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人間この信じやすきもの―迷信・誤信はどうして生まれるか (認知科学選書) (新曜社認知科学選書)

感想・レビュー
82

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KLee
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結局、私達は信じたいものを信じる。だからこそ、自分が何を信じたいのか、常に見極める必要がある。
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Oki
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この位の知見では、到底、現代のFalse Realityには対応できないような。 統一教会や特殊詐欺にだまされる人や、ロシアの大衆の78%がプーチンの演説を「正直で誠実」と思うなど、ちょっとだまされ度合いの桁が違う。
0255文字
koba
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ネタバレ迷信や誤認をする理由とは?本。 ※問題なのは、われわれが無知であることではなく、間違った知識を持っているということなのである。※人間の判断には、容易さと正確さとのトレード・オフが(あちらがたてればこちらがただす)あるということである。
0255文字
Keikoh
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人々は常に、ものごとの白黒がはっきりしていることを好み、考えを過度に単純化しようとし、自分の信念に過剰な自信を持ちたがる。自分の周囲で起こるすべての事柄が制御可能なものであると考えがちである。ランダムなデータの中に構造や関連性を見つける傾向もある。 不完全な偏りのあるデータの誤解釈に留意すること。私たちが日常経験することがいかに偏ったサンプルであるかを忘れないこと。既に持っている仮説や信念でどんな結果でも説明づけてしまう能力を抑えること。まったく逆の結果が起こった、反対の信念を持つ人だったらと考えてみる。
0255文字
こっしゃん
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20220516読了。⭐️⭐️⭐️☆☆。行動経済学の走り、の本。最近の本に比べると冗長な感じがしますが、それを言ったらせんないですね。いろいろ実例があって面白かったです。
0255文字
デューク
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「本書では、誤った信念や信仰がどのように生み出されるかを考える。そして、それがなぜ信じられ続けるかについて検討する」。認知心理学や行動経済学を専門とする筆者による、迷信や誤信が生まれるメカニズム。 関連付けという人間の長所の弊害、後付けの特異点を信じてはならない理由、2年目のジンクスが起こるわけ、自分に都合のいい解釈がはびこる理由、科学者と似非科学者を見分けるポイント、迷信が当たった時にどうするか、などなど。フェイクニュースがあふれる世界の中で、健全な疑いを抱いて生きるためのヒントが満載。いちおし
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呑司 ゛クリケット“苅岡
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恣意的に誤解を作り出して同調圧力で人々を操作するのが為政者やマスコミのやり口であることは知っていながら、何故多くの人々が騙し続けられるのだろうと思って手に取った本。誤解しないために身に付けるべき習慣としては常に表からだけ見るのではなく、裏があると思って角度を変えて物事を見て行くことだと思う。なかなか出来ることではなく、ふと気付くと危険な坂道を降りている。スピードが出てしまった後ではブレーキも効かなくなる。心掛けて行動したいと思う。
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やさい
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自分に都合の良いデータばかりを無意識に集めてしまうことは全大学生が知っておくべきだろう。この本はゼミや研究室、卒論を書く際にベースにあるべき意識を書かれていて非常に示唆に富んでいた。また訳本特有の読みづらさなどはなく読みやすかった。
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本を読むのは寝室派
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読み応え満点。とてもわかりやすくかかれている。若干最後の章あたりは読み疲れました。
