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女城主 戦国時代小説傑作選 (PHP文芸文庫)

感想・レビュー
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cybertiger
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2016年9月初版出版。・・・と言えばピンとくる人も多いと思うが、大河ドラマ『おんな城主 直虎』の便乗本である。そろそろ絶版なのではないだろうか。直虎を描いた「虎の目の女城主」で本書の半分近くが占められている。しかし、残念なことに本書を読み終わって強烈に印象に残るのは、巻頭を飾る「本田忠勝の女(むすめ)」である。さすが井上靖。真田昌幸と長男・信之の嫁(本田忠勝の娘)月姫との、いかにも戦国の世らしい関係を描いている。さわやかな緊張が伝わってくる。あと、忍城といえば甲斐姫だが意表をついた山本周五郎の「笄掘」。
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ちなえもん
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乱世の女性たちの「美しき心ばえ」と活躍が描かれる。男あっての女。女の役割と美徳。そんなのばっかでお腹いっぱい。ゲフ。
0255文字
Y...
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井上靖(本多忠勝の女)、岩井三四二(母の覚悟)、植松三十里(虎目の女城主)、滝口康彦(立花誾千代)、山本周五郎(笄堀)、池波正太郎(夫婦の城) と6人のアンソロジー。読みやすかったのは井上靖、植松三十里、池波正太郎。一番良かったのは井上靖(真田信之の妻の話)。
0255文字
Meme
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美しさは極めると、知らぬ間に周囲を傷つけるものですね。短編6本、それぞれの生き方は似て非なるものながら美しいと表現することには違いなく、本質的にはただ文字を読んでいるに過ぎないのに、それらの美しさにただあてられていました。
0255文字
aquamarine
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戦国の世。国を、城を、家を守り抜こうとする女性たちの物語。錚々たる顔ぶれの作家陣6名が織りなす短編集。特に良かったのは山本周五郎の「笄堀」。城を守らなければならぬ妻の揺れる心情から心を決めるまで。そして戦いに備える強さや優しさが上手く描かれていた。「虎目の女城主」はあの井伊直虎の物語。大河を見ていなかったので、半生がよく分かり良かった。井上靖の「本田忠勝の女(むすめ)」は文章が読み易く流石だなと。作家の筆力を改めて感じる読書でした。
0255文字
きゅんちゃんのいもうと
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女も戦っていたのですね。 いろんな作家さんの切り口で楽しめました。
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くまゆう
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『女城主』というと、女性でありながら城を守ったひと、ということはもちろんそうなんだけど、その守り方にも色々あるんだな、と思った。
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りょ
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池波正太郎贔屓なのでやはり池波さんが一番好み。合うものと合わない物が。今まで読んだ立花家は、実は夫婦裏では通じあってる設定の本ばかりだったので面白かった。
0255文字
金糸雀
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戦国の習い? 政略結婚。う~ん。わからない。営みの問題か?二人も子どもができたあとから?私はただのストーカーで、やっと結婚したから、諦められると思ったのに、もっと燃やしつくして焼け野原にする、必ず完全になんとも思わなくなるまで頑張る。
0255文字
ラック
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0255文字
ひらけん
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ネタバレ表紙に載ってるような格好で戦った女城主がいたんかって、そこに突っ込んでしまった。まあ、直虎より小松姫より忍城の話で出てくる「笄堀」の真名女が一番印象的でした。秀吉の北条征伐の最中、援軍がくる当てもない完全孤立の戦いの中で、真名女がつけていた笄が城壁の外郭の堀から出てくる。城を守る為に女城主自ら汗を流して堀を掘る。それを見た家臣や農民たちが一丸となって、三万にも及ぶ大軍と戦い続ける姿がまざまざと感じじさせられる話でした。でも、女城主って書くなら、岩村城の女城主であるおつやの方も乗せて欲しかったのが本音かな。
