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命の意味 命のしるし (世の中への扉)

感想・レビュー
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ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
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上橋菜穂子氏が作品世界で探求するものと、齊藤医師が実践することが一致している。知らぬ顔をせずに半歩踏み出す、勇気と知性と責任感。それに多分好奇心。読んで、あうっ!と思ってるだけじゃなく、自分も半歩踏み出さねばと思った。
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さよ
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どちらの方のお仕事も本当に尊敬するもので、かっこいいなあと思いながら読みました。人間も自然に生きるものたちの一つだけど、生態系を一気に破壊してしまえる怖さを持っていて、それに気づかない恐ろしさがあるなと思います。
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ななもん
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野生動物専門の獣医、齊藤先生は、上橋先生の描く物語の主人公のように対立する存在のはざまに立ち、人と野生動物とが共存・共生する道を探す。人間の活動によって傷ついたり死んでしまう猛禽類たちを治療するだけでなく、原因をなくそうとする環境そのものを治療しようとする。上橋先生の創作プロセスの話も興味深い。膨大な引き出しがあってこそだが、ある日物語の印象的なシーンを思いつく所から広がっていき、作家脳と学者脳がせめぎ合いながら織り上げていく。それぞれのプロフェッショナルが深い部分で通じ合う対談でした。
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joyjoy
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困難に直面したとき、それを見て見ぬふりができる人と、それでもできることをやろうと半歩踏み出す人に分かれるが、自分は後者だった、と齊藤さん。まさにその通りのはたらきをしてきた方だ。上橋さんは、「たくさんの命にあがなわれてきたバルサは、なぜ自分は生きているのか、生きていてよいのかを求めていた。そういう人間はあの状況では「半歩前に出ていかざるを得ない」のだ」と。ひとはみな、多くの命にあがなわれているのでは? それを自覚できたら、困難を前にしたとき、半歩踏み出す勇気が持てるかもしれない。バルサや斎藤さんのように。
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あくつさとし
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動物を「あるべき生き方」に返すことが使命だ、という記述があったけれど、人間の「あるべき生き方」とはなんなのだろう。 文明化が進んで豊かになったけれど、どこか“ここじゃない感”は拭えない。自然と共にあった人間の歴史は侮れないのかな。
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a_ma_ri_a_ma_ri
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ネタバレ「どんな出来事も、そこから学ぶワンチャンス。今、目の前で起こっていることから、ひとつひとつ学ぶしかない。」上橋菜穂子さんの対談相手、野生の獣医師である齊藤慶輔さんの言葉。大きな現実を目の当たりにしても、嘆くばかりでなく、何ができるかを考え実践していくことでそういう現実を少しずつ変えていくことができる。境界線を隔てた敵味方でなく、相手の立場に立ってものを考えることで、「同志」となる。ここにも上橋さんのよく語られる「境界線」ということばが出てきた。 コメント欄へ続く→
a_ma_ri_a_ma_ri

自然を破壊することを憤る自分と文明の恩恵を受ける自分。他者と自分。片方の正義ともう片方の正義。人にできるのは、そのような矛盾を抱えながらその境界線の上に立ち、どうすれば共に生きていくことができるのか考え続けることなのかもしれない。

