読書メーター KADOKAWA Group

総務省解体論

感想・レビュー
9

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
サダキチ
新着
総務省解体論と銘打ってはいるが、中身は旧郵政に関するものが中心で、旧自治、旧総務庁に関してはとってつけたように議論がされている印象を受けた。地方分権についても、旧自治が担っている部分(地方交付税など)と事業官庁が担っている部分(国庫支出金や法令による義務付け・枠付け)が混在して論じられており、精緻さに欠く。
0255文字
Neco
新着
読みやすい文章だて。 「岩盤規制」の方も読んでみたい。 官僚になるほど頭の良い人が自分の利益の為に立ち回ることの想像がつかない。(著者はそれを憂いて問題提起対策案を提示)
0255文字
堂上郁
新着
最後の締め方がやや唐突に感じた。言っていることはわかるが、ところどころ言い切りすぎなような、なにか今ひとつ足りない(現実味?)ように感じた。
0255文字
フリージア
新着
規制改革に努力している元官僚が、なぜ規制改革が進まないかを説いている。このコロナ禍で立ち後れている様々な事が浮き彫りになった。解決の道が提案されていたが、行政に携わっている国家公務員の方々には利権や天下りの為ではなく規制緩和を進め産業を起こし日本を発展すべく、頑張って欲しい、と思いました。
0255文字
suma2021
新着
経産省出身で規制改革論者の書。本書で書かれた通り省庁再編のいきさつで旧郵政、自治、総務と関連性の低い連合自体に無理はあったのかと思う。通信行政もインフラとして司る国交省が妥当で、せめて産業として司る経産省の枠組みにするべきだったのかとも感じる。私見では、昨今の通信業界への様々な政策もインフラ事業としての考えのもとに進んでいるように取れる。旧自治省と総務庁については知らないことが多かったが、地方自治と行政管理と情シスを一纏めと中小企業の総務部のような役割にするのは国の機関としては適切ではないと感じた
0255文字
Kolon
新着
元官僚が指摘する総務省の改革案をまとめた本。 少なくとも電波のオークション制度は必須だが、日本の電波行政を揺るがすために簡単な制度変更ではないことがよくわかる。そのツケは国民が支払うことになるのだが、総務省の官僚やメディアや利権議員らが結託してことがなかなか進まない。 こうした問題は総務省だけではないが、一般国民が関心を抱くのは、全て自分事になってからだろう。
0255文字
南北
新着
総務省は2001年の省庁再編で郵政省・自治省・総務庁を統合して作られた。所管する情報通信・地方自治・行政管理はそれぞれ相互に関連性が低く、国民生活に深く関連しているにもかかわらず、再編から20年を経過して機能不全を起こしているため、組織を再設計する時期に来ていると著者は指摘する。最後に総務省の改革プランを示しているが、電波管理委員会を復活して電波オークションに取り組むべきとの指摘や行政管理の機能を内閣行政管理局を新設して担当させるという考えは納得できるものだ。
南北

役所や業界団体がマスコミに記事を書かせ、その記事を野党議員が国会質問で取り上げ、その国会質問をマスコミが記事にするという「新利権トライアングル」が無限に行われることで改革が止まってしまうという指摘は興味深く感じた。

07/16 18:11
0255文字
Go Extreme
新着
国家の心臓部の機能不全:総務省誕生までのいきさてう 総務省20年間で何が起きたか 総務省の抱える3つの機能不全  接待問題の根源は電波割当:強すぎる規制権限 30年動かなかった電波オークション 競争と革新が阻まれた放送行政:携帯料金はなぜ高かったか 土光臨調以来のNTT再編の大転換 テレビ衰亡を招いた放送行政:進まないNHK改革 通信・放送の融合が停滞した淵源 地方自治を信用しない自治行政:真の地方自治と大阪都市構想 分断された行政改革:内閣人事局の機能不全 総務省の外郭組織:日本郵政 総務省改革プラン
0255文字
yomihajime
新着
今日の日本の停滞。先進国を滑り落ちそうな状態なのに危機意識のない政府と国民。これに警鐘乱打してきたのが著者であるが官僚をやめ政策提言の会社を運営しながら活動を重ねてきた。今回のコロナ禍でその思いをさらに強くしたのではないか。政府、地方行政、マスメディアと様々な問題が浮かび上がる一方でそれをつなぎ合わせていくと見えてくるのが総務省。筆者の言いたいところだろう。
0255文字
全9件中 1-9 件を表示

この本を登録した読書家

今読んでいる読書家全1件中 新着1件

積読中の読書家全1件中 新着1件

読みたい本に登録した読書家全2件中 新着2件

総務省解体論評価86感想・レビュー9