形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:晶文社
「オランダは予定説のカルバニズムだから他人に宗教をおしつけない、だから江戸幕府も交易を認めた」「大東亜共栄圏はアトム的」「アメリカが日本に開国を求めた目的の一つが石炭で最近の高校の歴史の教科書には載っている」「ロシア正教はその土地の土着の言葉で典礼を行う。ニコライ堂での聖体礼儀には日本の天皇への賛歌がある」「西南戦争の時政府軍が勝てたのは南北戦争が終わって余った兵器が政府軍に流れたのが一因」「平安時代から、樺太でとれた昆布が、日本の交易ルートを介して琉球まで運ばれていた」
「2016年にロシア正教とカトリックが共産主義で無神論のカストロがいるキューバで和解」
サウジアラビアは石油はあまりお金がかからず採れるけどイランはそうはいかない
リンカーンは総力戦を初めて実践した。
ラストで「講義のいいところは、本には絶対ならないような」話を「ちゃんとできるところですね」とあるけど、本になってますから(^.^)だからこその歯切れの良さなのかと納得
あと、終盤に「21世紀地政学入門(文春新書)」が佐藤優にボロクソに評されていたのが面白かった。 授業最後に「講義のいいところは書籍にならない事を言えることだね」といいながら本には出来ない部分がこの本ではきっちりと書かれているところがオチになっていて笑った。
今の政権は割れた竹のような性格と言う。「とにかく複雑なことが全然わからない。わかろうとする努力をしない。そして全部単純化してしまう。でも、強い」。
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