しいものであった。新しい価値観が流れ込み揺れ動く世の中において、半蔵は不器用で優しすぎたのである。変わりゆく世の中で自己を変えて行ける者のみが生きて行ける時代であったのかもしれない。その様な世の中でも、当時の市井の人々の互いを思う優しさが心に染みる。この著作に漂う底はかとない優しさは、著者の不遇の父親、そして木曽路の者達への眼差しなのしれない。【図書館本】
が「ナイス!」と言っています。
今日は決算前
△ 幕末の混乱期に木曽路の馬籠の本陣青山半蔵を描くこの物語、この巻では、大政奉還王政復古がなされた所から、廃藩置県迄の混乱する市井の人々を描く。宿場制度も廃止され、半蔵の身の回りも大きく変わるだけでなく、自身の拠り所でもあった父親も亡くなることになった。それにより、平田派国学に傾倒していた半蔵は、その重しが無くなったかのように、大きく傾倒しはじめる。しかし、世の中の流れと半蔵の思う道に隔たりがある。これからの半蔵のなす道に険しさが感じられる。【図書館本】
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/03/31(2111日経過)
記録初日
2019/03/31(2111日経過)
読んだ本
596冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
217065ページ(1日平均102ページ)
感想・レビュー
591件(投稿率99.2%)
本棚
1棚
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