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罪と罰(下)(新潮文庫)(Kindle版)

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テイネハイランド
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主人公は二人の人間を殺して良心の呵責を覚えない(ある意味)モンスター的な存在なのに、ペテルブルグの街を舞台として、主人公の存在以上にインパクトの強いモンスター達がうようよいて、それらが主人公をめがけて襲ってきたり、悪夢かとまちがえそうな刺激的な出来事が次々と起こる小説だなというのが再読しての感想です。ハリウッド映画でいえばゾンビが次々出てくるノンストップアクション映画(B級テイスト)感がありますね。難しいことは考えなくても娯楽小説として普通に楽しめる作品といえるのではないでしょうか?(G1000)
テイネハイランド

1)大した理由がなく人を殺してしまうことの持つ意味についてはカミュ「異邦人」のほうが心に迫るものがありますし、主人公vs(主人公と対峙する敵役)との対決場面(本書だとラスコーリニコフvs予審判事ポルフィーリー)の鮮烈さなどは、オーウェル「1984」の最後の場面を読んだ後だと物足りない感じで、「罪と罰」を今読んでも感動的な名作と呼ぶのは保留したいと思います。

09/22 19:25
テイネハイランド

2)逆に常に熱病にうなされているような場面を自然と書ける作家の想像力についてはさすがだなと感じます。カズオ・イシグロが「充たされざる者」でこのようなシーンを入れたかったのだと思いますが、彼の小説だと技巧が見えすぎていてこれはうまく表現できていませんでした。作家としての資質や人生経験などの違いによるものと思われます。

09/22 19:28
0255文字
yutaro sata
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画面がぐらぐら揺れている。
0255文字
伊崎武正
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何十年もかけて読み終えた笑(たんに忘れていただけ) ラスコーリニコフは弱り切った姿やイライラした様子ばかり描かれていたが、周囲の人間がよく世話を焼くこと!もうほっといたら?というくらい世話を焼く。そこがおもしろかった。 彼の思想は幼稚な厨二病だが、彼を取り巻く人間模様が克明にそしてしつこいくらい詳細に描かれていて笑った。
0255文字
一龍
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確かに名作だと思うけど、さすがに長いし、回りくどい表現が多く、最後はかなり飽き飽きしつつ読了でした。
0255文字
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罪と罰(下)(新潮文庫)評価26感想・レビュー4