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このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集 (文春文庫 さ 50-7)

感想・レビュー
164

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かえで
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学生時代振りの桜庭さん。お初の短編集でしたが、奇譚集という単語がしっくりきました。でも日常にもあるかもしれない、そんなそわっとした感覚?冬の牡丹が好きかなぁ
0255文字
クナコ
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初読。「青年のための読書クラブ」が好きなので、それの原型、前身的な作品があると聞き、ずっと読んでみたいと思っていた。結果、確かにプロトタイプらしさがあった。本書は短編集のためそれぞれにつながりはないが、全体に著者の初期ライトノベル調から一般文学への過渡期的作品らしさが漂う。本当に著者の各作品に出てくる親には碌な人間がいない。だらしない男、情念に狂う女、奇形的パーツを持つ思春期の少女、著者のいろんな作品に登場する強烈な人物たち。著者自身、多感な頃にそういったことに目が行きがちだったのではと邪推してしまう。
クナコ

ただけして嫌いではない。怖いもの見たさに結局最後まで読んでしまう。結果読んで心沈んで、二度と読まない、となることもあるけれど。読まなければよかった、とはならない。

03/12 23:44
0255文字
しゅんどーん
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桜庭さんにしか書けない文体で、あっという間に幻想的な物語の世界に引き込んでくれる。一番のお気に入りは「モコ&猫」。胡麻油の瓶みたいな顔ってどんな顔?主人公の気持ち悪さがうまくユーモラスに描かれていて、好感さえ持てる。
0255文字
おじょー
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奇譚集、と銘打っているだけあって何とも奇妙な感覚をもたらす短編集。ただ設定が異質なのは骨になった男が妻と不倫相手のやり取りを傍観する話と、夜のホテルでホテルマンが見た幻の話だけで、他は日常で有り得る話。しかし大学で一目惚れした相手をただ見つめるだけの話が、アパートの隣人との交流が、田舎での地元の子との冒険が予想外の歪さを見せてくる。映写機でのフィルムを見せられているような距離感から急に距離を詰めて揺さぶって来る語りが桜庭さんらしい。「冬の牡丹」「赤い犬花」に漂うどうしようもない切なさが響いた。
0255文字
ひろ@ネコとお茶愛
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読書スランプになると桜庭さんに戻ってくる。決して読みやすいというわけではないけれど、読み終わるとやっぱり本が好きって思える私の原点なので。冬の牡丹が読みたかったので満足。
0255文字
Ooka
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悪くはないんだけどなんだかしっくりこない。長編を読んでみよう。
0255文字
chanai
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🔖もう、お別れなのだ。殺すこともなく。愛しあうこともなく。ただ、おだやかな好意だけを空気みたいに残して、別れていくのだ。モコ、ぼくのモコ。僕はきみと愛しあわなかったから、ぶつかりあわなかったから、だからぼくたちの別れは優しい。
0255文字
麻由
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語り口の妙味はあるけど、基本的に桜庭一樹は短編でそつなくまとめるよりも長編で自由気ままに語った方が面白いかなた あ。それこそ長い話のワンシーンを切り取ったような表題作が一番良かった。あと赤い犬花はファミ通文庫時代を思い出します。
0255文字
朋@
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こいごころと、あこがれ。触れれば弾みべたつくふたつの心を持て余して、白昼夢のような殺意に身を浸していた彼の瞳の色を幸福と呼ぶ以外に何と呼べばいいんだろう。劣化させた過去を持て余す、閃光して目を潰す恋はもう誰の歌にも歌われない空白。小さなアパートの片隅で好きなものに囲まれながら自らを「しんでいる」と、毛布の中で震えて泣く三十半ばのうつくしいひとのとなり。フィクションという薄い衣に煌めく物語の世界の中で、ほんの一瞬だけの現実を摘み上げる彼女の手つきの確信的なしなやかさにいつも惹かれます。
0255文字
ひろ
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奇譚集と銘打たれているが、そこまで突端な話はない。語り手の視点を少し変えてみたり、登場人物の設定が少し個性的であったり。切り取り方にクセがあるものの、読んでいて伝わってくるのは普遍的な感情。フィクション特有のつるりとした話よりも、むしろ本作くらいのざらつきがあった方が読んでいて刺さる。「モコ&猫」の学生時代の自由奔放な生活と社会に出てからの苦しみは、まさにその好事例。「冬の牡丹」の自暴自棄になる手前の葛藤も我が身にくるものがある。短編でも鋭さを失わない桜庭一樹の感性を存分に感じられる作品集だった。
0255文字
ブルちゃん
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色んな桜庭さんが見れるけど、うわぁ~、この感じ~‼😭✨ってなるのが「赤い犬花」。すっごいよね!桜庭さんが描く少年、少女ってなんでこんなに愛おしいのかな。胸がギュッてなりました✨
0255文字
みりん
