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聖なる怠け者の冒険 (朝日文庫)

感想・レビュー
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マシンガン
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やはり、と云うか何というか、凡庸とした展開。人物設定の面白さは感じるが、それが相まってどう効果が得られるのか、先が見えぬ前半。しかし途中から作品中の大きなうねりが読者までをも呑み込んでいく。はてさてこの行き着く先は…。日常に流されている人が、京都小旅行の様なプチ冒険を経験してみるには丁度良い作品かも。
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🐾ドライ🐾
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京都へ出かけるときにはほぼ必ず歩く街並みに親近感と現実味を感じ、たった1日の出来事にスポットを当てたワチャワチャ感を森見節で…でも何故だか跳ねなかったなぁ。キャラは全体的にクセ強めで物語をひっかき回すポテンシャルを持ってるのに。作者も怠けて過去作に寄っていこうとしたのが裏目だったのか。 新聞連載→単行本→文庫と進むなかで大きく改稿したらしいですが、う~ん、なんかいつもよりアクの強さがない。連載前プロットがしっかりできてなかったのかなぁ(失礼な発言💦)
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潜水艦トロイメライ
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あとがきにも言及されている通り読んでいて途中から宵山万華鏡か有頂天家族のスピンオフに迷い込んでしまったように思えた。ぽんぽこ仮面が一体誰なのか探る物語でも黒幕から逃げる物語でもなくやはり怠けるための小説。筆者の冒険論なのか、緩急がはっきりしており緊迫する状況すらも落ち着いて見られるし、最後はやっぱりカオス状態になる。小山田くんや所長の哲学どちらにも共感できるが、恩田先輩や5代目、玉川さんや探偵なんかはもう少し出番があってもいいじゃないかと思ってしまう。何より本書をこたつでうとうとしながら読む時間こそ至高。
0255文字
はっせー
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「ぼくは人間であるまえに怠け者である」本書は怠け者を自称する小和田君が京都で開かれる宵山の日に本人の意思関係なしで冒険に駆り出されてしまうお話。まず思うことは小和田さんの省エネっぷりがいい😂ついクスッと笑ってしまうほどだった!本書の魅力としては登場人物のキャラが強いところかなって思う!主人公の小和田をはじめ、ぽんぽこ仮面・所長・恩田先輩・浦本探偵・玉川さんなどなど。どのキャラも個性が強く物語の中で輝いている!
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くさ
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つまり…?と思ってしまった。内容が取っ散らかっているわけでもないのに、なんだかよくわからない。世界観はお馴染みのもの。筆者(第三者)視点ということもあり、私としては阿呆さが物足りなかったのかも。そんな微妙な気分でもきっちり読ませる力があるのは流石。
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みかぽん
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なかなかにカオスで面白かった。 ぽんぽこ仮面に会ってみたい。
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はち
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ネタバレ幸福は有限の資源である、迷うべきときに迷えるのも才能、我々は人間である前に怠け者、などなどすてきな言葉たちに出会えた。そしてまたまた登場の下鴨幽水荘。森見さんの他作品で出てくるものたちに出会えたのもうれしかった。祭りのあとの淋しさあってこその祭りだからなって、あ〜そう捉えればいいのかって思えた。 あぁ、テングブラン飲みたい。
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庭球
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人間である前に怠け者である小和田君の、壮絶に阿呆な物語。主要人物はもちろん小和田君と、八兵衛明神の使いを自称する“ポンポコ仮面”、顔がアルパカそのものである通称“五代目”など、これもまた特徴的。それに、あの津田もが登場し、さらには偽電気ブランこと“テングブラン”も面を揃える。今振り返ってみるとなかなかにカオスなメンツである。そんなカオスなメンツが一堂に介しておいて、何も起きないはずがなく、かくして彼らは壮絶に阿呆な物語を展開していく。随所で森見節を感じられて最高だった。
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clear
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文章を味わえる稀有な作家。今回も楽しませてくれた。ぽんぽこ仮面という名前がいい。 コミカルな登場人にほっこりした。
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こがね
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宵山万華鏡と有頂天家族を履修してから読むと物語の厚みが増すので読むべしと三作纏めて人におすすめしたい
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ハル
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森見節全開のファンタジー京都で繰り広げられる充実した土曜日の冒険。この手の森見登美彦作品は、具体的にどこが面白かったかと聞かれるとちょっと困ってしまうのだけど、多分文体のリズム感や読んでいる時の心地よさを味わってる気がする。描かれる地名や地理関係は確かに京都なのに、知らない不可思議な世界を冒険しているような気分。お話としては特に内容は無いようなものだけれど、あの人がぽんぽこ仮面になるきっかけのあたりの心情はちょっと共感するところもあり、なんだか身につまされるような気分にもなり。総合的には楽しかった!
洋書好きな読書モンガー

