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澪つくし (文春文庫 あ 42-2)

感想・レビュー
80

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エイキチ
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ネタバレ文庫の古本 明野さんは2作目 代々伝えられてきた言い伝えや習慣 タブーを犯したときに味わう恐怖 いまこの現在においてもおぞましく感じられる そんな短編小説が8編 作者さんのデビュー作の「雨女」 邦男の兄の伸一が癌で入院した 余命いくばくもないらしい 義姉の蕗子は故郷を捨てて東京にやって来たとだけ 兄に聞かされていたが それ以外の身元は謎で 調査会社を使って明らかになった 義姉の出生の秘密に驚愕する 表題作はその続編で 7年後突然蕗子の娘を預かることとなった伸一夫妻 直系女子だけに伝えられる能力に慄く
0255文字
shoko
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少しイメージと違ったけれど、これはこれでちょっと寒くなるくらいの怖さがいい。
0255文字
mami
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怨嗟。怨恨。どんな言葉を当てはめればしっくりくるだろうか。ズシリと重くてくたびれる短編集。死者と生きる者との境界線はとても近いものなんだな。
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まひはる
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現代社会とは無縁と思われる習わしや言い伝え。その禁忌を破ったとき、平穏だったはずの世界が、恐ろしいものへと豹変する―。人の死にまつわる不思議な力を持つ家系に生れた女性の哀しみを描いた、著者のデビュー作「雨女」、その続篇となる表題作など、哀しみと恐怖に溢れる八篇を収録した短篇集。
0255文字
おしょたま
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0255文字
ぴちょみ
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短編と知らずに読み始めた。どれも生と死の狭間のホラー。個人的にはあまり好きでないテーマだが雨女から澪つくしへ繋がるのは面白く感じた。やはり明野さんは女性のドロドロ物語が好きだな。
0255文字
ぺが
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ジャパニーズホラー、怪談物の短編集、小野不由美や宮部みゆきの怪談物などは好きなのだが、この方の怪談はなんか違う…全体的に重い…そう重すぎる、この本を読み始めて個人的に辛いこともあったりしてなかなか読破するのに時間が掛かってしまった、どの話の終わり方も救いがない感じで、ちょっと苦手かな。
0255文字
t
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全八編あるが、全編に小難しい説明が長々入る。その都度理解が追い付かない。読了と言うには罪悪感を感じるほど斜め読みしてしまった。それでもおよその筋は判った。話に分岐が無いからだと思う。登場人物も退屈な人間ばかり。でも、リアルに描くのを徹底していて、本格ホラーってそういうジャンル。肌に合わなかっただけかも。解説はべた褒めしつつも、ヘトヘトになったとも書いてる。このヘトヘトの部分が不快に感じる人は無理だろう。短編ながら重い一冊。
0255文字
 ユエ
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名は知っていたけれど、初読作家さん。ジャパニーズホラーって怖い!とつくづく思った短編集。表紙の女性からしてなんとも言えぬ怖さだし、一発目の「かっぱタクシー」の、タイトルのファンシーさからは想像も出来ない壮絶さに度肝を抜かれた。あとはもうグイグイと読まされた感じだ。まるで目に見えない「何か」にページを巡らされているかのように。一冊を通して暗く、じっとりと湿った沼地のような印象。彼岸に一瞬、或いは永遠に足を踏み入れた人々の物語を閉じ込めた、此岸とのあわいに存在するような一冊だった。
0255文字
モルク
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ホラー短編集。ホラーというほど怖くはないのだが、地方の因習や閉塞感に息がつまりそうになる。あの世とこの世の境界、暗くじめじめした世界が押し寄せる。「彼岸橋」「雨女」がよかった。表題作「澪つくし」は「雨女」の7年後の話。これが宿命なのか。子どもながらそれを受け入れて生きざるを得ないということを悟る姿にやるせない悲しみを感じた。
mirai.R 

近々読むぞー💪('ω'💪)

