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文語訳 旧約聖書 IV預言 (岩波文庫)

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ミコヤン・グレビッチ
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第四巻は「預言書」。バビロン捕囚期あたりの預言者が大半を占めるので、エホバの言葉は「お前ら、よその神を崇めたから、罰としてしばらく苦労してもらうよ(意訳)」ばかりで、この巻はその繰り返しが九割方を占める。ストーリー的な要素があって印象に残ったのは、「ダニエル書」と「ヨナ書」の二篇のみ。また、「エゼキエル書」の後半はモーゼ時代を思い起こさせる。普通の読書家に「面白かった?」と聞かれたら「面白くはない」と答えるしかないけど、ヨーロッパの古典文学方面を探索するのであれば、やはり一度は読み通しておくべきものかと。
しろうさぎ

エゼキエル書と言えば、小学校6年生の頃読んだデニケンの『未来の記憶』というキワモノ本(当時流行)に「古代に宇宙人が地球へ来た時の記録」とあったという、我ながら情け無い接点しかありません。本当にそんな感じでしたか?

01/22 12:28
ミコヤン・グレビッチ

エゼキエルさんはいろんな異象を見る人で、その点では他の預言書とはやや毛色が違い、雰囲気は少し新約の黙示録にも似ています。ご本人は「エホバにどこかへ連れて行かれて、こんなものを見た」と言っていますから、それを宇宙人に誘拐されたと考える、というか、そういう話に仕立てる人はいるでしょうね。でも、全体を読んだ感想として、たぶんそこらの宇宙人よりエホバの方がはるかにエグいと思います。

01/22 18:36
0255文字
孤独な読書人
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ネタバレ預言編に入るとトーンが一気に終末思想ぽくなっていくのが面白い。
0255文字
Shinsuke Mutsukura
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これは、本当に訳が分からなかったです。キリスト教もユダヤ教もいつも争ってる感じがして、嫌ですね。なんかあると天罰みたいな感じも。。。イナゴの恐怖はこの時からあったんですね。絶滅させられないものなんでしょうか?
0255文字
てれまこし
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ダニエル書。ヨハネの黙示録と並ぶ千年王国思想の源泉。被征服民族の解放への願望が夢による御告げによって示される。未来の歴史が幻想的な比喩によって示されるのは弾圧を避けるためなのか、民俗的イメージに訴えようとするものなのか。いずれにしても、救いにならないからと信仰を捨ててしまうとかえって救われない、信じ続ければあの世ではなくこの世において救済が達成される(暴虐な政治権力が打倒され正義の王国が樹立される)というアメとムチのメッセージは普遍である。元は預言の実現よりは今を耐えるための忍耐の勧めであったかもしれない
てれまこし

仮にそうだとしても、この忍耐の勧めをマジメな預言として受け取るようになるのは騙される方にも騙されたい理由があったからにちがいない。それだけ追いつめられる人々が後を絶たなかったという歴史の方に理由がある。

12/10 16:12
0255文字
パンテレイモン
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格調高いが慣れない文語文のため読むのにとても時間がかかった。また表記が統一されていない単語も多く困惑させられた。
0255文字
浮草堂美奈
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小説の資料に。やっと全巻読んだ!
0255文字
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