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コタンの口笛(第一部・上) (偕成社文庫 4017)

感想・レビュー
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菱沼
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再読。最初にアイヌ語の詩が載っていたことは忘れていた。意地悪をする子たちはステレオタイプではあるけれど、小学生の頃にこの物語を読んで、アイヌの人たちのことを知ることができたのを思い出した。
0255文字
ちょん
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読みたくて読みたくて仕方なかった本。どこにも見つからないなぁと思っていましたが、灯台もと暗し。地元図書館で発見。ひとまず第1部の上下巻を借りてきました。自分が生まれる10年くらい前の時代の話、という認識でいいかな?北海道のアイヌの生き方が優しくて残酷な言葉で描かれてます。これは小学生の間に読むべきだった!!
モルク

ちょんさん、でも今読んでみると、きっと感じ方は違いますよね。私も読み直したくなりました!探してみようかな🎵

05/11 19:57
ちょん

モルクさん ありがとうございます✨いいですね、モルクさん2度楽しめますね(*´ω`*)モルクさんのお近くにもこの本がありますように❤

05/11 20:11
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0255文字
nmura
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小学生のときに読んだ本を再読。こんなに暗い、重い話だったのかと驚く。主人公のひとりが自殺しようとする児童文学とは……。それでもこの本がすばらしいと思えるのは著者の強い気持ちがストレートに伝わってくるから。評価A
0255文字
翔亀
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全4巻。子どもの頃読んだ覚えがあってアイヌがらみの児童文学ということで再読(?)。当時かなり有名な作品だった覚えがあるが、(?)というのは題名以外は全く思い出せなかったため。思いの外、ストレートなアイヌものである。主人公は中三と中一のアイヌ人姉弟。読むうちにアイヌの歴史がわかり、その自然観・世界観に自然と入っていける。そう神と自然と人間が一体化した世界観。この第一巻では和人ばかりの中学校での"いじめ"の中で、中学生らしいみずみずしい自我の確立、本書の場合は自我=民族意識の確立への格闘の物語が語られる。
翔亀

【1.読後感】民族差別=いじめが軸になるが、陰湿な感じではない。それは、教師陣にアイヌ人もいてアイヌの知識・理解のある者ばかり。のみならず音楽・絵画・文学を愛する教師ばかりで、理想の学校なのだ。でもこのままで、終わるはずはないだろうな。

05/12 19:38
翔亀

【2.普遍性】差別は至る所にあるだろうが、アイヌへの差別は少数民族への差別というわかりやすいものだ。しかし、たとえ身近にアイヌ人がいないとしても、本書は、少年や少女の心の内面の動きをあえて丁寧に描写する(三人称視点なのに括弧書で内面描写が挿入されるという小説としては破格の文体)ことで、誰にも生まれる差別一般のメカニズムを教えてくれる。普遍的な教育的効果がある作品だと思う。にもかかわらず、内容を全く覚えていないこの自分はどうしたことか。

05/12 19:39
0255文字
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コタンの口笛(第一部・上) (偕成社文庫 4017)評価40感想・レビュー4