形式:単行本
出版社:勁草書房
六章では、人間による環境の「改変」について。環境を改変することで、アフォーダンスを「創造」することはできる。郵便ポストも社会によって創造されたアフォーダンスを有す。/道具は主体の取り組む問題や状況を変換する(頭のなかで計算→文字を書くことによる筆算)。/言語もまた環境を改変し、問題を変換する道具である。言語などの「表象」は知覚と行為をガイドする「二階の環境資源」「間接知覚」である。
↑ある程度理解し興味深かった部分をメモ。くみきれていない部分も多そうだ。/八章・九章では「知覚の倫理学」の必要が言われる。環境のなかで生きていることを強調したうえで、環境は「改変」されるともいうのだから、いかなる環境をこれから整備していくか倫理的に問うようになるのは当然というべきか。なんでも自分の関心に引きつけるのはあれではあるが、儒者の風俗論が思い出されてならない。
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