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サラダ記念日 (河出文庫 227A BUNGEI Collection)

感想・レビュー
550

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水色系
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こちら超有名作。特に恋の歌、親しみやすさがこの歌集の売りだと思う。あまりに有名なサラダ記念日は、その語感が多くの人に受けたのだろう。印象的→大きければいよいよ豊かなる気分東急ハンズの買い物袋(P15)/たっぷりと君に抱かれているようなグリンのセーター着て冬になる(P28)/「30までブラブラするよ」と言う君の如何なる風景なのか私は(P37)/我だけを想う男のつまらなさ知りつつ君にそれを望めり(P39)/愛された記憶はどこか透明でいつでも一人いつだって一人(P180)
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みぃちゃん
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"ゆく河の流れを何にたとえてもたとえきれない水底の石" 河じゃなくて石にフォーカスを当てるの良いな。水底の石がすごく高貴なものに感じる。
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Tidu Koba
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20歳から24歳までの歌を収めた歌集。恋にまつわる歌が多く瑞々しい。短歌に出会うきっかけとなった恩師の跋文も良い。今の私には恋の歌は遠く感じ、親や故郷の歌のほうが刺さる。また、私は今妊娠中なのだが、いつか母になるのだろうかというまだ若い女性の心情にも胸打たれた
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ことは
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中二の時に貼った付箋の歌たちとは全然違う歌たちに惹かれたのが面白かった。
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とまぴー
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「おぉっ、これがあの有名な……!」と思って読んだ。短歌には興味ないと思ってたけど、けっこういいな。
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DY
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好きな短歌がたくさんありました。 もちろん何のことか分からないものもありましたが、割とストレートに恋心を表現した歌が多く、純粋に可愛いなと思いました。 ふとしたときにまた読みたくなるような歌集だと思います。
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H Tsuda
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あまり読んだよとのない歌集。昭和も感じられるし、なかなか面白かった。お父様との歌がこの年になるとなんともよかったです。
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K
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ネタバレ俵万智さんの『サラダ記念日』を読んで、日常の一瞬を切り取った短歌が、シンプルながらも強く心に響く。五七五七七の限られた言葉の中に、恋愛、家族、日常の情景が生き生きと描かれている。例えば、「ハンバーガーショップの席を立ち上がるように男を捨ててしまおう」という短歌は、軽やかな表現の中に決意の重みを感じさせる。また、「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ には、何気ない言葉のやり取りの中にある温もりが詰まっている。短歌のリズムと音の美しさが、作品全体に心地よい余韻を生み出していた。
0255文字
ミキ
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2025-13:短歌といえばこれでしょ、と思いまして。サラダ記念日って読むたびにどんなサラダなんだろうと思う。1首でもお気に入りの歌が見つかれば儲け物だと思って歌集を読んでいこうと思う。
0255文字
梅あんず
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p13「向き合いて無言の我ら砂浜にせんこう花火ぽとりと落ちぬ」 p20「「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ」 p69「デッキにはそれぞれの風それぞれの話しかけられたくない時間」 p136「この町の住人となる我のため菜の花色のスリッパを買おう」 p146「ぎんなんの実を炒りながら家族というやさしい宇宙思うておりぬ」 愛だなぁと思える短歌が多い一方で、恋愛描写があからさますぎるというか、なんとなく鼻白むような気後れを感じてしまう瞬間も正直あったかな…。
0255文字
ヨルシカネムレナイ
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まっすぐな感じ。歴史を感じた。
0255文字
あめもり
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全体的に素直でまっすぐな感じがして、読んでいて明るくなる作品が多かったです。定型があるから定型を崩す美しさが成立するんだなというのを改めて感じました。31音でこんなに解釈を広げたり、含みを持たせたりできるのってすごく素敵なことで、これを原文で読めるってとても贅沢だよなぁと思いました。
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どすこい
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ネタバレ大天才。琴線に触れる句が何個もある。
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H S
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3
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やす
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ネタバレ★★★★☆/スキマ時間にコツコツと。自分が産まれる前に発刊された作品とは思えないくらい、今っぽさも感じられる短歌がありました。もちろんスマホもメールもない時代であるがゆえの、昔を感じさせるものはあったけれど、感覚的なものは昔も今もあまり変わらないのかなと思いました。思い出の一つのようでそのままにしておく麦わら帽子のへこみ/生ビール買い求めいる君の手をふと見るそしてつくづくと見る/真夜中に吾を思い出す人のあることの幸せ受話器をとりぬ/宝くじを買って二人の逃避行もしもの世界地図を広げる あたりが好きでした。
