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どろぼうの神さま

感想・レビュー
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かさいあき
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ネタバレスキピオが、子供達の前ではカッコつけているけれど本当はカッコよくなくて、大人に押さえつけられて葛藤をかかえている等身大の子供の1人、というキャラクター造形はよかった。年齢を操作するメリーゴーラウンドは、現代のヴェネツィアが舞台だからかちょっととっぴな存在に思えてしまってどういうしくみなの?と思っちゃったかも。ファンタジーの架空の世界の話ならしっくりきたかな。こういうのは魔法がすぐ解けて元に戻るのがお約束だと思ってたのでスキピオがそのまま大人として生きていく終わり方は意外性があった。
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minaokukita
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ヴェネツィアを舞台に健気に生きる孤児たちの冒険を描いたファンタジー。主人公の少年プロスパーは母親を亡くして叔母に引き取られるも、幼い弟を連れてハンブルクからヴェネツィアに逃げる。そこで出会った孤児のヴェスペらとともに閉鎖された映画館で隠れて暮らす。彼らを助けるのがどろぼうの神様と呼ばれる謎の少年、スキピオ。そのスキピオに「伯爵」と名乗る者が奇妙な盗みを依頼したことから、彼らの運命は大きく変転することになる。子供でいることと大人になることの困難さ辛さ、そして大切さを描いた物語。
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けひゅ
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ネタバレ九条の大罪でモモ、星の王子さまと並んで子供に読んでほしい本として漫画の一コマに登場。唯一未読のこの本が気になって読みました。子供が早く大人になりたいと感じるのは周りの大人が子どもを無理やり大人にしようとしているからで、子どもは自然と成長する。それを見守るのが大人の仕事で決して急かしてはいけない。作中で出た「子供が大人になるのは時間というものが叶えてくれる、だがその逆は無い」と言っているように子供には戻れない。子供はみなゆっくりと回るメリーゴーランドに乗っているのだとこの本を読んで気付いて欲しい。
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トンボ公園
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ネタバレこどもに読んで欲しい本、として何かで取り上げられていたので読んでみた。自分はもう子供に戻りたい大人、大人になりたい子供のいずれにも共感はできないが、それが個人の嗜好によるものなのか、読む年齢によって違うのかは興味がある。確かに自分の子供に読ませて2人のどろぼうの神さまは幸せと言えるのかを聞いてみたい。良書。
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マッピー
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みなしごになったプロスパーとボーは、弟だけを引き取るというおば夫婦から逃げてヴェネツィアまでやって来た。少ない所持金はあっという間になくなり、2人は「どろぼうの神さま」に救われる。「どろぼうの神さま」ことスキピオも実はあまり幸せではないことがわかってくる。スキピオの選んだ人生は、正解なのかな。本人が幸せならそれでいいのかもしれないけれど、本当はありのままのスキピオを受け入れる何かがあってほしかった。大人たちもそれぞれに個性があり、続きの気になるストーリーと相まって、ページを繰る手がとまりませんでした。
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ボスむっち
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九条の大罪に出てきたので読んでみた。ヴェスペの【いまあたしたちは、もうじゅうぶん心配ごとをかかえてるんだもの。おたがいいがみ合って、わざわざ人生をむずかしくすることないわ。そうでしょ?】にめちゃくちゃ救われてる。人生をむずかしくすることはない…シンプルに生きたら良いよね、幸せだけを摘んでいいよね。もうこれ以上悩み事を作らなくていいし、立ち向かわなくて良い。全般としてはボーが可愛い。ボーよ…👩‍🍼
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みゃお
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迷子の子供たちが 肩寄せあって なんとか暮らしを立てていたところ、思わぬところから亀裂が。 かかわってくる大人達が、どこかズレていてなんだかなぁ。と。 最終的に魔法発動で、望んだものが手に入った者とそうではない者と。 面白く読めたけれど なんとなくもやもやしたものが残った。
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長岡崇
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九条の大罪で娘がいたら贈りたい本の「星の王子さま」「モモ」と共に作中で出てきた作品。 ヴェスペいい娘ですね。
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も
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ネタバレ子どもと大人の関係が欧米と日本では結構違うと思うので、欧米での評判に期待したほどのめり込むことはできず、長かった。ボーの小悪魔加減といい、ヴィクトールの憎めない描写といい、どちらかというと大人ファンタジーではないかな。それにスキピオの子どもでいることの苦しみはわかるけど、終わりはあれで本当に幸せなの?バルバロッサの最後も滑稽ではあるけれど、「どろぼうの神さま」を名乗るのは納得いかないな。
も

