読書メーター KADOKAWA Group

口入れ屋おふく 昨日みた夢 (角川文庫)

感想・レビュー
117

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
りんごさん
新着
しみじみいい物語だと感じる 家族の心情、奉公先での人との出会い、そんな中でおふくが過去は過去として考えられるようになる 住み込みでの女中奉公は当分続きそうなので「おふく頑張れ きっと過去より幸せな未来が待っているよ」 続きが読めないのが残念! 申し訳ないが口入れ屋って人の売り買い煮たいなもっと悪どい商売かと思っていた
0255文字
akiko
新着
きまり屋の人たちのキャラクターに親しみもわくし、それぞれのストーリーも楽しめた。何よりこの時代の派遣業の実態が興味深い。口入れ屋の歴史、証文の種類、3月5日で1年契約が切れることなど、今まで時代小説を読んでいても知らなかったことがよくわかった。そして最近の奉公人の態度についての、おふくの嘆きなど、時代が変わっても同じような問題があったのも面白い。
0255文字
英
新着
☆☆☆☆
0255文字
ばるたん
新着
ネタバレ主人公おふくを通して江戸庶民のほのぼのとする生活が良く書かれており、優しい気持ちにさせてくれる一冊。
0255文字
なおお
新着
良い物語だ。父親と伯父が営む口入れ屋へで戻ってきたおふく。短期のため人手が見つからない所へ駆り出され、住込みの女中で働く。それぞれの場所で様々な人々の人生を見、様々な体験をする。おふくのまわりの人々が良い。悩みながら、笑いながら、今日もお江戸のどこかで、おふくは元気に働いているのだろう。そんな気持ちにさせる。宇江佐さん、ご存命ならシリーズ化して欲しかった。
0255文字
ふじさん
新着
市井人情小説の名手が描いた江戸のお仕事小説。口入れ屋「きまり屋」に出戻ったおふくが主人公。色気より喰い気、働き者で気立てがよいおふくは助っ人女中として様々な奉公先に出向き、一筋縄ではいかない人生模様を目の当たりするうちに、自分も前向きに生きようと心を決める。個人的に好きなのは、表題作「昨日みた夢」、武家の女中の代わりに出向いた八丁堀で出会った辛く切ない生き方をしている嫁の話とおふくの元夫の勇次との再会を描いた作品。虐げられた女性の新たな旅立ちが語られるが、思わず涙が。思わず「家政婦は見た!」を思い出した。
0255文字
あいちょ。
新着
図書館。 短編集。 ・慶長笹書大判 ※粒々辛苦 ・座頭の気持ち ※名医 ・三日月 ・昨日みた夢 ・秋の朝顔
0255文字
ごへいもち
新着
今回は最後の一編だけ読みました。シリーズ化して欲しかったなあ
0255文字
スリーピージーン
新着
行方知れずだった夫のことをずっと心に残して暮らす主人公おふくは、それでも明るく健気に家業に精を出す。何が気の毒って、自分だけ夫に関する真相を知らせられていなかったことだ。私なら激怒するな。おふくは様々な商家や武家に手伝いに入って、それぞれの人間模様を目の当たりにする。表題作は人生を考えさせられる深い作品だ。どれも切ない話で、さすが宇江佐作品だと、うなってしまう連作でした。2015年だったのですね。ああ、もっと読みたかったよ宇江佐さん!!
0255文字
akiko
新着
そんなに前に読んだわけではないのに、全くストーリーが思い出せない…。というわけで再読。 あ〜思い出した〜。おふくは働きもので良い子だなぁ。
0255文字
ぺしみち
新着
しょうもない男にとらわれるより、次、いってみよう!
0255文字
元・本の虫
新着
ネタバレ宇江佐真理さんの遺作となってしまった作品。おそらくシリーズ化されるはずだったのだろう。おふくもそうだけれど、彦蔵はどうなるのか。もしかしたら勇次ではなくて彦蔵とおふく?など勝手な想像を膨らませたくなるが、残念ながらこの続編は読めない。
0255文字
びふう
新着
