形式:単行本
出版社:講談社
形式:Kindle版
自然を破壊することを憤る自分と文明の恩恵を受ける自分。他者と自分。片方の正義ともう片方の正義。人にできるのは、そのような矛盾を抱えながらその境界線の上に立ち、どうすれば共に生きていくことができるのか考え続けることなのかもしれない。
こんな本が出ていたんですね。さっそく予約入れなきゃ!
楽駿さん よかったですよ!上橋ファンだけでなく、斎藤先生の語りも現実に即していてひきこまれました。
→何のために生きるのか、命とは、と考えさせられました。本当に人類はどこに向かっているのだろうか…。
鉛中毒のくだり。鉛の弾の使用をやめようとしないハンター達へ、敵対するのではなく共生の道をと、地道に働きかけ続けた斎藤先生の偉大さに背筋が伸びる。現場でワシたちの遺骸を見続けながら、一部とはいえ脅迫までしてくるような相手に、あくまでも平和的な手段でのみ対応する。あからさまな原因と結果を目の当たりにしながらのそれは、どれだけ精神力のいる仕事だっただろう。
自分という「我」の外に出て、他者の痛みを想像することができる。それこそが、人間を人間にしているのかもしれません(上橋)
みもさんこんばんは。そんなビジネスがあるんですか!初耳です。衝撃です。観光客も、いったいどういうつもりで参加するんでしょう・・・。
はい、一回当たりのツアーが、100万とか、200万とか、そんな金額だったと記憶しています(曖昧な記憶ですが…)つまり、富裕層の白人の道楽です。鹿狩りとか、そういったものがエスカレートしたものだと思います。そして、飽食の人々の行きつく先は、誰も体験した事のない道楽が出来る優越感なのではないかと思います。究極のエゴですね。
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