形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:オライリージャパン
ディープラーニングは「関数」である。で、その関数を使って何がしたいのかというと、簡単に言って、それは「最小値」を求めることだ。中高の数学で出会った、あの「関数f(x)のyの最小値と、その時のxの値を求めよ」といった問題に対して、網羅的に、同時多発的に、総力を挙げて、全力で、何度も何度も、計算を繰り返しているようなものだ。なるほど、ことディープラーニングについては、人類は「最小値」を求めるために、これまで数学やコンピュータプログラミングの技術を究めてきたと言っても決して過言ではない。…これマジで。
恋愛に例えてみよう。ヒトが、恋焦がれるお気に入りの相手に対して求めているのは「距離を縮めたい」ということだ。言い換えれば「相手との距離の最小化」になる。で、ヒトは恋こがれる相手の性格や行動を察知して、次に自分がどのような行動をとれば「相手との距離を最小化」できるかを、イメトレしたり、試行錯誤しながら、最適な自分自身を目指し、最適な行動を選択するわけで。…こう考えてみると、ヒトもある意味「関数」として見なすことができる。相手に100%合わせれば上手くいくわけでもないってところも、DLライクだ。ヒトって不思議
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