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青年のための読書クラブが好きなので推理クラブの話はとても良かった。この空気感が好き。最近思い悩むことがあって、冬の牡丹が刺さった。みんな一生懸命なのにねぇ
0255文字
としなり
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ネタバレこの女性、ブラ付けてないのでは?的なカバー画だが、中身はしっかり短編集。 桜庭さんと言えば少女描写、という印象を持っていたが、それ以外にも色々と書くのですね。 三十路の独身女性と年配男性とのおかしな交流、見知らぬ田舎での少年の一夏の冒険、等々、面白かったです。
0255文字
ナマアタタカイカタタタキキ
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奇譚というほど奇譚じみてはいないけれど、それでも珠玉の短篇集。一番奇譚らしいのはコンパクトながら破壊力抜群の表題作で、隣人との情趣に富んだやり取りが魅力的な“冬の牡丹”、青春小説のようでいて風変わりで少しビターな“モコ&猫”、著者の長篇との関連性を匂わせる残りの作品、どれもその独特の世界観にのめり込めた。どちらかというと、既に他の作品を読んで彼女の作風に慣れ親しんだ人向けかもしれない。未読の長篇も読んでみたくなった。…どうでもいいけど、騙し絵的な表紙があまり私の好みではなくて、手に取るまで日を要した(笑)
0255文字
のろま君
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ネタバレ前半めちゃくちゃつまらなくて、いい加減にしろよ…って思ってたんだけど最後の『赤い犬花』という短編は桜庭一樹の良さが全面に出ていて、面白かった。桜庭一樹の青春小説の語り口は嫌いだけど、癖になる。それが本当に青々しい語りだからかもしれない。『風が前髪を揺らしていく。日差しはまったく暴力的なぐらい強くて、あぁ、夏ってこわい季節だったんだなとふと気づく。』夏をこんな表現出来るところが鬼才。
0255文字
藍色系
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1つ目の「モコ&猫」は、一言でいうなら「よくわからないけどなんか面白い」。こういう人物関係図の話は初めて読んだけど、最後が妙に切なかった。ほか、「冬の牡丹」と「赤い犬花」が気に入った。軽いテイストなのに味わいのある文章で、どんどん読めるし読みたくなる。そしてたびたび、胸にグサリと刺さるような言葉も。
0255文字
nicö
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「冬の牡丹」「青年のための推理クラブ」が印象に残った。
0255文字
ふくしんづけ
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あまり奇譚っぽさは無かったかな。全体的にふわふわと進行していくものが多かった印象。多彩なことに挑戦しつつも小慣れていない感もあり、その小慣れなさに救われるような気もし。文体の持つ身軽さが、読者として追っている物語に馴染まなかったのか。浮いた物語を地に繋ぎ止めて魅せるには、ラノベ調の文体では力不足だったように思えてならない。そういう意味では、「青年のための推理クラブ」「冬の牡丹」は比較的文体と物語が合致していたか。
0255文字
ひとみ
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中の1編「冬の牡丹」のためにこの本はとっておこうと思った。ほんの一言「…楽しきゃ、いいかなって」に共感した。昔誰かに言われた「楽しくなかったら、(決断することを)考えたら?」を思い出した。何かを決断するとき、そんな判断軸でもよいのだと思う。今の自分が「楽しく」「幸せ」だったら、周囲のことなんて気にしなくても。おそらくこの主人公は悩み続けるんだろうけど。
0255文字
熊童子
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ちょっと奇妙なテイストの短編集。なぜか読むのに時間がかかってしまった。面白いかと聞かれれば面白くはないかな。 ただ奇妙な味があってクセになる人もいそう。かくいう私も「モコ&猫」は、こいつ変態のうえにクズだなと思いながらもなんだか嫌いになれなかった。
0255文字
セロハン
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プラスの感情は、マイナスの感情のすぐ隣にあるなぁ、もしくは部分的に混じり合ってるなぁと。 いやぁ、桜庭一樹さんの本は、心に残る、傷も含めて。 面白かった。
0255文字
まえかわ
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珍しい桜庭さんの短編集。らしい。
0255文字
わたげ
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ネタバレ再読。 『モコ&猫』やっぱり好きだな。猫の一般的ではないおもいが。脂取り紙食べてる姿を目撃されて怖がられてるの、なんか良いなと思ってしまう。側からみた猫のおもいってそういう感じだよね、みたいな。 牡丹の気持ちが痛いくらい共感するし、太一と純之介はいつかまた会えるといいな。モコと猫はあれっきりだけど、太一と純之介だけはどこかでまた、と願ってしまう。
0255文字
yumiha
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読み応えのある短編集だった。まず「モコと猫」のモコに、こんな個性的なヒロイン(?)は見たことがないと驚く。本作は猫(大学生男子)が語り手なのだが、モコの側から見た猫を想像してみた。「猫って、ウザイし物足りないヤツだったけど、いないと困る存在だったんだね」と。「冬の牡丹」は、自分を通して生きることの難しさを考えさせられた。「赤い犬花」のユキノと太一は『GOSICK』の主人公たちに似た関係だね、と思いながら読んでいたら、なんと!どんでん返し。その伏線は、あったんだけどね。久しぶりに満足させてもらいました。
yumiha

