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裸の華

感想・レビュー
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ろべると
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ススキノに元ストリッパーのノリカが開いたダンスシアター。若い2人のダンサーと、ワケありのバーテンダーで店は次第に評判を呼ぶが… まさに桜木ワールド全開で、何となく結末も見えて来るのだが、構成がしっかりしていて読者を惹きつける。そしてこの人の書く文章には、何度もひっくり返して味わい尽くしたくなる奥深さを感じるのだ。ノリカたちに接近するTVプロデューサーが言う、観光やグルメばかりの北海道ではない、華やかな社会の片隅で傷つきながらもしっかりと生きていく人たちを、著者も描きたいのだろう。そして読者も力を得るのだ。
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るい
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ネタバレ札幌にダンスシアター(バー)を開いた元ストリッパーノリカは、みのりと瑞穂という若いダンサーを雇い入れ仕込んでいく。やがて、バーテン、ダンサーと息が合い店も起動に乗って来たのだが・・・📍踊りたいという欲求の強さがストリッパーになることも厭わないのに驚く。📍ノリカは自分の店よりも若い才能を羽ばたかせることを選び、夢のようだった日に別れを告げて古巣に帰る。キャリー一つで。📍北国、ストリッパー、ゲイ、師匠などの空気感は「俺と師匠とブルーボーイとストリッパー」を思い出させる。今作は誇り高いノリカがお見事。
るい

ゴリ人さん、まだ桜木さんんは4冊目なのですが、今のところ「俺と師匠とブルーボーイとストリッパー」が最高だと思っています。あれと比べると、主人公が逆、「俺」から「ノリカ」、つまり若者から年配者と変わった設定の様な気がしました。コメントありがとうございます♪

