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後藤又兵衛 (文春文庫 か 46-31)

感想・レビュー
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塩ラーメン
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主君で人生が変わる。昔も今も同じと感じた。
0255文字
フミ
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大坂の陣での奮闘ぶりから、真田幸村と並んで英雄視された「後藤又兵衛」を題材にした娯楽小説です。 小、中学生の、初心者でも読み易い文章で、九州・宇都宮氏の誅殺~大坂の陣までの又兵衛と、その主人である「黒田長政」の物語を軸に描かれている感じですが、全体で275頁ほどと短めなため、時代背景の説明がろくにないまま、半島出兵→関ケ原直前~と、話が跳びますので、事前の歴史の流れは知っていることが前提でしょうか。 中盤を過ぎた、160頁ほどから、大坂城の話になりますが、やはり、堂々と戦い抜いた男の物語は面白いです。
0255文字
kazukitti
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何故か自分の中で後藤又兵衛と荒木又右エ門がごっちゃになってて、サムライナイスガイフォルダの「又」の項目に適当にぶっ込んでるから間違うんだろうなw 武将と剣客(?)なんで共通項はあるけど全然違うんだよなぁ。それはともかく、風野作品にしては割と硬派。解説で細谷さんも言ってたけど、時代ものというよりも歴史ものに近いのかも。話はラストの大坂の陣の死に様から遡行して、それの要素のひとつの主君の長政との確執の顕在化し始めた、黒田藩が九州に出来てからで、ちょっと官兵衛との絡みがあったけど、ほぼほぼ長政との関係の上から、
kazukitti

後藤又兵衛その生き様って感じの話。まぁ史実も講談の話なんかもいいとこどりして進んでるんだけど、やっぱり主人公だから、又兵衛アゲの長政サゲになってはいる。ウィキペなんか見ると、この又兵衛致仕の件に対する長政の項には、長政の嫌いな細川その他の大名と親し過ぎる上にそれについてヤメロつったのにいうこと聞かないから馘首にしたってことにはなってるんだけど、まぁ言うこと聞かないってのは主君を軽く見てるって点とか、他藩の人間との交流は情報の漏洩に繋がるから、まぁ分かるんだけど、当時の戦国の風習として、

04/27 00:05
kazukitti

君主足らざれば臣足らず(江戸期の忠孝徹底の足らざるにはなってないw)で、気に入らないなら仕えないってのは真っ当な理由で、体育会系ブラック企業徳川通商の色にはまだ時代が染まってないワケで、ソコは赤っ恥かかされたから奉公構いしたくなるのも分かるけど、他家に仕えるのを執拗に妨害したりはさすがに小物感出し過ぎで、官兵衛がセガレの胆の小ささを嘆くエピソードに沿い過ぎでしょwという感じなんよね。そういう長政の拘りとかBL臭えなぁなど思わなくもなくw

04/27 00:12
0255文字
つめ
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官兵衛も幸村も嫌いなのにこの本はまとめ買いするときについうっかり紛れ込んでしまったらしい。我慢して読んだけど苦行であった。
0255文字
金吾
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又兵衛の清々しい武将としての姿がわかりやすく書かれています。際立たせるためか長政がかなり小さな男になっていました。
0255文字
鈴木小
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歴史人物としては不思議な魅力がある人です。教科書には出てこないでしょうし、いわゆる昔の講談もの、紙芝居などではよく出てきていたのでは..。なぜ黒田家を追い出された/出奔したのかはこの本のとおりかどうかはわかりませんが、歴史のメインストリームでない、横糸の面白さを加えてくれている人かと。
0255文字
tako_machida
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後藤又兵衛と言えば、真田丸の豪快なイメージでしたが、豪快な中にも冷静沈着さが描かれていて、新鮮でした。読みやすくて面白かったです。
0255文字
うつつ
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ネタバレタイトルには「後藤又兵衛」と書かれているが、前半は黒田官兵衛と子の長政が、後半は真田幸村が物語に大きく関わってくる。特に、長政が物語の中で卑屈な性格として、ありありと描かれているのが印象的であった。「強大な力を持った者の手先として使われるには有用な男だろう。だが、自らの頭で局面を乗り切り、身代を大きくしていくような才覚はない(P22)」。まさに長政の特徴を端的に言い表した言葉だと思う。この言葉通り関ケ原の論功行賞後、五十二万石の褒賞に喜び、家康を討つ機会を逃してしまった。
うつつ

しかし、私は長政が無能な人物とは思わない。長政は武勇に優れ、父親譲りの知性は持ち合わせていた。親子の確執や長政の鬱屈した性格が無ければ、さらに優れた人物になれたのかもしれないと思うと非常に残念である。対して、後藤又兵衛は実直で、見ていて清々しい。また、状況判断に優れ、槍の名手として、己が道を歩む姿はとてもかっこいい。大坂の役では、幸村との阿吽の呼吸で、軍議の反対意見を押し切り、さらに戦略を練って戦に臨もうとする様子に、武人としての誇りを見た。