06/16 18:35
モルク

おうっ👍読んでたもれ(/^^)/⌒●~*

06/16 20:45
0255文字
miri
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いやはや面白かった。  忘れられない恨み、続く後悔。人と違うということの受け入れ方。流れに逆らえない諦め。   人はとても弱いと思う。そして知恵があるゆえの狡さ。だから自分は人はあまり好きではない。自分自身も好きではない。知恵は本当に必要だったのかな?人間に生まれなきゃよかった。こんなことを考えてしまう。  でも三途BARのようなこともある。 だからたまに気を許す、そして状況が変わってまた落ち込む。  人ってなんなんだろう。。。
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ミツツ
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ネタバレ短編集。始めの「かっぱタクシー」でこの本の全体が見えるようなおそろしさがある。どの話も短編とは思えないほど濃厚でこびりつくような感じ。明るい内容ではないのに不快ではなく、最後の「澪つくし」は「雨女」に対する続編で読者に欲しいモノを与えてくれたような作品でした。
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チアモン
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初読み作家さん。ホラー短編集。表紙から怖い雰囲気が分かって読んでみたけれど・・・やっぱり怖かった。独特の世界観がこれまた怖い。他の作品も読んでみたいけれど、他の作品もみんなこういう感じであれば・・・やっぱりやめようかな。
papako

ホラーばっかりではないです。どちらかというと女性の怖さを扱う作家さんですねー。

05/06 21:39
チアモン

あっ。そうなんですね。女性の怖さ・・・。それもそれで怖いかも。教えていただきありがとうございます。参考になりました(^^)

05/06 21:53
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メパシ
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ホラー短編集。どれもこれもじっとりと背筋に汗をかく。「一番恐ろしいのは人の業」を地で行く一作。
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Take@磨穿鉄靴
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ホラーではあるけど、憎しみや怨みより切なさが一歩前に来てる印象の短編集。最後の「澪つくし」は特に切ない。他どれも楽しめた。映像的なインパクトは「ジェリーフィッシュ」か。個人的にはキレ味のあるラストが好みなので全体的にラストがふんわりボヤけた感じなのが惜しい。★★★☆☆
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ミュポトワ@猫mode
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図書館本。ホラー小説です。後味が悪い話があります…人外が出てくる話ではなくて、村社会や人間関係の憎悪などの人間の中のドロドロしたものが中心です。こういうホラーは読後感が悪いので、あまり好きじゃない…たぶん、私がまだ精神的に幼くて、こういうドロドロしたところから目を背けたいんだろうなぁって思いました。人間、誰しもこの手の感情は持っているものなので、ここを否定すると感情の一部を全否定してしまうことになっちゃうんですけど、どうしてもね…うん、やっぱり嫌いだな…直視できなきゃ成長できないならしなくて良いや…
kira

もう表紙からしてあかん気配がプンプンする(笑)

11/21 09:05
ミュポトワ@猫mode

そうなんだよね~… なんでこの本を借りたのか、何かに憑りつかれてたとしか思えない(笑)