表紙イラスト、よ~く見ると、赤いハイヒールの脚ではなかった。

09/27 10:28
0255文字
読書遍歴備忘録
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ジャンルばらばらな感じの短編集。全体的によかったけども『冬の牡丹』は格別に素晴らしかった、次点で『モコ&猫』。
0255文字
たみこ
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2019年64冊目。変な人間関係。少し不思議な話。
0255文字
ねこ
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うーん、不思議。そして、魅力に溢れている。
0255文字
ゆかわ
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ネタバレまだ初期の作風が残る話ばかりで、私はこの頃のこの人の話が一番好きだ。と実感した。短編集だけど全部良かった。「赤い犬花」にあのお馴染みのピンクの濃い霧が出てきたけど今回は良い事したなって思えた。もっと早く読めば良かった。
0255文字
さくら餅
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奇譚集だけあって、もっと奇妙な話を期待してたのだが、少々趣が違うようで残念。ただ本作の「モコ&猫」「冬の牡丹」が私好みの桜庭一樹節を感じてとても面白かった。特に「冬の牡丹」は心に仕舞っておきたいほどお気に入り。世間から取り残された牡丹のやるせなさ切なさを表現する文体が美しい。そして牡丹と田沼の言葉に形容しがたい関係性が素敵でした。今度は桜庭さんの長編を読みたい。
0255文字
YHITO
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★★★☆☆:バランスの良い短編集。長編の人だと思っていたので、面白い短編が読めると得した気分になります。
0255文字
小豆姫
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リズミカルで心地好く流れる文章のなかに、ぴかっと光ってはっとしたりくつくつ笑えるような表現がいくつもあって楽しい。色んな味のドロップみたいな短編集。『モコ&猫』のへんてこな純愛がたまらないし『冬の牡丹』の一人で生きてくことの切なさが沁みた。この2編だけまた読み返したい。
0255文字
かぐら
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ネタバレ何とも不思議な世界観。夢を見ていたかのような読了感。美術館に飾られている絵画の中に自分が入り込んでしまったかのような、現実離れした美しい短編集。 「青年のための推理クラブ」が好きかな。お洒落で上品な雰囲気で一体どこの話なのか、と思えば、同世代の少女達の話だった。あぁ、そういうことなのか、と納得すると共に、どこか釈然としない。他の物語も同じように、意外な展開に驚きつつも、上手く咀嚼できない。何度も繰り返し読んでみたら、また変わるのかな。 桜庭さんの作品はあまり読んだことがなかったが、心地よい文体だった。
0255文字
あおい
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ネタバレ「モコ&猫」最初からいきなりガンガン締め付けられるパワフルさ。相手がどう、とか自分がどう、とか関係なく相手をとにかく好きでたまらなくてずっと見守る愛の形。かわいい。/「このたびはとんだことで」表題作。不気味でグロテスクな作品なのに語り口がやたらコミカル。本当、とんだことだよなあ。/「青年のための推理クラブ」最初は設定をぶっかけられたような持って行き方に戸惑ったが、意味がわかってからもう一度読み直すと「本が好き」と少女の「青春のきらめき」が絡まっていてとても素敵。/「冬の牡丹」誰にも関わらずに、誰にも迷惑→
あおい