登場人物◆子どもたち◆①ボー :5歳の愛くるしい男の子。母と死別、叔母夫婦が引き取りたがっている。②プロスパー(プロップ) :ボーの兄、12歳。賢い。ボーの守護者。③スキピオ・マッシモ:どろぼうの神さまを名乗る少年。ヴェネチアを彷徨っていたみなしごたちを廃業した映画館に案内し、盗品で生活させている。④ヴェスペ:みなしご、本好きの女の子。⑤モスカ:みなしご、体が大きい、ボート好き。⑥リッチオ:みなしご、以前は盗みをしていた。小柄。

03/02 00:12
も

登場人物◆大人たち◆①エスター・ハルトリープ :ボーを養子にしたがっている叔母。お金持ちだが想像力もユーモアもない。②ヴィクトール ・ゲッツ:探偵、ハルトリープ夫人にボーの捜索を依頼される。③バルバロッサ: 古物商、盗品も扱う。守銭奴。④伯爵(レンツォ):どろぼうの神さまに、謎の品物の窃盗を依頼する謎の老人。⑤モロシナ:伯爵の妹。⑥イダ・スパヴェント:写真家の女性、孤児院出身。謎の品物の所有者。⑦ルチア:イダの邸宅の家政婦。⑧ジャコ:ルチアに夫、ボート扱いの達人。

03/02 00:13
4件のコメントを全て見る
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ゆう
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早く大人になりたい子供時代と、子供に戻りたい大人時代を考えさせてくれる本。結局大人の力って強く子供は無力である、という現実が印象的。 解決した風で全然解決してなくないか?という締め。 ヴェネツィアは実際に行ったことがあったので、情景が思い浮かべやすかったし懐かしかった。 面白いかというと微妙。海外小説あるあるだが、なんか冗長だった。
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おちょま
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あまり好みではなかった
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みつばちい
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親を亡くしたプロスパーとボー兄弟の叔母夫妻は、天使のように可愛いボーだけを引き取ろうとし、二人はヴェネツィアへ逃げる。夫妻は探偵に依頼して探そうとするが、子どもたちは廃墟の映画館に子どもだけで住んでいた。どろぼうの神様とともに、、そして呪われた島に、子どもを大人に、大人を子どもにする不思議なメリーゴーランドがあることを知る。  長いけど面白かった!私も子どもの頃早く大人になりたいと願ったのかなぁ。いい大人も嫌な大人も出てくる素敵な本でした。
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ヒロキ
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ネタバレ大人は子どもの頃に戻ることを夢みるけれど、子どもだった時のことを忘れて子どもに自分の都合を押し付ける。 子どもはそんな不自由さが嫌で早く大人になることを夢みる。 家族愛や家族の絆は絶対ではないという現実、友情、人の優しさ、色々な要素を含ませながらも一気読みしてしまうストーリーと終盤での少しのファンタジー。 プロスパーが大人にならなかったように、願いを叶えることが必ずしも幸せに繋がるわけじゃないんだなとしみじみ考える。
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くわずいも
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子供達だけの隠れ家って憧れる。大人でも楽しめる児童文学だけど、ぜひ子供に読んでほしいな。
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るんるん
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ネタバレ面白くて、2日で読み終えました。冒険あり、ファンタジー要素もあり、わくわくしながら読みました。お金持ちの子供のスピキオは、両親が居るけど、孤児よりも不幸せそうなのが印象的。子供を自分の思い通りにしたい親は、子供の意思を尊重すること無く、物のように扱うので、生きるのが苦しくなる。孤児のみんなが力を合わせて、健気に生きてきて、最後は落ち着いて理解の有る大人の元で暮らせて、ホッとしました。
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snsk
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ドイツの児童文学。コルネーリア・フンケ作。500P。舞台はヴェネツィア。若返りたい大人と早く大人になりたい子ども。大人は大人なりの、子どもは子どもなりの悩みがあり、その解決策としてパッと思いつくのが、若返ることだったり早く大人になること、なのかもしれない。そんなことは現実的ではない?そんなことが起こりうるかもしれない?子どもはちょっとした冒険やファンタジーを楽しみ、大人は子どもの頃のきもちを思い出す…そんなよい時間になるかもしれません。『竜の騎士』にも注目。
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タミミ
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ヴェネツィアの探偵と子供たちの話 家出の子供を探す依頼を受けた探偵 盗んだものを売って暮らしいている子供たち そーなる!!!って話の展開がおもしろかった! ドイツの作家さん
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煮まめだ
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児童書だろうと侮り読み始めたが、どんどん物語の世界に引き込まれ、気付いたら昼頃にスタートし夕食前に読了……面白かった。どこまでが子供なのか、どこからが大人になるのか…自分自身の人生を振り返りながら読んでいった。ヴィクトールのふと自身を見つめ直す場面が、一番哀愁があって彼を好きになった。
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Rika  Takizawa
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友達にすすめられて読んだ。途中で気づいたけど2回目だった。フンケの作品と知ってから読んだからなのか、とても気に入った。こどもを描いていながらどこかに空っぽの闇があるかのような怖さがある。ヴェネチアの水の音や月の光が合間ってなんとも言えない後味がのこる。お話のスジ自体はハッピーエンドなんだけれども。
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くろねこ
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ネタバレかわいい5才の金髪弟ボニファツィウス、通称ボーだけを養子にし、自分から弟を引き離そうとする叔母から逃げ、プロスパーとボーはベネツィアまでやって来た。困っているところヴェスペ(スズメバチ)という少女に助けられ、他リッチォとモスカが住むつぶれた映画館で子供達のみでの生活に加わる。そこには時々どろぼうの神様スキピオが現れ、お宝を置いていく。盗品買取りを土産店の裏でやっている赤髭のバルバロッサに伯爵(コンテ)からの盗みの依頼を仲介され、子供らはやる気に。しかしスキピオが金持ちマッシオの息子だとわかり子供らは分裂。
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おりがみ
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ネタバレ500頁。数日かけて読了。「どろぼうの神様」スピキオが実は裕福な家庭の子供だったと発覚し、仲間に責められる場面は胸が痛んだ。児童書は子どもの時に読んだ方が楽しいな、と思わされた。スピキオは、大人になるまでの数年間を失って本当に幸せだったのか。その間に身に付けるべき教養のないまま大人として世に出て、困ることは無かったのか。などとつい考えてしまった。12歳くらいで読んでいたら、そんな感想は持たなかっただろうと思う。ラスト、バルバロッサはどこへ行ってもバルバロッサだな、と思った。エスターが少し気の毒。
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shikada
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舞台はヴェネツィア、孤児や家出少年たちは閉鎖された映画館に住む。「どろぼうの神様」が持ってくる盗品を売っぱらって彼らは生活する。この作品のテーマは、大人と子供。大人は「子供のころは良かった」と思い、子供は「早く大人になりたい」と憧れる。作中に「乗ると、子供は大人に、大人は子供になれるメリーゴーランド」が登場する。それが10年前に自分の目の前にあったとして、自分は乗りたいと思っただろうか。
shikada

