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野良猫を尊敬した日

感想・レビュー
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なつ
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穂村さんが好き+『野良猫』で迷うことなく借りた。2010年~2016年に新聞や雑誌に掲載されたエッセイあれこれ。表題作の中の一文ふたつ。『彼らはその日の食べ物すらキープしていない。一瞬一瞬をただ全身で生きている。命の塊なのだ。』『もしかしたら、私にも、潜在意識の中には野良猫がいるのかもしれない。』前者はミルを。後者は私を。思った。考えた。思い出した。想像した。そしたら、分かった。『命の塊』『野良猫』それはミルであり、私。いつかのミルであり、これからの私、その逆もまた。だから、手を携えて生きる、これからも。
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もち
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ネタバレ筆者50代だから当然なんだけど、他の著作よりおじさん感があった。なぜだろう。一方で、やりたいやりたいと思いつつ、ずるずる時間が過ぎてしまうこと等、わかるなと思うものもやはり多かった。最後の高校の天文部のエピソードで「あの時、流れ星を見逃したアキヒコの顔を見て、げらげら笑いながら、こんなことが何度も、そして、いつまでも続くような気がしてたけど、そんなことはなかった。ぜんぜんなかった」がえもくて好き。
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フフフ
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図書館本 『にょっ記』シリーズが良かったので、またエッセイを手に取る。なんか前読んだものより荒ぶっている⁈と思ったら、最初だけだった。奥様との会話が楽しい。仲良し夫婦で、2人の視点が面白い。表題作の《野良猫を尊敬した日》は、なんて詩的な表現だろうと思っていたら、相変わらずの弱々エピソードだった。そこが素晴らしく、人間味あふれているのがイイ。
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𝐂𝐄𝐋𝐄𝐒𝐓𝐈𝐍𝐄
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やっぱり穂村弘は特別。最後の「流星とチーかま」、たったの見開き2ページしかないのに、ものすごい青春を浴びた感じ。
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ぴちゃん
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相変わらず世間とズレていたりだめだめなほむほむが愛おしく感じるエッセイでした。 ほむほむが正直に話したくれるから、わたしも自分のだめなところを認めてあげられる。 でもそのだめなところとか自意識過剰になってしまうことも含めて幸福と気付けるようになりたい。 わたしも自宅のエレベーターに乗った瞬間から着替えを意識して服を脱ぐ準備をし始めるタイプです。
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Nan
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ネタバレほむほむのエッセイ。ゆるさが好きです。あれしようと思って気がつくと10年経ってたって、わかります。やってしまえばすぐなのにめんどくさーっとほかっとくといつのまにか時間だけ過ぎる、あっという間に。ひとんちのにおいも、同意。何の匂いなんでしょうね、ひとんちは匂いが違うんですよ。最近実家もあっ違うって思う。男の幻滅ポイントとして読みかけの本を開いたまま伏せておくってながらあって、え?だめなん?て思った。今回1番驚いたのが百葉箱の謎。あの中にはフランス女性の金髪が入ってるんですって!ひぃー!。応接間★
Nan

★我が家にも昔あった謎の応接間。自営業だったのでたまにお客さんが来て父と商談してたから本当に応接間だったんだけど、ナゾのカウンターとかあったよなあ

09/01 23:14
Nan

★とか思い出してきて、むかしの実家の間取り図書いてしまった。長い廊下の端に本棚あってそこに江戸川乱歩の本とかあったなあとか思い出してちょっとなつかしさが込み上げてきた。

