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少年の名はジルベール

感想・レビュー
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ジムノペディ
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この本に書かれた竹宮さんの行動の数々は、それに対応した編集者が偉いよ、と言いたくなることが多いです。学生運動の気配が濃厚な70年代の若者だからかな。けっこうなはねっかえりさんでした。▼『ファラオの墓』が『風と木の詩』の企画を通すための布石だったとは。私は『地球へ…』しか読んでいないので、代表作を素通りしていたことになりますね。いや、『地球へ…』、いいでしょ?【読んだ理由】『一度きりの大泉の話』を読んだから。こちらの言い分も知りたくて。
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あむちむ
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マンガはギャグマンガくらいしか読まないが、鮮やかな水色に惹かれて読んだ。 読み易い文章で、どのようにマンガ家として大成していったのか、またマンガ家の暮らしや編集者とのやり取りが想像出来て、楽しい読書時間だった。 再び読む事はないが、気軽に楽しく読みたい方にお勧め。
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けえこ
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竹宮惠子と萩尾望都、その他少女漫画家たちの主に大泉時代の実話録エッセイ。 「トーマの心臓」も読み返してみたくなった。
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つっぷー★
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Audible
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くまむし
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若い頃大好きで、貪るように読んだ漫画家、また読みたくなった。
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ぶた
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面白かった。 大泉の話は読んでないし知らん。 文庫本後書きにもあるとおり、どうしても大物と言うか偉人と言うかそういう人たちは最初から偉人やと思いがち。 提示してもらわんと過去の辛さを想像しいひん。 ヨーロッパ旅行で、漫画家の人が建物の作りとかを細かく見るのが別目線で面白かった。 映画を映像で覚える?から見るの一回で十分とかも面白い。
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なをみん
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萩尾望都本のレビューを読んで気になっていた。主に1976年「風と木の歌」までの話。やっぱりさすがに時代を切り開いて漫画という表現の歴史を作ってきたアーティストの話。ドキドキする。書いておきたい感想も多いけど、出版後の反響に応えたのか「文庫刊行に寄せて」の丁寧に練られた教授らしい文章に心打たれた。Kindle Unlimited 。
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こまり
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少女漫画の先駆者たちの姿が目に浮かぶような描写で綴られていてとても興味深かった。萩尾望都と一緒に生活していた大泉でのあれこれや、本物を知らなければ描けないとの思いで決行したヨーロッパ旅行(山岸凉子も参加)、編集者との軋轢、仲間との訣別…。自分が目指す所に向かって困難な道を切り開いてきたんだなぁと思う。「きのう何食べた?」に出てくるジルベールはあの漫画から取ったのか。 つい最近山岸凉子の「日出処の天子」を又読んだ。何度読んでも感慨深い
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miporin
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萩尾望都『一度きりの大泉の話』読後に読んだので、竹宮先生が複雑な思いを抱えながらも無邪気に描く萩尾先生の才能への賞賛に胸が痛んだ。萩尾先生目線で考えると「傷付けた側」である竹宮先生の記憶はこういうものなんだな、と。悲しい読後感。 ただ、若い頃の試行錯誤、創作への取り組み、「風と木の詩」連載を勝ち取るまでのエピソードはどれもとても興味深かった。それにしてもインターネットのない時代の資料集めは大変だなあ!欧州旅行の際に壁の厚みなどに注目する目線などもとても興味深かった。
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ちかぽん
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これも感想消えてます。 竹宮恵子からみた萩尾望都との決別。 竹宮さんの苦しみ、嫉妬、焦りはわかるけど 萩尾望都という人物の繊細な部分を傷つけて一生無理な関係にしてしまったのは罪深い。作風も真似したと非難して萩尾望都は画風もガラリと変わってしまったのだから.
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Като́н
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作家として話す相手がいない場合、それはそう簡単に埋まっていくものではない。嫌な上司とか継母などというのは単なる感情のいざこざでしかない。倫理を無視して世の中をダイナミックに動かすような冷酷さも持つ戦略的な考えとは無縁だ。個人的な人間関係の諍いで悪になっているだけで大きな社会や権力構造の中で悪にならざるを得ない、また戦略的に裏をかくなどして悪を志向するタイプの悪を少女漫画で描くのは難しい。
Като́н

