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浴室には誰もいない (創元推理文庫)

感想・レビュー
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雪紫
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浴室で男の遺体は溶かされたのか?一軒家で運び出されたのは硫酸で何かを溶かし、流したようなバスタブ。そしてその家に住む男がふたり、行方知れず。え、ユーモアミステリだったの(解説を見て)?女達があれなのと諜報部の扱いが酷いながらも(そこか、ユーモア?)短いページ数の中でさくさく読め、色々翻弄される作品。表紙のイメージ通り、エグみはありません。・・・でも諜報部があんなんであの世界、大丈夫なん?
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RCdreamer
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いつもどおり、ユーモアミステリは相性悪い。ごめんなさい、自分のせいですが楽しめなかった。
0255文字
bapaksejahtera
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主役たる警察署の面々の諧謔に溢れた台詞と全体の調子は変わらない。その上に本作は英国情報部を徹底的にコケにしている。通報があって警察が赴くと、そこは浴室で如何にも死体が濃硫酸で溶かされ流されたかに思える陰惨な現場。下水をサンプルに持ち帰るなど徹底捜査が行われるが、被害者の影形もない結果に。この一件で被害者と目された男は情報部員で、ロンドンから捜査に当たるべくお偉方が現れる。小説では情報部と田舎警察夫々の捜査が並行してなされるが、被害者はとんだ食わせ物の女たらし。逆転の結末は複雑で老耄に得心及ばぬ処もあった。
0255文字
猫ぶん
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ネタバレ★☆☆ 事件は物々しくて良かった。ユーモアとはいえ、情報部員3人が3人ともあんなので国家の安全は大丈夫なのか…?ポップジョイも知らず湾の現状すら確認せず何しに来たんだ。放置されたフェンスの中は野生動物の楽園、ええやん。
0255文字
ふぃすか
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ネタバレ原題は"Hopjoy Was Here" コメディ味あるけど、声を上げて笑うとこまではいかない。原書で読んでみたい気がすごくするのでとりあえず1冊目をポチってみた。行方知れずのホップジョイ氏の属性のおかげで捜査線が2本発生。つっても片方は賑やかしの感が強いのだが。全てわかってから振り返ると、大真面目なだけにちょっと切なくならなくもないような、そうでもないような(はっきりしろ)形なき死体の正体が確定する決め手は(出来すぎな気もするけど)インパクトあり。
0255文字
amanojaku
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ため息ばかり出る。行方を晦ました情報部員は女癖が悪く、借金だらけだし、捜索する同僚は恰好ばかりで、こけおどし。対局にあるパーブライトが、いやに冷めた男に思える。手に汗握る展開の犯罪小説ではないけれど、まぁ、こういうのもありか。やれやれ。
0255文字
maja
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溶かされた死体無き殺人を調べるパーブライト警部たち。「国家の安全」を背負い、地元警察に気負って乗り込んでくる情報部の少佐と彼の部下。セールスマンと称する行方不明の男は実はスパイだったのだ。凝った殺し方にいかにも陰謀の舞台は用意されたかにみえる。地元警察と情報部の視点のずれは進行するにつれて独特な味わいとなって・・。ゆるりとした雰囲気となかなか手強いシニカルさが魅力的。登場人物たちの個性が立ちあがってきて楽しい。
0255文字
旅猫
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ネタバレ淡々とした語り口調のなかにちょいちょい入ってくる皮肉の聞いたユーモアが、私にはツボでした。サスペンスフルな死体なき殺人の動機が、国家を揺るがす大事ではなく、ありふれた痴情のもつれに落ちつくあたりもお見事。
旅猫

「次から次に出てくる手がかりに辟易したパーブライトは、とんでもない幻想を抱いた――このハンマーを取り上げて投げたとたん、ウォーロックが跳び上がって空中でくわえ、いそいそと足元に持ってくるところを。」(p34)「廊下の突き当たりのドアがいきなり開いて、白衣の医師を先頭に行列がしずしずと行進してくる。ハウエルは警部の腕を引っ張って、壁に押し付けた。「ミスターハートンがいらっしゃいました」と、差し迫った声でささやいた。ひざまづくべきか、と警部は迷った。」(p195)