現代の人材派遣会社にあたる口入れ屋「きまり屋」の実家に出戻ったおふく。稼業を手伝いながら、人のやりくりができなくなるとおふくが代わりに派遣(奉公)される。偏屈な主人やを、なんだかんだと前向きにやり過ごせてしまえる力量を持っていて楽しく読み終えました。出来ればシリーズ化して欲しかったですが、宇江佐さんがご逝去されてしまったのが残念でなりません。
0255文字
しろっこ
新着
ネタバレ実家の口入れ屋「きまり屋」に出戻ったおふくの物語。女中として行った先の家でいろんな人、家族に出会い少しずつかわっていくおふく。突然姿を消した元夫勇次と再会していろんなことを知る。さてこのあとおふくはどうなるんだろう?勇次との仲は?と思わせるところで終わってる、ああ、残念。もう二度と読めない。
0255文字
おか
新着
宇江佐真理の遺作。 人生辛いことばかりじゃない❗ 食べる楽しみも賑やかに家族と語らうことも日々の暮らしを大切に生きること。 宇江佐さんの作品しみじみと堪能しています。宇江佐さんの作品に出会えたことに感謝❗
0255文字
はちがみっつ
新着
kindle unlimitedで、未収録の一話を加えたものを再読。 シリーズ化されるものだと思っていたので、作者の急逝が惜しまれる。
0255文字
ハル
新着
口入れ屋を舞台に様々な人々、家、それぞれの事情が描かれた作品。 あっさり問題が解決する場合もあれば、問題はまだこれからというところで話が終わる話も。 少し中途半端なところであっさり終わったと感じる話もあるが、実際の生活において、全てがすっきり丸く収まる事も無いと考えるとこれで良いようにも感じる。 ★3
0255文字
hiro
新着
口入れ屋「きまり屋」に出戻り、助っ人女中として奉公先で一生懸命働くおふくの物語。姿を消した亭主を待つ気持ちの変化に おふくの成長を感じる。宇江佐さんの本は温かい。人生は思い通りにいかないことばかり、それでも一生懸命自分の人生を生きることを教えてくれる。
0255文字
kmzwrs5781
新着
なんでも要領よくこなせる人っているよね、それで損する人っているよね、それでもそういう人がいてくれることが大事。おふくさんに幸あれ。
0255文字
優希
新着
宇江佐さんの遺作なんですね。前を向いて歩く決意が刺さりました。江戸のお仕事小説とも言える作品です。この続きがありそうなのに、もう読めないと思うと残念な限りです。
0255文字
雨の音
新着
ネタバレ宇江佐さんが亡くなられた時に一番近い作品のよう。新たなシリーズの感じ。口入れ屋は「家政婦紹介所」、おふくは人が決まるまでのピンチヒッター。「昨日みた夢」のおわかが哀れだった。レイプに奴隷状態、暴力。思いやりや優しさはない。怒るおふく。こうでなくっちゃ。おわか、津軽へ帰って好きな畑仕事をし伸び伸び暮らしているかな。あの家から逃れられて良かった。黙って失踪した夫の事が、おふくの中で変化してゆくのが焦ったいやら、そうだそうだ!。夫がいなくても仕事があり、家族同然の人たちがいて。大丈夫、生きて行ける。
0255文字
サンドイッチマン
新着
時々、宇江佐ワールドに、浸りたくなる事がある。今回も最近出た短編集を読んだことから、前に読んだこの「おふく」を読んでみた。最後の編は、次に続編の巻頭を飾る作品になる筈だったとのこと。勿論、それは叶わない事だが?
0255文字
ぶち
新着
実家の口れ屋に出戻ってきたおふくが主人公。 色気より食い気という、私好みの気風のまだ若い女性です。働き者のおふくは、短期の助っ人女中として借り出されます。奉公先で出会った人々の言動に憤ったり、嘆いたり……様々な人生の機微を知ることで、自身の今後の身の振り方に前向きに向き合えるようになっていきます。その変化に読んでいて元気をもらいました。 厚い人情に溢れた物語は、宇江佐さんならではのもの。これが宇江佐さんの遺作になってしまったことが残念でなりません。
ぶち

