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おんなのこはもりのなか

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みちのなか
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ネタバレ最高に気持ちの悪い内容で面白かった。この気色の悪さがどうにもべたべたと癖になって、最早恍惚した気持ちで読み進めていた。そんな私もわりと気色が悪いのかもしれないなどと思いながら…。 「おんなのこ」というひとつの、彼にとって唯一無二の概念のみについてがこの本で語られ続けるのだが、いやしかし、ここまで熱中できるのは凄まじい。凄まじく面白い。しかもその目覚めが彼の祖母であるというのだから、果たしてこれが執念なのか、性癖なのか、懐古なのか母性なのか、不思議でならない。もっとこういう素敵に品のないもの、読みたいな…。
0255文字
メルセ・ひすい
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ネタバレおんなのこはもりのなか 圧倒的に不可解な女子たちをどこまでも追いかけて-。人気演劇作家が悶々としながら視て、触れて、記憶した半生の足跡。『anan』連載等をまとめて単行本化。
メルセ・ひすい

〈藤田貴大〉1985年生まれ。北海道出身。桜美林大学文学部総合文化学科にて演劇を専攻。「かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。」で第56回岸田國史戯曲賞を受賞。

06/15 11:52
0255文字
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