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Dr.ヘリオットのおかしな体験 (集英社文庫)

感想・レビュー
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なつみかん
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「プロポパミドでございます。」ずっと、このフレーズが頭に残ってたんです。何だろう?その由来が謎だったんですが、分かりました!今作の中にあるセリフだったのです。そういった言葉のやりとりとかね、ヘリオットさんは色んな方の訳で読んだのですが、やっぱり池澤夏樹さんのこの一冊が好いのでした。
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☆よいこ
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ドクター・ヘリオットはイギリス人の獣医。牛や馬、豚などの家畜から犬や猫などペットまで幅広く診療する。ヘリオットは思い立ち、空軍に入隊し飛行学校で学び始めた。厳しい訓練の中激ヤセし、愛する妻の出産を心配し、これまで出会ってきた愉快な患者たちのことを思い出す。貧しい人からはお金が取れず、さりとて弱っている動物たちを放ってもおけず、ヘリオットは獣医としてかなりの腕利きになる。▽デブ猫の不妊手術、次々と訪れる想像妊娠家畜など面白すぎる。さかまつげで手術が必要な犬を居酒屋常連で救う話が感動的。悲しい話がないのがいい
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セイコリーノ 願わくは図書館、本が「希望の綱」となりますように
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面白かった、じんわり涙が出ました。牛も、豚も、いとおしい。先生と村の人々の交流、侯爵までが動物を愛している。寝る前に必ず一節読むと幸せな気持ちになります。
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tjZero
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農村を舞台にした、心優しき獣医の診察記。動物たちはもちろん、周囲の村人たちにも、このドクターが尽きせぬ愛着を感じているのがよく伝わってくる。病んだ牧場の家畜たちを見守る看護犬や、村のいろんな催しに自発的に参加する社交的な猫のエピソードなど、英国版の落語集のような趣きがある。各編が10分ほどで読めるので、枕元に置いて安眠導入剤にするのも良し。
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たらちゃん
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世界的ベストセラーになった本らしいが、そんなに面白いとは思わなかった。動物が好きな人は面白いのだろうか・・・?獣医である主人公と、それに関わる人間と動物たちの物語。そして戦争。
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トムトム
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家族と動物たちを大好きなヘリオット先生
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akubi
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第1章から、ヘリオットさんと動物たちのじんわりとあたたかくちょっぴり切ないお話にくぎづけ。 動物たちを死の淵から救う緊迫感。 戦争に獣医としての道を中断させられながらも田舎町ダロビーでの日々に想いを馳せる。 なんだか突然仲良くなった友だちの話を聞いているようでとても楽しく、同時に人々の幸せを引き裂くような残酷な戦争に、胸が痛くなる。
akubi

そしてどうしたって想像してしまう。 ダロビーのような大自然で(たまに濃霧に包まれたとしても)、あんな風に愛情表現豊かな夫婦生活をしていたら。なんて。働くときにはとことん働いて、休むときにはめいいっぱい休む、自由でいいにおいのする生活(牛や豚のにおいも含めて)。 また、池澤夏樹さんの訳も素晴らしく、あとがきの、動物園に首をかしげるとゆうくだりにも激しく首を縦にふってしまった。わたしも悲しくなるので動物園は好きでないから。

05/01 03:51
セイコリーノ 願わくは図書館、本が「希望の綱」となりますように

いまだとばし読みですが、あとがきは読んでしまって、動物園の話は本当に同感です。そのこの一生は、幸せなのかなああ?と心配になるときがありますよね。うちのイヌも留守番が多く、おまえ、うちに来てしあわせかい?ってきいちゃいます…。

