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セーラー服の歌人 鳥居 拾った新聞で字を覚えたホームレス少女の物語

感想・レビュー
148

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菜の花きいろ
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短歌の本来の存在意義(弱いもののための味方)がわかる。手法などではない、心そのものの生き様とでもいうか、不幸な生い立ちにあっても、常に弱者に寄り添う優しさや強さ、励ましが心に訴えかけてくる。ぜひ他の短歌も読んでみたいと思った。 これを短歌とはいわないという人は、そもそも短歌の存在意義が分かっていないと思う。
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たふ
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なんかもう、切ない通り越して腹立つほど。こんな事あっていいのか。手を差し出すべき大人が軒並み追いうちをかけてる。
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まるるん
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読み終えて、私は鳥居さんに、「今までよく生き延びたね。頑張ったね。」と声をかけたくなりました。 私自身も生きるのしんどくて希死念慮と何度も戦ってきた身で、同じ立場で死にたい気持ちに寄り添う彼女の言葉に少し救われました。これまでの壮絶な経験にも関わらず、短歌が支えになって生き続けることができて、良かったと思いました
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nebosuke_wombat
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環境と才能と優しさとは何かを考えさせられる本。過酷な生い立ちの歌人の半生とその歌、なのだけど。たとえば鳥居氏が普通の教育を受けていたらこの才能は開花したのか、一般的な家庭で育っていたら、弱者に向ける目は持てたのか▪️才能が開花しなくても、弱者に向ける目がなくても、子どもは辛い思いをしないで育って欲しいよね
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ミミクロ
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ひさびさに自分の人生に必要な言葉を扱う人に遭った。 とりあえず歌集を購入することを決意した。
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tecchan
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母の自殺、天涯孤独、虐待、ホームレス、精神障害、小学3年までしか行けなかった学校。まさに不幸しかないような生き方をしてきた歌人「鳥居」の短歌と人生を描いたノンフィクション。こころを刺すような短歌の素晴らしさに驚かされるとともにその人生を想う。
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蝶尾
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学校の人があまり立ち入らないエリアで落ちていた本。 最初あたりは少し拝借してペラペラと読んだが、これは全部読みたいと思った。 写真をとっておいて、借りたのは本当に正解だった。 買うべき本。
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ガンジス川沐浴子
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暗すぎて読むのやめようかと思ったけど、読んだ。 親の自死、児童養護施設、精神病院、ホームレス、辛い生い立ちの少女が苦難の中で見出した希望が短歌だったというノンフィクション。 歌人として辛い経験を歌に昇華させるようなベクトルは良いと思う。 本に書かれているように、見せ物小屋のように病めば病むほど他人が喜ぶみたいなのは間違った方法なので、良い方向に人生が開くとよいなと思う。 私もちょっと短歌を知りたいと興味を持ちました。
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おふね
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突き刺さるような短歌だった。幸せになって欲しい。
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KEI
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2歳で両親が離婚し小学5年の時に母が自死、その後養護施設での虐待を受けて精神病院に入院したり、虐待から逃げてホームレスとなった歌人・鳥居の半生を描いたノンフィクション。あまりの惨さと挿入される彼女の歌に圧倒された。彼女は歌によって生かされているのだろうと思った。次は歌集キリンの子を読もうと思う。
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ぴぃちゃん
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壮絶な人生が語られているが、それがメインではなく、そこから伝えたいことがいくつもある本。小学校教育の学び直しの機会がないとは盲点。ほんと、何も知らないんだな、私。だから、読書をするのかも。いろいろ考えさせられる本ではあるが、短歌の魅力も伝わってくる。
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ふうふう
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★★★★★穂村弘さんの講演会に行ったときのこと。ラストの質問タイムで「おすすめの歌集教えてください」という声に、『キリンの子』(鳥居)をおすすめしていた。簡単に、鳥居さんについて説明してくれた穂村さん。そこから、ずーっと気になり、三年たった今やっと見つけた鳥居さんについてのこの本。読んでよかった。所々に鳥居さんの短歌が入り、読むと圧倒される。
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るぅ
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歌人・鳥居の壮絶な人生と、その時の心情や情景を31文字に詠んだ短歌の数々。日本社会の闇と、それでもそこに短歌という希望と光を見つけもがく鳥居。静かな恐怖感や不安の中の小さな幸福を感じる独特の短歌はこうやって紡がれてきたのか。
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ぷくらむくら
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それまでの生き方がすざましいが、それとは別に産み出された短歌群の鮮烈さに打たれました。
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モグラ
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義務教育の形式卒業について考えさせられる。卒業後の勉強できる場が有ればな。人に沿った勉強になるからこそ難しいんだけど!若いうちは社会から多少外れても修正できる気力もあるが年齢重ね孤立していく社会は宜しくない!
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みずいろ
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母の病と死、施設での虐待、不登校、ホームレス生活。壮絶な半生を送った歌人・鳥居は、それでも家族を許し、人々のため希望を表現したいと語る。短歌がどれも印象的。「揃えられ主人の帰り待っている飛び降りたこと知らぬ革靴」「祖母のこと語らぬ母が一人ずつ雛人形を飾る昼すぎ」「ビニールの透明傘がひとつずつ街にひらいてゆく無表情」鮮やかなのに乾いていて、見えているものと詠んでいる本人との間に距離感がある。鳥居が痛みから逃げるためにとった「距離をとる」という手段が短歌に活きていた。絶望と生きるからこそ輝く人がいる。
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あきら らきあ
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鳥居は、優しくて、感受性の豊かな女性だと感じた。彼女の厳しい生い立ちや、つらい出来事、短歌との出会いが、丁寧に書かれている。ただ評伝としては、思い入れが強すぎて、視野が狭くなっている印象を受けてしまう。鳥居とのインタビューが中心になるのは当然として、施設や学校の関係者、親族、友人、の取材や、精神科医や教育関係者の意見、考え、歌人の彼女の短歌に対する評価などを反映して書けば、もっとよかったのでは?施設での虐待は、ショッキングで鳥居が、誇張しているとは思はないが、施設関係者からの、意見はあった方がいいと思う。