05/08 16:14
0255文字
紅はこべ
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ネタバレソア橋案件かと思ったが、実は…死体なき殺人事件もの。英国ミステリ好物の匿名の手紙もの。一般警察の捜査と諜報部の捜査と、観点が違う。先入観は禁物。諜報部員だって、任務以外の理由で殺されることはある。人間だもの。
0255文字
walkalong621
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ミスター・ホップジョイがよくご存知ですよ。 とぼけたユーモアに包まれた、何とも捉えどころのないミステリー。硫酸により溶かされて殺された疑いのある男が情報部員(スパイ)であることから、警察と並行して諜報部も捜査を行うが、この諜報部による捜査が全く真実味がない。解説によると007のパロディであるらしい。警察官も他の登場人物も描写が軽く、事件は凄惨なのに話はゆるゆる進行する。ラストのオチもさらっとしている。ユーモア・ミステリーは(シュロック・ホームズを除けば)初めて読んだが、こういうものなのか。
0255文字
しのみや
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1962年に発表された作品。時代背景が必要なエピソードが多々あって、嗚呼!もっとそれが分かっていれば楽しいだろうに。という印象。でも、それなくしても登場人物の描き方や、謎解きが楽しめました。作者コリン・ワトスンの長編1作目は「愚者たちの棺」だと解説に書いてある。ん❓それ、前に読んだことある!!知らぬうちにに港町フラックスボローへ2度もお邪魔しておりました。
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🐾ドライ🐾
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田舎町のとある一軒家。浴槽で誰かが濃硫酸によって溶かし流されたらしい。殺されたのは誰か?米ドラマ“Breaking Bad”的な展開か、“バーナビー警部”のような英国良質サスペンスか…。捜査側に頭の切れるタイプとポンコツがいて、捜査の進展具合がおかしい。裏表紙には「ゴールドダガー賞最終候補作の本格ミステリ」ってあるよね、そう書いてあるよね?違和感を残したまま解説へ。これはユーモア・ミステリだって。喜劇だって。なんじゃそりゃ。 さんまさんだと思って握手を求めたらほいけんただった、みたいな残念さ。
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umeboshi7
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ネタバレ(図書館で借りた本) ★★★★☆ すごく好きなタイプのイギリスユーモアで、繰り返しニヤリとさせられた。抑えたトーンで「真顔で淡々と語る」うちに入れてくる絶妙のユーモア、みたいな感じが全編にあった。脇役陣も良くて面白い。 殺害方法がヤバいにも関わらず、不快感もなく読めたのは、このバランスのとれたユーモアのおかげな気がする。 パーブライトシリーズは12作あるとのこと。全部翻訳してほしいなぁ!ドラマ化もされたらしく、見てみたい。
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Tomio
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ユーモアミステリーでした! 古臭い吹き替えの、昔の海外ドラマ風の映像がずっと脳内で。 ユーモアに気付かず読み進めたので、 書かれている文章の意味が、なんの事やらわからず、読み返すことが多くて時間がかかった。
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高田時計店
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解説から読むべし。 ユーモア・ミステリとは知らずに読んで一度投げた作品。 本格派のシリアスな小説かと思ったら冗長な文章が続き、何が重要なことなのかサッパリ分からず、思わせぶりな二人組も登場して頭がパンクした。その後2年ほど放置。 たまたま解説をペラっと見たことで時代背景や本作の楽しみ方が分かり「そういうことだったのか」と再挑戦。文章が長く描写が細かいところなどもあったが、それに見合った面白さがあり面白く読めた。読書に対しての時間的余裕・精神的余裕も関係しているかもしれない。 薄い本なのに濃い内容。
0255文字
きうりっち
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短い本なのに読むのに時間がかかった。出てくる人物もおもしろい人が多いのだが途中で誰が誰だかわからなくなったりして、これはこちらの事情のせいだが。とても印象に残るというほど個性が際立つ人物もいない。面白いと言ってもくすっと笑う程度で素晴らしいユーモア!というほどでもない。古い本でもあり、地味な印象が強い。翻訳もあまりないみたいで,もう一冊「愚者たちの棺」があるくらいのようだ。そちらも読みたいとは思うが。気分転換にはいい本だと思う。
0255文字
guriko
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地味な文章に隠された騙りが凄まじい。犯人の大胆な性格がまったく読めなかった。惜しむらくはセンスが合わずクスリとも笑えなかったこと。ユーモアミステリなんだなぁ。。。
