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本屋さんのダイアナ (新潮文庫)

感想・レビュー
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RED FOX
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「それでサーファーやってた中坊のダチに手伝ってもらってキンパにしたんだ。そしたらぴたっと痴漢に遭わなくなった」小3女子大穴ちゃんとヤンママが清々しい。読書の無限の可能性、児童書読みたくなる。
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かんぶり
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他人の自由な環境や恵まれた環境を羨んだりすることは、どうしてもしてしまうこと。反対に見下してしまうこともある。特に羨ましがる時には相手に対して自分の理想を勝手に投影してしまって、本当はその人が苦しんでいることに気づかないこともある。自分がそうやって苦しんでいることに気づいてもらえないこともあるかもしれない。相手も自分も広く受け入れることが出来るようになりたいと思った。
0255文字
栞
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シングルマザーのティアラにドキュンネームの『大穴』と書いてダイアナ。 お互いに羨望の眼差しを向け合う、ダイアナの腹心の友、彩子。 少女小説かと思ったら、とても奥の深い考えされられる作品でした。 登場人物たちのそれぞれの立場で 心情に寄り添える、幾つになっても読め作品かなと思います。 少女の頃から出会いたかった… 今だから響くのか? 『赤毛のアン』も全て読んでみようかな。 二人の未来に幸あれ!
0255文字
ochibimom
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★★★★☆ とても良い本に出会った。 冒頭から引き込まれて一気読み。 正反対の2人で、通常なら綾子ちゃんの親はダイアナとは付き合うな!とかダイアナの母親“ティアラ”を見下すパターンになると思うけど。とても素晴らしい親で。 破天荒だけど、ティアラカッコいいなぁ。
0255文字
ど
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こんな素敵な本を今まで読んでいなかったことを後悔した。大穴と彩子ちゃんは、見た目の家庭環境は違っても、親に大切に育まれた子。小3の出会いから21歳に再び関係が交わり始めるまでの様子を読む限り、本人たちはぶれているつもりでも、芯がちゃんと通っているから、本人たちの良い方向に進んでいくと思う。物語の登場人物たちの言葉に、じんとするものが多く、涙が浮かんできて困った。再読して、いくつか記録したい。でも、大穴のお父さんな〜、本にはあんなに素敵な言葉を紡ぐのに、言動が残念に見えた。内心は違うのかもしれないけど、
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まーぶる
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ネタバレ外の世界に飛び出した彩子への試練がつらすぎる。呪いを解けて良かったけど無かったことには出来ない。この傷が癒される日が来るのだろうか。ダイアナと再会できたことで少しでも癒されればいいな。
0255文字
にゃんこ
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子供の頃に一度読んだはずだけどすっかり忘れてしまっていたので再読。26歳の今読み返してみたら、こんなに面白かったっけ?!と夢中になった。また何度でも読み返したい。 対照的なダイアナと彩子がどんなふうに成長するんだろうと目が離せなかった。 作中作の児童書や2人が使う比喩はキラキラしていてセンスが良いのに、起きる出来事は結構現実的。10代20代で人生に失敗した感覚を味わったり、被害者になりたくなくて現実から目を逸らしたり…。気持ちがわかるところがたくさんあった。呪いを解けるのは自分だけ。
0255文字
武田
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★★★★☆
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HARU
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女子間の友情の話大好きで、しかも、柚木さんとなると読むしかない!と思い読んだ。 育った環境がここまで違うのに、本という共通点から、二人の青春話を飽きさせずにここまで書き広げるのはさすが。
0255文字
鶯谷
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てっきりお気楽小説かと思い、4分の3くらい読み進めた時点で「ここで終わらせればいいのに、まだ続けるのか」と思ったが、ラスト4分の1が衝撃的な展開で、いっきに重厚な本になった。「大穴(ダイアナ)」は決して出オチではなく、いろいろ考えさせられた。
0255文字
ありす