01/25 06:38
るい

貴さん、同性として、なかなか踏み込めない世界ではありますので、ノリカの優しさゆえの迷いや、ダンサーとしての誇りなどあっぱれです。💕

01/25 06:40
4件のコメントを全て見る
0255文字
アボカド
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ネタバレ怪我でストリッパーを辞め、故郷でダンスシアターを開くノリカ。若いダンサー二人と凄腕バーテンダーの四人で少しずつ繁盛する店になっていく。二人のダンサーの転機でノリカも新しい決断をする…。夜の街やストリッパーはあまり馴染みのない話だったけど、ノリカのかっこよさ、優しさをとても感じました。四人のその後が気になります。
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yo-su-
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ネタバレストリッパーの話だと事前に分かっていたので、物語に入り込めるか不安だったが、どんどん引き込まれてあっという間に読了。私の好きなケニー・Gとビリージョエルの曲が出てきたからかもしれない。とても短い時間のお話だったような気がするのに登場人物のことがとても愛おしくなる。胸がいっぱいです。
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Junichi  Watanabe
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#読了 。著者作品は数冊読んでいるが、この裸の華が一番好きかも。話しに出てくるダンスシアターNORIKAに行ってショーを観て、夢の続きというカクテルを飲みたい。そんな思いをさせてくれる小説でした。
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ゴリ人
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ネタバレ桜木紫乃さん3冊目。前回の「ホテルローヤル」で、ややメゲテしまって読むのやめようかなぁと思っていたけど、読み出したら一気読み。むしろ話の展開が速すぎて勿体ないと思うくらい面白かった。ノリカ、JIN、瑞穂、みのり。 それぞれの人物描写も良かった。でも1番泣けたのはオガちゃんのところ。瑞穂の作った「タンバリン入れ」には本当泣けた。師匠の静佳の場面には鬼気迫るものを感じた。 札幌「マドンナ」に行ったことが懐かしいです。
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Tomegoro Matsumoto
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作中の気に入ったセリフ。 「みな、コントロールのきかない今日を生きていくのだ。」 「風って逆らわずにいると、いつかいい場所へ着地させてくれるきがするの」瑞穂とみのり、そして、ノリカも竜崎も、みないい場所に着地したのだろう。
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Mishima
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踊り子・ストリッパー。裸の花。なるほどと思いながらも、職業に対する主人公の矜持がこちらを懐柔してくる。アスリートかのような身体への注意深さ。一方で他者の言葉に恥いったり。心の揺れが彼女の魅力を弾ませる。二人の若いダンサーを育てる巡り合わせとなりダンスショーが売りの店のママに。右足を骨折したことにより踊ることをあきらめたのだった。ダンサーふたり、訳ありバーテンダーとママ。4人が創る店の成長とその人間模様が面白い。人が流れ、現れ去っていく、時には吹き溜まる、夜の世界。「個」であることの潔さが物語を締めくくる。
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はるま
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お気に入り作家のお一人の桜木紫乃さん いいですねぇ 桜木さんの発刊したほぼ3分の1を読了(言い換えればまだまだ未読が3分の2だね) 本作は、元ストリッパーのノリカが主人公 舞台で怪我を負い、なし崩し的に引退 そして故郷の北海道へ戻り、すすきのでショーパブの店を経営することに、そして2人の若手ダンサーを雇いながら新たな道を順調に歩んでいたのだが。。。ノリカはやっぱりストリッパーが天職というべきなのか再帰の舞台へと ただみのりと瑞穂のことが描かれてないな それからの彼女達の活躍ぶりと言う形の作品を読みたいな
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akiko
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元ストリッパーのノリカの生き様が描かれている。若いダンサー達を育てる方に生きる道をみつけて、それで話は終わるのかとばかり思っていたけれど、いい意味で裏切られた!この生き様に拍手です。師匠の舞台のシーンは生々しくて、老いの描写は残酷なのに、なぜか美しく感じる。読んでよかった本です。
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prism
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怪我で引退した元ストリッパーのノリカは故郷で、自分の店を持つことを決意する。ダンサーを募集すると、二人の若い女性(瑞穂とみのり)が現れて……。師匠から弟子につなぐ踊り子の矜持を鮮やかに描いた傑作長編。 深い過去のバーテンダーの竜崎
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ニコラス@ケンジ
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直木賞受賞作よりは楽しんだけど なんかしっくりこなかった。 結局古巣に戻るのか。みたいな。 最初はあそこばっか見ていた人間が 次第に手足や顔を見るようになる 的なのは面白くはあった
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ヨッシー
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図書館
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sanukinoasayan