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バカボンパパ
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<誤信を防ぐための習慣>①不完全で偏りのあるデータの誤解釈に留意する。②既に持っている仮設や信念でどんな結果でも説明づけてしまう能力を抑える。或いは逆の場合を考えてみる。③情報の発信源や自分に届くまでに歪みが混入している可能性を考える。④反論されないからといっても同意が得られたとは限らない。⑤どんなデータにも規則性を見つけがち。また、統計的な回帰現象が起こりやすいことを理解し、偶然に過ぎないことを早まって意味のあるものと判断しないこと。
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カエル子
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この本と出会ったのは読書メーターを始めるよりもずっと前のことだったのか……。某所でこれを紹介する前の復習的な再読。人間の認知機構に深く刻み込まれた傾向があれもこれも紹介されています。メディアに踊らされずに賢く生きていきたいと考える「知的な一般人」向けに書かれた著者曰く「教養書」の名に恥じない内容と読みやすい翻訳。大衆メディアのみならず、SNSを通じて出所の怪しい情報を受動しながら生活していくことが普通で避けがたいことと化した今だからこそ、本書の教えは価値を増します。
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クロッチ
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人って何かしらにすがって生きていく存在なんだなとつくづく思わせる内容だった。そういう気持ちを逆にとって人を欺こうとする人は絶えないはず。何を信じ何を信じてはいけないか。自分の判断基準さえ当てにならないという怖さは人間ならでは何だろうな。
0255文字
イチゴタルト
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ネトウヨとパヨクのようなもので、お互い新興しているフィールドで情報共有をしている。で自分の信じているものをより確信に変えていく。しかも否定する証拠を提示しても「それはデマ」や「それは裏で○○が操っている」とかオカルトに走る人がいるんですな。一度信じたものを改めさせることは難しいってことがよくわかる一冊でした。
0255文字
ほでなし
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再読。先に読んでいた「バカの研究」内でダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーについてのコラムがあったことから,エイモスの教え子であるギロビッチが書いた本書を「バカ」と並行して読む。人間は間違う生き物であるがゆえに科学が生まれたのであり,感覚よりもデータ,独善ではなく第三者の目を意識した思考,入手した情報の信憑性を確認するといった科学的考え方が習慣として身につけば,迷信・誤信の多くは防ぐことができるとし,それには科学教育をすすめるべきとしている。「バカの研究」の一部の記事に対する回答ともいえる。
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テツ
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人がデマや噂に流されるメカニズムについて実験なども交えつつ説明。どんな情報も発信者の思想信条によるバイアスがかかっていると肝に銘じること。人はみな例外なく自分が信じたい情報を無意識のうちに信じてしまうということを忘れないこと。全ての情報について片一方の発言にのめりこむことなく自分自身で反対意見にも目を通すこと。一番大切なのは揺らぐことのない絶対の正しさなどこの世界には存在しないという真理を手放さないことなんだろうな。虚栄の城を素晴らしいものだと言いくるめられ共に賛美するようになるまで騙されてはいけない。
0255文字
ジョニジョニ
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信憑性があるかどうかよりも、信じたいものを信じてしまうんだよなぁ〜という僕の考えを裏打ちするだろう、と思って読みました。自分にとって楽なこと、面白いこと、希望が持てることを信じたくなる。そういうことはそうそうないよ、と理路整然とまくしたてられると、つまらない。でも科学的な態度で生きようとするとそうなりがちだし、本当に面白いことって、ちょっとは頑張らないと得られないんだよなぁーとも思います。こんな分厚い本を読むのも、僕にはなかなか大変でしたけど、信じるに値する内容でした。
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ゲオルギオ・ハーン