→ をかけずに、1人で、自由に生きていたい。でも、1人で行きているつもりでも自分のことを心配してくれる人がいて、その感情を無視した上での孤独って、いけないことだろうか。人間は孤独が嫌いなのに孤独を求めるおかしな生き物だよなあとつくづく。一番テーマが深いように感じて奇譚感はなかったが胸に響いた。/「五月雨」鉄砲薔薇が架空の植物だと調べてわかり仰天した。すごく雨と花の描写がビビッド。/「赤い犬花」なんとなく切ない、としか言いようがないけれど。勇気野とかいてユキノと読ませるのはちょっと強引な気もするが、、、

01/14 10:58
0255文字
M
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良い短編集だった。パッと見は可愛いけどよくよく見ると"ん?この状況…何?"となる不思議な表紙も合ってる。キャラクターでお気に入りなのはモコ。何故かやたらハッキリとイメージが浮かんだし、変な魅力があるのも何となくわかる。あとは「冬の牡丹」が刺さって刺さって。この劣等感というか置いていかれる感覚は、身に覚えがあり過ぎて辛い気持ちになった。
0255文字
おろしだいこん
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最後の短編が好き
0255文字
のぼる
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1話目、これ、読んだことある気がするなぁ。何かのアンソロジーに入ってたのか。 2話目、ん?これも読んだような気がする•••1年3ヶ月前に読んだ単行本『桜庭一樹短編集』の改題文庫本だった•••。1年3ヶ月ぶりの桜庭さんだったのに、今回では印象は変わらず、合ったり合わなかったり、でも興味深い作家さん。
0255文字
とっと
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どこかにありふれているようで、ありふれていない不思議な話だった。 やっぱり桜庭一樹、好きです!!ファンです!! 登場する人物のこともしっかり描写してくれるので、読みやすいなあと、いつも思って読んでいます。 個人的には、「青年のための推理クラブ」が好きです。 この方の書く青春がらみの作品(主人公が割と若い作品)、とっても好きです。
0255文字
うさっち
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ネタバレ奇譚集なだけあって奇妙でブラックな話だった。男を囲んだ愛人と妻の情念「このたびはとんだことで」、青春の甘酸っぱさと歪さが混じった「モコ&猫」、遠くの親類より近くの他人な感じで少し共感できた「冬の牡丹」が印象的。
0255文字
moonchild
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バラエティに富んだ短編集です。どれもが面白かったですね。特に「冬の牡丹」「五月雨」が良かった。おススメです。
0255文字
六花
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6つの短編集。「モコ&猫」と「このたびとんだことで」は、独特の愛情表現が強烈だった。「冬の牡丹」は読んでて苦しかったけど、好きだなこの話。
0255文字
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このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集 (文春文庫 さ 50-7)評価71感想・レビュー164