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プロダンサーとしての葛藤と鮮烈な生き様を描いた本作の主人公は、怪我で引退した元ストリッパー、その名もフジワラノリカ!作中カタカナ表記なのは、要らぬ憶測を避けるためか、作者のユーモアなのかマジなのか、勝手な要らぬ憶測を避け得ず苦笑!引退したノリカは故郷に戻り店を開くことに、募集したダンサーに応募してきた、技術はそこそこ愛嬌ありと、技術はしっかり絶望的に愛想なしの、二人の若い女性が現れ、ノリカは表現者の矜持をかけプロに仕立てようとする。プロのストリッパーが如何なものかを見せつけられる、これ凄い一冊です!
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山内正
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足を骨折し廃業し北海道へ 地下広場で演奏してる 貸し物件の店へ入った大きなミラーボール があった パブだったらしく 店のやり方自分で造り上げるしかない タンゴで踊って貰います みのりは揺るぎない基礎があった 一日二回のショーが売りと二人の女に のりかさんと呼ばれ診察室へ 一年経っていますボルトは抜いても良いと 七分半のスローな踊りを遣ってみせた みのりは踊れますと断言する キツイ振り付けでも踊って見せます 踊りが好き何です 好きな曲で踊っていいんですか?
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やまこ
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健やかなエロを読みたい時は桜木さんに限る。道民懐かしの「ラフィラ」が出てきたらもうそこから一晩読破。今回も北海道に生きる女性のたくましさに救われました。ストリッパー紫乃が本という名のストリップをホテルローヤルからの手練手管で私を焦らして焦らして肝心な竜崎との仲について何それどうなっちゃうのどうなっちゃうの?!って鼻息荒くさせたところで終わるっていう見事な文芸。静佳さんの後を追って行くのかな。フジワラノリカ、って主人公の名前は紫乃さん好きなのかな(笑)妄想radio図書館で予約してきたので読むのが楽しみ!
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湖都
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ネタバレ怪我をして引退した元ストリッパーのノリカが、原点の札幌で自分の店を持ち、若い才能を育てることで自らも再生していく物語。すすきのという夜の街を舞台とし、一見殺伐とした経歴の登場人物達であるが、実際は皆ストイックで夢の形を変えて真摯に生きている者ばかりである。深くは述べられていないけれど、長いストリッパー人生の中でノリカ自身がスレていないことが大きな理由なのかもなぁ。ノリカのショーではないれけど、ラストのストリップは神聖ささえ感じた。実際にはハードル高くて観れないけど、それもひとつの美学。
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ねこまる
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めちゃくちゃ面白かった。プロ意識あふれる元ストリッパーノリカの踊りに対する情熱は半端ない。お仕事小説として読むことができる。 個人的には、ジンという謎多き登場人物がゲイであったというのがまたいい。
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ウミノアメ
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20年以上前の札幌道頓堀劇場を思い、懐かしく思う。 ストリップ劇場には、独特の世界観があり、踊り子さんもそれぞれの人格や個性が溢れ出て、そのショーは本当に不思議な非現実な世界である。静謐な文体で、ストリッパーの誇りと矜持、世界観が、余すことなく等身大に描かれ、とても良いものを読んだ、という感想。 ここまで掘り下げて描く、桜木さんの取材とその表現力が本当にすごい。
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赤トンボ
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知らない世界を知る楽しさを十分に体験。夜の世界など全く想像でしか知らないので驚くばかりだった。どの世界もプライド持って働くのは格好良い。
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ダイスケ
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ネタバレ『裸の華』は、足のケガが原因でやめたストリッパーノリカが足のケガでストリッパーを辞めたノリカが、ダンスシアターを開くことを決意し、「死ぬまで踊っていたい」と気付き、踊り子に戻る話です。若いダンサーのみのりと瑞穂、バーテンダーのJINとノリカが、著者の流れるように美しい文章で語られます。例えば、才能があるみのりの踊りに嫉妬のような感情を抱く場面で感じました。才能を見出されたみのりを新しい世界に送り出し、ノリカ自身は自分が自分のままでいられるストリップに戻る場面では、彼女の人生再生を感じました。
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ふう
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踊りに使う曲のメロディーがわかればもっともっと楽しめたはず。でも良かった。ノリカが若い瑞穂、みのりと竜崎の4人で築いた城をいともあっさり崩していくのがモノに拘らない紫乃さんらしい。1人でいることを気取らずに生きる女のかっこよさが魅力。
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やも
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桜木紫乃さんの文章って美しい。酔える。北海道を舞台に元ストリッパーのノリカがダンスショーで魅せるお店をOPENさせる。ダンサーの2人も、バーテンのJINも、この4人のキャラとバランスがいい。自分にも他人にも厳しく、甘えはないけど優しさはある。彼女たちの鍛え抜かれた肉体が魅せる舞を見てみたくなったよ。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。この言葉がテーマかと思うくらいしっくり来てた。それにしてもさー、皆カッコ良すぎるって。もっとダサく生きていいのに、カッコ良すぎるって。
punyon