09/27 19:28
3件のコメントを全て見る
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Shoko
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動物を治療する話、入隊中の出来事。イギリスの田舎で獣医を務めるドクター・ヘリオットの体験談。他の本と併読してかれこれ半年くらい。一緒に過ごす時間が長ければ、愛着も増す。一癖も二癖もある農場主や飼い主に戸惑ったり、瀕死の猫を治療して見事蘇らせ一緒に暮らしたり、ユーモアのあるヘリオット先生に笑ったり、うるっとさせてもらいました。酒場に居合わせた人々が金を出し合って、貧しい老人の飼う犬の「逆さまつげ」を治療する話、いい話だったな。面白くて、明るい気持ちになれる話が多かった。また気の向いた時に再読しよう。
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booklight
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獣医の田舎暮らしの日常と第二次世界大戦に兵役がユーモアを交えて描かれている。新兵訓練をいかに切り抜けるか、という話と、癖のある動物と個性的な村人との付き合いは、失敗盛沢山ながらも動物と人との愛にあふれています。田舎の獣医も素敵な仕事だと思ってしまいます。ふと仕事の合間みつける、ヨークシャーの自然がいいです。かつて、この本を読むことが幸せの一つでした。
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ちゅうおうせん
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戦中の頃の話ですが、読んでても古い感じがしません。動物と人間の営みは普遍的な内容なので、心温まります。翻訳も違和感ありません。こんな風にできたら、仕事も楽しいだろうなあと思います。
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yohda
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★★★★☆イギリスの田舎町ダロウビーで忙しく生活している獣医のドクター・ヘリオットに召集命令が。とはいえ軍での体験は実に少しで、残り全てがダロウビーでの思い出話なので、違和感なく読みすすめられた。新婚で徴兵されたため、新妻の元へ上官の許可なく帰ってしまったり、虫歯を治療するために死ぬような思いをしたり、獣医の生活を思い出してホームシックで泣き出したくなったり。 見事にヘリオット先生らしい話で人間味溢れていて、読むのを途中で止められない。原書はもっと厚くて長い本なので、誰か、完訳版を出してくれないかなぁ。
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いけきょう
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先に「犬物語」を読んで、ドクター・ヘリオットのファンになりました。空軍に入隊したヘリオット先生が、獣医で走り回ったヨークシャーの農場の牛・馬・犬・猫とそこで暮らす人間達の事を思い出す形で書かれ、ヘリオット先生の軍隊暮らしや長男誕生など、当時の時代を生きた人々の事も書かれていて、それが暖かく感じられるところがよかったです。それは、ヘリオット先生が、動物への愛はもちろん、ヨークシャーの自然への愛、そして人間という生き物にも愛をそそいだ方だったからでしょう。
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たまきら
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子供のころから大好きなヘリオット先生。また読み返しちゃいました。何度読んでもおかしいです。特に、人が大好きで集会に必ず顔を出す猫の話はずっと忘れられません。
yohda

「猫物語」も書庫で発掘。いずれ再読します。かなり前に読んでの再読なのですが、人間の集会にいつも参加する猫、オスカーだったかな?思い出しました。楽しみ?

02/02 16:16
たまきら

そう、オスカーです。あまりにも素敵な猫で安楽死させられないんですよね。何度読んでも彼の話がしみます。あと、ペットロスに苦しむご婦人のところに舞い込む猫や、ホームレスの紳士が飼っている猫の話も忘れられません。

