読書メーター KADOKAWA Group

新装版 眠る盃 (講談社文庫 む 5-3)

感想・レビュー
5

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
REI
新着
ネタバレわずか4ページのエッセイなのに、こんなに涙が止まらなくなるなんて・・。この本に収録された『字のない葉書』のことだ。先日、角田光代さん(文)西加奈子さん(絵)の同名絵本を読んだ時、原作を読み友さんに勧められて。エッセイの方が、父親の普段の厳しさがより伝わり、だからこそ妹が帰って来た時に裸足で飛び出して大声で泣いた父の姿に、感極まってしまったのだ。短いエッセイに、人間ドラマが詰まっている。なんてすごい作家さんだろう。『父の風船』も、頑固で気短かで、実は子煩悩な父親が印象的だ。今日は向田さんの命日。没後40年。
東谷くまみ

REIさんおはよー🌷早速読んでくれてありがとうね🥰ね、ね、ね!!絵本も良いんだけど、やはりそれだけじゃ勿体なくて…ついこちらの原作をオススメしてしまうの🤔一本筋が通ってるかのようなキレのある文章、心を掴んで離さない表現力。素晴らしい作家さんだったよね🍀ドラマもまたみてみたいなぁ、再放送してくれないかなぁ。

08/23 07:35
REI

くまみん、おはよう〜☁おススメいただき、ありがとう💕原作、ストーリーは分かっているのに、涙が止まらなかったよ。他のエッセイも、上手い表現にグイグイ惹き込まれて、さすがだなぁ…とため息…😍久しぶりに、ドラマも観たくなったよ🎶 向田さんの他の本も、読んでみようと思ってるよ〜🌿

08/23 08:18
4件のコメントを全て見る
0255文字
まこるの
新着
ネタバレ『父の詫び状』の次の随筆集。 引越しの時にそちらはちゃんと持ってきていたみたいなので、再読しようと心に誓う。 何を食べたらガス漏れのことを消しゴムで体が潰されている様子と表現できるのか。恐ろしい言語センスだな!と思っているうちに、ページはたちまち少なくなる。 酒井さんが解説で書いた通り、古さなど全く感じさせない。本当に素敵。エッセイだけじゃなくて小説(あれは台本かしら)も読みたいな。
0255文字
樽
新着
ネタバレこういう感性が欲しかったな、と思う。きっと日々を生きるのが今より少し楽しくなったはずだ。読みやすく、するすると入ってくる文章と、細やかな観察、豊かな比喩。言われ尽くしたことだとは思うが、文章がうまい。「幻のソース」「負けいくさ」が特に好き。
0255文字
NOZOMI
新着
ネタバレ思えば、はじめて向田邦子のエッセイを読んだのは、今から十三、四年ほど前、小学校五年生の頃でした。名エッセイのアンソロジーのような本で、収録されていたのは『字のない葉書』。子供の時分ですから、当時の感想は忘れてしまいました。親の心なんてものは、昔はわかりませんでしたけど、少しは成長した今読んでみると、だんだんとわかるようになったと感じます。そのうちもっとわかるようになってくるのかなぁ…。ですからこの本は、大事に手元に置くことにします。また十数年後読んだときにどう感じるか、少し楽しみです。
0255文字
たったとたあた
新着
ネタバレ小学校の国語の教科書に掲載されていた「字のない葉書」を読んだのが、私の向田邦子さんとの初めての出会いだったんですね。お父さんが幼い妹に持たせた大量の葉書に書いて送る安否の目安◯が段々小さくなっていく切なさ、帰ってきた彼女を抱き締め男泣きする姿。子供心にも印象深かった作品でした。以前友人が、向田さんの作品を読むとスカートを穿いて背筋を伸ばしたくなるって言ってたわ。大人になったらままやに行くのが夢だったなあ。水着もコートも手作りされてたんだよなとか在りし日の向田さんを語るエピソードを思い出しながら読みました。
たったとたあた

向田さんお勧めのミリー・ヴァーノンをYouTubeで探して、その気怠げな歌声をバックに読む水羊羹の頁は、頭に浮かぶ瑞々しい一切れのギャップも相まって不思議な読後感でした。

06/15 19:44
0255文字
全5件中 1-5 件を表示

この本を登録した読書家

loading...
新装版 眠る盃 (講談社文庫 む 5-3)評価90感想・レビュー5