02/26 18:47
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ネジとサビ
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大好きな上橋菜穂子さんの対談本と言うことで飛びついたけど、相手の猛禽類の獣医師さん齋藤慶輔さんが、これまた格好いい生きざま。全く異世界で活躍するお二人なのに、根底の核の部分は似ていて、そんなところで通じ合えるお二人の対談が羨ましいような、眩しいような。 小学高学年くらいから。
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N
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実は上橋氏の小説はまだ1冊しか読んだことがない。私には彼女の描く世界観が若干、「泥臭く」感じられてしまうのだ。まぁ、それだけリアルな質感、肌触りがあるとも言える。いつか、まとめて読みたいと思っている作家の一人だ。児童文学界のみならず、大人世代にも人気の上橋氏と野生動物保護の獣医師との対談。獣医の"野に生まれたものは野に"は瓢水の「やはり野に置け蓮華草」と通じる。彼の、意見を異にする相手と対立するのではなく「共存」の先、「共生」の道を探るスタンスに感銘した。共に在るだけじゃだめ、すべてのものとの共生が大事。
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へくとぱすかる
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ページ数は少ないものの、非常に重大なテーマ。獣医師として北海道で猛禽類など野鳥の治療にあたる齊藤さんと作家・文化人類学者の上橋さんが、命を語る。野鳥が交通事故にあったりしても、治療は簡単ではない。それこそ鳥の心を推し量りながら麻酔をかける。鉛の散弾を誤って食べ、中毒死する鳥の話を読むと、人間のいいかげんさに、ため息が出る。日本で鉛散弾が禁止されるまで、長くかかったことなど、日本の自然保護には危機感を感じる。シマフクロウの個体数の少なさにも驚く。自然を守れないなら、人間であることが恥かしくなる。
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つぐみ
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昔某番組で見た対談がとてもよかったな、と思っていたら見つけた一冊。作家と獣医師というまるで違う方向を見つめる両者が、生きることという普遍的な問いを通して対話をするのが読みごたえがあって面白い。それぞれの視点で捉えられる生き物が生きるということに対する厳しくもあたたかな敬意が、言葉の端々にやり取りされていると思う。
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みそさざえ
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獣の奏者の登場人物を実践しているような、獣医師・齊藤慶輔さんと上橋さんとの対談。これを読むと、上橋さんは単なる童話作家というより人類学者であることがよくわかる。このような知識を踏まえてこその作品なのだと感じた。
楽駿

こんな本が出ていたんですね。さっそく予約入れなきゃ!

08/19 21:44
みそさざえ

楽駿さん よかったですよ!上橋ファンだけでなく、斎藤先生の語りも現実に即していてひきこまれました。

08/19 21:49
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くぅ
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絵本を借りるために児童書コーナーを歩いて見つけた一冊。上橋先生だ!と飛びつくように借り、対談の相手である齊藤先生は初めて知りました。獣医師として北海道で猛禽類の保護活動をなさっています。上橋先生の話は他のエッセイで既に知っている話が多かったけれど齊藤先生の活動を知り読んでよかった。"野に生まれたものは野に"、"過酷な状況に耐えきれず、死んでしまったとしても、カゴの中で死ぬよりいい。あるべきところで生活し、あるべき生き方をして、最終的にはその命を全うするように導く"→
くぅ