この本と合わせて朝日新聞連載時の挿絵を描いたフジモトマサル氏の「聖なる怠け者の冒険(挿絵編)」ISBN 978-4-02-250844-7 も見ると楽しいですよ。版画調の挿絵も楽しいし、約300枚の挿絵にはフジモト氏と森見氏のコメントがついてます。

02/18 07:28
ハル

情報ありがとうございます!連載版、単行本版、文庫版とだいぶ中身が違うと聞いて気になってたんですが挿絵編もあるとは!ぜひ見てみたいですねえ😆

02/18 12:14
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冬薔薇
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京都、宵山、土曜の夜、盛り上がる祭りの中ぽんぽこ仮面は逃げ回る。夢のような一夜の奔走、年のせいかどっと疲れた。
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おおば
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真面目な顔をしてふざけるような、“森見文体”が本当に楽しい。文体だけでも永遠に読んでいたいところに、“ぽんぽこ仮面”なるなんともおふざけ的なネーミングの怪人を軸にしたストーリーが乗る。要所に散りばめられる教訓めいたフレーズも心地よい。
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アメヲトコ
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2009~10年朝日新聞夕刊連載、13年単行本刊、16年文庫化。舞台は宵山の日の京都、怠けることが大好きな主人公の青年の前に現れる「ぽんぽこ仮面」なる正義の味方、そしてそれを追う謎の勢力……。森見作品らしいわちゃわちゃ感と現実とファンタジーのミックスが読ませます。宵山と狸とくればあの作品やあの作品ともつながっていたり。ちなみに単行本は新聞連載時からタイトルと主要登場人物以外は全面的に書き直し、さらに文庫は単行本を大幅に改稿したものとのことで、同じタイトルで3つのバージョンがあるのはファン泣かせ。
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いずみ
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宵山万華鏡、有頂天家族も既読。 読んでおらずとももちろん楽しい。が、読んでいた方がより楽しめるかと思います。 あんなにだらだらと長い(褒め言葉)のにたった1日の土曜日の出来事だとは…!これこそが、休日の、土曜日の醍醐味ですね。 読んでいるときは正直言うと冗長かと思いましたが、他人の土曜日を眺めていると思うと、なるほど納得でございます。誰かの1日は、その誰かにとって間違いなく冒険ですよね。
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ちゃんふら
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移動本(電車・バスの移動中に読む本)でした。せかせか通勤中にのんびり怠けながら本を読めて良かったのですが、全体を通してそこまで面白くは読みきれなかった。本屋大賞ノミネートだっただけに期待しすぎて残念。テングブランやぽんぽこ仮面、土曜倶楽部と面白い設定は散りばめられていたが、京都という街を知っていたらもっと楽しく読めたのかも。京都行きたい。
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もも
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特に、内容もない、ファンタジーコメディ。それでも、この作家さんの「読ませる力」というのは大したものだと思う。宵山祭りの一日を群像劇で。夜は短し的に、皆が歩き回って、あっちでこっちで、出会って別れて。
0255文字
moe
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なんか分からないけど、とりあえず読み進め、終わって行く。京都舞台でヘンテコ登場人物ばかりなのに何となく読みたくなるテンポな作者。