09/01 23:16
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tsuki2b
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ネタバレちょっと小心じゃない?、そんなこと考えないよ!、という話があちこちに。それでもところどころに短歌が混じったり、言葉に対する鋭さがあったりするのは、さすが穂村さん。「大学の生協で百九十円のカレーか二百六十円のカツカレーを食べる」あるある。
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うさみん
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2017年刊行エッセイ。著者は自らの心の弱さに対して正直な人。大声をあげたりしない代わりに自分が気になることにとことん拘って、自らの感覚を文字にして問い直した集大成のような一冊。自分が疑問に思ったことを文章にして読者に問う形式が多い。こちらもつられてその問いについて真面目に考えさせられる。「婚前交渉」→「できちゃった婚」→「授かり婚」このように言葉のラベルを張り替えると常識の変化が受け入れやすいなどetc.なるほどなあと納得させられる。
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ayumii
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結構なダメっぷりなのに、ぜんぜん嫌な気持ちにならずに読めるのがいい。やっぱりいい人だ、穂村さん。
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チョコ
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この直前に読んだ穂村さんのエッセイから20年近く経ってしまっていて、穂村さんの状況が変わっていた。37歳独身実家暮らしから既婚者になっていて、海外行ったことなかったのが、あちこち行っていた!そして、エッセイが面白いのは変わらないけれど、大笑いしちゃうほどのはなかったかな!でも、やはり読み終わって、「あー面白かった!」って言ってしまいました。
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kirinsantoasobo
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歌人の穂村弘さんのエッセイを再読しました。どのエッセイを読んでも、ほどよく力が抜けて笑顔になれるのでオススメです。面倒臭がりが行き過ぎて、そんなことが起きてしまうのかと笑いが止まらなかったり、ものすごく周りを観察しているんだなと感心したりと飽きることがありません。短歌も有名ですが、わたしはエッセイが好きです。
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コサム
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半分くらいまでしか読んでねえけど、穂村弘さん初めて読んだ。詩の人?というイメージしかなかった。詩は読んだこと無い。エッセイ人に勧められて、このタイミングで読むかぁと思って手に取った。うん、まあ、いいおじさんなんだろうね。なんかおもしろいんだけど、この手の笑い(諧謔)は、自分が文章書くときの十八番でもあるので、あまり笑わなかった。なんか、自分の文章読んでるみたいな気分になってくるから← もちろん、私はたいしたもの書いてません。 ただ、諧謔ではない、ものの見方のお話は素敵。自分には到底無理。やはり詩の人だな。
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ユウティ
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安定の穂村さんエッセイ。笑いは少し大人しめだったかも?よく分かる、わたしもそうだわというラインと、そこまでいっちゃって大丈夫?の間を揺れ動く感じ。またゆっくりしたいときに読ませてもらおう。
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ルシ猫
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重めの小説と小説の合間の癒し本。 62篇のエッセイ集。 面白かった章にいつものように付箋をつけていったら、安定の付箋だらけ。 上手に生きれなくてもいいかな。 弱気なところもダメなところも惜しみなくさらけ出してくれるほむほむ、大好き ˆˆ*
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のん
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ネタバレいつもの穂村弘。 奥さんとのエピソードが多めなのがこれまでのエッセイと比べると特徴的?
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いち
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ババロアふるんふるん、この表現めっちゃ好き。
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ともみ
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めんどうだからとネットの接続に10年かかり、少しでも時間を取り返したいと帰宅前から着替えに取り掛かる、その妄想職質がおかしかった。だめなエピソードやさえない会社員時代、かと思えば文学的な考察もあってそう言えばこの人は歌人だったと思い出す。全部野良猫がテーマの本ではない。おもしろかった。
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しょうじ
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子どもの入院中のおともに。ピリピリしがちな時間の、気を落ち着かせる1冊に。正直すぎる語りに、分かる!ってなる。分かっちゃまずい気もしつつ、分かってしまう。北海道大学時代のお友だちエピソードが楽しすぎた。伊坂幸太郎さんの小説に出てきそうな奥様のキャラクター、実話かなぁ?
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Sreyda
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ネタバレ穂村さんのダメ加減に心休まる。家にインターネットひくのがめんどくさくて10年ネカフェ通いとか、同じことはしてなくても近い心当たりがあるし、自転車で転んでいる人を見ても何もできない。自分のまわりが平和であればいいと思っている。同じ考えの人に安心する一方、私もこう見えてて大丈夫?と思う。
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こすず
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ネタバレ歌人穂村弘さんのエッセイ。プレッシャーに弱く日々のありとあらゆる事について考え過ぎる作者は相変わらず面白い。知人から「これ穂村さんが好きそう」に狼狽え、翻訳した絵本の原作者に会えると分かり嬉しそうと思いながらも会うのが怖くて断る。家のインターネットを使えるようにする事よりも漫画喫茶を何回も往復するなど人間らしくて好感が持てる。またババロアの話をトークライブでしたら、サイン会でババロアについて数人の若者から質問される話が特に面白く、その様子を想像するとより笑けてくる。作者のこの感じは定期的に読みたくなる。
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ふううん
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ダメな自分を認めると、人生楽になるだろうなーって思う。私はまだその域にまだ達していないんだよなぁ。沢山共感できる話があったけど、「人間のピーク」の話は私も常々思っていた。あと、水曜日を休みにする案、大賛成!
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チョコチップ
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クスッと笑えるところは私も同じ思いや同じ経験をしてるから。納豆を食べるたびに、ペラペラのビニールに一粒も付かなかったよー。とか、3粒付いてしまいました…と、心の中で穂村さんに報告してしまいます。
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BJF028
