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萩尾望都 紡ぎつづけるマンガの世界 ~女子美での講義より

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るい
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ネタバレ📍帯の惹句より【萩尾望都、女子美でマンガを語る。 細密なヨーロッパ歴史絵巻から 独創的なSFまでマンガ人生を振り返り、 創作活動の源泉を語る。 【司会:内山博子(女子美術大学教授)】 「宇宙飛行士 山崎直子」 「美術史家 中野京子」 「シンガーソングライター イルカ」 との対談も収録。】 📍絵が上手いからといって漫画家になれるわけではない。深い教養と努力と描くことが好きであることが必要。萩尾望都先生は、一目見た物はサッと描けるという天才でもある。そんな天才の言葉をただ頷きながら読んだ。
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大和桜289
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先日新聞に本シリーズの第二巻の新発売広告を見て、このシリーズを孫へのプレゼントにどうかと思い、その事前内容確認として購入し読んだ。ところが、読メを見たら2020年9月発行の第一巻を同年12月に既読していた。読んだことすら忘れていたのだ。萩尾さんが女子美大学の客員教授に召集され、本書はその特別講義及びゲストを迎え学生・一般聴講生を交えての対談・講演会記録を収めたものだった。萩尾さんのこともその作品も全く縁がなかったので、男社会の漫画界の中、自らの作品世界を意欲髙く描き続けられたこと自体に圧倒された。
大和桜289

2014年7月および2016年12月の対談相手は、全社が宇宙飛行士の山崎直子さんで「宇宙・女性・マンガ」として第一章に、公社はシンガソングライターのイルカさんで「好きなことを一生やり続ける力」として第五章に配されている。学生の興味関心や女性としての視野拡大を意識した教育的配慮を感じさせる内容だった。

04/09 06:34
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いちと
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ネタバレ萩尾望都先生の、女子美での講義をまとめた1冊。 「11人いる!」が大好きな身としては第1章からテンションが上がる。楽しい。 漫画きっかけで読んでみたものの理解できなかった「百億の昼と千億の夜」に、再チャレンジしたくなった。
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Nori
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【覚え書き】(山崎直子)受精卵の発育は重力の有無に影響を受けるようだ/宇宙=空気がほぼなくなる高度100kmより先/カリスマ性や統治能力がない場合とにかくみんなの意見を聞く=コミュニケーションで運営していく/宇宙飛行士の試験:浦島太郎と桃太郎のどっちが好きですか?(中野京子)芸術家もプロになろうと思うなら戦略が必要/日本がはじめて受け入れた美術が印象派=日本でも絵画の意味なんて分からなくていいとされた(ジェンダー論) BLが人気なのは純粋な恋愛が描かれるから=男女は愛の部分で勝負したくても枷が出てくる
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たこい☆きよし
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タイトルの通り、女子美での講義として萩尾望都といろいろな方々の対談を再録した本。すでにどこかで読んでいたかもそれない話も、対談者との会話から話題が転がっていくと新しい視点で認識し直せる感じがする。2020年に出た本だが、なかなか見かけなくて今頃入手。
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Fe
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https://x.gd/mm6qO 「女子美術大学オープンキャンパス 本学客員教授の萩尾望都先生による特別講演会を開催 ご参加希望者の方は、所定フォームよりお申込みください。 日時:2024年7月14日(日) 15:00〜16:00(開場14:30~) 場所:女子美術大学杉並校舎7号館7201教室  定員:240名 (事前申し込み制)  申込はオープンキャンパス 萩尾望都先生 特別講演申込サイトよりお願いいたします。  申込期間:7月1日(月) 10:00 〜 7月8日(月) 17:00まで
kamakama

Feさま、お知らせありがとうございます。今回はぜひ参加したいと思っています。7月1日、忘れないようにしなければ。

06/14 09:11
Fe

まだ、「申込サイト【準備中】」ですが、「申込期間:7月1日(月) 10:00 〜」を、リマインダーにセットして、お忘れなく!