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1993年発行の本。人間はなぜデマや噂、恣意的なデータを信じてしまうかを実験結果も紹介しながら説明した良書。人は少ない情報から規則性を見つけ、データを取捨選択して素早い判断をするという長所がある反面勝手に規則性を決めつけ、自分の仮説を正当化するためにデータを選んで採用してしまう短所がある。また、コミュニケーションの中で人伝の話を面白くするために尾ひれをつけてしまうことや信頼している人からということで出所の確認をしないという落とし穴がある。SNSでデマが氾濫していることもあり読んでいて勉強になりました。
0255文字
kuma-kichi
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人間は、何かを信じないと生きていけない生き物なんだろう 。それが「神」というシステムを作った動機なのかもしれない。いや、もともとそういうモノだったのか...。 訳のせいにしてはいけないのかもしれないが、すっと頭の中に入ってこない。
0255文字
BsBs
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人間の誤った直観的推測の数々について、社会科学の視点からまとめた本。終盤では実践編として代替医療・人付き合い・超能力について大衆がどう考えるかについて書かれている。この部分がとても内容があって素晴らしく、ただ単に何が起きているかの結果だけではなくなぜそれが起きるかにまで言及していた。気になっていたのでありがたい。人は信じたいものを信じるという俗説は有名だが、必ずしも信じたくないものに目をつむるというわけではないという点が最大の驚きだった。 しかし、訳が古く読みにくい。ギロビッチは訳者に恵まれないようだ。
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みにもる
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回帰の誤謬=偶然に生じた出来事に余計な意味づけをしてしまう現象(42) 自分自身の信念に合致する情報としない情報とを不平等に扱う(90) 人間は真実であって欲しいと思うことを信じてしまう(121) 人づての情報→誇張と省略で極端になりがち(152) 人々は常に、物事の白黒がはっきりしていることを好み、考えを過度に単純化しようとし、自分の信念に過剰な自信を持ちたがる(314) 日常経験=偏ったサンプル(316) 解明されている←暫定的(320) /自分の経験の解釈、仮定、知識、常識を疑う習慣をもつ。
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ボル
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誤信について、実験事例などを交えながら詳しく解説した書。ダニエル・カーネマン「ファスト&スロー」にも紹介されていた。ダン・アリエリーの「予想どおりに不条理」など類似書がある。この手の書に興味があるなら、すんなり入っていけると思われる。内容が素晴らしく面白い。
0255文字
kapo54
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人間がいかに誤った信念をもちやすいものであるかを、心理学の観点から解き明かした書。終盤は主に疑似科学を例に取り上げている。だが、疑似科学を信じない人でも、日常的に誤りを犯している。そのことの方が重く受け止めるべき事態だと思う。良書。
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yuka3
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誤信の実例が豊富にでてきて、わかりやすい。脳のメカニズム的に誤信をゼロニするのは難しいが、減らそうとする心のあり方が重要とのこと。誤信は、意識すれば実際に減らすことができたそうだ。情報の欠けた部分を掘り起こすことや逆を考えてみることも非常に大切。一端立ち止まって、本当かどうかを検討する心のゆとりも身に着けていきたいと思った。
0255文字
さくら
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「問題はわれわれが無知であることではなく、間違った知識を持っているということなのである」。サンプル1の認知が全てであるという誤認、自分の体験に似通った傾向のものを信じやすいというバイアスがあるということを知っておこう。「人々が判断の道具を持つことを学ばずに、希望を追うことだけを学んだとき、政治的な操作の種が蒔かれたことになる」(S・Jグールド)。瞬間的に正しいと感じるとれる素晴らしい脳の認知(推論)があるが共に期待や先入観から誤作動することがあることも知っておこう。→
さくら

