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現代語訳 南総里見八犬伝 下 (河出文庫)(Kindle版)

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Koji
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偽者の父、赤岩一角が霊玉に撃たれ倒れた骸がのそと立ち上がり正体を現す。牙を鳴らし爪を張る化け猫のおぞましさに眉ひとつ微動だにせぬ犬士たちとの対峙。八犬伝のハイライトシーンだ。犬坂毛野の鈴森の仇討ちを犬士たちがサポートする辺りから物語のメインストリームは劇画的になり、犬江親兵衛が登場した後はファンタスティックアドベンチャーに変わる。前半の人の情けと業の深さに絡め取られるような緊張感や仲間が現れてはすれ違うダイナミックな展開は鳴りを秘そめ、八犬士揃い踏みですでに物語は結ぶ。超長編の閉じ方に馬琴の苦心を思う。
0255文字
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現代語訳 南総里見八犬伝 下 (河出文庫)評価100感想・レビュー1