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桜子
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限られた文字数で情景がふわっと思い浮かび感情が揺さぶられるなんて...短歌って面白いなと初めて思った。ふと気が向いた時にパッと開いて読みたいような一冊。 「明日まで一緒にいたい心だけホームに置いて乗る終電車」「やさしいね陽のむらさきに透けて咲く去年の秋を知らぬコスモス」「ひとつだけ言いそびれたる言の葉の葉とうがらしがほろほろ苦い」「宝くじを買って二人の逃避行もしもの世界地図を広げる」「愛された記憶はどこか透明でいつでも一人いつだって一人」うん、いいね。
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じんこう
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audible。以前話題になった俵万智さんの短歌集。31文字の中に日常の様々なドラマが展開される。短い言葉であるが鮮明に情景が浮かぶ。今audibleで聴いても斬新だ。
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むそせ
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初めて読みました。「落ちてきた雨を見上げてそのままの形でふいに、唇が欲し/それならば五年待とうと君でない男に言わせてる喫茶店」などロマンチックな歌が多かったです。恋に溺れてしまえる若い年代ならではの感覚を思い出して、胸がギュッとなりました。恋以外に家族や故郷の歌もあって「バス停で礼儀正しくふるさとの言葉をつかう少年に会う/一人住む部屋のポストを探るときもう東京の顔をしている」など郷愁を感じます。「母と娘が女と女になってゆく嫁に行きたい年頃である」という歌は、いつの時代も変わらないのだなと思いました。
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dl
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ネタバレ親に関する歌はめっちゃ心打たれた! - 行くのかと言わずにいなくなるのかと家を出る日に父が呟く - 東京へ発つ朝母は老けて見ゆこれから会わぬ年月の分 - 買い物に出かけるように「それじゃあ」と母を残してきた福井駅 - 五分間テレビ出演する我のために買われしビデオ一式 - ふるさとの我が家に我の歯ブラシのなきこと母に言う大晦日
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さっちん
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どこにでも、誰にでもある日常を軽やかに歌う言葉が素敵。ドキッとしたりクスッとしたり。ほっこりしたり切なかったり。
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るうみ
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2024/08/23:再読。『左手で文字書く君の仕草青(ブルー) めがねをはずす仕草黄みどり』(90)…仕草をしている相手はこの色のオーラを纏っているという第一印象。/『東京へ発つ朝母は老けて見ゆこれから会わぬ年月の分』(135)…現在を見てその人の過去ではなく将来を思うのは、決定した未来を見ているようで少し寂しい。/『オムライスをまこと器用に食べおれば〈ケチャップ味が好き〉とメモする』(154)…面白い人間観察。/想像の情景だという解説にびびった。歌人は日常の切取りが上手い人ではなく推敲する作家なんだ。
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ゆってぃ
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国語で存在は習っていたけど、こんなにも軽やかで読みやすい歌だとは思っていなかった。恋への想いや家族・ふるさとへの郷愁、日常に生きるものの描写を、まさに短的に・歌っている。短い言葉のなかに、心情や景色の動きが見えるってすごい。もっともっと"営み"(スーパーに売られているものたちや、部屋で共生しているもの、誰かからの贈り物とか)を「一生(ひとよ)かけて愛してみたき」です。
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かしゃ
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有名すぎて、読んでなかった一冊。瑞々しい短歌です。
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harumi
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ネタバレ初めて歌集を読んだ。読みやすい現代語。日常の一コマから出てきたような恋の歌ばかりで、写真集をパラパラ見ているような感覚になった。
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はせがわ
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大事に読んだ。これからも大事にする。風になる、におさめられているうたが特にすき。
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ゆい
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今でも十分心に響くものがあるが、感性が最も豊かな学生時代に読みたかった
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桜絵
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昨日が七月六日のサラダ記念日だったので。とはいえサラダ記念日らしいことをしてないしそもそもこれを読んだことがないなと思い読んだ。 作者がまだ20〜24歳だったというのに驚き、ただその中のめくるめく軽やかな恋のうた(あるいは失恋や日常のうた)は若い女性だからこその感性だと思った。また、この歌集自体が私が生まれるよりずいぶん前に出されているにも関わらず、全然古臭さを感じなかったのにも驚く。昨日読んだ田辺聖子さんの文体とあまりにも違う。 三十一文字に込められたきらきらして消える色彩を見た。
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ベル@bell-zou
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今更初読みサラダ記念日。俵万智さんは少しだけお姉さんの世代。話題になった頃はこのサラダ記念日っていうポップでライトなタイトルがどうにもなじまなくて完全スルー。短歌なのにポップでライトなことがどんだけ革命的なことか知りもせずに。あの頃の私にバカタレと言いたい。とはいえさすがにいま読んでみての共感はないけれど(固定)電話とか手紙とか懐かしさがいっぱいでアルバムでもながめてるみたいな。それでいてファンタジーと生々しさのバランスがまた絶妙。恋の終わりかけを詠んだ歌が好きだなー。6月のお休みの間に唯一読んでいた本。
ジム