0255文字
青縁眼鏡
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きちんと伏線が回収されて、気持ちいい。
0255文字
三毛太郎
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田舎の野暮な警官に足を引っ張られたり馬鹿にしたりしながら国際陰謀に挑むプレイボーイ・スパイ…への見事なカウンターアタック。これはやっぱり冷戦中、せめてベルリンの壁が壊れる前に翻訳しておくべきものだったのではなかろうか。しかもこのクスリ・ニヤリ系のユーモアを「抱腹絶倒」とか宣伝するのもちょっと違うような気がする。もっと読みたいんで続きも出して欲しいんだが三冊目がなかなか出ないなぁ。
0255文字
121111
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★★★☆☆ エグいネタなのにちょいちょい笑える描写。二転三転する展開には素直に振り回された
0255文字
けいちゃっぷ
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どうも読んでいると違和感があろし、情報部がおちょくられてるような気もするし、と読み終えて解説をみるとユーモアミステリだったのか。 そのつもりで再読するともっと面白いかも。 ユーモアミステリというと『ウィンブルドンの毒殺魔』の苦い思いがあって(全然笑えなかった)、逆に身構えてしまうのだが、このくらいが程良いかも。 そうは言ってもキチンと落としているところはさすがですね。 248ページ
0255文字
もっち
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スパイ小説に馴染みがないせいか、解説読むまで笑いどころが分からなかったな… 比喩がくどいと思ってたけど、根本がギャグだと知って読めばまた印象が違うかもしれない 伏線と謎解きに不足はなく、さらにユーモアを期待していいシリーズのようだし、他の作品も読んでみたい
0255文字
riko
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ネタバレ表紙の爽やかな浴室の写真に惹かれて手に取ったら1ページ目から硫酸で死体を溶かして流したとか始まってウヘーッてなった。文章読みにくいし刑事多過ぎて名前覚えきれないし偽名使うスパイも出てくるしなんかもう大変だから薄目で筋だけ追ってたら終盤どんでん返しもありなんだかんだ面白かった。ちょいちょい出てくる女性への性的な描写とか唐突な濡れ場とかが謎だったけど法月綸太郎の解説で007シリーズがベストセラーになってたなどの時代背景を読んで納得。でも絶賛されてるユーモアは私にはからきし…どこが笑えたのかしら…
0255文字
パンチ
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ユーモアのあるミステリ 会話や比喩にクスりとします 段々ピントがズレてくる諜報部員2人が小悪党に見えてきました 諜報部員というシリアスでクールなイメージがあるため、フリが効いていて面白いです
0255文字
ロンリーランナー
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ネタバレ結局最初から最後まで死体が出てこない(最後に違う死体が出てくるが)珍しいミステリー。設定が面白そうで読み始めたが、文体が今ひとつ読みにくく、ロス少佐のシーンの必要性がわからず、全体的に今ひとつだった。
0255文字
ジュンジュン
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悪くはない。ただ、帯文句「ディヴァインの匹敵する巧手」に惹かれて手に取ったため、どうしても比べてしまう。ディヴァインらしさ(少ない容疑者の中に最後まで真犯人を隠し通すフーダニットの技術)を勝手に求めていたので、それだと…。
0255文字
近所のネコฅ
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★★☆☆☆
0255文字
Masako Yamada
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かろやかな文章で、英国ふう風刺とユーモアあり。
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ネコベス
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毒気があって、皮肉っぽくて、含みをもたせた書き方がいかにもイギリス人作家らしくて、自分好みの作品だった。無能な署長チャブが、切れ者警部パーブライトに自分の愚鈍さを悟られまいとして、オロオロする場面が可笑しい。地味目だが良作。
0255文字
yumiko
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印象的な表紙に手に取って良かった!細く張り巡らされた伏線が美しくて、読後再びページを繰りたくなったミステリーは久しぶり♪匿名の手紙を発端に明らかになった死体なき殺人。ショッキングな冒頭からつかみはばっちり。行方不明となった男性がとある職業だったことから捜査に情報部員が加わるのだけれど、彼らの道化ぶりがなんとも可笑しい。英国流のシニカルな笑いがたっぷり楽しめる。二転三転した末に辿り着いた真相は…なるほど初めから見えていたと納得。しっかりと読書の助けになってくれる法月さんの解説も有難かった。
Märklin(メルクリン)