皆様絶対にこれは私向きってお薦めしてくれるのに、未だ未読(>_<) 頑張って追いかけるわん(^O^)

03/23 15:33
やも

ぷにょんさん うん、ぷにょんさん好きそう!!なんならブルースよりも好きそうなイメージです🤔これめっちゃ良かったですよ〜♡読まないのもったいない!共読待ってます💪❣️

03/24 09:07
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夜長月🌙@読書会10周年
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主要人物たちがそれぞれ違うよさを持っていてみんないい。ダンスショーが見れるバーが舞台です。お店が繁盛することがオーナー、ダンサー、バーテンダーみんなの共通の願いではありますが、一人一人の心に秘めたるものはまた別にあります。ダンサーたち2人が成長していく姿はとても応援したくなるものでした。そしてこの本を読んだ誰しもがこの店に行ってそのショーを見てみたいと思うことでしょう。
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ポチ
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誇りや矜持を持って自分だけの夢の続きに生きるノリカ。輝いてますね。JINの作るカクテルを飲みに札幌すすきのに行かなくては。
えんちゃん

ポチさん、まさに『女の矜恃』を魅せられましたね。おにぎりと豚汁が良い味出していました。すすきの行ってみたいです♬*°

01/02 20:11
ポチ

えんちゃん、ノリカさんカッコいいですよね♬すすきのに行きましょ(^^)

01/02 20:14
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みっちゃん
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ネタバレブラボー!そのプロ意識に。矜持に。生き様に。絶望の淵から立ち上がり、再出発の場所に定めたのは札幌すすきの。迷いや不安は胸の奥底に押し込めて、ポーカーフェイスにやせ我慢。でも滲み出す彼女の優しさと熱さに惚れ込んで。結束を固めるチーム・ノリカ。彼らに活力を与えるあのおにぎり、本当に美味しいんだよ!でもいつまでもそのままではいられない、別れの時、それぞれの旅立ち。新しいお店の名前を知った時には思わず涙目に。すすきののどこかのビル、彼の極上のカクテル、飲んでみたい。
ポチ

みっちゃん、ほんとブラボーだね♬おにぎり食べてカクテルも飲みたいなぁ(^^)

01/02 20:07
みっちゃん

ポチさん🎵今、ポチさんのレビューにお邪魔してきたとこだった(*´▽`*)ここのおにぎり、ほんとに絶品なんだよ~時々行ってた時はいつもお客さんが並んでいてね( *´艸`)JINさんのカクテルとおつまみ😋🍴💕味わいながら、本のお話できたらどんなに楽しいだろうなあ。

01/02 20:10
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0255文字
ぽてちゅう
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「ボラーレ」の曲に乗って飛ぼうとした瞬間、響いた体の異音とともに、煙のように消えた元ストリッパー、ノリカ。四十になった体と直面した時「復帰」の言葉が遠のいた。「夢の続き」は故郷札幌の自分の店で。バーテンダーのJIN、ダンサーの瑞穂とみのりと共に始めたダンスシアター「NORIKA」は滑り出し順調だったが、若きダンサーの才能は雑居ビルのステージに収まりきらなかった。新たな「夢の続き」を選ぼうとするダンサー達の背中を押し、店を閉める決意をしたノリカ。自分の夢にもまだ続きがある。生涯現役。踊り子として踊り続ける。
ぽてちゅう

「ボラーレ」ほか、作中の曲を聞きながらどうぞ。

08/31 12:58
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真理そら
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舞台で骨折してひっそり引退を決意した元ストリッパーのフジワラノリカはすすきのでダンスシアターを経営することで新しい道を進もうとする。びっくりするほど有能な不動産屋の竜崎は実は銀座の宝石と呼ばれたバーテンダーだった。タイプの違う若いダンサー二人にはそれぞれの未来がありノリカは店の経営以上に夢の続きに気持ちが傾いている。ストリップや女性用の風俗などノリカが身体でものを考える点が興味深い。竜崎は魅力的に描かれているが彼の過去を描いている部分は必要だったのだろうかという気もした。
真理そら

コメントありがとうございます。確かにそういう意味では必要ですね。ただ、過去の内容が(個人的にですけど)ノリカの挫折と再生に共鳴するようなタイプのものではない気がしたんです。竜崎の過去そのものは興味深くて、元妻との生活なども別の物語で読みたい気がしました。

