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ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃 (講談社現代新書 2384)

感想・レビュー
85

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inami
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◉読書 ★4 2020年のノーベル化学賞は、「CRISPR-Cas9」(クリスパー・キャスナイン)と呼ばれる「ゲノム編集」の画期的な手法を開発した2名の科学者が受賞しました。本書の出版は2016年なので、2023年の現在ではゲノム編集の研究や技術開発は凄まじいことになっていると思うのですが、そもそも「ゲノム編集」って何?ということで本書を読んでみました。知りたいと思っていた遺伝子の構造や遺伝情報の複写のプロセスなどなど、内容は自分が理解できるぎりぎりでちょうど良い感じでした(笑)。⇒
inami

⇒ 人類の進化について自分の知りたかったことの一つが解決! 本書に「チンパンジー(染色体24対)らが持っている、ある2種類の染色体が合体(転座の一種)することによってヒト(染色体23対)が生まれたと考えられている」とありました。・・これだから読書はやめられないのよね。でも、chat gptで調べたら同様の説明がありました。笑

03/07 21:34
0255文字
すらりんA号
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クリスパーそのものと、それにまつわる諸事、ゲノム編集と現況と未来。人間とそれ以外の生き物への適用。
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aki
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ゲノム編集(DNAのカット&ペースト)を以前に比べると、はるかに簡単にした革命的な道具、クリスパーと、その周辺を探った本。グーグル、アマゾン、マイクロソフトといった情報勝者だけでなく、モンサント、バイエル、ダウ・ケミカル、デユポンといった化学品大手もクリスパ-に食指を伸ばす。著者はジャーナリストだけあって、研究者が書くより、俯瞰的で、わかりやすい。ただ、ジャーナリストの落とし穴というか、オーバーな表現を使いがちで、やや客観性に欠ける印象。日本の出遅れが目立つが、この分野は結果的には、それが正解かもしれん。
0255文字
Go Extreme
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「人間の寿命は500歳まで延びる」は本当か──ゲノム編集「クリスパー」の衝撃: DNAのメス 遺伝子組み換えの限界 生命科学とITの融合 解明されてきた人間の「病気」「能力」「特徴」──パーソナル・ゲノムの時代 SNP 行動遺伝学 エピジェネティックス ゲノム編集の歴史と熾烈な特許争いの舞台裏──誰が「世紀の発明」を成し遂げたのか: ノマド科学者 神頼みの手法からの転換 ゲノム編集の歴史 私たち人類は神になる準備ができているか──グーグルとアマゾンの戦略: 不老長寿の夢 どこまでが許容範囲か
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tetsu
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★5 遺伝子操作について知りたいことがまるっと分かる優れた本。 2016年の本だから現時点(2021年8月)では、技術的にさらに進んでいると思うが、基本となる遺伝子操作の概要は十分理解できた。この本で述べられている技術は、新型コロナのmRNAワクチン開発の短期間化にきっと貢献したのでしょう。 今後気になる点は、AIとビックデータを駆使したDNA解析に、日本がアメリカや中国についていけるのかという点と 優生学的観点からの人の遺伝子操作について、倫理的コンセンサスを作れるのかという点です。
tetsu

昔みた映画「ガタカ(GATTACA)」がDNAの4種類の塩基にかけていたとは、この本で初めて知りました。誰かに自慢したいよう。 しかし、生殖の際発生する父由来の染色体と母由来の染色体が相同組み換えを起こし子孫に多様性を与えるなんて、誰が考えたんだろうと気になって仕方がない。