0255文字
いえのぶ
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女性の城主の短編6作のアンソロジー。真田信之の妻、太田金山城の老女、井伊直虎、立花誾千代、忍城で石田三成と戦った城主の妻。父と逆の相手につくことになった小幡の妻。
0255文字
おはぎとぼたもち
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題名負けで選書が弱いかな、流石に大家は面白いが、もっと多彩新鮮な強さ価値観を発見してほしい/井上月姫対立する者に憎悪も悲愴もなく名将二人の困惑と笑いがいい。山本真名女われとわがからだの腑分けをするように、ごまかしも偽りもない心の先の勝利。
0255文字
yuzi
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戦国時代に実在した「女城主」を題材にした6名の作家による短編集。近代作家4名と現代作家2名。6作もあると外れというか、自分の好みではない作品もあるけど。現代作家の2作は論外。ちゃんと文章で読ませてほしいし、実在の人物を登場人物にするときはきちんと人物や背景を調べてから書いてほしい。土台がしっかりしていない歴史小説ほど滑稽なものないから。文章が軽いのも興醒め。これは好みの問題ですが。個人的には「「夫婦の城」がよかった。正子最高。
0255文字
ミキミ
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◇市立図書館。戦国時代の女性たちを主人公にした短編集。大河ドラマ『おんな城主直虎』が大好きだったので直虎が主人公の『虎目の女城主』を読みたくて。もちろんドラマのキャストで脳内再生。直虎の幼名が「十和(とわ)」、虎松の母が「志乃(しの)」だったので、「えっ、この短編が原作だったの?!」と勘違いしそうになったけど、『おんな城主直虎』の放送に先駆けて書き下ろされた作品でした。ドラマに合わせて書いたんですね。他は池波正太郎の『夫婦の城』が面白かった。今度『剣客商売』とか読んでみようかな。
0255文字
Eurek@
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全然知らない人物もいたけど、すべからくおもしろかった。直虎は正次が悪者のまんまであっさり。
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7373
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戦国時代。城主の妻、母などの立場になった女性の作品集。井上靖や池波正太郎など豪華な作家陣。大河ドラマのおんな城主直虎を意識して編集した本かと思われます。大河ドラマの直虎が作り込んだ脚本だったので、こちらの話はさらっとした印象になりました。のぼうの城の忍城の話もありましたけど、成田長親が出てこないので、あれ〜?な感じも。歴史小説は、書く人によっていろいろ話が作られるよね〜といった趣。
0255文字
黒豆
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女城主をテーマに有名6作家による6作品、いろいろな作家が性格などを変えて登場させた有名女性の物語。作家によって捉え方の違いが面白いが、それにしても短編、短い。
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ササキアンヨ
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ネタバレやり手ばかり集まっているとあってなかなか面白かった。大河で話題の「虎目の女城主」や「本多忠勝の娘」も良かったけど、推したいのは「立花誾千代」。
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ゼニガメ
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夫の留守中に城を預かる妻たちの戦いを集めたアンソロジー。裏表のないまっすぐな月姫(稲姫)、厳しい判断を下した後、母としての思いを叫んだ妙印尼、愛する男の遺児を守り育てた直虎、素直になれない不器用妻ぎん千代、自分の弱さに打ち勝ち城を纏め上げた真名女(甲斐姫の母)、夫への激しい愛をみせた正子。どの話の女性も凛としていて、読んでいて背筋が伸びる思いがした。
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デイジー
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六編の短編集。植松さんの「虎目の女城主」は高殿円さんの『剣と紅』を読んだからか、大河ドラマ『直虎』も観ているからか、サラッとした印象でした。一番インパクトがあったのは池波さんの「夫婦の城」。上州国峰城主小幡信定の正室、正子が夫と共に乱世を生き抜く物語。政略結婚のうえ、醜女と言われ信定からの愛情も薄かったが、最後には武田信玄までもが正子の度胸と覚悟に感心するほど。正子が隠していた真実に驚きです。これぞ戦国の女。
0255文字
りこ
