読書メーター KADOKAWA Group

魔刻 百物語 (竹書房文庫)

感想・レビュー
21

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
かおりんご
新着
ホラー。うん?なんだか知ってる話だらけ。残念。
0255文字
鬼喜來のさっと
新着
ネタバレ後半に金銭にまつわる怪談がいくつか収録されているが、神社仏閣に御参りする際に供える賽銭というのは、神仏に対する感謝の供物であると同時に、金銭を対価として自身の穢れを祓う意味があるという。最終百話目で語られる、交霊術の一種であるコックリさんに十円玉をなぜ用いるのかについては、これが公衆電話の一回分の通話料金に当たることがその由来であるとも言われ、やはりコックリさんに用いた十円玉はすぐに使ってしまわないと呪われると言われるのも、穢れを祓い、コックリさんで呼び出したモノとの縁(円)を断ち切る呪術なのである。
0255文字
てる
新着
0255文字
Spok
新着
怪談社からの話も多くあったが新しい話もあり楽しめた。廃マンションの人形達の話は怖かった。
0255文字
王天上
新着
あの内輪話みたいなのは余所でやっているようで、すっきり読みやすい一冊になっていて安心。これからもこの調子でお願いしたい。
0255文字
Okazzchan
新着
★★☆☆☆
0255文字
梅昆布茶
新着
「不安の種」のような話が多くなかなか面白かった。全体的にレベルが高いと思ったがどこかで見聞きしたようなものも多い。幽霊譚というより人の怖い話が多かったのも現代的だと感じる。六話 十四話 三十一話 六十六話 九十八話 が良かったが、特に三十一話はそれほど怖さはないのに不気味な上にビジュアルが想像しやすく印象的。九十八話も昔話のような話と思わせ一転、混乱させるのがいい。よくあるパターンとは言え、友人知人の行方不明率と話者が最後に会った人物率が高いのにどれも事件化しないのか気になってしまう。
0255文字
ヒロくま
新着
私好みのお話しが多かった。短い文章にぎゅっと詰まった怖さにゾクゾクする。怪談社さん絡みの本はなかなか怖面白い。
0255文字
鴻巣のす子
新着
十干シリーズからの再録もあり、某番組で語ったものもあるけれど、書き直してあったりするのでまた違った感じに読めるもの新鮮でした。日常の隙間にある黒いものが染み込んでくる怖さの一冊でした。
0255文字
HANA
新着
実話怪談集。こういう短い話を畳み掛けてくるスタイルは結構好き。話数が多いだけに次から次へと読んでいくうちに、言葉にできない雰囲気のようなものが蓄積されていく。日常の中ですれ違う、そこはかとない「嫌」を描いた話が読んでいて面白い。話数が多いだけあり、全体的にレベルが高いがどこかで聞いたような話も多い。隣の部屋の声とか、肝試しの帰り一人だけ見捨てられる話とか。あと最後の一行できちんと閉められている話も多く、著者のレベルの高さが伺える。何よりダラダラとしたところが無く、全体が引き締まっているのが素晴らしい。
0255文字
ラルル
新着
海から手が出て来る話がまさかの意外性で面白かったです。だって海から手が出ると言えば普通はねぇ…。 後半に向けて短編がさらに短く畳み掛けるように進み、サクっと綺麗に読み終える事が出来ました。ここまでなら本当に綺麗だったんだけど… 後付の福澤さんの怪談…これ居る? せっかくスマートに終わったと思ったのにダラっとしたムードの違う小話。ちょっと残念な付け足しに感じてしまいました
0255文字
J7(読メ低浮上中)
新着
読メ感想内で好評だったので購読してみた一冊。この本に載っている話全体からは怖い以上に、京極夏彦先生風に言うとなんだか“厭な”感じがすると思うものも多かった。その厭さはなにから来るかと言うと例えば十七話、四十九話、六十六話なんかは、話の背景に邪な存在が見え隠れしていそうなところだ。他にも十話、九十七話にはある日突然、理不尽に仇なしてくる異形の姿にゾッとする。これは著者の伊計翼さんの特色なんだろうか。どことなく中山昌亮『不安の種』に通じる、日常の中に紛れた違和感と捩れた不快感を個人的には味わえた怪談本だった。
0255文字
ニコ子
新着
図書館。高水準の怪談集を読むとテンション上がり〼 みなさまがおっしゃるとおり、三十三話はこわ~~い。 各話にタイトルがついてないことが逆に新鮮。
0255文字
みくろ
新着
いろいろな怪談本を読んでいるが個人的にかなり上位となる作品群でした。とにかくオチの一文がうまい。説明的すぎたり、逆にあっけなさ過ぎたり、怪談を書くというのは簡単そうだが逆に難しく奥深いもの。この怪談集はその按配がうまく、最後にゾっとさせるこの手の最大の楽しみを堪能させていただきました。個人的には第八話、十一話、十九話、三十三話、八十五話、九十七話が怖かった。特に三十三話は、今まで読んだ中で一番怖いと思ったかもしれない。思わず「えっ」と声が出て二度見してしまった。はっきりとした怪異よりこういう手の方が怖い。
アメマ