これも面白そうなんだよな~(*^^*)

04/15 21:39
yumiko

メルさん、オススメよ!他の方の感想を読むと好みが分かれるみたいだけれどね。思わずクスッとしちゃう皮肉な笑いがお気に入りでした♪

04/15 23:10
0255文字
まゆまゆ
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タイトルと、「英国推理作家協会ゴールドダガー賞」なる賞の最終候補作という評判の良さに惹かれて。大どんでん返しとかはないけれど、凄く面白かった。パーブライト警部と部下のラブ巡査、張り切り屋の科学捜査官ウォーロック、チャブ警察署長…など魅力的なキャラが満載。クスッとさせられる所もあり、細部まで考え込まれた二転三転するストーリー展開、240ページ位のボリュームだけど濃かったです。この作家さん好きかも。
0255文字
motopurin
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不穏な始まりから、諜報部員の手に汗握る捜査。そしてなぜかのほほんとしたラストを堪能した。
0255文字
pitch
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短い話だけど、面白かった。事件そのものは予想外というほどのものでもないのだけど、情報部員たちの的外れっぷりや、主人公パーブライトの皮肉の効いた比喩が楽しい。私はこういう話好きです。
0255文字
飛鳥栄司@がんサバイバー
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死体がない殺人がテーマで、浴槽で死体が酸で溶かされたなどと物々しい幕開けではあるが、解説にも書かれているとおりユーモアが押し出されるためか緊張感は薄め。部屋に住んでいた2名が行方不明で、どちらかが加害者であり被害者であろうと警察はあたりを付けるが、片方が諜報部員だったということが判明して、警察と諜報部の捜査が並行して進んでいく。推理合戦かと思いきや、諜報部のヘタレっぷりが如実になってくきて、一気にユーモアテイストに。終盤に冒頭でてきた匿名の手紙の真相が判明して、急転直下本格ミステリとしての面目躍如。
0255文字
おーるり
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『愚者たちの棺』に続くシリーズ作品。少し読みにくさを感じながら、なんとか読み終えました。言い回しが古い?せいでしょうか。一生懸命読まないと頭に入ってこない感じ。解説にユーモアミステリとあって、ああ、そうか、とは思うものの、翻訳では難しいのかなとも思ったり。でも、次が出たなら読むとは思う(笑)
0255文字
ケイジ
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刺激的な事件というわけでもなく、少し物足らなかったです。
0255文字
cinos
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死体のない事件で最後までどうなっているのかひっぱるのが面白かったです。最初にいきなり硫酸で溶かしたという話が出てきてびっくりしました。
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みみみ
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『愚者たちの棺』ではあまりその良さがわからなかったが、今回はそこそこ面白かった。地味な上にわかりにくいのだが、実はスパイ小説をおちょくったゆるーいユーモアミステリ。1960年代の作品なので古い感じは致し方ない。
0255文字
kanamori
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☆☆☆
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