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さむをか
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ネタバレ宵山祭りを舞台に繰り広げられる群像劇。■やかましいタイプの森見。ほぼ純粋なコメディなうえに他作に見られるような青春感もゼロ。ファンタジー要素も強めで入り込めなかった。静かな森見作品のほうが好みなのかもしれない。
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インドアな人
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登美彦氏のゆるい感じが私はとても好きなのです、感謝です。
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ま!
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「有頂天家族」は読んだ気がする、「宵山万華鏡」は未読。それでもそれなりに面白かった。主人公は小和田くんだけど視点が頻繁に変わる群像劇でどこか慌ただしい。それがぐうたらしている小和田くんと忙殺されているぽんぽこ仮面と、そしてこれを読んでいる私との比較になっている…のかも。元々は新聞連載で、大幅に修正をしたようなので当時のライブ感とはまた違う作品になっていそうな気もする。あまり中身らしい中身もないので好き嫌いはあるかもしれないけど、ぐーたら寝っ転がりながらだらだら読むにはちょうどいいかも。
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牧瀬ちゃみ
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[★★★☆☆][2024年31冊目]:まぁいかにも森見登美彦だなっていう。「宵山万華鏡」に四畳半のバカバカしい明るさを加えて、夜乙女ストーリー仕立てにした感じ。まぁボーイミーツガールって感じでもないが・・・さすがにちょっとわちゃわちゃしすぎだし、場面転換も目まぐるしくて読みづらいと感じる部分はあった。
0255文字
山本大輔
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ネタバレうーん、個人的にはちょい微妙。場面の移り変わり(主観視点)が多くて主人公に感情移入しにくいし、京都の風情よりは全体的にわやくちゃ感の方が先立ってきていた。探偵事務所のある建物のような、実際に京都にはこういう建物があるかもなとか夢想するのは楽しい。まさか金曜倶楽部が土曜倶楽部の下部組織だったとは(有頂天家族既読)。。宵山万華鏡も読んでみようかな
0255文字
Y89
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土曜日。怠け者。宵山。京都を駆ける怪人のひとり、ぽんぽこ仮面の終焉。宵山万華鏡は覚えてないので分からなかったけど、終始たぬきも駆け抜けてそうな京都だった。語るも野暮と言わんばかりに所長の依頼も日曜の続きも今後の皆も勝たられなかったけど、気になる!!
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こうよう
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著者特有の言い回しで雰囲気がある 内容があるのかないのかよくわからない ★★★☆☆
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ジャガイモ
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ぐうたらすることに全身全霊な小和田くんが考える理想の休日と、週末を拡張するために予定を詰め込む恩田先輩の休日の過ごし方が対照的なのがなんだかちょっぴり可笑しかった。双方の考えに共感できるけど、自分はたぶん小和田くんよりかも。たまごサンド食べたくなったし。 小和田くんの夢の中の描写とか土曜倶楽部周りをたらい回される描写とかは熱帯のプロトタイプ味を感じる。
中原れい

熱帯とこの本は同時に書いていらしたので、こういう考えにとらわれていたと言えるかもしれません。みなさんの感想を読むたび、苦しくても捨てないで書き直してよかったのだと思えます。講釈師調以外はね💦

