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おゆ
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朝晩の食卓ではチャンネルを変えるけれど、眠れぬ夜にふと思い出し布団の中で検索してしまう残酷で奇妙な事件。触れてみれば案の定胸が悪くなる、なのに最後まで目が離せない人の業。信じられない考えられない、同じ人間とは思えない。人の皮を被った化物なのか、化物のような人なのか、もはやそれすらも些事にして吹き過ぎていくのは一筋の風。読んでいるあいだ次々と現れた景色はすべて幻で、本を閉じれば跡形もない。焦がれても入っては行けない紙のページは化物を囲う柵のよう。囲われているのが確かにあちらなのか、本当にはわからないけれど。
0255文字
おゆ
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ふだんは伝奇物や造り込まれたハイファンタジーを好んで読むことが多く、雰囲気はよくても根無し草みたいに捉えどころがない本作のようなものには惹かれないのだけど、その雰囲気がとにかく素晴らしいものだから、気がつけば夢中で読み終えてる、今回もそう。入れ子構造かと思えばクラインの壺、なめらかには繋がらない星座の星と星、ないようであるようなテーマは「時間」なのかもしれない。銀河鉄道を思い出しながら読んだ。
0255文字
おゆ
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ほんのり連作なのかなと気付いたのは4作目、3作目だけはちょっと繋がりがわからなかった。相変わらずクズの書き方が上手くて胸糞悪くなるんだけど、それよりも強く残るのは情景描写の美しさ、一歩間違えればそちら側へ踏み込んでしまうのではという説得力、読み味は奇妙なのに後味は悪くないという謎の爽やかさ。どことなく品があって、明治期の幻想小説に少し似てる。欲しかった恒川世界がここにもちゃんとあって満足です。アキと老婆のお話が好きでした。
0255文字
おゆ
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91年に発表された著者のデビュー作、舞台は昭和の終わり頃。中学生マモルの一人称や女性秘書の書き方に古臭さを感じるけれど、信頼のある作者なので構わず読む。古墳から古代へと思いを馳せるのも、伐採された森林の上げる悲鳴を聴くのも、見えないものを見ようとする才があればこそ。美佐代姫の素性や守山さんの不在は痛ましかったが、それを受け止めるマモルには、子どもらしい素直さよりも器の大きさを感じた。この先で「月神」シリーズで読んだアニミズム表現が生まれるのだと納得の思いがしました。
0255文字
おゆ
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原作未読。ケンプ!ミュラー!キャゼルヌ先輩!ユリアン!誰にも欠けて欲しくないしどちらにも負けて欲しくない、アンビバレント!でもこれが銀英、だからこそ面白いのだけど。軍人の家庭描写はフラグにしか見えない中、明暗分かれたケンプとキャゼルヌ先輩が皮肉。キルヒアイスからヒルデガルドへ受け継がれた語り手の役割、けれど心を見せる相手にはやはりなり得ない。あなたには未来があると言ったのは姉、それはまだ変わらないはずなのに。物語は要塞対決収束から幼帝誘拐そして堂々たる宣戦布告へ、もうこれクライマックスなんじゃないの??
0255文字
おゆ
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原作未読。大勢の兵と共にヤン奪還へ向かうフレデリカとビュコックは、ミッターマイヤー救出時のラインハルトとキルヒアイスみたい。対するヤンの謝辞はぎこちなく、むしろ次の「帰ろうか」にこそ万感の思いが聞こえる。あの打開していく逞しさに目を覆われがちだけど、苦難の人であることはフレデリカもヤンと同じなんだよね。職業軍人としての仕事ぶりが好きな彼女だけど、この時はうら若き乙女の顔が見えて少し切なく眩しかった。かつて憧れた上官が、いつのまにか共に幾度も死地を潜り抜けた戦友となっていたような感覚。ぐっときちゃうわ。
0255文字
おゆ
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原作未読。ユリアン初陣、いつもの艦隊戦や前巻での市街戦とも違う戦場での一場面。緊張高揚的中麻痺のち素に戻る感覚、恐怖被弾でも冷静に脱出していた少年ユリアンの適性がこわい。悪夢の現場に独り座り込むラインハルト、ヒルデガルドを傍に置くのは親友と姉の面影を重ねてのことか。けれどそこにはヤンに対するフレデリカほどの日差しは感じられず、項垂れた肩に置かれる手の不在がただ寒い。一方不遇のヤンは査問という名の囚われ人、この人そろそろストレスでハゲてもおかしくない。フェザーンに気をとられつつも展開はド派手に要塞対決へ。
0255文字
おゆ
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原作未読。同盟内乱の巻。敵ながら見事なトリューニヒトの世渡りに、この人の最期はどんなだろうと想像するのは、ラインハルトにとっての最大の敵と最大の味方のそれを見たばかりだからか。どう考えても味方に寝首をかかれるか背後を刺されるかだろうけど、そうまでして手にした権力で結局何を成したいのか、見届けたい気もする。同じように気になるのはオーベルシュタインで、この二人はラインハルトとヤンに並べて対比したくなる。軍物を読む時はいつも個人の中の公私のせめぎに耳をすませる、戦の行方よりも目を見張るドラマはいつもそこにある。
おゆ

ありがとうございます!手を出したのが藤崎版なので、このまま楽しみたくてネタバレは回避しています。が、キルヒアイスの件以来怖くなってきています。。

05/09 16:55
0255文字

読んだ本
799

読んでる本
1

読みたい本
125

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読書データ

プロフィール

登録日
2012/03/23(4781日経過)
記録初日
2012/06/20(4692日経過)
読んだ本
799冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
206547ページ(1日平均44ページ)
感想・レビュー
654件(投稿率81.9%)
本棚
25棚
性別
血液型
A型
職業
専門職
現住所
大分県
URL/ブログ
https://lit.link/1go1huri
自己紹介

ファンタジー、児童書、古典、古代史、民俗学、他。<今・ここ>から離れるための読書が好きです。

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