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感想・レビュー
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HeroRugby2019
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完全に読む時期を逸した本である。この本が出た当時はIS(イスラム国と言う言葉は使わない)によって拘束され殺害されてしまった後藤健二氏への自己責任問題が世論に出てた時期である。勝手な行動をして日本に迷惑をかけたという国民感情が強かった。事実、私もそう言っていた1人だ。ただこの本を読んでみて分かったのは真実に辿り着こうと意欲が強いのはフリージャーナリストであって大手のメディアにはない。現在ではもっと大きくなり日本の大手メディアはもう生きた屍と同じ状態である。
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gummizuki
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ジャーナリズムについて考える本。共著なので非常に幅広い紛争地について語られている。
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水
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戦争ジャーナリストは生業。命をかけて”真実”に近づく仕事だけれども、一職業なのだ。職業選択の自由がきく日本で、それでも危険地帯へ出向くジャーナリストを志す。そんな彼らを突き動かす「信念」に惹かれた。
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つみれ
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2015年12月発売当時からまた世界が変わって読む時機を逸した感があります。▼報道の意義は強く感じるが、ではどうする、がそれぞれ気をつけます、くらいの話しかないので、そら受け入れがたいのでは。知りたいけど、命賭けてんだよと言われたら、じゃあ良いですって言うわ。
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秋 眉雄
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『何故、ジャーナリストは戦場へいくのか』ということについて戦場ジャーナリストの皆さんが考えを述べているかのような作りになっています。ですが、実は違うのではないか。これは受け手である僕に問うているのではないか。そう思いました。世界中で起きていること、戦争や紛争。戦場と危険地帯のその実態。それを自分は知るべきなのか、知らなくてもいいのか、どうでもいいことなのか。知りたいのか、知りたくないのか、どうでもいいことなのか。
秋 眉雄

知る機会すらなくて良いのだろうか。それらについて考えることさえ必要ないのだろうか。ジャーナリストにとっては仕事なのだから、粛々とそれを行うのが当たり前で、それらについて考えるべきは、実は僕なんですよね。

12/15 11:48
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うたまる
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「フリーカメラマンが政府に旅券を返納させられた事件は、国民の知る権利を脅かす権力の乱用であるが、国民の多くも、また国の側に立ったのである」……10人もライターがいながら、これが何故かの考察が全くできていない。要は、あれこれ批判される国よりもメディアの方が信用されていないということだ。誤報を認めない、権力と癒着している、情報にバイアスをかける、特別扱いを要求する、世論誘導したがる、身内に甘いなど、国民の不信を招く体たらくは枚挙に暇がない。それなのに、自称ジャーナリストたちの自己陶酔は見苦しいばかりだった。
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あっちゃん
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とても矛盾しているのですが、ジャーナリストが戦場へ向かうのは、自己責任だと思います。ただ、彼らのおかげで危険地の現状を知ることが出来るのも事実。無くてはならない存在です。私が一番共感できたのは、最後の章。とても正直に語っているなと思いました。ただ、一番最初に登場したジャーナリストは、不快でならなかったです。
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チェアー
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なぜ記者が戦場にいくのかを、いろんな立場と経験を持った人がそれぞれの角度と視点から考えてみた本。いちばん腑に落ちた意見は、「記者は聖人でもなんでもなくて、それが生業だからやっている。戦場に行って現場を見たいからやっている。それで結果的に世の中がよくなるのだったらいい」という身の丈にあった声。「世の中を変えたいから、みなさんの代わりに戦場に行っているんです」と使命感ばりばりに言われても、それを見ている方は引くでしょ。記者が戦場で死ぬのは、漁師が海で死んだり、消防士が現場で亡くなるのとそれほど変わらないとも。
チェアー

