読書メーター KADOKAWA Group

ハンガリーを知るための60章【第2版】――ドナウの宝石 (エリア・スタディーズ20)

感想・レビュー
7

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
はりねずみ
新着
昔、なんとなくハンガリー語に興味を持ったことがある。でもそれきりでこの本で初めて知る歴史や文化。温泉もあるんだね! 泳いでる!
0255文字
たっつみー
新着
ネタバレNATO&EUの問題児となってしまったハンガリー。ソ連崩壊前後の旧共産圏の中では西欧との出入口となり最も早くNATO加盟を希望した国であったのだが。ルーツはアジア系でルーマニアやスロヴァキア、旧ユーゴにウクライナとは領土が行ったり来たりの歴史。ハプスブルクとつながりが深く東欧と言うよりは中欧の雰囲気かな。
0255文字
たろーたん
新着
欧米では、ハンガリー語は「類推の効かない、とてもなく厄介な言葉」と見做されており、それもあって、米国で原子爆弾の開発に携わった科学者であるレオ・シラールド、エドワード・テラーは宇宙人のようだと言われたらしい。ちなみに、ノイマンもハンガリー人。教育水準が高く、個性重視で多様性を尊重した教育らしく、小学校に入るのも、子供の発達程度と親の意向により、1~2年の幅が設けてあり、一年生も皆同じ年齢ではない。達成度を測る試験がもっぱら口答で行われるらしく、知識の丸暗記ではできないそうだ。
0255文字
土偶
新着
ハンガリーと言えばというぐらい見覚えのある執筆者の方々だが、トカイワインと映画以外は歴史も経済も政治も科学も知らないことだらけで。旅行者目線ではなぜハンガリーの温泉文化が突出したのか謎でもある。 原子力研究の交流が70年代からすでに半世紀も経過するぐらいなのは目からうろこ。
0255文字
かみのさかな
新着
ネタバレブダペストが「ブダ」+「ペシュト」だったことや「ドナウの真珠」と呼ばれる美しい都市であることなど、興味をひかれたが、正直、19世紀までの歴史は軽く読み流しただけではあまり頭に入らなかった。ハンガリー事件について、中国の関与が影響していたことは知らなかった(体制転覆までを目的としなかったポーランドと異なるとして介入を支持した)。あと印象に残ったのは、自由な気風の教育制度か。ルカーチについては恐らく一ヵ所で言及がある程度だった。
0255文字
coolflat
新着
歴史部分の記述のみ読了。57頁。ハブスブルク家は1526年にハンガリー国王の称号を獲得したが、これはそれまでハンガリーを支配していたヤギェウォ家がオスマン帝国との戦いに敗れて断絶し、姻戚関係のあるハプスブルク家に継承権がめぐってきた結果であり、国内世論の支持によるものではなかった。
coolflat

当初、ナジ政権はソ連と協力してハンガリー事件の「反革命」を弾圧して情勢を安定させていたので、中国共産党の評価は肯定的であった。しかしハンガリーは再び混乱を招き、共産党員が殺されたという情報が届いたため、中国共産党はソ連に軍事介入を要請する。つまり中国共産党からみれば、ハンガリーでは「反革命弾圧」という「統制の側面」が失われ、共産党政権が危うくなることから、動乱を軍隊で封じ込めなければならないと考えた。「自主路線」を遂行できる強い共産党の不在は、中国共産党がソ連軍の介入を支持した最も重要な原因と考えられる。

10/28 22:19
coolflat

210頁。オルバーン政権の基盤は、強力な保守的ナショナリズムである。当初フィデスは、自由民主主義的な青年組織として出発したが、ほどなく当初は地方の保守勢力小農業者党業者等と組み、その後はハンガリーの保守的な層に食い込みながら、国境外ハンガリー人への地位法の導入、二重国籍の承認など、国外からのひんしゅくを買いながらも、国民の圧倒的な支持を得ている。地位法といい、二重国籍といい、さらに、難民反対の国民投票といい、世論をうまく操作し圧倒的支持に結びつける手法はまさに有能なポピュリズム政権であるといえよう。

10/28 22:20
8件のコメントを全て見る
0255文字
coco
新着
ハンガリー旅行に行くので下調べ。歴史は大の苦手分野なので、地理や文化あたりを流し読みした。ヨーロッパ中央部に位置しながら民族も言語も非ヨーロッパ系なこと、大国の間にあって歴史を通じて様々な苦労を経験しているあたりが特に興味深い。
0255文字
全7件中 1-7 件を表示

この本を登録した読書家

今読んでいる読書家全1件中 新着1件

積読中の読書家全2件中 新着2件

読みたい本に登録した読書家全2件中 新着2件

ハンガリーを知るための60章【第2版】――ドナウの宝石 (エリア・スタディーズ20)評価64感想・レビュー7