02/05 06:56
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ぱせり
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空軍時代。ヘリオット先生に軍服は似合わない。彼の魂は、厳しい規律と訓練から離れてしばしばホームへ帰っていく。美しい思い出、楽しい思い出は、暗い時代にも、人を温める。体中に血を巡らせてくれる。読みながら、わたしは、フランクルの『夜と霧』を思い出した。ヘリオット先生の心の豊かさ、しなやかさは、読書する私の心にも照りかえってくる。
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kei_a
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ヘリオット先生空軍時代の物語。とはいえ空軍の思い出というより、空軍時代にダロビー(ダウロビー)を思い返すという形式で書かれたもので動物たちがしっかり登場します。これからヘリオット先生シリーズを読む人には集英社の「毎日が奇跡」を読む前にこちらをオススメします。(長男のジミー誕生のエピソードが含まれています。)あとがきに文庫化にあたりいくつかのエピソードを割愛したとありすごく残念。トリスタンのいたずらエピソードや、シーグフリードとヘリオット先生がやりあうエピソードもあり、ファンには必読の一冊だと思います。
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白花豆
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ヨークシャーで獣医として働くヘリオット。 第二次世界大戦中、空軍に従軍した彼はその仕事の記録をエッセイ風に書き残した。 獣医になりたてのヘリオットが出会う家畜やペットの難病、奇病、奇癖、飼い主の性格の癖など。 どれも頭を抱えるような難問ばかり。 その壁をユーモアと機知と運で乗り切っていく。 どれもおもしろくて、ヘリオットと一緒にハラハラドキドキ。 空軍の訓練期間中に息子が生まれるため、宿舎を抜け出す、ちゃっかりしたヘリオットも家畜も人々も愛すべき存在。 池澤夏樹の訳もさすがに読みやすい。
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nyakiko
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★★★★★★★★☆☆
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扉のこちら側
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第二次世界大戦時、イギリス空軍に従軍した獣医のドクター・ヘリオットが、田舎町での動物や人々との生活を回想する物語。各章ごとに泣ける一文、笑える一文がぎっしり。動物も、なによりヘリオット先生と周囲の人々の人柄が素敵。世界的ベストセラーだけど、とりわけ欧米で獣医を志す人が多いのはこの本の影響だというのも納得。
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カポ
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この本は小さなことでも幸せを感じるというセリフを小説で具体的にあらわしたものではないだろうか?一つの章ごとに一つの出来事があってそれがとてもやさしく心の中に入ってくる。この本を読むとなんだか自分がやさしくなったように思えてくる。
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たろう
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生き物に対する視線が優しい。
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caviar
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第二次大戦中に軍役についた主人公・Dr.ヘリオットが、獣医として暮らしたイギリスの田舎でのできごとを回想するエッセイ集。動物は犬猫も出てくるけど、メインは牛やブタ、馬などの家畜。ブタの口蹄疫をヘリオット氏が発見したエピソードがあり、宮崎県のことを思い出しました。ヘリオット氏は早期発見ができたので大事にならずに済みましたが、宮崎県は・・・。口蹄疫にかかったブタの持ち主の「こんなこともあるさ」という台詞がズシンときた。
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kimumaki
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戦時中訓練していた時の話がベースで、動物の話は回想する形式が主だったが、農家に手伝いに行った話が印象に残った。
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はりゅうみぃ
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元祖・動物のお医者さん
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りゅっく
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その昔、私は獣医になりたくて、そんな中学生の私に原書でプレゼントしてくれた方がいました。中学生の私には難しすぎて断念、結局翻訳版を読んだのですが、もしあの時、読解してやるという気概が自分にあったのなら、今頃夢をかなえていたのではないかと少し甘酸っぱくなる作品なのです
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まつこ
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作者のヘリオットさんのユーモアと、翻訳者のセンスがとにかく素晴らしい! 毎回どんなオチが来るのかワクワクして読み進め、ときには笑い、ときには涙する。ヘリオットさんと出会う人・動物たちの心温まる物語に出会う。
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ぶんこ
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英国の田舎町ヨークシャーのサークスの町での、獣医という職業を通して体験した、様々な動物達と人間の本当にあったエピソードを、ちょっと脚色して作られた小説です。作者の優しい人柄から、全編思わず微笑みがもれ、 全世界で大ベストセラーになり、アメリカではテレビ・ドラマになったというのがうなずけます。作者は、そんなベストセラー作家になった後も、サークスの町外れの小さな平屋に住み続け、質素な生活を変えることがなかったというのも、いかにも、この人らしいと思わせます。
はぴた(半分お休み中)

ドクター・ヘリオットの一連の本、大好きです!テレビドラマ見てみたいです~

05/11 22:43
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ほわっと
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ヘリオット先生のシリーズは大好きです。イギリスの自然風景の描写が素晴らしい!!この本を読んで昔獣医さんになりたいな~と漠然と思っていましたが、頭脳が全くついていきませんでした。ヘリオット先生の動物に対する温かいまなざしは是非見習いたいものです。
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キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
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2003年8月7日
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よっく
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獣医師さんの書いた獣医師の物語。 動物や人間たちが生き生きと描かれていて、彼を取り囲む世界全てが美しいと思った。
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Marika Nakamura
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大好きで何回も読んでいる本。獣医師ヘリオット先生の体験談が面白おかしく綴られています。時に感動的な話もあり。先生の視点が温かく、動物一匹一匹が、とっても個性的に描かれていて、本当に面白い!
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なつみかん
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人にプレゼントしたのはこの本くらいかな。
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