→何のために生きるのか、命とは、と考えさせられました。本当に人類はどこに向かっているのだろうか…。

06/13 09:46
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ゆあん
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守り人シリーズの上橋さんと、野生動物獣医師の齋藤さんの2人が、それぞれの立場から野生動物のいのちを考える1冊。ただ、命の話よりも動物保護がメインになっていて、少し残念さが残る。★★☆☆☆
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よこたん
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“ピッチャーがいい球を投げたときって、キャッチャーミットがパーンといい音がしますね。物語が死んでいると、あの音が鳴らないんです。” 確かに、鳥肌が立つような気持ちよさには、音も伴っているのかも。作家・上橋さんと野生動物の獣医師・齊藤さんの対談を織りまぜながら。“野にあるものは、野に。”は、お二方の共通の思いのようだ。『獣の奏者』や『精霊の守り人』の生まれたエピソードも知ることができて嬉しかった。野生動物の治療から、世界的規模の自然環境への問題提起まで、齊藤さんの話ももっと聞きたいと思った。
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天音春子
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図書館本。 予約して借りる。 対談集で野生の猛禽類を治療している獣医さんがいるなんて知らなかった。 鉛の銃弾で撃たれた鹿を食べて鉛中毒で死ぬのを防ぐのを日本は完全にできていない。 法律で完全禁止になればいいのに。
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ひいろ
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子ども向きの本のようでサクッと読めました。まったく関わることがないふたつの職業ですが、本を通して繋がりがあるのは素敵なことです。素敵な一冊でした。とても考えさせられます。人は常に考え続けないければいけないのだと感じました。
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みさどん
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スイッチでもお二人の交流を見たが、本では心情や志が簡潔にまとめられていて、表現の巧さがあふれている。さらに、齋藤先生の猛禽類を救うための行動力と生態系を破壊する人類の捉え方にはうならされた。上橋さんが成長された高度経済成長期の姿からの警鐘は、私も同じように考えている。地球温暖化や環境については危機感を持っていて、意識は高いつもり。子どもも学ぶべきだけれど、大人にも読んでほしい。
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ばしちゃん
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考えて、目指して生きている人の話は、なんというか、スゴい。私がこの二人の話の場にいたとしても何も話せない。さて、どうしようか。
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たみ
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作家・上橋菜穂子さんと獣医師・齊藤慶輔さんの対談。NHKの番組『SWITCHインタビュー 達人達』をもとに、子ども向けにまとめた一冊。職業は違えども、生死に対する広い視野と真摯な姿勢は共通しています。命とは何か。異なる文化や価値観のなかで人と人、人と自然が共生していくにはどうすれば良いのか。お二人の経験に裏打ちされた言葉に重みを感じました。
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デージー
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ネタバレ上橋菜穂子さんと野生の猛禽類を扱う獣医師の対談。作品の背景をうかがうことが出来る。また、自然の話が印象的。鉛の弾で死んだシカを食べることでワシが鉛中毒で大量に死ぬ。生態系のトップはキーストーンとも呼ばれて、生態系が壊されてしまう。人間はピラミッドの頂点ではなく、ピラミッドくらい大きくなってしまった。 境界の話、何かある時に半歩踏み出す人間とそうでない人間。
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hibiけぽ
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上橋菜穂子さん×齊藤慶輔さん 出演のSWITCHインタビューを構成を変えて書籍化したもの。自分の思考のテンポに合わせて両氏の言葉を反芻できるのがありがたい。
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スミレ
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鉛の銃弾の使用、何故日本はすぐに中止出来ないのかな。
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プンヴァ
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ネタバレ上橋菜穂子さんに惹かれて読みましたが、野生動物の獣医師である齋藤慶輔さんの重みのある言葉に感銘を受けました。鉛の銃弾がこれだけの悪影響を与えている等、知らない事ばかりでした。お二人とも行動を通じて得た経験が糧になるフィールドワーカーでもあるので視野が広く、また感情に振り回されず冷静さを常に持っているように感じました。
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おゆ
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「ほの暗い永久から出でて〜」からの流れで手に取る。上橋さんの生死観が児童書の枠の中でどのように語られるのかと思ったのだが、開けてみればお相手の斎藤先生のお話の方に興味を持って行かれた(上橋先生はお話を引き出すのがお上手なのかも)。お二方に共通するのは自然への感覚で、それは破壊したり守ったりする対象ではなく、人間もその中に含まれる全体を指す。人と鳥という境界を超え、ひとつの命と命として対等に向き合おうとする斎藤先生の姿に胸打たれた。数十年も現場に立ち続けている方の言葉は、ありふれたもののようでもやはり重い。
おゆ

鉛中毒のくだり。鉛の弾の使用をやめようとしないハンター達へ、敵対するのではなく共生の道をと、地道に働きかけ続けた斎藤先生の偉大さに背筋が伸びる。現場でワシたちの遺骸を見続けながら、一部とはいえ脅迫までしてくるような相手に、あくまでも平和的な手段でのみ対応する。あからさまな原因と結果を目の当たりにしながらのそれは、どれだけ精神力のいる仕事だっただろう。