「そもそも子供はお好きですか?」 「いや、あまり。おちつかないし、うるさいし、きたないですからな。…それに、子どもというのは、何が大事かちっともわかっておらん」 「ふむ…。妙なもんですな。そんな役立たずから、やがてあなたのようにりっぱでものわかりのいい人間ができあがるんですから。ちがいますか?」

01/04 10:18
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静
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ネタバレ★★★★。10代の頃から気になってはいたのに後回し、にするうちに忘れてしまっていた。ヴェネツィアと秘密のメリーゴーランドの組み合わせが素敵。大人になってしまったので、ヴィクトール視点で読んでしまう。背伸びした子供、ごうつくばりの大人。子供の頃に憧れていた大人要素は、いざ手にすると当たり前になり、子供の頃に意識しなかった責任感に潰されがち。探偵は両方いいとこどりしたポジションなのかもしれない。
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アーサー・エリス
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ネタバレ子供の頃に楽しく読んでいたのを思い出し、約17年ぶりの再読。ヴェネツィアという神秘的なロケーションで、スキピオら子どもたちが苦しいながらもタフに、大人と渡り合って生き抜く姿はまさに(現実の)子供たちの夢想が形になったようで面白かったし、子供と大人の中間で、ときにコメディリリーフとして、時に子供たちをしっかり叱る大人として活躍したヴィクトールやイダなど、登場人物は皆魅力的だった。しかし「孤児院のメリーゴランド」という要素が登場して以降の展開は中弛み。特に、バルバロッサが幼児化して云々の展開は長引かせすぎ。
アーサー・エリス

また、劇中では「子供と大人」の対比が意識されているが、後半は有耶無耶になってしまう。魔力で大人になったスキピオがなんとなく幸せになっていることや、リッチオやモスカとの和解もないままなんとなくハッピーエンドになったことが特にモヤる。その前に大人スキピオの身分証明はどうするんだ?児童書に鋭く突っ込むのも野暮かもしれないが。楽しかったが子供時代の熱狂を思い出すには至らず。自分もヴィクトールが皮肉ったような「りっぱでものわかりのいい人間」になったのかもしれないと思うと、少し寂しさがこみ上げた。

