形式:単行本
出版社:小学館
形式:文庫
山岸涼子が小さい頃、これは誰にも思い付かないはず!と黒いリボンをつけて学校に行ったら、たちまちみんな真似し出して、自分が考えたのにって本気で腹を立てたという有名な話があるけど、こういう感情が作家の淵源
竹宮惠子、萩尾望都に山岸涼子!私たちから見れば、「神!」のような存在でした。BLの金字塔『風と木の詩』、素晴らしい作品でしたね。この作品、私も近いうちに手に入れて読みたいと思ってます。
カーミンさん、私も書い直ししたいなと、さっき電子書籍見てました。萩尾望都って名前しか知らないんです😓 山岸涼子は、マーガレットあたりで、読んでいてあまり意味わからなかったです。日出処の天子は、買って積読になってます。「神」なんですね。この本読んだらすごいエピソードいっぱいかもです。
『風木』を軸とした自伝なので、ファンとしてはとても面白く、一気に読んだ。個人的には、漫画を本屋に注文しても1ヶ月以上待たないと届かないという時代背景(p.20)や、今で言うショタコンへの文字通りの言及(p.125)が琴線に触れた。そして何より、著者が大学で担当した「脚本概論」の授業の考え方(pp.229ff)が素晴らしい。漫画に限らず、およそ芸当にはセンスだけでなく、一般化可能で教授可能な技術も重要で、感動を作り出したり感情を伝えたりするにも、作画の巧さというレベルを超えた技術が必要。
これを読んでダ・カーポの「地球へ」を聴きたくなったのはわたしだけか。『地球へ…』については『風木』以降の話なので、たいした記述はないのだけれども。♪カミンホーム、トゥテーラー…
そんなわけで次は萩尾望都だ。チラ読みした限りは思い出したくも無い時代だったそう。
図書館で並びにあったからチラ読みしたわたなべまさこさんのエッセイにもあったけど、上原きみ子さんも似たようなエピソードとして、漫画家をするために結婚出産をされたという。そうまでしないと漫画家できなかったって、女性には大変な時代だったんだなぁ。
p.161の「成田」は、羽田(空港)でしょうね。1972年のことだから。
映画でも演劇でも小説でも様々な創作の分野において、「人はどこで感動しているか」とか「面白いと感じているか」の技術があり、そうした「感動」は作ることができるものなのだ。/(本文より、物語を創作する上での脚本概論に対しての記述)
「一度は読んでみるべき」と勧められて、前に『風と木の詩』を読んだ事がある。物語の後半、もうどうにもならなくなってセルジュがジルベールから離れると決心したシーンでは、ばばーっと涙が洪水のように流れたのを思い出す。BLはあまり得意じゃない私だけど、あのシーンは切なすぎたな。あとジルベールが死んで棺で運ばれていったシーンとかも、倒錯していても愛なんだなとか、それともただの依存と執着なのかとか、色んな事を考えさせられた。苦しみとスランプと葛藤と闘いのすえに、『風と木の詩』は完成したのだなぁ。【はみ出し感想】
のりすけさん、わかる気がします。(^ω^) 「モテモテ」で変ギャグ!「うしとら」で怪奇ホラーファンタジー! しかもサンデー!そしてのりすけさんが形成される!! そりゃ、竹宮惠子来ないでしょ!(^。^)
buraさま>来ないですよね~~。アハハハ(⌒∇⌒)
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