→防衛機制としての照射からみんなもそう賛成してくれていると信じてしまうことなど総意誤認効果・認知バイアスがある。などなど誤信が生じるメカニズムを明らかにしながら危うく陥りそうな誤信を防ぐ心の習慣を身につけていこう。「人々の意見の相違は「対象の判断」からではなく「判断の対象」そのものの違いから生ずるのである」(社会心理学者ソロモン・アッシュ)。→

06/10 00:27
さくら

→いつどのように疑問は発するべきかの知識、物事の本当を知るためにはどうするべきかについての知識を得て教養ある人間(社会学者など)に世界の見つめ方や彼らが築いてきた心の習慣(課程)から学ぼう!

06/10 00:28
0255文字
DSS
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★★★★☆ 都合がいいものは記憶して,意識していないものは記憶しない。だから迷信が生まれる。 殺人事件が満月の時に起こればそれを結びつける,しかし満月以外の時の殺人事件は事件だけに注目する。 満月以外の時に起きた不幸とは考えない。 内容は行動経済学っぽい。 非常に論理的に書かれている。明確にかかれている。 後半はちょっとだらける内容だけど,本全体としては面白かった。
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ムンムン
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ネタバレこれまた面白い心理学の本だ。 『ファスト&スロー』の中で紹介されている理由が読めばわかる。 おなじみの回帰の誤謬や代表性ヒューリスティックスなどが登場する。 伝聞や論文にはこれから注意して接していこうと思わされた。 行動経済学が好きな方は本書もきっと面白く読めるはずである!
0255文字
marukuso
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なぜ誤信が生まれるのか、人づてに聞いた話や、マスコミの扇情的なあおり文句、ガンやエイズがある日突然治ったとか、こうしたことがまことしやかに語られる時、人は誤った信念を持ちやすい。信じるということの危うさが説かれている。情報を読み解く力、人間の認知の限界があることを踏まえスローに考えることが大事だ。いつ読んでも古びないロングセラーだ。
0255文字
アクル
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セルフ・ハンディキャッピング
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よく読む
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人は誤信する。バスケットボールのシュートは「波に乗る」と連続して入ると言われる。株価のチャートを見ると規則性があると言う。総意誤認効果は、自分以外の人も自分と同じ意見だと思い込む(神を信じるなど)。また、意地悪な人に肝臓を食べさせる人もいる(肝臓に慈悲心があると信じられている)。成功は自分のおかげ、失敗は他人のせいだと考えやすい(レイク・ウォービゴン効果)。科学者も、実験解釈を誇大にすることがある(アルバート坊の実験)。今でも、星座占いや、手相や、超能力を信じる人たちがいる。様々な実証研究がおもしろい。
0255文字
Mm
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人間は信じたいものを信じる
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猫
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図書館本。情報に触れた時に、それをどう信じてその信念がどう深まっていくか、というプロセスや、その情報が間違ったもの・効果のないものであってもなかなか信念の軌道修正が出来ない理由などが、丹念に説明されている。ある程度は人間が進化の過程で身に着けてきた習性なので変えようがないのだけど、そうであることを前提にして情報を精査することはできるとのこと。なるべく心に置いて、怪しい情報に踊らされないようになりたい。
猫

本題とは関係ないけど、19世紀における45歳の人の平均余命はだいたい70歳前後で、現代とそれほど変わりがない、という話にほーっ、と思った。平均寿命は短かったけど、45歳まで生きぬいた人は70歳くらいまで生きた、と…欧米のデータなので、日本とはまた誤差はあるだろうけど。

11/03 20:17
0255文字
こうじ
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これは良書。邦訳版は1993年、原書は1991年のちょっと古い目の本だけど、マスコミの情報操作や、インターネット上でのおかしな情報を簡単に信じてしまう人が多い今こそ、この本はもっと注目されるべき一冊だと思う。迷信・誤信はどうして生まれるのか・・・この本を読んでみると、自分も意外とあまり根拠がないことに影響を受けていたかもなぁ、と思い当たる部分がありました。オススメ!
0255文字
eirianda
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胡散臭い詐欺や偽医療や宗教には騙されたくない。マスコミの大袈裟な煽りに乗っかりたくない。人の噂にも惑わされたくない。けど、人間は因果関係考えながら話を作ってしまうもの。疑り深いと思ってるけど、人のことなら結構冷静に騙されてると分かるけど、この本を読めば読むほど、自分も陥りやすく冷静に分析できない人間に思えてきた。最終章のまとめを見て、気をつけたい。
0255文字
yuhei
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どういうメカニズムで誤信が生まれるのかが書かれた本。自分が持つ理論や期待が事実を歪めてしまう。このことを忘れず、物事を見る目がひとりよがりになってないか気をつけよう。
0255文字
k1nishi
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人間は、自分の考えにあったものを信じてしまうというのが、わかりやすく説明してあって、理解できた。
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6月屋
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ある程度偏った「特殊な」状態は「自然に」起きる。調子の良い時にほめると普通に戻った時に「悪くなった」ように見え、調子の悪い時にしかると普通に戻った時「良くなった」ように見える。判断材料として得られるデータはそもそも限られた内容である。自分に好ましい情報のみが入ってきて残る。等。オカルティズムに限らず、事実でない内容を「根拠を持って」信じてしまう人間のメカニズムを詳しく解説してある。2x2分割表はシンプルで有効な思考ツールと思う。多彩な項目から引ける索引も使いやすい。
0255文字
kco
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「因果関係の理論付けによって、間違った考えが補強される」。この一言に尽きるな。自分の解釈に都合の良いものだけを探し、思い出し、正当化してしまう。常にどっか俯瞰して見てる自分を意識したい。鳥の目虫の目か必要。
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人間この信じやすきもの―迷信・誤信はどうして生まれるか (認知科学選書) (新曜社認知科学選書)評価83感想・レビュー82