形式:新書
出版社:小学館
又吉さんの創作に対する姿勢や向き合い方、太宰や芥川などの文豪、そして現在も活躍している現代作家さんたちへの気持ちも書かれていてとても面白かった。太宰や芥川に個人的な願望を述べているあたりとか、本当に好きなんだなと。
「「共感できない」という言葉で、その作品を規定しない方がいいと思うんです。むしろわからないことの方が、自分の幅を広げる可能性があります。」 「作者は意図を持ってその描写、表現をしています。僕達読者はそれを面倒くさいと思ったらもったいない。」
そしてこれだけでなく最近自分が書いた詩のテーマと通じる部分が多く感じられ、ぼくが考えうる程度のことはもうすべて語り終えられているのだろうと少し落ち込む気持ちにもなった。しかし又吉直樹とは感性や考え方が近いのだと思う。又吉が太宰に感じた共感を私は又吉自身に感じている。彼のほど強烈ではないにしても。自分は芸人だと謙遜しているようだが私にとっては立派な文学者だ。これから著作を追うことにする。(2/2)
中村さん、ありがとうございます!楽しみがひとつ増えそうです✨
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