06/14 09:25
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Fe
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https://twitter.com/cafebleunet/status/1761923047186219406 2024年2月26日午前10:16 永井 祐子 @cafebleunet[「萩尾望都作品目録」] 3/10(日)15:00〜女子美術大学で 萩尾望都 先生の講演会が開かれます。2/26(月)10:00〜受付開始です。 https://joshibi.revn.jp/ (準備中)になってますが行けます。「予約状況を見る」をクリック、日付をクリックしてメールアドレスを2回入力して下さい。→
kamakama

Feさん、情報ありがとうございます。前回もFeさんに教えていただいて、酷暑のさなか、女子美大に足を運んだのを思い出しました。今回はすでに予定が入っており行くことがかないません。ざんねんです。オープンキャンパスの一環として行われるからでしょうか。前回も今回も講演の時間が1時間しかないのもまた残念。行きたい方は早めに申し込まれた方がいいのは本当です。前回かなり早く申し込んだはずの私の名前、名簿の真ん中以降に書いてありましたから。

02/26 15:59
Fe

https://twitter.com/cafebleunet/status/1767001692736999597  2024年3月11日午前10:36 永井 祐子 @cafebleunet [萩尾望都作品目録] 3/10、女子美術大学で萩尾望都先生の講演会がありました。アングレーム国際漫画祭に参加された先生からの写真にご自身で解説をしていただきました。また原画展の図録を見ながら作品のお話も。最後は原画展の動画も見せてくださり、自分が観に行ったかのような気分に。楽しい講演会になりました。

03/11 12:46
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このみ
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2011年より女子美術大学で客員教授となった望都さまの講義。2014年山崎直子さんとの宇宙、SFについての広い考察。「神話は神話である以上にいろんな内容を持っています。現代心理学のごとく、ああもこうも考えられる」 2015年中野京子さんとの美術表現と歴史への深慮。可哀想な王妃の無念を晴らそうとする伝承や民話の中には、人々の怒りを癒す「物語の力」がある。「社会で感じる違和感のようなものや、みんなが思い込んでいること、信じていること、(略)もしかしたら何か解決になるのかと考えて、作品ができていきます」
このみ

書籍中で取り上げられていた「蟻に習いて」を読んだ。男を必要としない単性社会となった未来からみた二十世紀は、「女たちのそれ以上の進歩を妨げ、消費を促進する武器として"ロマンス"が採用され、発達させられ、そして徹底的に利用された」誤った過去として断じている。1969年日本に紹介されたこの物語の紹介には「男性の死滅した単性社会のディストピアを描く」とあるが、現在では、このような世界も、SFとしての思考実験の興味深いひとつとなったように思う。

11/24 02:44
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Fe
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https://joshibi.revn.jp/?fbclid=IwAR1l0p2Mw5sUjBNlKCsIdjm_v9vdWtEpxc6sA-Eo3i2xgUyVOPVTp8CfJUA 女子美術大学オープンキャンパス 萩尾望都先生 特別講演申込サイト 2023年7月16日(日) 15:00〜16:00 (開場14:30~) 「*申し込み期間内であっても定員数に達した場合は 7月13日(木) 17:00以前に申し込みを終了させていただくことがざいます。
kamakama

Feさま、情報ありがとうございました。おかげさまで、申し込みができました。こちらの本は私も読んでいるので、女子美でそういう講演会があることが知っていましたが、まさか行くことができるなんて夢のようです。生モー様が見られる、否、お会いできるんだと思うと、今から7月16日が楽しみでなりません。本当に心から感謝もうしあげます。