05/14 21:00
0255文字
たかはし
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最初の1ページに心打たれ読み始めたが、いまいち腑に落ちない結末。バルバロッサはともかく、スキピオは本当にあれで良かったのかな。長い話のわりに、解決出来てない問題がいろいろあるような。ファンタジーというには物足りなかった。……というより、ファンタジーである必要あったのかなという作品。子どもと大人、本当に自由なのはどちらだろう。
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ひさごん
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ヴェネツィアが舞台。ファンタジー?では無いと思う。早く大人になりたい子供。子供に戻りたい大人。ちょっと不気味な感じで終わった。
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パイセン先輩
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良かった
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ジョージ
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ネタバレヴェネツィアが舞台。大人になりさえすれば、自由が手に入る。そう思うのも無理はないが、スキピオは他の元子供が経験した10代を今度は熱望するのではないか。フンケ作品はストーリーは面白くても、あまり好きな登場人物には出会えない。
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あさの
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まんがになりそうな話。でも憧れるのがわかる。
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aoto
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フンケの童話は心のどろりとしたものを引き出してくる感じがある。理想として掲げているものは綺麗なのに、その内には毒があって。どろぼうの神様はフンケを読んだはじめの一冊。見事な構成で描かれていて、明らかになる真実には痛々しさを覚えてしまう。子ども時代特有の不器用さが感じられて、あぁってなる。それが本物だった間までは否定されるの可哀想だ、と。
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りんこ
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初読。可もなく不可もなく。
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joyjoy
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子どもだったころの気持ち、もう思い出せない。が、子どもに戻りたいとは思わない。今が幸せなことに感謝。
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サン
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親を亡くし、弟だけが叔母に引き取られることになった兄弟がヴェネツィアに逃げ、その先にあった子どもたちとの話し。結末には物申したいところもあるけど、ヴェネツィアの街並みの描写がよかった。つばさのあるライオン、屋根にいる天使たちが見たい。
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art_mr
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高校生以来の再読。前回の記憶はほぼ何もなかった。前回は多分子供に近かったが、今回は完全に大人として読んだように思う。今読むととっても良くできてるな〜という印象。他の作品も読みたい。
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KURO
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ネタバレ敵役と思われたヴィクトールが実はいい奴で、単なる標的と思われたイダ・スパヴェント(フルネームで呼びたい名前だよね)もこれまたいい人。割と地に足がついた展開だったところから、突然昔話のメルヘンが姿を見せるのは驚く。たしかにスキピオはどろぼうの神さまではなかったわけだが、結果的にいろんな人を救いつつ、自分にとっては最高の「お宝」を手に入れたのだった。バルバロッサを押し付けられたエスターおばさんは少し哀れ。
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Doris
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面白いという書評で手に。面白い……。でも、私にはちょっと合わなかったかな。主人公の兄弟は幸せになれたようで良かった。しかし、他の子達はこの結末で幸せなのかな。スキピオはこれでいいの?ヴァスペは何か解決すべき問題があるような?他の男の子達は、ちゃんと真っ当に盗みとかせず暮らしてるのかな。この結末が、私には何だか嫌でした。逆に、もしもバルバロッサが何か違う道を歩んで素敵な大人になってくれたらすごく面白いけど。そんな事もないようだし。なんか読後感が悪い。
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リュミエール
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★★★★★ 最高に面白かった!キャラクターは皆魅力的で、舞台となるヴェネツィアの街の描写も素晴らしく、何と言っても話の展開が非常に巧みで最後まで楽しめた。大人と子ども、メリーゴーラウンドという魔法の仕掛け。結局性根が変わらなければ戻っても行き着く先は大して変わらず、嫌でも年は取るものだから急いで大人になる必要はなくその時しかない子ども時代を目一杯生きるべきだと思った。そして年を重ねても子どもの心を忘れずにいること。最後はうまくまとまり、ひとまず子どもたちが皆自分たちの居場所を見つけられて本当に良かった。
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糸車
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6月の子どもの本の読書会の課題本。スキピオのように早く大人になりたいと思ったことはない。逆に子どもに戻りたいと思ったこともない。子ども時代にだって辛いことがあったので同じ経験を繰り返したいと思わない。子どもを思うままにしようとする大人がいる一方できちんとルールを守る大切さを教え、子どもの気持ちを尊重してくれる大人もいる。成長する過程を捨て去り、一気に大人になってしまったスキピオが失ったものに気づくのはいつだろうか。そして狡い大人は子どもになってもやり直せないんだなあ。これは子ども時代に読んでおきたかった。
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OSUICHIRO
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ネタバレ再読。この話がとても好きで、いつかどうしてもヴェネツィアに行ってみたい。運河のある古都を舞台に、みなしごたちが駆け回る話で、素敵な登場人物と楽しい会話が魅力。個人的に、メリーゴーラウンドの話が出てこなくても十分におもしろいと思っている。むしろ、スキピオが本当に大人になってしまう展開には少しだけがっかりしてしまった。リッチオたちは最後までスキピオをきちんと許してやれず、そのことがなにより残念。彼らのことが大好きだから、仲良しな子どもたちのままでいてほしかったけれど、この手の物語は落としどころが難しいところ。
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