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ウソはバレる―――「定説」が通用しない時代の新しいマーケティング

感想・レビュー
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Naohiko Oikawa
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「消費者は"不合理"であるという考え方に、面白い出来事が起こった。過去40年間の実験では、マーケターはオファーの文脈やフレーミングなどを変えることで、人々にたやすく"不合理”な行動を取らせることができる、ということが示されてきた。そしてこの数年で、この考え方はじわじわと主流になりはじめた。皮肉にも、この考え方が人気を集めだした矢先、現実との矛盾が現れ始めている」 誰にもコントロールされていない情報が検索エンジンや他のユーザーのレビューなどを通じて流通する今日的な情報環境における変化の方向性を提示している。
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このこねこ@年間500冊の乱読家
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⭐⭐⭐⭐ これは良書! 行動経済学好きな私として、その効果がだんだん減ってきている、というのはショックでした。しかし確かに、人間の不合理性は、テクノロジーの進歩によって徐々に無くなってきていると感じます。 「絶対価値」を高めることにリソースを使わねばいけませんね。
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mori
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人々は、これまでの相対価値から絶対価値に変わってくる。 その理由を同書で事例を交えながら説いている。 従来のマーケティング手法が通用しなくなってきている。 そのことを自覚し、対応していくこが必要ということを学ぶ。同書では、顧客の変化を見極める新しいフレームワークとして、「影響力ミックス」を紹介。近年は「O」の影響を受ける割合が多い。 自社の製品がどの程度「O」に依存するのか見極めることが、現代のマーケティングには必要。 「O」の依存度が高いということは、消費者の声から影響を受ける割合が高いということ。
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5 よういち
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マーケティング界では、ブランドやロイヤリティーによって消費者が購入意志を決定すると見られてきたが、もはやこれは過去の遺物。超情報時代を迎えた今、消費者はネットなどの情報によって、ブランドやロイヤリティーではなく、商品の絶対的な価格に気づき始めたという。確かに昨今のネットでは、価格比較サイトが重宝され、そこでクチコミという信頼できる情報を得ることができるようになった。◆巷のマーケティング本とは両極を成す内容。◆ネット情報が正しいという前提ではあるが、結局は消費者がどう考えるかにゆだねられているわけで...
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DualBlueMoon
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日本でも通用するのかな。総論OK、各論NGみたいな感じ。
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Akxvigs
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ネタバレ簡単に言ってしまうとマスメディア中心のマーケティングからSNSなどによる口コミやレビューが消費者の意思決定に影響を与えるという話。基本的にこの話の繰り返しであるが、ブランドやイメージなどの間接価値から財やサービスが持つ本来の直接的価値がフォーカスされると言う考えや消費者のカテゴリーや財・サービスの種類によって影響力は異なるという影響力カテゴリーなどの概念を提示してくれたのは参考になった。
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カエル子
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人の購入判断に影響する3つの情報源、P(過去の嗜好、信念、経験)、O(他者や情報サービス)、M(マーケター)がゼロサム・ゲームになるという主張は実にすっきりと、理にかなっているように思う。Oへの依存度が今後も増していくことは必至で、ゆえに曖昧な消費者の嗜好を予測するのではなく、Oをじっくりと観察することが重要になってくる、と。Oへの依存度でインフォーマントを選ぶことがユーザー調査の肝になっていくのかもしれない。ユーザー調査界隈の方は読んでおきたい一冊。
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飯田健雄
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これも電通にとって痛い話だ。マーケティングは、購入者の嗜好、過去の信念、経験=Pとする、ユーザーのレビュー、価格比較ツール、専門家の意見=Oとする、そして、マーケティング手法、これをMとすると、将来は、Oの影響力がさらに増してくるという。精緻で厳格なアルゴリズムでの製品評価診断が可能になれば、マーケティング効果、ブランディング効果も薄れるという仮説に沿った本である。Oの評価診断が厳格さが進めば、多額の広告費を投じてまでして広告企業に依存することもなくなっていくというのが、結論である。
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Mitz
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めちゃくちゃ面白い。テクノロジーの進歩によって商品の相対評価から少しずつ絶対評価へ。消費者の不合理性は少しずつ小さくなると。従来の経済学に待ったをかける行動経済学をさらに正してる感じがところどころあった。
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GASHOW
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ウソはバレる。なんて本質的なメッセージなのだろう。広告コミュニケーションにユーザーの声をとりいれる仕組みとなっているので情報は隠せないものとなっている。心理学を利用したナッジが流行っているが、消費者が手にする情報からは見透かされる。誠実でないことがリスクな時代となったようだ。
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koji
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著者の主張は、従来のマーケティングの定説(ブランド力・ロイヤリティは重要、顧客は不合理、過剰な選択肢による思考麻痺、ポジショニングこそ最重要課題)の9割は通用せず、これからは消費者が絶対価値(”唯一絶対でなく十分満足しうる状態”という意味)に基準を置いてくるので、P(過去の嗜好等)O(所謂他者のレビュー)M(マーケター)の3つの影響力をミックスして考える思考が求められるとするものです。その背景には当然インターネットの爆発的普及があります。私の周りを見ていると、確かに変化に気付きます。ウォッチしていきます。
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ナイトは許されナイト
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★★★
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templecity
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Webの時代になれば、ユーザの評価により直接商品の評価を知ることが出来る。これは広告社は評論家などの評価では無く、直接的な評価である。そのため評価を偽ろうとしても嘘はばれてしまうのである。
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メルセ・ひすい
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ネタバレ商品やサービスの「絶対価値」をキーワードに、最新の情報環境がビジネス、マーケティング活動、消費者の意思決定に及ぼす影響を解説。また、顧客の変化を見極める新しいフレームワーク「影響力ミックス」も提唱する。
メルセ・ひすい

〈イタマール・サイモンソン〉スタンフォード大学ビジネススクールのセバスチャン・S・クレスゲ・マーケティング教授。 〈エマニュエル・ローゼン〉コピーライター。著書に「クチコミはこうしてつくられる」がある。

09/18 12:07
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spike
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タイトルにつられて手に取ったら、マーケティングの本だった(笑)SNSなどのレビュー情報の影響力、(ビッグ)データってどう使われるべきなの、など先鋭的ではないがわかりやすく説明。
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今野 富康
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ネットによって顧客が商品の価値を判断しやすくなったということ。嘘のレビューはバレるし、沢山のレビューが集まっている場合には「嘘のレビュー」の効果は薄まってしまう。新しい商品でも、発売直後にネットにレビューがアップされるため、顧客はその情報を参考に購買判断をすることができる。嗜好性は影響力を持つがうつろいやすく、マーケターはそれほど信用されていないので影響力が小さくなっている。ただし、「他者の声」が影響しにくかったり、届かなかったり、顧客がそれにアクセス出来ない場合はマーケターは昔と同じく影響力を発揮できる
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