07/04 15:14
Fe

😊

07/04 15:25
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なー
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客員教授として在籍されている女子美で講義の一部をまとめた本。女子美の内山教授との対談の中で「BLが人気なのは『男だから、女だから』という枠のない対等な世界で純粋且つ真剣な愛の部分だけで勝負できるからではないか」という事が書かれていました。私はBLが人気の理由は「葛藤して苦悩して乗り越えていく姿に胸を打たれるからではないか」と思っていたのですが、それも結局は「純粋で真剣な愛の部分」の一部だなと思い、なるほどなるほど、と納得でした。
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へへろ~本舗
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女子美術大学での萩尾先生の講義とあるが、実質的には対談集。1〜4章までは作品について色々と触れられていて面白かったが、5章の対談がつまらなかった。
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ひろっち
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創作に関する貴重なところが窺い知れて良かった。対談している方々が一見全く離れた分野(萩尾さんを知らない人々にとっては?)のようだが、実は根底の源流のような所で繋がっているというのが分かり⁈ニヤリとする。これを読んでまた萩尾作品を読み返してまた納得する楽しみ。続けて関連本含め図書館で借りる。
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ユミコ
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220623読了 200901_1st   『百億の昼と千億の夜 完全版』河出書房新社が近々出るというニュースを見た。萩尾望都作品は雑誌の付録マンガ『ケーキケーキケーキ』が初読み。マンガ雑誌を買わなくなって30年近くになる。女子美術大学が萩尾望都を講師に招聘してから10年以上も経つとは知らなかった。大学が萩尾望都にアクセスしたい国内外の人たちのための窓口の役割を担っていることも初めて知った。
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水玉
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ネタバレこんな講義が聞けるなんて羨ましい。先生は感覚が若い。語られてる作品は初期の作品が多いけど少しだけ語られてる『残酷な…』に対して2年位が9年の連載とあった。私も当時読んでいて何故だか早く終る気がしたのよね。長かったわ。ジェルミが長引かせたんだわ、きっと。
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みのにゃー
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萩尾先生の講義なんて、私も聴きたい!!!1年に2回あるという萩尾望都の講義(司会は女子美の内山教授)をまとめた本。宇宙飛行士の山崎さん、『怖い画』でお馴染みの中野さん、イルカさん、それぞれの対談もかなり面白い。
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Susumu Kobayashi
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女史美でのトークをまとめたもの。萩尾「なぜ宗教は男性のためにつくられたのか。これは宗教学のテーマですが、なぜかというのはなかなか追究されていない。私は、子宮がなかったからじゃないかと思うんです」(p. 71)。中野京子「これは私の偏見ですが、カトリックの国は食事がおいしい。プロテスタントはひどい。イギリスや北欧の食事にはまいりますね」(p. 111)。萩尾望都が三十代にソビエト旅行した時に事故に遭って、脳震盪で二週間入院し、死生観が変わったということを初めて知った。
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れお
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宇宙、トランスジェンダー、歴史など、パラパラ読んだだけでも面白かった。
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k
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とにかくたくさんの本を読まれていて、日頃から色々な事を考えておられて、そこからどんどん想像を膨らませて作品を作っていかれるのだなとあらためて感心する。なぜ宗教は男性のために作られたのか、子宮がないからとか、驚いた。「漫勉」の撮影秘話も面白かった。
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paxomnibus
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浅学にして「女子美」という大学を知らなかったのだが、巻末に「120年の歴史を刻む 女性美術大学の歩み」という賞があり、「芸術による女性の自立を目指し1900年に創立」「女性が美術学校で学ぶことができなかった明治の時代に(中略)熱い思いが結実」と紹介されていたのを読んで、ようやく本書で取り上げられている内容に納得がいった。男社会にあって自分の道を切り開いてきた女性達の、いわば心の拠り所のような学舎だったのだろう。それも「実学」ではなく「芸術」による、心を養う場として。その精神が受け継がれこの講義となったのだ
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miicha
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ネタバレ萩尾先生が今も描き続けてくださっているの本当に有り難いです。対談いろいろ面白かったですが特に印象的なのはやはり宇宙関係のお話。今まさに未来に向かって生きている感じ。火星移住志願者が(片道切符で)この世に二十万人もいるなんて!(驚愕)。今の自分には信じられないノリですが、いずれ現実になっていくのでしょうね~。
井上裕紀男

今年中に火星に関する生命体痕跡調査も進むので、世の中の火星熱にも影響が出そうですね。

09/12 18:07
miicha

井上裕紀男さま、コメントどうもありがとうございます!今は実感わきませんがいつか人類が火星に住める未来がやってくるのでしょうか。ロマンがあっていいですね。教えていただき本当にありがとうございました!

09/12 19:24
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akihiko810/アカウント移行中
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萩尾望都の女子美術大学での講義と対談を収録したもの。対談相手は女性宇宙飛行士と、女性歴史学者、フォークシンガーの「イルカ」の3氏。印象度B  モー様目当てで読むとそこまで新しい情報はないかもだが、モー様が異分野の専門家と対談して見識を広めてる、と考えれればいいのかも。マンガのアイデアは常に100くらいあって描くものを取捨選択してるとかすごい。 あと、76年当時の雑誌に載ったモー様の写真があって若い
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よみ
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ネタバレ「スター・レッド」と「王妃マルゴ」は必ず読もうと決意した。 何故宗教は男性のために作られたのか、というのは非常に興味深いテーマですね…近く宗教学の本でも読もうかしら。
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桃の節句🍑
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萩尾望都さんが客員教授を務める女子美術大学の講義を纏めたもの。女子美の内山教授の司会の元、ゲストの宇宙飛行・山崎直子さん、美術史家・中野京子さん、シンガーソングライター・イルカさんとの3つの対談が軸になっている。特に山崎直子さんの宇宙飛行士の試験が「11人いる!」に似通っている話とか興味深かった。
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kaoru
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萩尾さんが教授を務める女子美術大学での対談集。お相手も山崎直子、中野京子、イルカと個性的な面々。対談を通じて萩尾さんの創作の秘密が明らかにされるのが嬉しい。興福寺の阿修羅像の眉に注目したことや『王妃マルゴ』の下調べに歴史書を何冊も読むなどの探求心に感銘を受けた。『スター・レッド』にまつわる山崎さんの火星探検の話は宇宙飛行士ならではだが「NASAのスポークスマン」的な印象も。現実の親子関係に悩む萩尾さんが創作に活路を見出したことが改めて腑に落ちたが、まだまだあるという創作アイディアをぜひ実現して欲しい。
帽子を編みます