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ネタバレ大河ドラマ最初から観てればよかったー(>_<)短編集で、直虎が出るのは「虎目の女城主」。井伊家ってこんなに危険な時期があったんだ!と驚き。他に好きなのは「笄堀」。忍城といえば甲斐姫の方かと思ったら、お母さんの方が主役でした。逞しくしなやかに強かに。そして自分の出来ることを最大限に。すごく憧れる。
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閏月
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戦国の女性たちを描いた短編集。大河ドラマは見ていないが、この本の一篇で直虎が城主にならざるを得なかった事情がざっと理解できて、その波乱の人生に興味がわいた。ほかの話もどれも面白かった。
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しまのさん
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戦国時代に生きた女性を題材とした傑作選。井上靖→岩井三四二→植松三十里→滝口康彦→山本周五郎→アンカー池波正太郎というバトンリレー、盛り上がらないわけないんですよ!個人的には山本周五郎の『笄掘』に気持ちが入り込みました。ラストは涙が浮かびそうに小説と一体となりました……おかた様~!!からの池波正太郎が〆の、キッチリさ。短編ですが、乱世という時代背景が迫るものはもちろんあり、また、個々の描き出し方それぞれに魅せられました。
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ぜんこう
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■本田忠勝の女(むすめ)/井上靖:真田信之の妻となった月姫(小松姫)■母の覚悟/岩井三四二:上州金山城の由良氏の母親、北条攻めの激震の関東での決断■虎目の女城主/植松三十里:井伊直虎■立花誾千代(ぎんちよ)/滝口康彦:九州の大友氏の三宿老の立花道雪の娘、ツンデレ■笄堀(こうがいぼり)/山本周五郎:「のぼうの城」で有名になった忍城城主の妻の真名女■夫婦の城/池波正太郎:上州国峰城 ■戦国時代、武将や雑兵の男の物語と同じだけ女の物語もあるんですね。女のほうが強いし、人々をまとめる力があるかも。
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DEN2RO
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井上靖、山本周五郎を含む6人の著者による戦国の女城主の短編物語6篇を収めたアンソロジーです。男ばかりが活躍したかのように見える時代に女性がけなげに生きたさまを浮き彫りにしています。さすがに池波正太郎は手練れの時代小説家だったと改めて感じさせてくれました。
0255文字
異風陽洋
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ネタバレ植松さん、岩井さん、周五郎目当てで借りたけど、六編それぞれによかった。戦国の世の城主(やその妻)となった女たちの、家を護り国を護る覚悟と気概に圧倒される。最初の三つと比べ、四つ目のヒロインは性格に難もあり、始めのうちはどうしても見劣りがしてしまったけれど、読み進むにつれ、そうした自分を曲げられない彼女の哀しみも感じられ、胸に迫るものがあった。六編の並び順も、よく考えられていると思う。仲良きことは美しき哉、心地好い余韻に浸れた。
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えっこ
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6人の作家による短編集なのだが、作品のレベルに差がありすぎて、がっかり。
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たみ
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今年の大河ドラマの主人公・井伊直虎をはじめ、戦国の世を生きる女性たちを描いた6編の短編集。個人的には、井上靖「本多忠勝の女」と植松三十里「虎目の女城主」の2編が好みでした。夫のために、御家のためにと立ち上がる力強い姿が恰好良かったです。
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あここ
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今年の大河を見るわけじゃないけど便乗して読んでみた。どの話も読みやすくて面白かった。女城主ってこんなにいるの?あぁそっか。後継ぎじゃなくてもいいのか。旦那が留守の間、城を守るのは奥方さんなわけだ。飾りじゃなく、意思決定を下す。城と家臣と領民の命を預かる。何て恐ろしい・・生きるか死ぬかやで。性別関係なくスゴイと思うわ、戦国時代の人。主君を裏切っても旦那に尽くす。自分が信じるのは旦那だけ。かっこいいです。「夫婦の城」の信定さん、奥さんにも裏切られてたら目も当てられへんなぁ、ドキドキしたわ。まさしく同志って感じ