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(講談社文庫版が登録できない)自分の弱さについてあれこれ考えて、一つずつ文字を並べて、
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🦕
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ぼーっとTwitter感覚で読める。弱くだめだめな自分を見つめ、諦めのように受け入れる作者が愛おしく思える。
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平田萌音
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自分よりも、世の中に対して不器用なほむらさんを見ると安心してしまう。めちゃくちゃだめな所があるんだけど、ダメではないんだよなぁ。 愛しいし、ほむほむのだめなところが自分の中にも散らばってたりするから、あぁ分かるなぁそうそうってうなづいたりしながら読んでいる。自分の年齢×2倍も生きてる人に可愛いとか愛しいって感情はどうなのかと思うけど、物事に対する反応が世界を初めてみた赤子のようで母性本能がくすぐられてしまう。
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おはぎ
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「私は自分のへまに慣れている。だから、道に迷っても、電車を乗り過ごしても、財布を落としても、まったく意外とは思わない。『自分がそんな間抜け』だってことは、とっくに知り抜いているからだ。」自分の間抜けさ加減を前々からきちっと自覚しているのにも関わらず、毎度のように自分の間抜けに対して新鮮に落ち込んでしまうわたしはなんなのだろう…。ほむほむは立派です。すごい。何はともあれ、今作も"ほむほむらしい"としか言いようのない1冊で楽しかった。
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totuboy
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穂村弘のエッセイに最近ハマって購入。短い文章にこそ作者の力が現れる。しっかりと言いたいことを言い切り、私達のまわりに確かにあるけれど言語化できていないことを見事に言語化する。作者は音楽や美術に比べて、短歌や俳句の芸術性はプロでなくてもできるかもしれないと書いているが、そんなことはまったくない。プロの言葉の使い方をこの本で学べる。
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青
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穂村さんのエッセイを何作も読んでいて、段々「ダメだなぁ」から「分かるなぁ」になってきました。1度全作を時系列順に読んでみたいと思っています。
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ゆかり
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あーわかるわかる、と思うところがたくさんあった。自分でダメだなぁって思うところを、いつからか素直にさらけ出すことが出来なくなっていたけど、そういう部分も自分で認めて、出していったっていいのかも、と思った。
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Olive
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著者の性格に納得できる所が多すぎた。本当、野良猫尊敬しちゃうな。
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nimono
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 「蚊がいる」で穂村さんのエッセイの素晴らしさを知り読んだ2冊めのエッセイ。やはり自分は穂村さんのエッセイに本当によく共感できる。
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本棚迷子
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購入
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canabi
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78ー2021
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魚
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ネタバレ「愛してる。突然、そう云ってみたくなる。カモは君を愛してる。夜の市場が生き生きと極彩色に息づいて、けれど、少女は表情を変えない。通じてない。お金に関する日本語しかわからないのだ。」
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koma
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選手がネックレスとかアクセサリーしてて、コンマ何秒の世界で邪魔じゃないのかな!?っていうのすごくわかる。収集されてるやつではなくて穂村さんの本のみを買ったのはははじめて、だめっぷりを赤裸々に書いていておもしろかったし共感もできた。
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カトウ
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ここ一年、エッセイ?なるものを時折書いている。これが、「自分が自分に語る物語」のようで、何だか面白い。それ以来、色んな方のエッセイを見る機会を増やしてきた。穂村さんのエッセイは脱力の中に、ときにはっとさせられる箴言を入れてきたり、とても面白い!いつか、私も「穂村さんみたいだね!」って言われてみたい…
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アオイトリ
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ネタバレダメっぷりをほんわか愛おしむ絵本のような読後感。こんな時間に珈琲を飲みつつ薄青く明けてゆく朝に目を凝らし、鳥のなき始めるのに耳を澄ましなどとできるのですから、もういろんな望みは平べったくなってしまっていい。(静かな幸福)この一文に惹かれながら、だらしない日常に埋もれるほむさん。現実の自分を素直に認めるなら認める。それが嫌なら、本気で別の自分を目指せばいい。そのどちらも徹底できないまま、曖昧に己を誤魔化しながら生きている(痛いところ)。同世代、子どもっぽいところに共感しちゃう。許されてる=周囲から愛されてる
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ぱーこ
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面白い! 共感多め!
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akubita
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穂村さんのエッセイは自分の話を一つも否定せずに聞いてくれているような安心感がある。一方的に穂村さんの話を聞いているはずなのに。共感できる話はもちろん楽しいのだが、今まで不可解だった人の言動と同じ話があったりして、穂村さんの心の内を教えてもらうことで理解できて優しくなれたりもする。
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ちぇけら
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ほむほむのエッセイを読んでいると、なぜか不安に駆られる。それはほむほむがお年の割に…(!)ということでは決してない(ぼくらは短歌を鋭い切り口や口調で語るほむほむを知っている)。ではなぜ不安に駆られるのか。ここには〈世界のほころび〉が書かれているからだと思う。「ネットを引く手間を惜しみ日に何度も漫画喫茶に通う」ほころび。「採血が下手なナースに代わって欲しいと言えない」ほころび。「何事もすぐに「なかったこと」にしてしまう」ほころび。ぼくは不安と同時に暖かい気持ちになる。ポケットに空いた穴を愛しく感じるように。
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