02/20 01:08
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のほほん堂
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絶滅危惧種で日本で一番大きなオオワシとやはり絶滅危惧種で140羽しかいないシマフクロウの保護で日本の責任は重い/上橋菜穂子「(ファンタジーを描く作家は)夢見がちな理想主義者だと思われてしまいそうです。でもそうでしょうか。本当はこうありたいと思い描くことで、人は、その先を目指し、思うに任せない現実を乗り越えて来た。…それこそが物語の力だと思うのです。」/齊藤慶輔「「敵」と「味方」にわかれて言い争ったとしても何も解決しない…特定の誰かを糾弾するためではなく、できるだけありのままの事実を伝えるという姿勢が大事」
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ちんき1107
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上橋菜穂子さんの大ファンで、獣医師の斎藤慶輔さんとの対談集。獣の奏者の原稿チェックをお願いしたとか。斎藤先生の人間と動物との共存についての一言ひとことが頷く言葉がたくさん散りばめられていて、どれも心にしみました。
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ニラ玉
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リアル獣の奏者との対談。興味深かった。カンガルーってしっぽがおいしいんだ。とかオオトカゲって、鶏肉に似てるんだなど、アポリジニの食生活にも食いしん坊の私は興味を持った。
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Yuko
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<多文化社会の中で、人びとの「自分はこう生きてみたい」という選択を、願いをこめて書いてきた作家・上橋菜穂子。野生動物たちとの共生の道を探しつづけてきた獣医師・齊藤慶輔。人と人、人と自然との関係を見つめてきた2人が、命の意味を語り合う。>2017年 国際アンデルセン賞作家賞受賞作家・上橋菜穂子と、野生動物の獣医師・齊藤慶輔の対談からなる一冊。 命とは何かを問いかけ、なぜ生きるのか、どう生きるのかを問う。 野生の獣医師からみた厳しい現実や、オオワシ、シマフクロウの実態にはショックでした。
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こんぺいとう
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SWITCHインタビューの書籍化バージョン。大好きな上橋さんと、野生動物専門の獣医師齊藤さんの対談。お二人ともフィールドワークに主をおいた研究をされているので、具体的な体験談が多く興味深い。今自然界で起こっていること。生態系からはみ出した人間のとるべき道を模索して行くこと。上橋さんに描く物語の根底に流れている異文化共生への想いの裏側を垣間見ることができた。
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けんとまん1007
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命に携わる齊藤さん、命を描く上橋さん。ここに至るまでの道のりを知ることができ、ますます、お二人の向う先が素晴らしいと思った。それがあるべきところへ戻すこと、あるべきところに立ち位置を置く。今の時代、なかなかできることではないと思う。日々の積み重ねというと、ありきたりになってしまうが、先を見据えての日々の積み重ねの意味が、深く伝わってくる。今できること、自分ごととして考えること。ここから、すべてが始まる。
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ろくべえ
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★★★★★ 小高〜 5年生ブックトーク紹介本。元のNHKの番組に感動し、それを小学生でも読めるこの本にしてくれた講談社に感謝。
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えい きときと
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最初は獣医師の斎藤さんと上橋さんの接点が解りませんでしたが、読了後は納得でした。目的の為に多様な価値観からお互いを認めて一つのゴールに向かっていく斎藤さんと、異文化を体験してもらいたと筆を進める上橋さんとの対談は、職業が違えど根っこのところが繋がっているように思えてきます。上橋さんが語っていた「物語というのは、こうありたいと願っていることを描くことができる。「これが現実だ」と嘆くばかりではなく、何ができるのかを考え、実践していくことで、そういう現実を少しずつ変えていくことができる。」という言葉にナイス!
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rinrin
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色々考えさせられる一冊だった。今度は斎藤先生の本を読んでみたいな。
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鴨ミール
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困難なことが起こったときに、それを見て見ぬふりができる人と、できるかどうかわからなくても半歩踏み出そうとする人がいます。傷つき、病んだ野生動物たちの声をその最前線で聞く者として、私は、それを見て見ぬふりはできないと思う(齊藤) どんな時代であれ、なにが正解か、見極めるのはむずかしい。人ができるのは、他者と自分の境界線の上に立ち、どうすれば共に生きていくことができるのかを考え続けることなのかもしれない(上橋)
鴨ミール