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果糖グミ
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☆☆☆
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sansirou
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たまたま安冨歩の動画で彼女の存在を知って、どんな人なのかな?と思って調べたら凄まじい生い立ちが書かれていて、この本を手にした。彼女の作り出す短歌の世界は、その言葉の強さが際立っている。著者の、彼女に対する思いも伝わってくるいい本でした。次は、彼女の歌集を読みたくなった。
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小早川
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日常的な仄暗い部分に目をやって、ずうんと重くなる。
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一帆
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ホームレスの話。 詩が特に印象的でよかったです。
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nosso
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想像を絶する過酷な境遇、今なお危うい足元で、顔を上げ前を向く彼女を心から応援したい。ただ、この装丁と文章は正直…もう少しなんとかならなかったのかな。
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サキ
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鳥居さんは、自身の生い立ちも短歌に興味を持ってもらえるきっかけになるなら、と思ってこの本の出版を了承したのかな。この壮絶なストーリーを知ってしまった以上、決して忘れることはないと思う。だからこそ、何も知らない状態で彼女の歌を見てみたかった気もするが、短歌を嗜んでいない私はふらっと歌集を手に取ることはなさそうだし・・・・・・「この生い立ちも含めて鳥居さんの短歌」という解釈で納得しようかな。歌集も読んでみます。
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きのこ
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「歌に魔力を宿したい。生死の境にいる人を連れ戻すほどの力がほしい。」(p.168)
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あややっくす
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❛慰めに「勉強など」と人は言う その勉強がしたかったのです❜ 人から言われたからといって勉強へのやる気ができるもんではないと知っているけど、世の中には勉強したくてもできない子がいることは知って欲しいですね
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silossowski
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歌集、批評本は楽しく読めたのだけど、この伝記本に関しては、どうにも読みづらくて、一冊読み切るのが大変だった。 子供や読解が苦手な人にも読めるようにという配慮あってのことかとは思うのだけれど、内容や文章が冗長すぎる。もっと簡潔に書いてほしい。 鳥居の短歌が引用されている部分があるのだけど、ページをまたいでいたりして、作品を雑に扱っている印象を受けた。 これならふつうに歌集を読んだほうが、鳥居の人生や人となりを深く理解できるように思えた。 編集者や著者はもっと短歌の力を信じてほしい。
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雪野きずな
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歌集は購入したけどこの本は図書館で借りた。生きる力をもらったし、自分には短歌を創作する才能がない。だから鳥居さんは今のままでも充分です。第二歌集が出たら買おうと改めて思った。自分も頑張ろう。
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てくてく
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子を愛しながらも愛し方がわからなかった母、その母の自殺を目の当たりにしてしまったのは小学校、その後児童福祉施設で保護されるものの、その内容は保護の真逆の虐待であったこと、小学校から不登校になったものの中学までは自動的に卒業させられてしまうため、小中学校で学ぶべきことを学べていないという問題、守るべき大人が彼女を守っていないなど、息苦しくなることがつづられている。短歌に託すことで自由や生きる意思を強くしながらも、今なお生きづらさを抱えて生きている鳥居さんのドキュメンタリー。
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よみ
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ネタバレあまりにも悲惨な生い立ちに言葉も無く、吉川宏志さんが出てきたあたりでやっと泣けました。 短歌そのものよりもその背景にあるものが重すぎて、彼女の作品を純粋に芸術として捉えるのは難しいように感じました。
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shikapon
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図書館返却棚で目に留まった本。いつもセーラー服を着ている歌人「鳥居」。この本は、新聞記者岩岡氏が彼女の過酷な生い立ちを作品を交えて綴ったノンフィクションです。本来守られるべき児童養護施設内での虐待、いじめは衝撃的で、怒りを感じずにはいられませんでした。もちろんこういう施設は稀だと信じたいですが…。 毎日死ぬ事ばかり考えていた鳥居さんの「居場所」となった短歌は、悲しく重いものが多いですが、心に響きました。 不登校や引きこもりの人達に「生きづらいなら短歌をよもう」と活動されてる鳥居さんにエールを送りたい。
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参謀
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「生きることは当たり前ではない」子育てがわからなかった母の自殺、施設での虐待、友達の自殺、ホームレスと彼女の経験してきたことは到底信じ難いが、事実だそうだ。義務教育も満足に受けられず、独学で単語なども学び、短歌という希望に辿り着いた鳥居。彼女は生きるのが辛いと思いながらも、自分を救ってくれた短歌を広めるために31文字の歌を綴る。今の世の中、自分の声を公開し易くはなったが、逆に批判に晒されることはもっと容易になった。それでも施設の虐待や教育制度、そして短歌で少しでも救われる人々を望み、彼女は日々戦っている。
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だんでらいおん
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【図書館本】読了。小学生の時に唯一の肉親とも言える母親が自殺し、その後も助けてくれるはずの行政や大人からも虐待を受け続けてきた鳥居。虐待されていた児童養護施設の本棚の中から見つけた一冊の短歌集が彼女のそれからの生きる意味になっていきます。「生きる」とは何か。絶望した人たちに寄り添えるものでありたい。彼女はその答えを求め続けるために短歌を作り続けています。
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たぬき
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ネタバレ小学生で母親の自殺を経験、児童養護施設では虐待を受け、里親から追い出されてホームレスになり、今も複雑性PTSDにより日常生活すら困難である。こんなに大変な生活をしている人がきっと他にもいるのだと思うとやるせない。学びたくても学べなかった苦しみ、今もなお義務教育を受け直したいという切実な願いがひしひしと伝わってくる。死にたい時に芸術に救われたことから、自らも短歌で誰かを死の淵から救えたらと活動中の鳥居さん。死にたいと思いながら生きていても良いんだ、という言葉が印象的だった。色々と考えさせられた。
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あじ
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筆舌に尽くしがたい彼女の生い立ち、そして現在。5、7、5、7、7の発煙筒を、あらん限りの力で頭上に押し掲げる。文字を拾ったホームレス少女、生き死にを詠む。大人は子供を見守らなくてはならない、自分の子も人の子も。◆本書はノンフィクションです。同時刊行の詩集「キリンの子」あり。
ひろし@最近カクヨムしか読んでない

