形式:単行本
出版社:東洋経済新報社
今の暮らしのレベルを維持するならそりゃこれ以上税金は取れないし、格差を是正したいとは思わないだろうとも思う。ネットでどうしても目に入ってくる文句の羅列、炎上して非難の応酬がなされているのにはうんざりする。でもそう思えるのもやはり自分の今の環境が恵まれていて心のゆとりがあるからとも思うし、一方で契約で働く身としては全然稼げない現状にやはり焦るし、どうにももどかしい問題だな。とりあえずそう思う人が多いということは、現状の日本社会はうまく回っていないのは間違いない。
公共的に実施拡充することにある。教育・保育・医療・介護・住居支援などがそれ。◇著者の発想、社会的信頼が乏しい、公的信頼がない社会の修正においては、会計検査院の権限・人員・機能拡充と独立性の実現が必要だと思うが…。これこそ税金利用に対する最も必要な情報であり、官僚・政治家の政策の採点であるからだ。予算ばかり議論し重視するのは偏頗だろう。
レモンさん、こんばんは。例えば、児童手当、高校の授業料免除、子ども医療費の助成、子育て臨時給付金…色々あると思います。所得制限を設けることによって負担は人一倍しているのに給付が受けられないケースは他にも多々あるかもしれません。所得制限を無くせば全員がサービスを受けられるようになりますね。
モリーさん、こんばんは。コメントありがとうございます。なるほど!言われてみればそうですね。制度の対象内にいると、所得制限があることを忘れてしまっているものもありますね💦高齢者福祉で考えると、希望する要介護者全員が施設に入れるんだろうか、例えば生活保護を無くすとするとベーシックインカム?など、次々に疑問が浮かんできたので、著者に講義してもらいたくなりました。
ただし今現在コロナ禍という現状を踏まえると、各党のマニフェストに減税だったり給付金が盛り込まれてるのは理解できなくもない。本当に政治って難しいな。
みねたかさん、こんばんは。「財政再建の理屈が優先された結果・・・」のくだりは私も強く印象に残っています。チャンスを逃したことは本当に残念です。
モリーさんこんばんは。この本ご紹介いただきありがとうございます。増税のさい、税の使途の議論を盛り上げられなかったのは残念でしたね。でも、今回のコロナ問題、禍転じて今後の社会のあり方を考えるきっかけにできるかもしれないとすこしだけ希望を持っています。そういう意味でも、若い方々にもっと読んでほしい本です。
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