kaoruさん、生で参加できたなんてうらやましい🤤美術館にもご無沙汰してて、文化的催しに渇望しています。

07/06 12:14
kaoru

帽子さん、萩尾先生と中野京子先生という二大才女の対談、本当に有意義でした。この著書には書かれていない発言もあったんですよ。萩尾先生はしっとりと落ち着いた風情、中野先生は次から次へとヨーロッパのお話をなさって……あとで中野先生のブログを拝見したら「萩尾さんは素敵な方でした」と書かれていました。こうした素敵な催しがまた開催される世の中に早く戻って欲しいですね🎶

07/06 12:35
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砂希ちま
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萩尾さんは、一番好きな漫画家といっても過言ではありません。あの甘美な世界はどうやって生まれたのか、背景が少しわかりました。なごり雪のイルカとの対談もよかったです。絵が変わってしまったので、今の作品はほとんど読んでいませんが、機会があれば手に取りたいです。
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推理
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ネタバレ宇宙未来の危機を古代精霊が救う/描いてて快感を見つけたらそれをどんどん描く/一神教は男のためできた。男の焦燥に答える/コマ割と心拍数を観察/クローンとの思い出は明日作ればいい/どんな選択で物語を作るかは変わる/規範に違和感を描きがち/BLは対等な愛の部分だけで勝負できる↔男女は社会規範枷が辛い/過酷状況→どう生きればいい?→物語作る/描いて過去の怒りを治める/たぶん現実が嫌い/仮定の別世界が脳活性し面白い/炭鉱町に育ち優美憧れ漫画描いた/自分の迷い悩みと共鳴する他作が自作生む/気候と植物分布を調べる/
推理

描く楽しみ。わくわくしながらワク線描く/描いてみないと描くのが苦しいか快感かは判らない/山崎直子)半年一年目標は目的達成型が有利。十年では楽しみ型が長続き/中野京子)画家自画像=宣伝見本/絵は誰に売るかが大事。

05/18 20:04
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ちびたぬき
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萩尾望都先生の講義というよりは対談集。 宇宙飛行士の山崎直子さんが語る『11人いる』に、さすが萩尾先生と感動したり、美術史家の中野京子先生との眉の話になるほどと思ったり。また興福寺に行って「彼」をじっくり眺めてみたい。『残酷な王と悲しみの王妃』という本も読んでみたくなりました。イルカさんとの対談は、息子さんのお名前が冬馬で、ファンから『トーマの心臓』からつけたのか?と聞かれたのがきっかけで読み始めたというのが面白かったです。
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コモ
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「漫勉」撮影の裏話、興味深く観ていたあの番組撮影の裏側で、こんな攻防があったのですね~。
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angie
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図書館。中野京子さんとのお話が興味深く、「残酷な王と悲しみの王妃」を読んでみたくなりました。
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アルパカ
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女子美での講義をまとめたもの、ということですが、実際は宇宙飛行士山崎直子さん、美術史家の中野京子さん、歌手のイルカさんとの対談集。女子美の先生が司会役。山崎さんの宇宙飛行士の試験で本当にある一定空間の中に閉じ込められて数日過ごすというのがあったこと。メンバーは11人で中で何人かが「11人いる!」を読んでいたこと。宇宙空間での過ごし方、女性ならではの体のことなどとてもためになり楽しかった。中野さんのヨーロッパ王族の話。女子美卒業生であるイルカさんの歌手になるきっかけは女子美でのサークル活動だそう。
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marumo
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萩尾先生、女子美の客員教授なのですね。年2回の公開講義をまとめたものですが、あ〜、聴講した人うらやましいなぁ。宇宙飛行士山崎直子さんとの講義が特に面白かったです。「11人いる!」に絡めて話が進みますが、山崎さんが受けた訓練の中に本当に「11人いる!」的なモノがあったというのが驚きですが、さらにその中の少なくない人たちが「11人いる!」を読んでて盛り上がったというからニヤけてしまいました。「芸術による女性の自立」が建学の精神だそうで、素敵な学校ですね。
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tindrum
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題名通り女子美術大学での講義と対談を収録したもの。対談の相手は女性宇宙飛行士と、女性歴史学者、同窓ということでフォークシンガーの「イルカ」の3氏。単独講義として、萩尾作品に出てくるジェンダーについての講義と、単なる質疑応答と、5章に分かれている。専門家の2氏については、萩尾作品が発表されたころから学問として進んでいるので、萩尾作品がすでに時代遅れになっている部分と、逆に萩尾作品が現在の学問の進歩を予感したのではないかと思わせる部分と、  
tindrum