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二人の少女が大人の女性へと成長していく過程での心情が描かれた作品。あーそうそう!って思わせてくれるのは、さすが柚木さん。すべてがリアルで、時に胸が躍ったり、時に一緒に傷ついたり。気づけば10年の時を埋めるかのように夢中で読み進めた。ラスト、これが本物の友情かと羨ましくなった。二人の友情と成長の話。でも私はティアラが気になって仕方がない。相容れないと思っていた彼女が思ったよりも近いと気付いた時、彼女は何故この生き方を選択したのか?それが純粋に気になった。
0255文字
白色
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ネタバレ女の子2人の、小学生から20代前半までの話ですが、大人になって随分経つ今だからこそ分かる良さがありました。子どもの頃は、正反対の人を羨ましく思ったり軽蔑したり、やり直しのきかない失敗をしたり、分かったつもりが全く分かっていなかったと気づいたり。人生は思い通りにいかないものだと知ってる今だからこそ、冷静に昔を振り返って心の整理もできたと思います。 風と共に去りぬのスカーレットオハラのようだと思いました。泣き続けるのではなく、最後は自分で立ち上がる女性の話だから私は好きです。読んで良かったです。
0255文字
wabook2t
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素晴らしい読後感で、いろいろ書きたいことがあるのだが、もう感想は長く書かない。ダイアナの生き方もかっこいいのだが、ティアラの生き方もかっこいいと私は思った。このお母さんは偉大ですね。
0255文字
くま
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柚木麻子さん初読み。 女性の身体の成長を気色悪くからかう男や女をおもちゃにするのをステータスだと思ってる男が絶滅しますようにと切に願う。 それにしても…本のことを語れる親友、いいなあ。
0255文字
るび
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引き込まれて二日間で一気に読んでしまった。女の子たちが自らにかけられた呪いを解く、勇気の物語。ダイアナちゃんと彩子ちゃんはもちろん、強くて聡明なティアラさんも、矢島親子の成熟した人間性に気づいている貴子さんも、武田くんも田所さんもみんな魅力的なキャラクターだった。二人の10年間の別離が大人の手によって仕組まれたものでなくて安心した。ストーリーが進むにつれ下敷きとなっているアンとダイアナが反転していく構図に舞台ウィキッドを思い出したりもした。
0255文字
キー
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初読の著者。シンプルに面白かった。主人公2人を取り巻く登場人物もいい味してる。
0255文字
AKRDykk
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若干後悔していること。なんでこの本を発刊当時に読まなかったんだろうな、と。
0255文字
mina
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柚木先生の作品を初めて読みました。 タイトルも装丁も可愛らしく、あらすじを読んでもあまり想像つかなかったのですが。お話とは、いい意味でギャップがあると感じます。 読んでる途中、1/3くらいでもう、「あ、このお話し好きだ」と感じました。読み終えて、やっぱり間違いなく好きな作品でした。 読み終えたあとの爽快感と安堵感が心地よかったです。
0255文字
anna
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読了。 本屋さんのダイアナ / 柚木麻子 自分にない魅力や他者の恵まれた境遇に固執したり、10代の繊細な心情の描写が秀逸。 作中に登場する小説、児童文学の数々に惹かれます。 「人生には、待つということがよくあるものです。自分の希望どおりにまっしぐらに進める人はもちろんしあわせだと思いますが、たとえ希望どおりに進めなくても自分に与えられた環境の中でせいいっぱい努力すれば、道はおのずから開かれるものです。こういう人たちは、順調なコースに乗った人たちよりも、人間としての厚みも幅も増すように、私には思えるのです」
0255文字
ユッピー
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小学生2人の女の子が大人になるまでの物語。家族、学校の仲間と関わる中困難を乗り越え、本を通じて2人の心が通じ合う。本好きなダイアナの本屋さんに行ってみたいな〜
0255文字
いゆは
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ダイアナと彩子。二人の女の子のかたちは違えども呪いをかけられた半生だ。家庭環境は真逆だが、二人はお互いに憧れを持って親友同士になる。だけど、距離が近過ぎたのかな。彩子の誤解によって二人は絶好して疎遠になる。大学に入った彩子の洗礼が酷すぎん?そこから「呪い」を解いたのは立派だけれど。父親の顔を知らないダイアナもまずまずの呪いだけど、彩子と比較するとダイアナの方が恵まれてるのではないかなあと思う。「矢島ダイアナです。本を読むのが好きです」二人を繋ぐ本の存在。読者メーターに居る人たちも勿論本が大好きだよね‼︎