11/21 09:17
3件のコメントを全て見る
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shinji oba
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デビュー作 雨女を含む8編の短編集。雨女と澪つくしは連作短編。どれもぞくぞくとなる怖さがあります。どんどん引き込まれて行く自分。
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cuny
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解説で高橋克彦氏は鳥肌が立つと表現されていますが、私は一度もありませんでした。恐怖とかホラーという言葉も自分にはしっくりきません。不思議な世界観はありますが目の前に情景が浮かんでくるほど身近に感じられた作品もありました。誰もがいずれ踏み込まなくてはならない世界、著者は何度か訪れているのでしょうか?
0255文字
charlie
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ネタバレあの世とこの世の境は、結構身近なところにあるのかもしれない。この本は、何かの拍子にかその境目のところに踏み込んでしまった人達のお話である。もし天候が変わりそうにもないのに、どこからか風が吹いてきたならそれは、その境目を知らせるメッセージなのかもしれない。でもその風は人を恐怖に陥れるだけのものではない。懐かしい人達からの便りかもしれないし、思いを残して亡くなった者からの物悲しい伝言なのかもしれない。そうだとしたら、この本は死者への祈りを込めた鎮魂歌とも言えるのではないか。そんな思いにもなれる物語集でした。
0255文字
壱
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ネタバレ冷静に振り返って見れば、私にとっては紛れもない非日常がどの話にもあらわされている。けれども、読み進めている時にはそのことに全く違和感をもたなかった。なぜかというと、明野さんの手で描かれるそれらは登場人物たちにぴったりとくっついて息をしていたから。そして、それでいて別の部分、人の心のもつ暗い部分のこわさがひた、ひた、ひた、と迫ってくる。 短編集だが、その中で少し毛色の違うように感じた「三途BAR」が好き。ちょっと行ってみたい。 表題作には人ひとりの力ではどうしようもない血の哀しみのようなものを感じた。
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雨季💘なきうさ
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かなり前に読みましたが。偶然、知り合いから頂いた本の中に入っていたので再読です。一時期、明野氏にはまった時期がありましたが、最近では新刊が出てもあまり読まなくなりました。昔ほど、面白いと思えなくなっちゃったかな。
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ちょん
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裏書きにある程ホラーな感じはなかったかな?デビュー作が載ってる短編集でしたが、デビュー作が一番面白い!印象的というか心に残るお話でした(ФωФ)短編集読み終わった後に目次を見てそれぞれどんな話だったかなぁと思い出すのですが、つまらないとこれが中々思い出せない(笑)この短編集はどの話も似たような雰囲気でしたが全部しっかり思い出せたなぁ✨ボケ防止。
0255文字
のぼる
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書店で以前から視界には入るものの、どれを読めばよいのか分からず手に取らずにいた明野さんの初読みは読友さん超オススメのこの短編集。 勝手に抱いていた明野作品のイメージはホラーとイヤミスの中間くらいのもので、ちょっとお洒落な感じ。とんでもなかった。 暗くてジメジメしていて時々ゾッとするような、とても好みのテイストだった。「石室」と「彼岸橋」から「雨女」「澪つくし」と続く後半の作品が特によかった。絶賛の高橋克彦さん、次はどれを読んだらいいのでしょう?
のぼる

神よ! そうしましょ。

11/09 06:55
アッシュ姉

か、神?!朝から吹いた(^q^)♪

11/09 08:38
11件のコメントを全て見る
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アッシュ姉
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いや、驚いた。既読の明野作品は軽く読めて面白いけど、正直読み応えはなかった。しばらくいいかなと思っていたところ、高橋克彦さんの帯に惹かれて手にして大正解。これまでの印象とはまったく異なる流し読みできない語り口に引き込まれてじっくり堪能。意図せずして、あの世とこの世が交差する闇路へ触れてしまった人びと。怪しげで不穏な気配にぞわりとし、行く末にやるせない哀しみをおぼえる。ホラーというより怪談といった方がしっくりくる雰囲気だが、本当に恐ろしいのは人が隠し持つ心の闇だ。続く➡
ENAK

早速読みたい本に登録させてもらいました(*^-^*)