作品のネタバレになっている部分が連なっている。イルカさんとの対談ではほぼ同世代ということで、女子美に関する思い出話を。なるほど萩尾望都という作家はこんなふうにして学問の成果を作品に取り込んでいるんだなぁ(ネタバレになるので書けない)と感心した。

01/06 00:25
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つむ丸
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一昨年夏、女子美の萩尾さんの講演会に足を運んだ。なかなか入れない講演会、皆さんラッキーですよ、との主催側の言葉と酷暑の中満員の会場の熱気にクラクラする。 エドガーがミュンヘンに現れる新作冒頭の場面をどう構成するか試行錯誤した内容などが話され、会場の熱気はますます高まった。どう考え、構成し、絵にしていくかの過程の凄さに圧倒されたが、そんな話がびっしり詰まった一冊。
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Kuliyama
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萩尾望都さんの昔からのファンで、なるほどなるほどと感心しながら拝読しました。これからも読み続けて参ります。
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大和桜289
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小学生の時を除いて漫画作品を読んでなくて、萩尾望都さんご自身のこともその漫画作品も全く知らなかった。著者作品としては唯一「銀の船と青い海」をたまたま手にして、そのカラーイラストの美しさとファンタジックな短篇が印象的だった。萩尾さんが女子美術大学で講義をされた本と聞き手にしたが、系統だった講義録ではなく実質的には対談集であった。今まで感心の薄い領域のものだけに新鮮な目映りで面白かった。とりわけ宇宙飛行士・山崎直子さんとの対談と美術史家・中野京子さんとの対談内容が、個人的には印象的だった。
大和桜289

Feさん、新情報ありがとうございます。漫画家であの素敵な絵画からてっきりお若い方だと思っていました。漫画家としても先駆者で功労者だったのですね。我ながら無知に冷や汗がでます。

12/09 09:50
Fe

萩尾望都の本棚(登録冊数126冊 刊行年月順) https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091218 を、ご笑覧いただけましたら、幸甚と存じます。も~様ご自身のことなんて知らなくても楽しめる、素晴らしい作品がたくさんあります。  1955年1月生まれな私は、明治大学文学部学生だった頃(1973-77)、同級生(→妻)の部屋にあった『ポーの一族』『トーマの心臓』を読み、それ以来、読み続けています。

12/09 09:56
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まーたろ
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ネタバレ詳しい人から見るとすごく面白いわけでもなく、知らなかった新事実があるわけでもないと思う(あ、漫勉撮影の裏話は珍しい??)。天才肌イメージの萩尾望都(敬称略)がその漫画を描いた当時の内面や背景などに客観的に言及している事に私は驚いた。そういう事は些末と考えているかと思ってました。心に残った言葉は「ワクワクしながら引くからワク線(by一ノ関圭)」ですかね。『闇の左手』読みます。
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リトル★ダック
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女子美術大学 2011年からメディア表現領域の客員教授として講演した内容です。ご自身の作品の話もさながら、宇宙飛行士 山崎直子氏との対談、歴史美術評論家 中野京子氏との対談は興味深く読みました。萩尾先生とはあんまり関係ないんですが、中野先生の「これは私の偏見ですが、カソリックの国のお料理はおいしい。プロテスタントはおいしくない。(略)贅沢をせず我慢しようという精神があったんでしょうね」には大きくうなずいてしまいました(笑)。
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R W
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萩尾さんが漫画にも商業性を鑑みる視線が必要だと考えていることに驚いた。竹宮恵子さんとの対談もいつか実現してほしいな。それにしても女子美大、萩尾さんの講義が聞けるなんてうらやましい。
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みみず
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講義録というより対談集でした。
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hirokazu
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そーかー、萩尾氏のご母堂が「ゲゲゲの女房」を見て以来「私は娘の仕事に一度も反対したことはありません」と言うようになったという話は本当だったのか(笑)。ジェンダーの話で言うと今年、高橋留美子氏の紫綬褒章受章が決まったけど、過去の女性の受賞者は長谷川町子氏、萩尾氏、竹宮恵子氏3人しかいないんだよね。功労賞の意味合いが強いから仕方ない面はあるが、もっと女性の受賞者がいてもいいと思うんだが。もっとも、あの手塚・石ノ森両氏も受賞してないからなあ。
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萩尾望都 紡ぎつづけるマンガの世界 ~女子美での講義より評価94感想・レビュー49