0255文字
よしよしニャンコ
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小学生の2人の女の子が主人公で、大人になるまでの物語。私は男性だが、永遠のような長い成長期を思い出した。女子の体の変化、女性が直面する理不尽について、生々しい描写も出てくる(説教くさくはない)。正反対の家庭環境を持ちながらも、本を通じて心を通わせる2人。時には互いに相手を羨み、無い物ねだりをするのは、子どもによくあること。私にも、羨ましがったりがられたりというのは覚えがある。与えられたカードで、不器用ながらも暗い青春を切り抜け、立派な大人になった2人に拍手喝采。
0255文字
りんご
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読み始めは、ちょっと。。。と思ってたけど、3分の1あたりから俄然ストーリーが面白くなってきた。その後は一気読み。
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さゆ
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ネタバレ物語が進むにつれて様々な要素が足されてく様子が、2人の成長をよく映している。 同時に、一貫して互いに憧れを抱き続けていたことは少し切なくも感じられた。憧れは、コンプレックスに根を持つことがある。自分にないものを持ってる人への羨望のような気持ちだったりもする。結局は2人とも自分のことを素直に受け入れられないまま過ごしていたのだと感じた。一方で、その中でも相手にマイナスの感情を持つことがなかったところがとても良かった。
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たぬき
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面白くて一気に読んだ。解説にもあるが、かなり重層的な構図になっているし、脇役も含めて登場人物それぞれに、人生の厚みを感じさせられ、簡潔に感想が言えそうにない。お互いに、自分の人生にはないものを切望している二人。どちらが正解だとかいうのではなく、ないものを求めて彷徨うことも、そこで何かを得ることも、失敗することも、はじめからあったものに気づくことも、すべては必要な過程だったのだろう。ダイアナの長所であり欠点でもある高潔さは、これから大人になるにつれてどのようになるだろうか、と希望的な想像が膨らむ。
0255文字
まほ
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ネタバレティアラさんが好きです。自身が育児中だからか、それとも自分と正反対の人間だからかなのか何でなのかは分からないけれど、物語の中ティアラさんに関心が向かいっぱなしでした。両親にも恋人にも頼れずひとりで娘を育て、余裕のない暮らしの中怒ったり不機嫌にもならず忙しいからと娘を後回しにもせず…なんでそんなことができるんだろう。このギャルっぽい振る舞いの中、心の中は何を考えているのか、過去に何があったのかとても知りたいです。ティアラさんの物語が読んでみたい。あの明るさ前向きさを見習いたいです。素敵なお母さんでした。
0255文字
kamedon
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"人生には待つということが良くあるものです。たとえ希望通りに進めなくても、自分に与えられた環境の中で精いっぱい努力すれば、道はおのずから開かれるものです。こういう人たちは、順調なコースに乗った人たちよりも人間としての厚みも幅も増すように私には思えるのです。"辛い状況にいる時、この言葉を思い出したいものです。
0255文字
ねこあひる
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ダイアナがずっと会いたいと願っていた父は理想通りの人ではなかった。彩子の父のように紳士ではないし、田所店長のように包容力のある人でもなかった。でもダイアナの名前にこめられた意味がわかって良かった。「秘密の森のダイアナ」の価値がウソでなくて良かった。
0255文字
病んで読書にハマった人
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ネタバレ簡単すぎる表現で悔しいけど本当に笑ったし泣けた。 「あまりの美味しさにしばし恍惚となる。」「「あやこ」と発音したときの、香り高いボンボンを口で転がすような甘美な感覚が大好きだった。」子供が抱く感情じゃなさすぎて笑った。さすが読書家。 はっとりさんがダイアナに本に挟んで贈った言葉が、ダイアナと彩子の捻れた関係をまるでずっと側で見ていたかのような、ダイアナがずっと欲しかった言葉が書かれ、やっぱりダイアナのお父さん、不器用だけどかっこよかった。 彩子の葛藤も、弱かった自分を見つめ直し後輩を守る姿に胸を打たれた。
0255文字
マネキネコ
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柚木麻子さんは、女子の人間関係における感情の機微を表現するのが本当にお上手ですね。 作中に登場する本好きさん達が魅力的。 柚木さんの描写、大好きです。