08/27 17:28
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どさんこ
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ゲノム編集の現状を把握するには、優れた本だと思う。クリスパーの技術詳細については、更に深く知りたくなった。無理かな〜
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マルレラ
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「CRISPR-Cas9」を用いたゲノム編集技術誕生の歴史と社会にもたらす影響について解説した本。 分子生物学の基礎的な知識や遺伝子組み換えとの違いを踏まえて、ゲノム編集の凄さが解説されていて分かりやすかったですが、ゲノム編集の原理についての解説が少ない点が気になりました。 ゲノム編集技術は誰でも簡単に遺伝子操作ができるため、基礎研究に革命をもたらし、今後の医療分野への応用や食料問題の解決が期待されますが、人類の遺伝子操作がどこまで許されるのかを早急に考える必要があることを理解しました。
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tnyak
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ゲノム編集について、わかりやすく解説した良書。
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くらーく
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2020年のノーベル化学賞を受賞したクリスパーキャス9ですね。本書ではクリスパーの説明ではなく、ゲノム編集が用意に出来るようになるとどのような事が起きえるのか、リスクはどうか、将来どんなことが起こりえるのか等、社会学的面からの説明ですかね。化学賞と言うのが意外でしたけど、遅かれ早かれ受賞して当然の発見でした。チャン氏が入らず2人受賞と言うのは、政治的なものなのか、科学的見地なのかは分かりませんが。 将来は分かりませんが、人間の欲望で出来ることを抑えるのは難しいでしょうね、科学的には。
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ichigomonogatari
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ネタバレゲノム編集のことは新聞やニュースでチラッと見る程度でよく知らなかったので、ここまで簡単に作業が行えるようになっていたことに驚いた。企業らによる、農業、畜産業へのこの技術の応用は一時的には効用もあるだろうが長期的な環境への影響など計り知れないのでは。医療分野ではもっと深刻だ。デザイナーズベビー、高い確率で病気になる可能性がある遺伝子の割り出しなど、倫理的にあまりに深刻な問題が問われる。開発された技術は元には戻らないことを思うと、恐ろしい。
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前田まさき|採用プロデューサー
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「クリスパー」と呼ばれる最新鋭のゲノム編集技術は、専門家が「高校生でも数週間で使えるようになる」と太鼓判を押すほど扱いやすい技術だ。これによって、従来の遺伝子組み換えに要していた期間やコストが劇的に圧縮された。クリスパーはまた、極めて汎用性に富む技術で、あらゆる動物や植物のDNAを操作することができる。……クリスパーは近い将来、間違いなく人間の治療にも適用される。すでに、そのための基礎研究が日米英など世界各国で猛烈な勢 いで進んでいる(p.5)。
前田まさき|採用プロデューサー

■労働力の構造的な減少を補う、もう一つのやり方は、AIやロボットのような外部の力に頼るというより、むしろ人類自体を遺伝子レベルで強化することによって、社会全体の生産性を上げることだ。これは特に日本のような超成熟国家にとって大きな意味を持つ(p.245)。

02/01 17:06
前田まさき|採用プロデューサー

そのために期待されているのがクリスパーのようなゲノム編集なのだ。実際、本書でも紹介したように米ハーバード大学のジョージ・チャーチ教授やデイビッド・シンクレア教授ら、医学やライフ・サイエンスの第一線で活躍する科学者たちが、クリスパーで人間を強化したり、その若返りを図るといった研究に着手している。これらの試みが成功すれば、これまで事実上、労働力としてカウントされなかった高齢者人口が新戦力として加わることになる(p.246)。

02/01 17:06
8件のコメントを全て見る
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そぉ
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ネタバレ☆4 これまで主流であった「遺伝子組み換え作物」等は、バクテリアや植物、動物が持つ遺伝子を対象のDNAに組み込むことで実現されていた。組み込みは100万回に1回程度にしか成功しないため、時間とコストが膨大にかかった。そこに表れた「クリスパー」という技術により、同じことをたやすく出来るようになった。このクリスパーに関わる特許紛争の話や、具体的な技術の説明、研究事例が豊富に書かれている。海外は医療や食(家畜・農薬)の分野で大企業が参入しているようだが、日本は余り聞かないなと思ったのは勉強不足か。。
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まーぼー
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自身の勉強不足を痛感。その後どこまで進んだか。先日中国でゲノム編集された赤ちゃんが生まれたというニュースがあったと記憶している。先に道具だけが揃ってしまい、持て余している状態か。ITツールが進化してきた時勢にも合っている。倫理面との兼ね合いについては、治療かどうかの線引きが難しいとの記載が印象的だった。理解できないものは恐ろしく感じる。勉強し続けることが大切と再認識。
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Cambel
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クリスパーやCAR-Tといった技術についてよくわからなかったので、本書で勉強。技術そのものの仕組みや理論は大体理解した(かも)。学生時代にヒトゲノム計画について習って、制限酵素でプラスミドを切って遺伝子組換えに勤しんだりしたのが、懐かしい風景になったのだと感慨深い。クリスパーがもたらした世界の変化については、米国の法制度や産業界を中心に述べられている。結びに「日本は遅れている」と書かれていて、遅れは事実かもしれないが、もっと日本、米国、EUの規制の違いの視点も欲しかった。→
Cambel

米国は「カルタヘナ議定書」を批准してない。それがカルタヘナが施行されている日本の科学や産業とどう異なっているかも知りたい。日本の「組み換えDNA実験指針」では網羅できなかっのでカルタヘナ法が制定されたわけだけど、クリスパーはその枠組みにどう当てはめられるのか?科学以外の背景的な疑問が深まってしまった。