09/11 10:26
どんちゃん

同じ本のことでこんな風に対話していただきありがとうございます。良いものですね。なるほど、色々な読み方があり、それぞれに思い入れがあるものなのでしょうね。私も読み進めるにつけ竜崎への見方が徐々に変わってきて、何故なのだろう、と思いながら読み進めました。その何故が、人によっては、それは必要なのだろうか、という感覚となる場合もあり、私の場合は、自分のテーマが、敗者復活戦好きということもあり、この本にとても、そうだそうだ、と思わせてもらったところがあったので、勇気を出してコメントしてみました。

09/11 18:26
3件のコメントを全て見る
0255文字
ほん
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♡♡♡♡
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ボスむっち
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久しぶりにストリップ観に行きたい!!!一糸まとわぬ姿で踊るストリッパー、ほんっっっとうにカッコいい。二十歳のときに初めて観たストリップ、目を惹かれ心を奪われ散々だった。まさに恋に堕ちた感じ。ノリカとオガちゃんのように、ストリッパーとお客さんの絆が強いのも熱い。目当てのストリッパーのここぞ!というときに紙テープをしゅっ!と投げて凄まじい勢いで糸巻き巻きし片付けるお客さんとかいるもんね。あの一体感スキ。最後まで客の女神でいるというノリカの姿勢、素晴らしかった。みのりちゃんのその後が書かれていたらなあ…。
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あすか
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ネタバレ怪我で引退した元ストリッパー。引退してなお、踊り子としてプライドを持ち続ける姿がかっこいい。ストリップの世界をあまり知らないので、ノリカとオガちゃんの関係が意外だったし泣けた。師匠との再会もまた胸にくる。居場所を手離したくない、でも夢を諦めたくないという気持ちが苦しくも幸せで素敵だった。
0255文字
どんちゃん
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ネタバレ桜木紫乃さんの本は身体が大変重要である。 そして自分の身体で何をやるのか、が大きなテーマになっていると感じる。だから、好きなのだ。 それから、人はいくつになっても、前進することが大事だとだということ。 できることをしていても、物事は前に進まない。 ここ数年間に、自分に起きたことを振り返り、私はこの言葉に、大変思い当たるのである。 こんな気持ちに出会えることこそが、読書の喜び。
0255文字
ふじさん
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舞台で怪我をし、ストリッパーを引退したノリカは、札幌でダンスシアター「NORIKA」のオーナーとして再出発を図る。腕の確かなバーテンダーの竜崎、若い2人のダンサー瑞穂とみのりが加わり、順調に店は繁盛する。ノリカが振付をし、若きダンサーの技量も上がり他からのオフアーも入り、ノリカも若いダンサーの成長を喜びを感じる。2人の若いダンサーに転機が訪れ、ノリカももう一度ストリッパーとして復帰を考え、店を閉じる。バーテンダーの竜崎の佇まいがいいし、ノリカを取り巻く人々も優しい。裸の華はまさに、ノリカそのものだ。
ふじさん

引退を決意したノリカが、若いダンサーがノリカの教えで成長する姿を見て、自分に自信を取り戻すと共に、もう一度自分もという気持ちになったのではないか。いつもとは違い、なんか元気を貰えた作品だった。

06/15 16:57
0255文字
りんご
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読めば読むほど感情失禁みたいになって、ずっとべそべそ泣いてました。女性用風俗の描写があって、そこでいつもと違うサービスにノリカ喘ぐ。演技ではない声が連れてくる快感がある。これでもう完全にやられたなあ。その後私もこの本の泣きそうな瞬間に「うぅふぅ〜」と声を出したらまあ涙が出ること出ること。終盤ノリカがすすきのの日々を振り返る。私も振り返る。不思議!私、昨日ノリカと札幌に降り立ったのに、もう1年近く過ぎたんだね。濃密な時間をありがとう。私の戻る場所はそこではないけれども、また会えたらみんなの話を聞かせてよ。
punyon