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Sils
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ネタバレ本が大好きな二人、彩子とダイアナが、互いを羨み憧れながら「ここではないどこか」を求める。理想を求めるのは悪いことではないけど、それが呪いになることもある。自分の魅力に気づかず自分の境遇を恨んだり自信が持てなかったりで、今の自分を曇らせてしまう(もちろん恨んで当然!と思える境遇もあるが)。悩む中、彩子なら、ダイアナならどうするかと互いを意識しつつ、自分と自分の取り巻くものをまっすぐ見つめて進み出す。作中では名作『赤毛のアン』シリーズだが、この『本屋さんのダイアナ』も人生の時々に読み返したい本だ。
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りん
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ネタバレ学校の課題図書だったので読みました。 生憎と赤毛のアンは通ってこなかったので、イマイチピンとこない部分もあったものの、面白くつい夜通し一気読みしてしまいました。 少女2人の葛藤は勿論のこと、個人的には武田くんが好き。小学生の頃から10年以上……あまりにも一途。いい男すぎるぞ武田良大。お前が王子様だ。ヤンキーだけども。 後半から「はよ告れ!」「はよくっつけ!」「頑張れ武田くんマジ頑張れ」という気持ちでしたので、恋の行方が曖昧なまま終わってしまったのは残念ながらも美しい終わり方良かったです。みんな幸せになれ!
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renzhen
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ネタバレ柚木麻子さん初めて読みました。 ドキュンネームのダイアナ(大穴)は、母親が16歳の時に生まれた子で、母親はシングルマザーのキャバ嬢。 親友の彩子は、裕福な家庭に育ちながらも、 ダイアナと友情を深めていく。 本好きな2人の青春と成長のお話。 面白くて一気に読み通しました。4時間半で読了。 こういう本は幸せな気持ちになって好きですね。
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サックーマ
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良い本でした。もう既にこんな青春時代からは程遠いけど女子として勇気をもらえる気がする本でした。 大穴でダイアナとか、秀逸すぎる。
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GORIRA800
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女同士の友情って男とはまた違った尊さがあると思う 本は感受性の媒介だ お互い、違う人間性だけど本があるからどこか理解しあえているように思えて 好きなものがあるからこその理解って素敵だと思う
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sunstarpapa
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こういうの好きだなぁ。面白い作品ですね♬
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Yoshi
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小説の内容を基に自身の振舞いや考えを修正する場面が多数あり、その個所を読むたびに自分の過去の読書から受けた影響を思い出す契機となり、ストーリープラスαで大いに楽しめた。内容も自身の殻を破る流れから、映画「インビクタス」の内容を連想させ、大いに楽しめた。自身の枠を破る取組の重要性を再認識させられた一冊。
0255文字
さもっか|ミステリー小説読書連続365日達成!
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読んでいる人数も多めだったし、おすすめだったので読んでみたところ。久々に先々が気になってついいつもよりも読むペースが多くなりました。良い本に出逢えました。
0255文字
くり
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ネタバレアンとダイアナの「腹心の友」に憧れてたことを思い出した。大穴は流石に…と最初に思わせておいて、2人それぞれの視点で話が進んでいくのが面白い。自分にないものに憧れるし、人には人の地獄があるんだよね。彩子の大学時代の話はあまりにもショックで一度本を閉じてしまったけれど…最後に自分で呪いを解くところ、後輩の女の子への優しい眼差し、最高でした。秘密の森のダイアナが少女たちの親友になれる本になってほしい、と言ったところで泣いてしまった。万引きは絶対ダメですが。赤毛のアン読み返したい。そして、解説も素敵です。
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