山岸涼子が小さい頃、これは誰にも思い付かないはず!と黒いリボンをつけて学校に行ったら、たちまちみんな真似し出して、自分が考えたのにって本気で腹を立てたという有名な話があるけど、こういう感情が作家の淵源

04/13 12:49
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Suzan・S
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忘れたので再読。萩尾さんの本を先に読んでいたので、強く記憶されているところが違っていて感慨深い。そして、24年組の作品は数える程しか読んでいないことに気付く。
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luadagua
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ネタバレ竹宮惠子さんが1970年代にデビューして、萩尾望都さんと暮らしていた大泉サロンの話から、名作「風と木の詩」がどうやって生まれたのか。身近な天才萩尾望都や時代に対して、そして「風と木の詩」を世に出すのはかなり葛藤があったのだなあと。萩尾さんとの関係ではお互い相当傷ついたようで、いつか解決したならいいなあと思うけど、そうもいかないのかな。
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みひな
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ジルベールの話かと思ったら、竹宮惠子さんの自伝だった。ジルベールが出てこないのは残念だったが、この作品しか知らないので、へぇがいっぱいだった。初めて読んだ時、萩尾望都の真似っこだなんて、周りからの批判を聞いてあまりいい気しなかった事を思い出した。私はとにかくジルベールに惚れ込んでいたから。竹宮惠子、萩尾望都がトキワ荘のように、漫画家達が集まって暮らしていたとは驚いた。山岸涼子まで出てくるし、すごい面子の揃った時代、仲良しでも焦りは出てくるのは当然で、切磋琢磨していったんだろう。
カーミン

竹宮惠子、萩尾望都に山岸涼子!私たちから見れば、「神!」のような存在でした。BLの金字塔『風と木の詩』、素晴らしい作品でしたね。この作品、私も近いうちに手に入れて読みたいと思ってます。

11/15 12:22
みひな

カーミンさん、私も書い直ししたいなと、さっき電子書籍見てました。萩尾望都って名前しか知らないんです😓 山岸涼子は、マーガレットあたりで、読んでいてあまり意味わからなかったです。日出処の天子は、買って積読になってます。「神」なんですね。この本読んだらすごいエピソードいっぱいかもです。

11/15 19:39
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ami
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「一度きりの大泉の話」とセット読み。セット読みして人間関係の精神構造を実例で理解した。マンガの才能に関しては努力型と天才肌の相反する竹宮先生と萩尾先生で、竹宮先生の当時の創作の苦しみはこの著書でよく理解できた。萩尾先生は当時信頼していて思わぬところからもらい事故のように苦しみを与えられた。きっと家族との関係もあって先生の中の1番繊細な部分が傷ついた。そして竹宮先生も当時の繊細な部分が傷ついた。人間関係のボタンをかけ違えると、ここまでいくのだと思う。それぞれに着地点が大きく違うのも、また人間らしい。
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きぬりん
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ネタバレ漫画家竹宮惠子先生の自伝。上京してから名作『風と木の詩』の連載開始に至るまでの、苦悩や苦闘に照明が当てられている。増山法恵氏との出会いから、「大泉サロン」での萩尾望都先生との共同生活、編集者山本順也氏からの厚遇などを経て漫画家としての地歩を固めつつも、かねてより構想を温めてきた『風木』の連載にはなかなか至らず、少女漫画に少年愛モチーフを導入する壁の高さと自らの力不足を痛感。そこに萩尾先生に対する嫉妬と焦燥感も加わり、精神的に追い詰められる。最終的には『ファラオの墓』が転機となって一皮剥け、めでたく大団円。
きぬりん

『風木』を軸とした自伝なので、ファンとしてはとても面白く、一気に読んだ。個人的には、漫画を本屋に注文しても1ヶ月以上待たないと届かないという時代背景(p.20)や、今で言うショタコンへの文字通りの言及(p.125)が琴線に触れた。そして何より、著者が大学で担当した「脚本概論」の授業の考え方(pp.229ff)が素晴らしい。漫画に限らず、およそ芸当にはセンスだけでなく、一般化可能で教授可能な技術も重要で、感動を作り出したり感情を伝えたりするにも、作画の巧さというレベルを超えた技術が必要。