自分という「我」の外に出て、他者の痛みを想像することができる。それこそが、人間を人間にしているのかもしれません(上橋)

10/20 00:33
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青木 蓮友
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ううー、鳥肌がー、ずっと鳥肌たてて読んでました。一言一句にビンビンきて、本気で、本物で、それでいて「ふりがな」がついてるという、、凄すぎませんかこれ。対談されてるおふたりの写真が、、見ているだけでこちらまで視線がつよくなるような、あったかい手で握手されたような、力づよく肩を組まれたような、世の中捨てたもんじゃないな、と。同時にこうして息できてると思うだけで誇らしく、これに触れた自分よくやったと思いました。「自分もこうあれるかもしれない」わたしもわたしなりの理想を、人物像をしっかり持とう。そして、近づこう。
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tkkr
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お二人の対談番組【SWITCHインタビュー 達人達「上橋菜穂子×齊藤慶輔」】を1冊にまとめたもの。今年はじめ頃、深夜にたまたまテレビをつけたら再放送を流していて、あまりの面白さに次の日が仕事なのにもかかわらず最後まで見てしまったのだった(テレビもなかなか捨てたもんじゃないなと思った)。斎藤先生はオオワシやシマフクロウなど野生の猛禽類専門の獣医師で、画面を通しても伝わる特級の眼力が印象的な方。この目で猛禽たちと会話しているんだと思った。
tkkr

みもさんこんばんは。そんなビジネスがあるんですか!初耳です。衝撃です。観光客も、いったいどういうつもりで参加するんでしょう・・・。

09/13 22:57
みも

はい、一回当たりのツアーが、100万とか、200万とか、そんな金額だったと記憶しています(曖昧な記憶ですが…)つまり、富裕層の白人の道楽です。鹿狩りとか、そういったものがエスカレートしたものだと思います。そして、飽食の人々の行きつく先は、誰も体験した事のない道楽が出来る優越感なのではないかと思います。究極のエゴですね。

09/13 23:58
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高知
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NHK番組の子ども向けの書籍化だけど素晴らしい内容。人が自然とどう共生していくのか、二人の立ち位置は同じだと思う。 上橋さんの方は今までも聞いたことがある部分もあり、改めて確認した感じ。齊藤さんの方は初めての話ばかりで、感心するばかり。特に鉛弾の件など頭が下がる思いだし、対応しない日本社会って何なの?という気持ちしか残らない。政治的なことを言えば、こういうことこそ本当の行政改革であり、新たな権益を作り出すだけの規制緩和や特区というものはいらないと感じた。
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がんぞ
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小説家・上橋の本業は文化人類学者、アボリジニ研究。齊藤は野生動物の医師、ニンゲンが関わって傷ついた獣(おもに猛禽類)を治療する。「ヒトは食物連鎖ピラミッドの頂点にいるのではない。いまやピラミッドを覆す力を持ってしまった」/「生まれたからには、死んでいく…生体というものを学者の目で眺めると、非情の世界が広がっている…なぜか情というものがあって、なぜ生まれてきたのか、生きている意味はなんなのかと問わずにはいられない」/瞳の外に白目があって視線を対峙者に教えることは生存に一時的に不利となるが、共感する能力のため
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NakaTaka
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NHKの対談番組を元にした本。作家と獣医師(野生動物主に猛禽類)という立場は違えど、「共生」という考え方を同じくするお二人。上橋さんの作品は元々好きだが、テレビ番組の後、齊藤先生をツイッターでフォローするようになった。
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