02/25 15:21
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ロッキーのパパ
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評価は★★★☆(満点は★★★★★)
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はひへほ
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クリスパーの説明がとても分かりやすい点が何より素晴らしい
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吉野
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期待が大きかったせいか、あっさりの内容に肩透かし…もっと専門的な本を想定したのに初心者向けだし、あちこち話を飛ばして浅い。ただ、古き良きアグロバクテリウムに係る者として、そこまで扱き下ろすか?言い過ぎですわの反感あり。ハゲは病気かの一言に爆笑しちゃったけど。
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レイノー
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2016年刊。著者は情報セキュリティ大学院大学客員准教授。◆遺伝子組換え技術であれば、これまでも存在し、またそもそも品種改良という点では、それこそ古代から既に存在したといって過言ではない。◇しかしながら品種改良の現実から容易に想起できそうだが、改良の所要時間は極めて長期で、また効果面でも奏効する例は極めて少数かつ不確実という問題がある。これは従来型遺伝子組換え技術でも同様だ。◇ところが、それを著しく短縮し、確実性を飛躍的に向上させる技術が見つかった。それは「クリスパー」の利用である。◆この革新は食糧問題。
レイノー

また難治性疾患の治療。伝染病予防やバイオマス・エネルギー源や生化学的材料工学にも利用可能な技術だ。◇しかし、当然、人間(勿論、胎児や受精卵、さらには精子・卵子を包含)への応用適用は生命倫理の問題を生むし、生態系破壊や遺伝子改変に伴う予期せぬ疾患の発生など、従来型組換え技術が予想した問題・不都合がより広く、簡易に発生する危険を内包している。◇一方で、莫大な利益を先行者だけが独占(特許権者であるが、発明者とは限らない)することに加え、巨大マネーが、先の倫理的問題を無視して遺伝子改変に邁進する危険性があろう。

03/12 18:57
レイノー

◆本書は、簡明にこれら点を(クリスパーの生物学的な機構も含め)解説する。ただし内容面では、やや繰返しが多いかなとは思う)叙述する。従来型遺伝子組換えとの比較、ゲノム編集のカギ「clispr cas9」のメカニズムの説明は素人(=私)にも判り易くていいなと。

03/12 19:00
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mft
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「CRISPR」を読んだところだったので目新しい題材はGWAS(Genome wide association study 全ゲノム関連解析)ぐらい。説明がくどいのとやや煽りすぎな感じ
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zoe
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クリスパー・キャス9について。精度上がってきている。なんだかんだ言っても、デザイナーベイビーは必ず生まれる世の中になる。基本特許係争中。果たしてどうなるのか。単一あるいは少数の遺伝子欠損によって病気を引き起こすことは、病気の数からしたら、少ないかもしれない。応用特許を取って、クロスライセンスを目指す。ところで仮に500歳まで寿命が延びるとして、500歳まで生きたいですか?
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kara
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遺伝子、DNA、mRNA、プロモーター、そしてクリスパー 分かり易く、説明してくれています。が、自分はメモを取りながら読みました。理屈も方法も明らかになっています。 しかし、ミクロの世界での100%に近い編集の成功にはまだまだ時間がかかりそうです。
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Takashi Takeuchi
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『ガタカ』とういうSF映画に描かれていたデザイナーズ・ベイビーの世界が現実になるところまで来ているのか? 医療だけでなく、気候変動による食料不足への備えとしてこのゲノム編集の進歩は求められるところだと思うけれど、どこまでが許容範囲か倫理は境界線は? 行き着く先に見えるのはどんな世界なのだろう。
tetsu