10/18 21:35
きぬりん

これを読んでダ・カーポの「地球へ」を聴きたくなったのはわたしだけか。『地球へ…』については『風木』以降の話なので、たいした記述はないのだけれども。♪カミンホーム、トゥテーラー…

10/18 21:44
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ALOHA
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ネタバレ一度きりの大泉の話が(悪い意味でなく)一方的だったので、こちらも読んでみた。お互いに傷つけたことは覚えていなくて、傷ついたことは忘れられない。これは人の本能なのかも。2人の場合は、傷つかないためにも距離を置くのが正解なのかなと思った。2冊合わせて読めてよかった。竹宮作品はほとんど読んだことがないのだけど、挿絵を見て、あ、この絵柄は苦手と感じたので、やっぱり読まないと思う。
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kuroika
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ネタバレ「一度きりの大泉の話」も現在読み途中でほぼ読了しているのですが、二人の天才漫画家は本の構成も天才的に上手いなと感じました。没入して一気読みできました。ここまで成功した人たちですから裏側を書く必要はないのに、わざわざ書いてくれているというのはファンにはありがたいことです。竹宮さんのブレーン増山さんがご存命だったら、増山視点の大泉サロン評もぜひ読んでみたかったですし、プロデューサーに近い存在として漫画家を支えることに青春をかけたことについての心情を知りたかったです。遺構が発見されていつか出版しますように。
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あんこわねっと
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ネタバレ改めて「風と木の歌」「ファラオの墓」を読んでみたい。萩尾望都が書いていたアイデアの盗用の疑いについては簡単に「距離を置きたい」とまとめられている。萩尾望都と離れてやっと創作に集中できるようになり「ファラオの墓」を執筆する。増山さんという人は竹宮惠子のプロデューサー、アイデアを出してサイン会のイメージづくりをして、参考資料(映画・舞台・小説)の栄養を与える人なのだ。著作を萩尾望都に送ったというのは、萩尾望都と和解したいのだと思うし、もう許してくれてもよさそうなものだが、相手は頑固そうだ。
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しずく
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ずっと積読本になってたけどもっと早く読めばよかった。 今でこそ「腐女子」「BL」といったワードがメジャーになっているけれどこういった先人たちがいたお陰なんだなあ。竹宮作品の世代ではないから読んだことはないものがほとんどだったけど、少年たちの美しさや少年愛は今でも受けると思うし遺伝子を引き継いだ作品も多いと思う。 耽美系好きにはたまらないだろうから読んでみたくなった。 あと質の高い文化に触れるのは漫画家だけでなく誰にとっても思考想像を豊かにするんだと思ったから自分もいろんなものに触れてみたいと思う。
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オ・ノーレ
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「一度きりの大泉の話」を先に読んでいます。少女漫画創成期の状況と自身の葛藤と萩尾先生との関係。のちに風と木の詩で革命を起こすまでの軌跡が書かれる。風と木の詩を世に出すために竹宮先生がスランプと苦労を乗り切った話は非常に面白い。書きたいことを書くために啓蒙を重ね、理詰めで話してくれる編集者と出会い実力をつけたのちに満を期して発表するまでの竹宮先生の努力は相当なものだった。
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またたび
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面白かったー!創作してる人してみたい人すべての人におすすめ。案外自分が合わないと思うこともやってみれば役に立つ。尖るのは大事。基礎、伝える、キャッチボールすることは尖るための一歩。なのかなという感想。三宅香帆さんの推薦文で読みたくなりました。彼女の言う通り、朝ドラとは言わずともドラマ化して欲しい〜!
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Akiko Kobayashi
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あ…私が読んでたのは「自分用」に描いてた時期だったから好みではなかったのかも。ファラオ以降の読めば変わるかなと思いつつ、絵柄の空気感がそんなに好みじゃないんだよね…とか。あっちとペアだからということでキープ
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wistful
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ネタバレとても面白く、読み進める手が止まらなかった。最後の終わり方も素晴らしい。この方のような青春、大変そうだけど羨ましいな。漫画を書くにあたり、作者が自己主張するのではなく、読者に新しい自分を発見してもらうようにすることっていうのと、教えるというのは、その人に気づいてもらうことっていうのが印象に残った。授業受けてみたいな~
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サチ子
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萩尾先生の本を読んだあとの再読。悪い印象は全然なくて、キラキラした若い頃の思い出が語られているようでこれは朝ドラにしたいような人も出ますね。インターネット登場以前の若い漫画家たちの交流も旅行の話もとっても魅力的だから。
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wuppy
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図書館で発見!1970年代に「大泉サロン」と呼ばれた古いアパートで共同生活をしながら、BL漫画「風と木の詩」を発表した竹宮惠子さんの自伝。私は萩尾望都さんの方が好きで、BLがよくわからず、増山法恵さんとの事情も知らなかった。「風と木の詩」の記憶は薄いが、苦難の道のりや人間関係は興味深く、登場する漫画家さん達も懐かしかった。さて、今度はモー様の「一度きりの大泉の話」を読まねば。ふたつの才能が絶縁する経緯を知りたい。
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るぅ姉
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萩尾望都の一度きりの大泉〜を読んだので。どちらも悪くないというか、どちらも絞り出す様な苦難をお互いに抱えてしまったんだなと思いました。天才肌の萩尾望都と理論の竹宮惠子という感じか。やはり何か起きたとしても一方の主張や意見だけ聞いてはだめだなと思いましたね。どんなことでも。憶測と思い込みは本当にいけない。ましてや人を非難するなんて、、、そういう事の教訓にもなった。漫画とは、ということはこちらの1冊のほうがよくわかる。増山さんの謎さがさらに謎になったんだが、当人もくるしんでいたのか。あとアンケート大事。
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みんにゃりん
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ネタバレジルベールはきのう何食べた?しか知りません。著作はほぼ未読。たまたま読んだ地球へから流れてきました。風と木の詩の誕生秘話を含む1970年代の振り返りエッセイでした。"大泉の話"が出て来るので、対をなす"一度きりの大泉の話"も積みました。当時の少女漫画の原稿料は1枚2500円?!安っっ!!週間連載ってせいぜい週16頁だから×4週で月16万円くらい。原価割れするからスクリーントーンが貼れないわぁ。(笑)とは言え、大卒初任給が4万円と言われると見方は変わるか。(少年漫画の売れっ子で1枚5万円、月収320万円!)
みんにゃりん

