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ヒットの崩壊 (講談社現代新書 2399)

感想・レビュー
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フリット
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自分が小さかった昭和の頃は家族で同じ歌番組を見て、クラスの友人たちも多くは同じものを見ていた気がする。全く興味のない演歌ですら、どんな曲だったかを刷り込まれて何となく覚えている。年月を経て、音楽との接し方は変化し、楽しみ方に時代が反映されるのは妥当な流れか。昭和は遠くなったと感じた。
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静かな生活
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Review Scores 65/100
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ひみーり
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むしろCDバブルの時代が異常で、現代では多趣味多様性の時代で好みは分散化してライブなどの体感を売るビジネスに、2016年とデータは古いが日本は売る仕組みの波に乗り遅れている状況、流石に今は違うだろうと思うが。
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シキモリ
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2010年代の音楽シーンを多角的に読み解く論著。著者は元々ロッキング・オン社に籍を置いていたようだが、シーン全方位にアンテナを張り巡らしており、2016年当時の状況を広く浅く網羅している。全てに対し肯定的なスタンスの為、読み物として少々面白みに欠けるのが難点か。供給者側はCD販売から興行で利益を上げる方向にシフトしたが、チケット料金の高額化や、ホールやライブハウスの閉館が相次ぐ中、SNSやサブスクとの連携は今後より一層顕著になりそう。90年代の音楽シーンにドップリ浸かっていた私は今だ所有欲が体験欲を勝る。
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ライアン
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時代というものが大きく変わってしまったんだなと。多様性で大衆というものがなくなったのかな。昔はライヴは儲からないのでやらないという時代もあったけれど今はむしろ曲のセールスよりもライヴで稼ぐ時代になったのね。曲を定期的にリリースしなきゃいけないとかセールスをそこまで気にする必要がなくなった分アーティストとしては生きやすい時代にはなったのかな。
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あそぶつくる
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音楽評論を初めて読んだ。面白かった。使用した文献は後ろに纏めてくれるとありがたかった。
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くるぶし
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90年代はヒットの波が去っていく。と言っていたが、現代もその面はあると思う。インターネットでバズったアーティストは、その一曲だけがずば抜けて売れたということがある気がする。音源より興行(ライブ)で稼ぐ時代はその通りだなと実感する。 多様性が生まれたことで共通のヒットがないのはなるほどと思った。時代とともにカラオケ端末の検索機能が追加され、履歴から直感的に探すことが多くなり、定番曲が歌われるようになったというのも面白い。いきものがかりの水野さんは、自分たちを知らない人にも歌が届くことを大切にしているんだな。
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しろみけさん イン 図書館
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柴さん、体壊さない程度に頑張ってください
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ドライブ用にみんなで歌えるよう、2000年代の邦楽ヒットチャートを調べたら、全然使えなかったことがある。この本を読んで、 「ヒットの崩壊」とは、ヒットがなくなったと言っているのではなく、ヒットを表すランキングシステムが崩壊しているというのがミソ。 CDの売り上げという指標だけにとらわれず、いかにトレンドを捕まえるか、レコード業界、音楽業界、テレビ業界などの試行錯誤が面白い。
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夕陽に別れを告げて
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ちょっと前の出版だが、現在の状況も概ね延長線上にある。モノよりコト消費、興味や繋がりが細分化する時代にあって、筆者の指摘は正確だろう。音楽の経済・市場規模自体はトータルで維持されているのは確かだが、かつて特別な存在であった音楽が今やファッションのように代替が効く現状(と自分は思う)と将来を憂い、ヒットの再興を願いたい。
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takao
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ふむ
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gaku
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☆☆☆ ポッドキャストで話題になっていたので読書。CD販売よりライブ等で稼ぐビジネスモデルに変わったんだなと実感。
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☆ツイテル☆
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フライヤー
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moe
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音楽業界の構造変化についてよくわかった。2016年ごろに書かれたものなので、当時はライブ業界が盛り上がっていたことがよくわかる。コロナ禍を迎え、さらにストリーミング事業が伸びてきた今だからこそ、「当時はこうだったのか」と学べる点もあり、興味深かった。
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大泉
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2010年代における日本の音楽聴取環境の変化を、関係者へのインタビューなどを素材として考察したルポルタージュ。まさにサブスクリプション全盛のいま読むと、およそ5年前に出た本書はもはや「時代の証言」かもしれませんわね。この5年でだいぶフェイズも変わった気がするけど、まさに2016年こそがその転換点だったのかも、とも。
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Keikoh
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音楽業界の構造が変わり、いまや音源よりも興行が重要な収益となっているから「音楽は売れない」のに「バンドもアイドルも生き残る時代」になった。若手や新人にとっても、ライブを主軸にした地道な活動で人気を拡大し、SNSとマスメディアの波及力を追い風にブレイクを果たすことができる。JーPOP=音楽ソフト市場の急拡大、タイアップ、カラオケ。ビルボードHOT100=CDセールス、ラジオ、ツイート、YouTube歌詞表示回数。ライブは「音楽に参加する」「時間と空間を共有する」。ロングテールとモンスターヘッドが二極化した。
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なおなお
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以前だといつでも好きなときに聞けるデジタル音源を手に入れるにはCDしかなくて,そのCDはシングルで約1000円,アルバムで3000円と高価だから,枚数が売れること自体も宣伝だったんですよね(買うかどうか自体をすごく吟味して買ってたから)。でも,今はネットで(違法なものも含め)いつでも好きなときに無料でデジタル音源を聞けるから(全部が試聴みたいになっちゃって),曲の商業的価値が下がっちゃったのかぁって思います。
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Don2
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音楽市場におけるマーケティングの変遷を辿る本。著者の知見が深く、楽しい。私的理解は①アーティストは(a)自前フォロワーを持つ超巨大ブロックバスター(b)尖った個性を持つミドル(c)ロングテールの3種。②現状、(a)と(c)への二極化が進む+(c)は音楽じゃ食えず、いかに(c)を(b)(a)に育てるかが課題。日本の音楽市場はミクスチャをはじめとする独自価値を獲得するがグローバルでは現状(b)止まり③テレビは視聴者数低下と共に(a)や(b)を自前で作る手段を失ったのに映像放映は続けなければならずキツそう
Don2