ソラさん、ほんとうにそうですね。残念でしかたありません。髪結い伊三次シリーズ、もっと書いて欲しかったです。

04/21 16:20
ソラ

髪結い伊三次、完結まで読みたかったですね(´;ω;`)

04/21 17:59
3件のコメントを全て見る
0255文字
ひ ろ
新着
ネタバレ★★★★☆ 宇江佐真理さん遺作になりましたね😢 口入れ屋「きまり屋」の出戻りひとり娘おふくは派遣先の女中仕事の繋ぎに親から都合よく使われ不満たらたら。でも派遣されたそれぞれの家庭が多種多様で面白い。最後に収録されている「秋の朝顔」は次巻の巻頭に載るはずだった未刊行作短編だそうで。このシリーズ、またまだ読みたかった😢
0255文字
リリー・ラッシュ
新着
1月は時代物が読みたくなります。今年は宇江佐作品にしました。主人公おふくは失踪し、周りに説得されて離縁した夫のことを忘れられない。その想いを引きずりながらも、奉公先での経験を積むことで成長していく。表題作の「昨日見た夢」。その夢の意味が分かってなんだか切なくなった。「夢は跡形もなく消えるけれど、思い出は残る。それを胸に畳みこんでこれからも生きて行こうと思った。」…おふくとおかよ、2人を心から応援したくなる。2人のその後を、この物語のその先を綴っていただきたかった。宇江佐さんのご冥福をお祈りします。
0255文字
akiko
新着
ずっと気になっていた本。おもしろかった。おふくが実家の仕事を手伝いながら、成長していく様子が良かった。続きが読めないのが残念だ。「三日月」が切ない。最後の2文が印象的で、著者が闘病しながらたどり着いた境地なのかな?と勝手に考えてしまった。
0255文字
tengen
新着
夫が店の金を盗んで雲隠れし、出戻ったおふく。 亭主への想いを引きずりながらも、健気に家業口入屋の手助けに短期・臨時の女中奉公に勤しむ。 ☆大判黄金の秘密、八百屋奉公 ☆主人・内儀の務めとは、箸屋奉公 ☆アコギな盲人の出世、按摩屋奉公 ☆真の名医とは、藪医者奉公 ☆我儘な病人のお世話、酒屋奉公 ☆虐げられる若奥様、武家奉公 ☆主人の死の真相を探る、提灯屋奉公 ☆彡 慶長笹書大判/粒々辛苦/座頭の気持ち/名医/三日月/昨日見た夢/秋の朝顔
0255文字
アボガドみよ
新着
あっせん業の口入れ屋「きまり屋」の実家に出戻ったおふくのお話。短編物、あまり好きではないのですが宇江佐真理さんの作品は別物。私の期待を裏切らず、最後まで楽しませてくれました。
アボガドみよ

ばるたんさん、おはようございます。そうでした!宇江佐さんも北海道ですね~タイトルの「昨日みた夢」が一番好きです。津軽出身の奥方の物語で、北の人の我慢強さが印象的でした。

06/18 08:45
ばるたん

おはようございます。いつも情報有難うございます!すぐにでも読みたいと思いますが、来週からやっと図書館が開館するようなので予約本を読まねば・・おっと、その前に今読んでる本を・・(V)o¥o(V)