08/13 10:02
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しいたけ
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ネタバレ京都の祇園祭の最中の週末三日間のストーリー。ぐうたら怠ける感じや下鴨幽水荘がちゃんと出てくるあたり、安定の森見登美彦ワールド!また、本書の始めに「怠け者を巡る10の事柄」として、登場人物や重要な場所の挿し絵があるのも嬉しかったし想像しやすかった。最後はSF的に丸く収まって、夢か現実か定かではないが・・・と登場人物たちはハッピーエンドだった。 「宵山万華鏡」「有頂天家族」とも水面下でつながりがあるらしいので、これらもまた読んでみたいな!
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ふきこ
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森見さんの文体に脳が包まれると幸せと癒しのホルモンがドワーと出て特別な時間になります。森見さんご自身はもう「聖なる怠け者」にはなれず小和田君への強い憧れを感じました。心ゆくまで怠けたーいと思いながらやるべきことにいつも追われている私にとっても「ぐうたらしているともやるべきことはなにもない」「僕は人間である前に怠け者です」と聖なる怠け者の名言を断言する小和田君は真のヒーローです、ぽんぽこ仮面には申し訳ないけど。
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cinos
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ぽんぽこ仮面に探偵と怠け者、不思議な話でした。『有頂天家族』『宵山』とのリンクがあってよかったです。『挿絵集』がほしくなりました。
中原れい

挿絵集は連載版のままなのでストーリーとは合いませんが素敵ですよ^^亡くなって残念です。

07/04 08:32
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ぺー
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再読。長い土曜の一日。「今は一ヶ月というものが週末を四回繰り返すだけで終わるということを僕は知っている。週末を気にしながら平日を過ごす。これを四セット繰り返せば、あっという間に一ヶ月が過ぎてしまう」この文章が好き!
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鈴純
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ネタバレ京都、ぽんぽこ仮面、アルパカそっくりな男、童話のような長編小説。終始ほんわかした雰囲気に包まれていた。アニメで見たい作品。
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コリ
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そこまで刺さらなかったけれども、決して外してはいない。熱帯の前に取り組んだデカい作品という印象を受けた。他の作品はもっとミニマルで完結的。怠け者の小和田君対、アクティブ派の所長と先輩。『多くの人は、ただ漫然と動くのを止めさえすれば休むことができると思い込んでいる。しかし我々に必要なのは、心の動きを止めることではない。正しいリズムを維持することです。マグロのように泳ぎ続け、疲労の向こう側へ突き抜けること。これがコツです。』『忙しく遊ぶとき、心の時間はゆっくり流れる。それでこそ週末の拡張が可能になるんだ』
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心士二人
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「我々は人間である前に怠け者です」素晴らしい言葉です。怠け者の自分は読み終えるまでに何度も寝落ちしてしまいました。「人に畸にして天にひとし」怠け者でも良いではないか。
0255文字
ぺんぎん
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珍妙な世界観を軽快な語り口で進んでいく著者らしい作品。 土曜倶楽部 無間蕎麦など深掘りしたくなる出来事や事象も小ネタの1つとして消化してしまうほど、カオスでドタバタして楽しかった。
0255文字
SaYaKa
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社会人2年目の小和田君の前に狸の面をかぶった「ぽんぽこ仮面」なる人物が現れて…。宵山で賑やかな京都を舞台に、果てしなく長い冒険の1日が幕を開ける。筋金入りの怠け者は、はたして冒険者となり得るか?
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せめてものパセリ
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再読。森見作品のなかでも、特に好き。冒険だけどほんわかしてて、京都の魅力たっぷり。京都行きたいなー。
0255文字
ジャバウォック
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京都洛中で迷子になってしまっている錯覚に陥いる。有頂天家族のあの人が出る。
0255文字
ハッカうどん
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とても阿呆な乱痴気騒ぎでよかった リラックスできる 万華鏡や有頂天の要素もあって、そこを拾うのも楽しい
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なつけんとし
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不思議な小説?だった。非日常でいったい何が物語の本筋なのか、分からないまま読了した気がする。
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nikaikaracoffee
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491冊目 なぜか読むのにめちゃくちゃ時間がかかってしまった。加齢か……?物語の若さについていけてない気がする。でも、ぽんぽこ仮面や五代目の言う、休みたい感覚。それはとてもわかる。
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