音楽業界でフェスが主たる収入源になってる件、フェスが単なる"音楽"を超えた体験を提供しているという内容だが、フェスをやるとファンあたり売上が上げやすい、というのもあるんじゃないかと思った。後は、レーベルの仕事のひとつは上記(c)から(b)(a)に動きうる人達の早期発掘なわけだけど、そのデータはYoutubeやSoudcloudとかが持ってるはずだから、こういう人達がデータをレーベルに売るみたいなビジネスも、あるよなあと。きっと裏で頑張ってるデータサイエンティストがいるに違いない。その当りも読んでみたい。

10/06 22:19
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Circle
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知ってる曲が多いからかめちゃくちゃ読みやすい 手元にあってもいいかもしれない サブスクにつながる話はめちゃくちゃ面白い 次は何がきますかね
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ろびん
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ロッキング・オン・ジャパンの「シバナテン」でお馴染みだった筆者による日本の音楽市場論です。 これまで音楽ニュース等で断片的に語られていたここ20年ほどの音楽シーンの変遷について分かりやすく語られています。 自分はいまだに「音楽を所有したい派」ですが、やっぱりライブが全てに勝ると思っています。 …なんて書いてたら、無性にライブに行きたくなってしまいました。
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Yasumasa  Ono
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時代が移り社会が変われば当然「ヒット」の定義だって変わってくるはず。CDのセールスが下降線だとしても、ライブなどの興行やストリーミングの市場が拡大していく中で、島宇宙化していくポップミュージックにはどんな未来と可能性が広がっているのか。本書に書かれている内容は、5年たった今なおその傾向を強化しているように思う。音楽の未来に想いを馳せるすべての人に読んでほしい素晴らしい一冊。
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まめタンク
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2020年215冊目。
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GAKU
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激変している音楽業界。今や誰もが知っている「国民的ヒット曲」はもう生まれないのか?最近のJ-POPやアーティスト達を殆ど知らないのは、私が単にオジサンと言う理由ばかりではなさそうだとこれを読んで少し納得。やはり私が好きなのは、70年代の歌謡曲です。カラオケ行って思い切り、平浩二の「バスストップ」歌いたい!
背古巣

はい❗歌えます🎵

05/20 20:38
GAKU

おー!同世代!