映画「ガタカ(GATTACA)」がDNAの塩基とかけていたなんて、この本を読んで知りました。誰かに自慢したいけど私の周りにいないのが寂しいです。

08/27 17:07
Takashi Takeuchi

tetsuさん、わかります!『ガタカ(GATTACA)』いい映画でしたよね〜。でも私の周りにも観た人がいないので共有できなかったです。。。

08/30 09:46
0255文字
mat
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★★★★
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Mike
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ゲノム編集について平易に解説されており、とても解りやすい。将来ノーベル賞を受賞すると思われる、ダウドナ氏、シャルパンティエ氏、チャン氏の生い立ちは大きく異なり、人間社会を垣間見る様で興味深い。
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ねこにゃん@しばらくつぶ少なめ
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圧倒的に速く安く正確に遺伝子を操作できる技術「クリスパー」がもたらす未来はどのようなものなのか。生命科学とITの融合した未来はそこまで来ているのかもしれない。しかし、新しい技術は常にどこまでが許容範囲で良識・常識・倫理観という問題が横たわり、常に遅れる。果たして幸せな未来が待っているのか、欲が支配する世にならないことを祈るのみです。常に新しい事を学ぶこと、意見を持つこと、議論する事を怠ると明るい未来は無いのだと思います。
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さっとん
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ゲノム編集 メリット ・品種改良による増産 ・医療改革: 病気の根本的な原因を取り除く デメリット ・治療失敗の被害が甚大 ・編集した遺伝子が継承した時に、どのほうな変化を起こすか不明 ・生態系の破壊の可能性 ・食料として安全に摂取できるのか不明 現時点でのゲノム編集のメリットとデメリットがよくわかる本。 いつ一般に受け入れられるようになるかが普及の肝。もうすでに技術は確立されつつある。
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Machiko
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ネタバレ純粋な科学技術は日進月歩で進んでるんだろうが、遺伝子治療の倫理問題とかGMO規制とか、結局は技術の外側の問題が厄介で難航するのが現実世界。 原子力開発の二の舞は避けたいよなあ。
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funuu
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DNAの塩基を比較的容易に操作する技術が確立された。これを使えば癌の治療が容易にできる。受精卵を操作して頭の良い体力もある子供もデザインできる。昔「試験官ベビー」と偏見を持たれた「試験官ベビー」も今や普通。デザイナーベビーも普通の時代がくるのだろうか?人間は神の領域に踏み込みつつある。この分野では日本は遅れている。また、アマゾン、グーグルが事業化を進めている。人間はいつから500歳まで生きれるか?がググールの売り文句だ。たぶん本気だろう。
0255文字
Yambeee
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テクノロジーの進歩は止められない。例えば、産業革命における蒸気機関車、その後馬車に代わる自動車は、環境への配慮という「倫理的な」観点で当時も一定の懸念があったと推察するが、普及した。ゲノム編集やAIの「倫理的な懸念」も同じ道を進むであろう。そのリスクと向き合える個人の科学的リテラシーが求められる。
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じょ
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教養的な側面あり、技術を巡る科学者のドラマありの読み応えのある本だった。 研究者の攻防は読み物として面白いので、理数系が苦手な人も楽しめると思う。 しかし、必要な知識は全て本文で分かりやすく解説されているので、ぜひゲノム編集にも興味を持って欲しい。 そして「神の技術」と呼ばれるクリスパーの可能性を知れば、科学の進歩に心踊らせずにはいられない筈だ。
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aqua7auqa
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CRISPR/Cas9、将来性がありすぎて、どのように用いられることになるのか心配になってしまう。
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やまべ
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クリスパー以前に分子生物学についての説明もあり、先日読んだNHKの「ゲノム編集の衝撃」よりも更に詳しい解説が載っていて、勉強になった。 医療業界にはグーグル、アマゾンを始めとしたIT企業が多く参入しているとのことで、ディープラーニングとクリスパーと言う革新的な技術の相乗効果によって、信じられないほどのスピードで病気が駆逐されていくのだろうかと妄想すると、今まさに病気で苦しんでいる人にとっては希望があると思う反面、色々な面で悪影響がありそうで怖さもある。この分野は今後もチェックしていきたい。
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くまねずみ
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クリスパーキャス9は島耕作でも取り上げられ、自身も分子生物学の研究開発にも携わったことがあり興味があった。これまでの遺伝子工学、例えばkoマウスの作成や遺伝子組み換え技術は大変確率が低いため何度も実験を重ねた上でできたものだったが、クリスパーキャス9のおかげで精度の高い遺伝子組み換えを行うことが可能になった。経緯と技術の紹介、今後クリスパーキャス9によって可能になること、危惧される未来が端的に書かれている。感想として生物学分野はバランスの上で成り立っていると感覚があり、そううまくはいかないなと感じている。
0255文字
kaizen@名古屋de朝活読書会
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#説明歌 歴史原理特許論文法律と遺伝子病気治療応用
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kyomi
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話題のゲノム編集ツール、クリスパーCas9についてわかりやすく詳述。遺伝子治療、機能的食物の開発など、そのインパクトは大きい。2
0255文字
まるたろう
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クリスパーが発見され、特許係争に至る背景や、医学、農学だけではなく社会的インパクトまで丁寧に紹介されており、一読の価値あり。
0255文字
Moloko
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多少とも生命科学的な説明があって、クリスパーの開発経緯も抑えられていて初歩的な知識を得るのにちょうど良かった。遺伝子組換えが農作物だけではなくて、ヒトの治療や薬や燃料に応用されていき、それが人工知能の発展とも交差する点は分かったが、スマートセルインダストリーのような、ものづくりにも影響を与える点に注目してより専門的な本を読んでいきたい。
0255文字
ヒルコの空蝉✞
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iPS細胞が癌遺伝子をふりかけて出来たようにゲノム編集は人食いバクテリアの適応免疫システムを応用して行うという衝撃。自然界の秩序から逸れた人類は時折禁忌に触れたがる癖を持つパンドラが現れるらしかった。さらにアメリカはデットヒートは選挙戦だけじゃないとアピールするが如くゲノム編集の特許や開発競争が熾烈を極めていた。ヒグマからパンダを作るくらいなら朝飯前のレベルには達しているから、ゲノムが分かれば絶滅種の復元も可能かもしれない。著者の文は冷静と情熱の間を絶妙に走り生物学の本の中では極めて読みやすかった。
0255文字
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