ちょっとそそられました(笑)ポチッとします(゜-^*)/

06/02 21:52
みくろ

アメマさん、個人的におすすめです!是非是非^^

06/03 05:45
0255文字
buchi
新着
百物語。 五・助けました、六・つる女房式心不全、十三・鳥になりて恩を果たす、十四・怪談本危機、三十七・お前はモモじゃねえ、二十一・見捨てられて凍死した父、六十二~三・人形集団生活、六十六・駆除不能、七十・救う長い手、八十二・メンタル弱。 九と五十九・連れていかれた人たちはどこに行ってしまうんだろう。 再録がいくつか。タイトルが番号だったので、私は題名がある方が落ち着くかも。
0255文字
大
新着
戦時中の竹藪の話は怪談としての怖さはないが、別の怖さで印象に残りました。その他、手紙や消えたバーテン、保険外交員の話等、粒ぞろいの怪談で満足度は高めです。
0255文字
澤水月
新着
伊計さんは明らかに途中で筆力上がり怪談社シリーズで構成も良くなったので、題名すら剥いだごろりと並ぶ生のままの怪談群は素晴らしい。竹やぶでの機銃掃射の話は何度読んでも息詰まるし、その他も過不足なく後日譚あり良い。一つずつが短く、何年に聞いた話かはっきりしているため時代背景も話者の気質もわかり誰にでも勧められる。半数以下が再録だが加筆修正。
0255文字
逆さ吸血鬼
新着
体験者は怪異を体験していない(もしくは覚えていない)のに、確かに怪異は起こったのだという、強烈な残り香を感じる話がいくつかあった。 それが百物語形式であるが故の、一話ごとの文章量の少なさと掛け合わさり、読み終わった後まで、恐怖の余韻が続く良い結果につながっていると感じた。 好きな話は、前述の体験者は怪異を覚えていないのに、恐怖感をあおる第十七話。怪異の原因らしきものと、無惨な結果だけを見せられる第十九話。最後の一言で、背後の大きなもののかすかなにおいを感じる第三十三話。
0255文字
やんも
新着
平成の実話系心霊怪談の教科書のような1冊。ストレートな恐怖、余韻の残る怪異。伝聞の話にさりげなく自分の体験を挟み込み、大仕掛けを施す。ただし深い因縁話や人間の狂気、グサリと刺されたり、ヒリヒリ炙られたりするような感覚を求める読者には物足りないかも。
0255文字
いもこ
新着
タイトルが話数なのがよしあし、思い出しにくくなる。インパクトある話もないし、全体的に一定以上のレベルだけどという感じでもうちょっと派手目なのがあると嬉しい。幽霊をすり抜ける4話、鶏の22・23話、それに必ずしも怖い話ではない気もする民宿の33話&不気味な手紙を拾う96話あたりがまあまあ好み。
0255文字
qoop
新着
本書に多く収録される掌編は語り口・まとめ方・収集力・キャラクターという、怪談書きの力量と資質が問われると思うのだが、さすがに著者の高いレベルが伺える出来。あと話数のみで題名ナシというのは思った以上に良い。題名ありなしで怖さの差もあるんだろうな。
0255文字
全21件中 1-21 件を表示
魔刻 百物語 (竹書房文庫)評価81感想・レビュー21