この本、探してるんだけど何処も置いてないんだよね。 だけど今は注文してまで欲しくないんだよな。

05/31 21:35
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なっちゃん
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壮絶な人生。よく自ら命を絶つことをしなかったなぁ。と思う。 そして、 幼少期の僅かな愛情で人は生きられるのだろうか⁉️ 彼女の願いが行政に届くことを願う。
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Motoshiман
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辛い本だった。鳥居さんの境遇を知る前に彼女の詩歌に出会いたかった。最近流行りの「怖い絵」。怖い絵だと最初から知っているのもいいけれど、たくさん掛かっている絵の中から怖いのを自分で発見してしまった時の方が本当の意味で「怖い」と感じるのだ。怖い絵を見に行こう!大変な境遇を経験された方の詩歌を読もう!最初からそう心に決めているのはなんかなー…
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Maki
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両親の離婚。母の心の病、ネグレクト罵声。そして自殺。母の実家や施設からの虐待。精神科病院での安堵と友人を目の前でなくす。ホームレス。短歌との出会い。この出会いに大きく関わった歌人の吉川宏志と穂村弘。あなたの作る歌がきっと誰かに寄り添って生きる力となりますように。鳥居のように壮絶な人生を送らなければいけなかった人達はほんにもならずたくさんいるんだ。わたしにはなにができるだろう。
ももしびっく

もちろん、かっこいいのもわかりますよ~(´・∀・) Makiさんエッセイも読んでみて~

02/22 00:01
Maki

はーい(´∀`∩

02/22 06:38
5件のコメントを全て見る
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のほほん堂
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複雑性PTSD(解離性障害)。就労不可、貧困。障害があり貧困というところで丸で自分を見ているかのようで感情移入してしまいました。/揃えられ主人の帰り待っている飛び降りたこと知らぬ革靴/刃は肉を切るものだった肌色の足に刺さった刺身包丁/穂村弘「私の部屋にはクーラーがなくてとても蒸し暑いうえに、力むと頭が熱くなるので、製氷皿の氷を囓りながら書きました。」、わかる!/慰めに「勉強など」と人は言う その勉強がしたかったのです/鳥居さんのペンネームは tree から取ったのかもと思っていました。
のほほん堂

坂井修一「短歌を作ることで、人生の苦痛や不安をとりさることができるか、というと、それは無理でしょう。ただし、苦痛や不安を歌って苦痛そのもの、不安そのものとは別の世界を作ることはできます 」

02/15 15:33
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セーラー服の歌人 鳥居 拾った新聞で字を覚えたホームレス少女の物語評価89感想・レビュー148