05/20 21:18
6件のコメントを全て見る
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訪問者
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再読。第四章にあるように今の音楽産業はライブビジネスが中心になっており、今の新型コロナウイルスの中、音楽関係者の方々はどのように生計を立てているのだろうか。一刻も早い新型コロナウイルスの終息を願うばかりである。
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awok
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king gnuや髭男が流行ったことの予言です。評価されるべき音楽が評価される素晴らしい時代になったと思います。音楽は文化であり、芸術です。本が売れなくなりつつも図書館の利用者が増えているように、コンテンツは人々に精神的な豊かさをもたらし、それを享受しようとする人々は減ってはいないのです。シンプルに文化や芸術に親しむ機会が増えて価値観の多様化はさらに細分化していくでしょう。
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やすたき
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 私も若いころはミスチル、マイラバ、ELT、浜崎などよく聞いてましたが歳のせいなのか昨今のJPOPは聞いたら煽動・洗脳されそうな気がするのでなるべく聞かない、接する機会をもたないようにしています。JPOPはリスナーに何をもたらしてくれるのだろうか?東日本大震災後の「歌えば何とかなる」思考に随分としらけましたが。
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しゅん
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いろいろ確認のため再読。オリコンチャートとカラオケ人気ランクの比較の結果がおもしろい。ポップソングの定義の変化に結婚式や運動会のようなイベントとの結びつきを見ていて、そこに人々の日常性が出てくる。
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rokubrain
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本書は音楽の流通~体験スタイルを今の時代のトレンドの中で見直す機会を与えてくれた。 従来の音楽業界のさまざまな固定観念をデカップリングして考えられる時代が来ているようだ。 セールス数≠ヒット。 だいぶ音楽業界も変化していたんですね。私は気づかなかったが。出発は音楽だけど、今のビジネスマーケティングの観点からも役に立つ格好の社会分析が数多く見つけられた。良書。
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山田アタリ
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「本書で積み重ねてきた各方面への取材は、結果的に、その中で「時代にあわせて変わらなければいけないもの」と「時代を超えて変わらないもの」を浮かび上がらせることになったのではないかと思っている。(中略)そして後者の「変わらないもの」は、ポップ・ミュージックが持っている価値そのものだ。音楽は、常にその時、その時の社会と共にある。」(第六章 音楽の未来、ヒットの未来 233-234頁より)
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TAKA0726
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宇多田ヒカルの登場が小室哲哉を終わらせた。ヒットと売れるは違う。現在は音楽に参加し、時間と空間を共有する。BABYMETALはカレーうどんみたいな発想。全く別のものを合わせたら意外と美味しかった偶然の産物、いい意味で日本文化のストレンジ感がある。CD、ダウンロード、ストリーミングなど音楽を「聴く」方法は目まぐるしく変わりつつあるが、音楽を広めていく上で根源的な力を持っているのは人々が「歌う」こと。聴くは受容、歌を歌う時は必ずその人が主役。かつてヒット曲は時代を反映する鏡だった。果たして今はどうだろうか?
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しのっこ
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ヒットというものがどう変わってきたかをアーティストや音楽業界の人達へのインタビューした内容も踏まえながら分かりやすく解説してくれる。今は90年代と違ってアーティストがじっくりキャリアを重ねていけるということ、海外の音楽を受けていない純国産のJ-POPが生まれていること、独り勝ちのモンスターヘッドやアマチュア的なロングテールではないミドルヘッド(アーティストが自ら個性を発揮し共鳴するファンの輪を広げていく)を作っていくのが多様性と豊かさのために必要なこと、など希望を持てる内容がとても良かった。
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桂世
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タナソーさんのポッドキャストで話す柴さんの話が面白いです。ミヒャエル・エンデが好きで、映画というものにがっかりしたくだりが好き。
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ハイザワ
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この本ではっぴいえんど『風街ろまん』というアルバムを知った。
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Arowana
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何にしても価値創造者が最も優遇されるようなルールメイキングがなされるのが望ましいと思いますが…。西洋コンプレックスの克服は全体としては不可能だと思いますね。
Arowana

(メモ4)ト:曲目検索が早見表からキーワード検索に変化したため、企業による新曲への誘導ができなくなり、クエリが思い出せない曲よりも強く記憶に残る曲や履歴参照によって皆が最も歌っている曲を選ぶ傾向が強まったため◇【❸変わるテレビと音楽の関係】現在のテレビの立ち位置:自らヒットの発信源となる(←ゴリ押しはユーザからの反発を買う)のではなく各フィールド発ののバズを取り上げ、脱島宇宙化を促すメディア/ライブ:一回性の価値(体験はコピーできない)+受動(聴く)→能動(参加型)◇【❻音楽の未来、ヒットの未来】現在、市

10/04 18:29
Arowana

(メモ5)場に投下される作品数が指数関数的に増え続ける一方で、ロングテールではなく一部のトップスターが利益の多くを占めるヒット主導型/

10/04 18:30
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しいたーけ
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音楽業界の色々。音楽不況と言われる実状、実態、変化がよくわかった。
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Yohei
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ヒット曲がなくなったとよく聞くが、ヒットとは何だったのか、これからどうなっていくのかを問うた一冊。国内でのヒットと海外での成功は微妙に異なるよなー。
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あき
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cakes連載にて。
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松村 英治
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昔はよかった的なことではなく、今の新しい在り方に希望を見いだしている点が惹かれた。
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がりがり君
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音楽が常時社会現象を起こしてた98年の方が異常だったんや…。
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Muromi
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読みやすかった。スルスルとあっという間に読了。
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