そうか!恋の短歌だと、固定電話とか手紙とか当時のツールは絶対出てくるよねー。そう思うと今とはあまりに違いが😂

07/07 21:24
ベル@bell-zou

そうそう、相手のリアクション待つ時間が長かったよね。電話も近くに親がいて〜なんて歌もあったりして、そういえばそうだったなぁ😌なんてねー

07/07 21:57
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ダイキ
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解説・川村二郎。  「寄せ返す波のしぐさの優しさにいつ言われてもいいさようなら」・「咲くことも散ることもなく天に向く電信柱に吹く春の風」・「小さめの恋してみたき秋の夜 パセリわずかに黄ばむベランダ」・「庭に出て朝のトマトをもぎおればここはつくづくふるさとである」・「さくらさくらさくら咲き初め咲き終りなにもなかったような公園」・「やさしいね陽のむらさきに透けて咲く去年の秋を知らぬコスモス」・「ひとつだけ言いそびれたる言の葉の葉とうがらしほろほろ苦い」
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emma
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ネタバレ親友に貸してもらい読んだ。晴れた週末に読むのが良い。 「なんでもないからふるさとが好き」
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TAKAHIRO | Vlogger
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名作
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あい
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ネタバレいいなぁ。五七五七七の三十一文字。音の流れに乗って、情景が広がる。たった三十一文字で。短歌の文字数としての軽さと、合わさった言葉の持つ重さが面白く、ふらっと読んだつもりが文字から目が離せなくなってしまう。まるでその場にいるように、さらには経験したであろう過去まで自分のことのように。p25「ハンバーガーショップの席を立ち上がるように男を捨ててしまおう」p33「まちちゃんと我を呼ぶとき青年のその一瞬のためらいが好き」p69「今日までに私がついた嘘なんてどうでもいいよというような海」
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みみみん
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短歌初めて読んだけど難しいかも。自分に想像力や感受性がないからかなぁ…恋愛に関しては特に…。なので風景が浮かんでくるようなものは面白く読めた。何気ない日常が見えてくるようなのが特に好き。#河出文庫グランドフェア
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ちゃのき
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ネタバレ難しい言葉は一つも使っていないのに、とびきりおしゃれで俵万智さんだけの短歌だって思える。audibleで聴いたけれど、短歌ってやっぱり声に出したときの言葉、リズムの美しさも素敵だなと思う要素の一つなんだって改めて感じた。かつて教科書で習ったような有名な歌は改めて聞いてもやっぱり良い。「寄せ返す波のしぐさの優しさにいつ言われてもいいさようなら」「あなたにはあなたの土曜があるものね見て見ぬふりの我の土曜日」「明日まで一緒にいたい心だけホームに置いて乗る終電車」あたりが好き。
0255文字
あいなぷぅ
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短歌も素晴らしいな。 言葉の美しさを感じられる。
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少年隊世代
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「とても有名なので名前は知ってるけど、ちゃんと最後まで読破したことはない積ん読本」の中に長年入っていたこの本も、ついに読んだ。 著者がこの本を出した年齢と、自分のその時期を重ね「あぁ、あの時を思い出すな」という懐かしさに包まれる。 食べる、入浴するなどの日常生活の中で、意中の人の顔がふと浮かび、「今度いつ会えるかな」なんて思い募らす。 そんな日々とはすっかり無縁な生活送る今の私は「サラダ記念日」を読んで、単純に思った。 「あの頃に戻りたい」と。もしも戻れたら、あの人を思い短歌を綴りたい。著者のように。
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美葉
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リズムが良くてさらさらと読める。  『白よりもオレンジ色のブラウスを買いたくなっている恋である』『この町の住人となる我のため菜の花色のスリッパを買おう』グレープフルーツ色の横顔、ミルクキャラメル色の長江..色の例えが好き!
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碧
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左手で吾の指ひとつひとつずつさぐる仕草は愛かもしれず 沈黙ののちの言葉を選びおる君のためらいを楽しんでおり (8月の朝) 清々しくて、繊細で、恋のうたが素敵だ。日常生活を写し取ったうたも、八百屋の店先に並べられた野菜すら巻かれた帯を着物のように纏って誇らしげな喜びにみちている。たまの涙や嫉妬も軽々と若さで捨て去っていく。洋楽の曲名やハンドクリームの商品名など固有名詞も出てくるが古さは感じない。言葉の選び方が洗練されている。
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clintwestwood
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ちぐはくな会話交せり母と娘の つながり信用しすぎていたか 口語定型の文体の完成→会話体の導入、文末に助動詞が来る度合いを減らすなどの工夫 恋愛歌から湿っぽさを取っ払ったことの革新性
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