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tokotan
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積読本。今年の大河ドラマの主人公井伊直虎を始めとした戦国時代に生きた女性をテーマにした短編アンソロジー。 一番面白かったのは植松三十里さんの「虎目の女城主」。直虎に直親の正室志乃が真実を話すシーンがグサリときた。 直親は自分を捨てたと思っていたが実は直親も傷ついていたのだ。苦労したけど虎松(直政)が立派に成長して良かった。 井上靖さんの『本多忠勝の娘』は嫁バカな昌幸パパが見られます。池波正太郎さんの『夫婦の城』は最後の真実にビックリ! 『笄掘』『立花誾千代』『母の覚悟』も良かったです。
0255文字
misako
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女性が活躍する時代小説が読みたく、購入しました。様々な作家の短編を堪能できて満足です。お気に入りは、「本多忠勝の女」、「虎目の女城主」、「笄堀」の3編。特に、虎目の女城主は井伊直虎がすきなので、ときどき涙腺がゆるんでしまいました。大河も楽しみだなあ。本多忠勝の女も良かったので、井上靖の時代小説を読みたくなりました。
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よしみん
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来年の大河の主役、井伊直虎はじめ、男に代わり家を支えた女たちを集めた短編集。そうそうたる顔ぶれが主人公に戦国時代の女たちを取り上げている。井上靖の「本多忠勝の女」は真田丸で記憶に新しい小松姫を、義理の父、真田昌幸の目から見た話。山本周五郎の「笄堀」は忍城の籠城戦における女の戦。池波正太郎の「夫婦の城」は戦乱の世で夫婦の愛を貫いた、上州国峰城主小幡信定とその妻正子の話。戦国の世に生きた女たちの強さを感じるバラエティに富んだ6作だった。
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もりのくまお
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来年の大河が井伊直虎ということで、読了。彼女も含め、戦国時代に名を遺した女性たちの短編集。今年の大河にも出てきた本多忠勝の娘月姫(小松姫、稲姫)、立花誾千代の話は知っていた一方で、由良家の妙印尼、小幡信定の妻・正子の短編は初めて知ったこともあり新鮮。また、”のぼうの城”の舞台・忍城攻防戦の女性と言えば、甲斐姫ですが、今作ではその母が主人公というのも面白かった。”紅と剣”では直虎と小野道好の関係が主でしたが、本作では直政との関係が描かれて良かった。大河も直虎だけでなく、直政の赤鬼ぶりも描いて欲しいのですが。
0255文字
りんふぁ
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井伊直虎だけでなく、殿の留守で預かった城を守るために奮闘した様々なおんな城主の話。沼田城真田信之の妻や、忍城の話や、以前読んだ話の裏話的な感じで面白かった。
0255文字
ふじ
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戦国のおんな城主を取り上げた短編集。新刊なので、とりあえず直虎だけ。次郎法師が直虎として当主になるところから、直政(元許婚の息子)が徳川に仕え頭角をあらわすようになるまでと、さっきと打って変わって分かり易い部分を切り取った短編。物語になると、運命の切なさや背負ったものの大きさが身にしみる。この物語がどのように1年に膨らんでいくのだろう。
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future4227
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女城主にまつわる6人の戦国女性を描いたアンソロジー。真田信之の妻月姫は強さと優しさを兼ね備えた素晴らしい女性。さすが本多忠勝の娘。由良政繁の妻妙印尼は八十近い年齢にも関わらず、総大将として出陣、一番槍を狙って先陣を切るスーパー婆さん。来年の大河主人公の井伊直虎は結構意地っ張りなわがまま娘。立花宗茂の妻誾千代は超プライド高いお嬢様。忍城の攻防戦は『のぼうの城』とはちょっと違い、成田氏長の妻真名女が活躍する。小幡信定の妻正子は夫への忠義心MAX。まさに戦国女性の鏡。いつの世も女性は強い。
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てんつく
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池波先生が読みたくて。短いけれど、良作。井上靖「本多忠勝の娘」が意外な人物像で面白かった。自分の中では女城主と云えば岩村城主なので、取り上げられてなくて残念。
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女城主 戦国時代小説傑作選 (PHP文芸文庫)評価92感想・レビュー42