これ、借りて来て読めずに返しちゃった(>_<) りんごさんを泣かせるツボ、探してみたくて再チャレンジしますね~(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°

06/10 10:47
りんご

表紙、ちょっと攻めてるもんね。赤、黒、女性の背中、んでどうやらストリッパーの話?だもんね。みょーに泣いたな。説明不能。自分の喘ぎ声とか泣き声って、自分を活性化しない?マッチポンプってやつよね。

06/10 19:29
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しんごろ
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元ストリッパーのノリカの再生の物語、いや、夢を追い夢の続きに向かう物語というべきか。ノリカ、若いダンサーのみのりと瑞穂、バーテンダーのJIN。個性的な四人の繋がり、築いてく絆が実に心地よい。中でもJINが好きだな。出しゃばらない気配り、一歩引いた姿勢は、見事に止まり木として作りあげ、縁の下の力持ちとして支えている。いぶし銀と言う言葉はJINに合う。JINが待っているなら、皆、安心して夢の続きを見れそうだ。“銀座の宝石”と呼ばれたJINのカクテルを飲んでみたい。そして、四人とも頑張れとエールを送りたい。
ポチ

しんごろさん、うん、ブラボーな作品ですよね♬JINがいい味を出してますね。4人にエール送りましょ(^^)

01/02 20:12
しんごろ

ポチさん、4人に、エールを送りたくなりますよね😌JINが渋くて格好良すぎですね😊

01/02 20:19
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グラスホッパー
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自分の人生を精一杯生きているのがよかった。桜木紫乃さん、社会の片隅で暮らしている人への眼差しが、あたたかいなあ。
0255文字
twgt12 gmail
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誰にも迷っている暇などないのだった。 限られた時間をどう使うか、どう生きるか、どう死ぬか。 ここからどう飛び立つか 金のない者たちの結束は、ちょっとでも手を加えるとすぐに美談にすり替わってしまいそうな危うさを秘め、ぎこちなく前へと進んでいる。 「お前は卑屈になってろって頭を押さえつけられるのは、死ぬほどいやなんです」 「なにが卑屈なの」 みのりは一瞬唇を噛み「自分の師匠を馬鹿にされたくないんです」と言った。
0255文字
detu
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ケガにより挫折したストリッパー、ノリカ。再起をかけすすきのに小さなダンスシアターを開く。そこに若いダンサー二人、訳ありのバーテンダーJINが織り成す成長物語と言えば明るい物語のような気もするが、どうも桜木さんの話はどの作品も寂寥感がつきまとう。そしてどんどん話にのめり込ませてくれる。過去があり今があって未来がある。桜木紫乃、面白くてたまらない。全作読破を目指す。
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まひはる
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舞台での大怪我が原因で引退を余儀なくされた人気ストリッパー。 故郷で自分の店を開くことを決意した彼女のもとに、 2人の若い女性ダンサーが現れる。 師匠から弟子へと伝えられる、「踊り子」としての矜持。 『ホテルローヤル』の著者がおくる、極上の長編小説。
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rara_iuvant
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桜木紫乃の本はこれで四冊目。 女性を描く、それも訳ありの女性を描かせたら本当に右に出るものはいないのでは、と思わせる一冊。 踊り一筋のストリッパー ノリカが骨折して降板し、四〇歳で故郷札幌に戻って、ススキノで店を開く決意をする。 不動産屋に声をかけ、ダンサーとバーテンダー、そして内装を仕上げるがその関わる人全てがわけあり。 店長ノリカの経営努力や、彼女が師匠と仰ぐ先輩たちの金言も、具体的で建設的。人材養成にも余念がなく、若い二人の踊り子たちは、最終的に各々で道を切り開いていく。なかなか面白い一冊。
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