11/01 21:38
mami

お勧めしてくれてありがとうー。いつか読もういつか読もうと月日が過ぎましたが、やっと読了。また何かあったら教えてね♪

04/24 19:55
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伶夜
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それに酒を飲んで酔っぱらっている時というのは、半分魂が抜けたような状態でしょ?(本文より) 三途barの話が好き。
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akubita
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☆☆ 主に、あの世とこの世の曖昧な境についての短編集。一編一編は面白いのだが、同じような話が続くので飽きてしまった。
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kuribosu
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あの世とこの世、死者と生者の境界は目には見えないけど、身近にあることを感じさせてくれ、恐怖より何か懐かしさに似た不思議な感じを覚えました。
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青葉麒麟
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ネタバレこの作家らしい内容でした。この世とあの世の境目のあやふやな部分を描くのが上手だと思います。じっとりとしたやや湿り気のある感じが割りと好き。個人的には「ジェリーフィッシュ」が良かった。まれびとって不思議な括り。瑛子みたいには振る舞えません。
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戦狐
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『彼岸橋』『雨女』そして、表題の『澪つくし』からは特に作者の死生観が感じられ、死者との線引きを意識させる文章には強く惹かれるものがあった。 作者の文体自体は個人的にあまり好みではなかったが、恐怖の種とも言うべきものを小出しに文章に撒いていき、話を進めるにつれて順に花開かせていく独特の文章技術には舌を巻いた。
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pomme
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☆☆
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koguma
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最初に読んだ「かっぱタクシー」の影響か、読み終えるまでずっと、しとしと降り続く雨と、川の側を通りかかったときのような生臭さがまとわりついてくるような気分が続いた。日本特有の悲哀に満ちた、悲しい短編集。
0255文字
栄吉
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★★★★☆ 初読みの作家さん。デビュー作で独特な世界観を感じる。恐怖より無虚な感想。
0255文字
あずさ
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雨女はデビュー作なこともあるのか話が分かりにくかった。澪つくしは読みやすかった。一番好きなのは三途バーかなー。
0255文字
アキ
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初めましての作家さん。 本の紹介にある通り、哀しみと恐怖に溢れる作品ばかりですが 本作は、読んでいる途中で不可解な恐れが湧き上がってくる。 いわゆる不気味という奴ですね。 不可解な事って、それだけで怖いでしょ。 幽霊のソレとは違う、わからない事への恐れっていうのかな? 同時に、そこには哀しみが寄り添っている。 そして、温かさもあるからたまらない。 日常の中で気付いたらそこにあったという そういう怖さの構成が絶妙な作品達です。
0255文字
がるっち
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これもあげます本からゲット。どのお話も読後は粛々とした気持ちになるよなぁ。あの世界とこの世界はそんなにも近かったのか、と思う。家を買う時は、本当その土地を調べないとだめだな、って思った。短編集ってたいてい私読んだそばからよほど印象が強くないと忘れてしまうけれども、読後タイトルを見て「あぁいうお話だった・・・」と思い出せる印象の強さがある。
0255文字
yamakujira
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8編の短編集。死にまつわる怖い話ばかりなのに、ホラーというより幻想的な雰囲気だね。「雨女」と「澪つくし」だけが連作。「ジェリーフィッシュ」がいちばん印象的で、「雨女」がいちばんおもしろかった、かな。 (★★★☆☆)
0255文字
やどかり
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ネタバレ初読みの作家さんだったけど、独特の世界観に引き込まれた。彼岸と此岸の間に流れる生温い空気感が伝わってくる。でもそんなに怖さはない。ジメジメした蒸し暑さや、ジワジワ何かが這い上がってくるような雰囲気を感じると言ったらいいのか。。辻のいわれも興味深い。ほんとにそんな場所ってあるのかもしれないなぁ。死を近くに感じる本でもあった。他の作品も読んでみたい。
0255文字
hakuas
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ホラーテイストの短編集。こういうのって好きなのだけれど、著者の独特のリズムが苦手でちょっと苦戦。好きなだけに惜しいなぁ。でもまた読むかな。 http://uchinohondana.blog.jp/archives/1009665551.html
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ゆきくじ
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明野照葉さん初読み。どの話もよかった。普段、幽霊だのあの世だの信じてなくてもこういう話はなぜか心にスッと入ってくるのが不思議。大昔から受け継がれてきた日本独特の感性なのかなと思う。説明はつかないけど肌で感じる不可思議な出来事、怖いけど怖くない気もする。この時期にピッタリの読み物でした。
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リュー
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ゾッとする怖さは全く無い。あるのは不条理な切なさ。もう少し他も読んでみたくはなった。
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澪つくし (文春文庫 あ 42-2)評価96感想・レビュー80