そんなわけで次は萩尾望都だ。チラ読みした限りは思い出したくも無い時代だったそう。

04/30 21:44
みんにゃりん

図書館で並びにあったからチラ読みしたわたなべまさこさんのエッセイにもあったけど、上原きみ子さんも似たようなエピソードとして、漫画家をするために結婚出産をされたという。そうまでしないと漫画家できなかったって、女性には大変な時代だったんだなぁ。

04/30 21:49
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猫森
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真ん中辺りから、私の脳内では井上陽水『ワカンナイ』がずっと流れていた。増山さんて人が、kimochiwarui,ワカンナイ…。萩尾望都さんの本にgo!
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鵞鳥
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歴史的資料。
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あさひ
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竹宮惠子の自伝。萩尾望都との関係、自分とのスランプなど、萩尾望都目線の一度きりの大泉の話も読みたいと思う。
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Vela
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ネタバレ著者が萩尾望都さんへの憧れと嫉妬からスランプに陥り、そこから抜けだす展開はかなり読み応えある。しかしその裏にはまた違った一面、本作と共に話題になっている『一度きりの大泉の話』に描かれる面もあるようで……そちらも読むしかない、と心した。脚本について学ぶ、という終盤のお話が、過去の著者へのエールのようで心に残る。
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ふみえ
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萩尾さんの方と読み比べると面白いと知人から勧められて。人間模様より、少女マンガに色々制約があったことに驚く。それにまんまと乗せられ、毎週発売日に買ってたなんて。懐かしい。
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ねこのあくび
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ひょんなことから興味引かれて読み始め、結局2回借りて最後まで読んだ。ひとりの漫画作家の想いや葛藤、道のり、すごく読み応えがあった。作品を読んだことがなかったので借りられる「永遠へ…」から読み始め、メルカリでは萩尾望都さんまで買い漁り始めている。その頃の作品の凄さが、本書を読んだことわかってきた気がする。肝心の「風と木の詩」をまだ読んでいないので楽しみだ( ´∀`)萩尾望都さんが書いたこのような本もあると聞いたのでそちらも読んでみたい。
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村上春巻
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ネタバレ【B+】『一度きりの大泉の話』を先に読んでしまったので、本書とその内容にいくらかの先入観とバイアスがかかってしまったのは否めない。請われて徳島の大学を中退して単身二十歳で上京した著者。同じように大牟田からやって来た萩尾望都と、元は彼女のペンプレンドであった東京っ子の増山との練馬区大泉での短いトライアングル生活が、彼女たちの漫画家として、人としての世界線を決めてしまったのかも。著者と萩尾との決別のシーンも割にあっさりとした描写であった。『風と木の詩』が難産の末にようやくこの世に生を享けた物語、といった印象。
村上春巻