06/19 09:16
3件のコメントを全て見る
0255文字
みもざ
新着
再読。この本を読んだのは何度目だろうか。読むたびに印象が変わるのは私の記憶が曖昧だからなのか、年とともに感性が変わっているからなのか。今回は伯母のおとみのおふくに対する愛情が目立ってほっこりした。 おふくの言いたいことは言うが、我を通すばかりではない加減は見習いたいものがある。八百竹の主人などには腹も立つが、宇江佐さんの描く”庶民”は本当にそこにいるように感じられて魅力的。★★★★★
0255文字
アイシャ
新着
ネタバレ表紙が美しい。口入屋の娘おふくは事情があって離縁して実家に戻ってきた。家業や家事を手伝う傍ら、働き手がなかなか見つからない店などに臨時で働きに出ている。江戸時代の短期派遣社員。女中が居つかない八百屋では立て替えのお金を貰えなかったり、主が留守の箸屋では御隠居のお世話をしたり、庇護に慣れきった按摩さんの家ではお給金をなかなかもらえなかったりと様々な経験をする。双子の父親と叔父は仲良く、おふくの実家の温かさが心地よい。これもシリーズになる予定だったのに、つくづく残念なことだ。
0255文字
baba
新着
ネタバレ伯父と父が営む口入屋に出戻った福は急な短期女中に駆り出される。福は突然姿を消した夫が忘れられずにいたが、派遣先での人々の営みをまじかに見て次第に自分のことを冷静に見ることができるようになる。再読にもかかわらず、福の心情にはらはらしながらページを括り、出した答えにホッとする。
0255文字
まき
新着
さすがの宇江佐真理さん、面白い。働き者で気の利くおふくなのに、五年前に突然姿を消した夫のことがまだ忘れられない事に、却って真実味があった。いろいろな家に女中として入り、様々な人達を見て来て学んで、おふくも未練を断ち切れて良かった。シリーズ化する予定だったらしいけど、続きが読めないことが悲しいです。
0255文字
hassaku78
新着
宇江佐作品の読み返しが完了。主人公おふくの成長と人とのつながり、しみじみと良い小説でした。シリーズとしての構想があったらしく名残惜しくもあり、未完の作品ということに。それでも、この作者に出会えてよかったな。
0255文字
sai
新着
シリーズ2になるだろう単行本未収録分と解説を読むと、つくづく続きが読めないのが残念でならない。
0255文字
山内正
新着
父親の跡を継いだ玄桂は父親の患者も来なく弟子も辞めて行き 口入れ屋に女中の話が 年老いた母親が足を挫き動けない 台所と助手の仕事を 胃を患った父親の薬を取りに娘が 帰りしなもう治らないんだろうと 仁川と名の労咳患者が  台所に母親の玉江が来て 貴女年は? 良かったら家の嫁になる気ないかしら?と えっ一度所帯持った事がと断った 労咳の仁川を診に行ったか 一言呟き息を引き取った 一月余り玄桂の側で見ていて 人に優しく出来る人だと感じた 何度か町で見かけたが おふくさんよいお天気でと屈託な顔を 
0255文字
山内正
新着
旦那になったら些細な事言うと 啖呵を切って佐野屋におみさは言う 桶正の姑の世話で行く事に 昼の用意の時 おっ母さんと娘がきた おみさだ 嫁も出ちまって なんて女だと怒る 十日してあの佐野屋に押込みが入る 奉行所から周りの商家に呼出しが 晦日になっても主と番頭が帰らない 翌日職人が来ない 慌てて帰る嫁に このばか嫁と怒鳴る 急ぎの箸を三人で作った 全て終わった翌日番頭が帰る いざと言う時の頼れる人は居ない!
0255文字
千日紅
新着
内容(「BOOK」データベースより) 亭主の勇次が忽然と姿を消し、実家の口入れ屋「きまり屋」に出戻ったおふく。色気より喰い気、働き者で気立てのよいおふくは助っ人女中として奉公先に出向き、揃いもそろって偏屈な雇い主たちに憤慨したり同情したり。一筋縄ではいかない人生模様を目の当たりにするうち、自分も前を見て歩いていこうと心を決める―。市井人情小説の名手が渾身の筆で描ききった江戸のお仕事小説。単行本未収録の短篇「秋の朝顔」併録。
0255文字
YOUCO19
新着
舞台は江戸時代。「口入れ屋」とは今で言う「派遣会社」 派遣先の仕事はほとんどが女中。解説の通り「家政婦は見た」の時代ものver. いろんな家庭を見て自分自身が成長していった主人公の「おふく」 著者は5年前に亡くなってしまったので続編が読めないのがとても残念だ。今までの作品を少し追いかけてみたい。著者初読み。(それにしてもこの時代のご飯は本当に美味しそう!)
ふじさん

髪結い伊三次捕物余話シリーズは是非読んで下さい。16巻ありますよ。

04/25 16:04
0255文字
山内正
新着
叔母におふくの後添は何時かと言われ病気看病人の話に返事した 病気で家に帰ってたおみねは とんでも無い我儘だった 部屋は取り散かって片付けたら 怒鳴り散らす、夫は毎日の様に来る 癇癪が過ぎ女の医者が来る あの人とは幼馴染なのよと ただ回復の見込は無いのよ あの人大きな声出さなくなったら 危ないんです。 何年か会わない夫が来た 名は?おちまちゃん可愛い名前だこと こんな娘が居たんじゃ性がない 少し諦められるかと思う 店に戻り次の人が行ってると聞く おきみが来て、おみねさん死んだ! 思わず三日月にばかあーっと
0255文字
ふじさん
新着
口入れ屋おふくを主人公にした作品。仕事で出向いた家々の人生ドラマを描いて面白く読めた。宇江佐が生きていればシリーズ化も。
0255文字
全117件中 1-40 件を表示
口入れ屋おふく 昨日みた夢 (角川文庫)評価90感想・レビュー117