安田純平さんの無事を祈ります。どうか無事で。

03/17 23:13
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栗 餡子
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本作を読んでいるまさにこの時、この国のジャーナリズムが時の政府の広報化し、呼応して自主規制を始め、異論の声を上げるのは海外メディアだけという背筋の寒い現状。こんな気骨のあるジャーナリストの方々を応援したいです。
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リキヨシオ
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危険地域を取材するジャーナリストが拘束されると、必ずどこからか自己責任論が発生する。自己責任という言葉はどこの国にも存在すると思うけど、日本では「自己責任論」=「国家や国民に迷惑をかけるな」=「ジャーナリストの取材規制」に繋がる珍しい世論が存在する。ジャーナリストとして生きている人達がいるからこそ「〇〇という独裁国家では軍事を優先させ国民が貧困に苦しんでいる」や「△△という国家では反政府組織の力が強くて危険地域もある」など当たり前の情報が伝わってくる。本当に怖いのはそんな当たり前の情報が伝わらなくなる事。
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りん
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石丸さんの文章は不満は伝わってくるが海外取材の必要性が伝わってこない。内容は政府や世論への批判が多くケンカ腰な印象を受ける。言ってることは正しいかもしれないが(そう思えないところもあったが)訴えてこない。 それに対してその次の川上さんの文章は危険地での取材の必要性を訴えてきた。多くの部分は出来事、体験談などで自分の主張はその前後に短くまとめられている。安部公房の「猛獣の心に計算器の手を」を大学の過去問で読んだ時はよくわからなかったが少しわかったような気がした。
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dhaka
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中東に日本はビジネスでも政治でも深く関与しているし、各国の事象が凝縮されている中東に日本人の目を持つべき。同じ人間としての共感や、関心事は欧米人と日本人は違うとはまさに指摘の通り。ジャーナリストの犠牲があるとマスコミは非難論が持ち上がったりするが、土井さんが言うように動機は必ずしも崇高では無いにせよ、やはり危険な現場にこそ声にならない声がある訳なので、戦場へ行くジャーナリストを単純に否定すべきでは無いと思う。横田さんのIS潜入の節は手に汗握った。
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tecchan
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ジャーナリストが命の危険をおかしてまで、なぜ戦場で活動するのかを語る。中東でのジャーナリストの人質・殺害を契機とした政府による報道活動への干渉や、「無謀な危険地域取材のために政府や国民が多大な迷惑を被った。」と批判する世論や一部マスコミなど、近年風当たりが厳しい。危険地域を自らの死をもかえりみず取材することの意義、報道活動の自由を国民一人一人が、もっと考える必要がある。
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aiyama
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一昨年のISの事件以来、以前からの興味がますます高まっていた時に出会った本。情熱と使命感と共に、単なる勇敢な英雄ではないワガママな面や、仲間の最悪の結末を客観的に分析し未来に繋げようとする姿勢に感服する。自分には、何ができるのか。まずは考え続ける。
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ばなな
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まず、この報道を伝えなければ世界が変わらない。現地の取材で住民から言われた言葉…多くのジャーナリストが来て撮影して行く。お前たちは、この報道で利益を貰っているが私達は何も変わらない。いや、この報道で変わるはずの思いがある。まず、ジャーナリストは「何を伝えたか!」が大切。土井敏郎さんのタイトル「危険地帯とジャーナリスト」は、一番本音で話をしている見たいだった。”たかがジャーナリスト、されどジャーナリスト”衝撃は、日本人ジャーナリストを2千ドルで売ってくれてと裏取引があったこと。寿命が縮みますと言うより、死ん
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すがの
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危険地取材のジャーナリストが、自省に基づいて「なぜ危険地へ行くのか」という問いを考える。有益な書だった。ジャーナリストそれぞれが、政府主導による「パスポート没収」を憂慮し、また、後藤・湯川両氏の事件に顕著だが、昨今の日本における「ジャーナリズムの軽視」、「自己責任論」につよい違和感を表明していることが印象的である。最近では既存大手メディアを「マスゴミ」と叩きながらも、自らがよってかかるところは2ちゃんねるのまとめサイトである、という者が少なからず発生しているが、そうした日本でのジャーナリズムの復権とは。
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コンクリ君
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なかなか面白かったです。わざわざ危険な場所になぜジャーナリストたちは向かうのか?ということをジャーナリスト自らが分析、考察しています。悲劇を食い物にするハゲタカ、という言葉は刺さります。メディアに対してそんなにいい感情は持っていませんが、皆が使命感を持って仕事に従事している姿に感動しました。
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ジャーナリストはなぜ「戦場」へ行くのか (集英社新書)評価69感想・レビュー17