11/18 22:26
0255文字
ぜんこう
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後藤又兵衛は大河ドラマでは何度か知った武将ではあるけど小説として読むのは初めて。 黒田官兵衛が豊前に移ってから大阪夏の陣までの物語。 真田幸村同様、大阪の陣には必要不可欠な男気あふれるキャラですね。 あまり既存の映像をイメージして読むのは好きじゃないけど、今回は大河ドラマの役者さんをイメージしても違和感なく読めました。 後藤又兵衛を含む大阪城五人衆は「真田丸」(哀川翔/堺雅人など)、黒田長政は「軍師官兵衛」(松坂桃李)、黒田官兵衛(如水)は「秀吉」(伊武雅刀)てなバラバラ感(笑)
ぜんこう

よこたんさん>そういう縁もあるんですね。でも、有名無名と終焉した武将がいっぱいでしょ(^^;)

06/20 09:16
よこたん

そうなんですよ~記念碑と知らない名前の武将たち?の慰霊碑があちこちにありました。大河で又兵衛さんの知名度があがってうれしかったです!

06/20 15:08
3件のコメントを全て見る
0255文字
もりのくまお
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ネタバレ大河も最後の華である大坂夏の陣ということで読了。哀川さんは又兵衛=猪突猛進というイメージを植え付けていますが、この本の中の又兵衛は勇猛だけど沈着冷静。黒田家を出奔したのち、各地の大名から引く手あまた、大阪の陣でも家康に一目置かれるのも武将としての能力が高かった証左だろう。ただ、作中言いえて妙だと思ったのは、主君・長政の”戦術家”評。武勇はあっても戦の趨勢を決める”戦略家”では無かったと思う。言行録などのエピソードもあり、軽く読める読みやすさありますが、個人的にはもっと深堀りした長編で又兵衛を読んでみたい。
0255文字
たけっち 61
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★★★☆☆
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あここ
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風野さんなら私でも理解できるように描いてるかなぁっと期待して読む。えぇっと・・黒田勘兵衛の息子に仕えたのが後藤又兵衛さんか。ってゆうか黒田勘兵衛さんと間違ってた。違いが分からんかった(笑)仕えてる人って言うても城持ちやったりするからよう分からん。家来やのに城?まぁいいや。豊臣に仕えてた人たちが何故か徳川に。本人らも「は?」いつから?って感じやったんちゃうやろか。関ヶ原あったしかなぁ。石田憎しが発端か。大阪の陣が面白かった。勝てるわけないって分かってて戦う。この人たちは何だ。死にたいのか。戦い尽くした男だね
0255文字
ペロ
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ネタバレはっきり言って後藤又兵衛の魅力より黒田長政の幼稚さが際立っている。天才軍師の父親と戦上手で有名な家臣の間に挟まれて,劣等感からひねくれてしまう長政。彼は元々は又兵衛が大好きだったのに,ひねくれてからは可愛さ余って憎さも百倍となってしまう。パワハラにより自分の城も家族と安泰な日々も捨てて出奔した又兵衛。そして転職先にまで手を伸ばしてくる長政の執拗さ!八方ふさがりの又兵衛が大坂城へ入っていく生き生きとした姿には救われたが,こんな理由から大坂の陣に加わるなんて,なんともやりきれない気持ちになった
0255文字
Ryuji
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★★★★☆テンポが良くてサクサク読める、とても読みやすい本です。後藤又兵衛自身の武将として描かれ方も良いが、それ以上に黒田長政との確執の描かれ方とても良い。幼少期の人質生活と偉大な父を持ってしまったことによる少し屈折した性格の黒田長政との関係がとてもリアルに感じた(実際もこんな感じだったのではないのかなと思った)。クライマックスの「大阪の陣」、後藤・真田の策に従っていたら勝敗はどうなっただろうか。
0255文字
犀門
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#141★★★★☆
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糜竺(びじく)
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流浪の武将で盟友は真田幸村。大阪の陣に散った見事な生涯でした。作者は歴史文学賞などを受賞した風野真知雄氏で、非常に読みやすく引き込まれる文体でした。どこも良かったのですが、やはり後半からの大阪の陣はやはりとても読みがいがありました。真田幸村との、あうんの呼吸というか絶妙なやり取りは、読んでいてとても爽やかさを感じました。あとがきより「負けるのを覚悟で徳川家康の前に立ちはだかった後藤又兵衛と真田幸村ーもしも、この二人があのとき大阪城に入らなかったら、この戦はずいぶん後味の悪いものになっていたはずである。」
不易流行

いただきました_φ(・_・

06/13 21:47
0255文字
m.m
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解説にもあったが決して長政が才能がないわけじゃないとは思うが、又兵衛が長政のもとを離れるまでどれだけ長政がダメダメなのか???という感じだった!
0255文字
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