p.161の「成田」は、羽田(空港)でしょうね。1972年のことだから。

10/08 15:40
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さおり
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ジルベールの名前のみ辛うじて知っている私はもちろん、竹宮惠子さんも、大泉サロンも、少女マンガ革命も知らない。徳島から上京した20歳の新人マンガ家が、嫉妬とスランプにどろどろになりながらも成り上がるお話として楽しく読みました。あと、ヨーロッパ旅行記も良かった。あ、私、萩尾望都さんは知ってたわ。長く絶縁している竹宮さんと萩尾さんは若き日に、共に暮らしていたのだね。萩尾さんが書いた「一度きりの大泉の話」という本は、この本とは全く違う読み味だそうなので、いつかそちらも読んでみたい。
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風眠
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ネタバレ『一度きりの大泉の話』に次いでこちらも。萩尾望都が漫画家の先輩から「個性のある作家が一緒に住むなんて考えられない」と言われたように、竹宮惠子も担当氏から「絶対にやめたほうがいい、一つ屋根の下に作家が2人いるなんて、とんでもない話だ」と言われる。業界の人にとっては、やはりあり得ない事なのだと確認できた。竹宮惠子が萩尾望都に対して、憧れと嫉妬がない混ぜになった感情を抱き「距離を置きたい」と伝えるまでには、彼女にも苦悩と焦りがあったんだな。同じ出来事でも、個々の捉え方で感情の行き違いを生じ、傷を残したりもする。
風眠

映画でも演劇でも小説でも様々な創作の分野において、「人はどこで感動しているか」とか「面白いと感じているか」の技術があり、そうした「感動」は作ることができるものなのだ。/(本文より、物語を創作する上での脚本概論に対しての記述)

08/26 15:19
風眠

「一度は読んでみるべき」と勧められて、前に『風と木の詩』を読んだ事がある。物語の後半、もうどうにもならなくなってセルジュがジルベールから離れると決心したシーンでは、ばばーっと涙が洪水のように流れたのを思い出す。BLはあまり得意じゃない私だけど、あのシーンは切なすぎたな。あとジルベールが死んで棺で運ばれていったシーンとかも、倒錯していても愛なんだなとか、それともただの依存と執着なのかとか、色んな事を考えさせられた。苦しみとスランプと葛藤と闘いのすえに、『風と木の詩』は完成したのだなぁ。【はみ出し感想】

08/26 15:32
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♋︎
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スランプぽくてもつねに貪欲で凄い。
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わかんない
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竹宮先生は少女漫画に革命を起こそうと思っていたんだな(萩尾先生は結果は後からついてくるというスタンスか)。大学教授になり、学長になり、過去を曇りのないものにしたくて一連の著作があるのかな
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のりすけ
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『一度きりの大泉の話』に次いでこちらも。竹宮先生はカッチリとした言語を使って説明される方なんだなぁという印象。雰囲気会話のモーサマとではうまくいかないのも当然かな。モーサマが大泉時代からの話を苦痛に感じてるのに対し竹宮先生は「青春の1ページよね」みたいに思ってらっしゃるのが、個々の受け取り方の違いって後々修復不可能なひび割れを起こしちゃうんやねと。どちらも読んで、Mさんは苦手なタイプだと確信を持った。ちな、竹宮先生の漫画は「アタイのテリトリーじゃない」のでほぼ読んでません。
bura

のりすけさん、わかる気がします。(^ω^) 「モテモテ」で変ギャグ!「うしとら」で怪奇ホラーファンタジー! しかもサンデー!そしてのりすけさんが形成される!! そりゃ、竹宮惠子来ないでしょ!(^。^)

08/12 13:09
のりすけ

buraさま>来ないですよね~~。アハハハ(⌒∇⌒)

08/12 20:05
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