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国家の矛盾 (新潮新書)

感想・レビュー
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Akio  Kudo
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★★ 統一教会の代理人だった高村と疑いのかかる三浦瑠麗の対談。自己顕示欲が高い2人の対談のため、かなり編集していることが分かる
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NUTUTMUHSTII
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緻密に言葉をえらび、かすかに存在するかもしれないぎりぎりのバランスを探り続ける。そんなガバナンスの営みの一幕の記録。 たびたび立ち止まって含意を確かめながら読んだ。 こういう質のものを期待するなら、やはり本というメディアなのだとも思った。
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SuzieQ
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ネタバレスローガンだけ政治家気取りの輩ばかりになってしまった現代において、政治を語れる政治家が稀少となってきたが、高村氏はその最後の世代かもしれない。その高村氏も本書発行後ほどなく議員を引退している。語る言葉のない政治家たちに対する国民の冷たい視線。民主党が自壊して野党はいなくなり、与党でいることが当たり前になった自民党は質の低下が激しい。もはや日本人に日本を治めることは無理なのだろうか。
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風見じじい
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政治家高村と政治学者三浦の対談。現在の安全保障問題の過程には裏での地道な活動があったという。小選挙区制への移行が、官僚主導から政治主導への変化につながった。
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大先生
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集団的自衛権に関する解釈変更の論理がよく分かりました。砂川判決+状況の変化=解釈変更で集団的自衛権OK!分かりやすいし、理解できなくはないですが…。状況の変化って、要するにアメリカの要求の変化ですよね?敵は憲法改正なんて待ってくれないのも分かります。でも、憲法の解釈変更って危険じゃないですか?状況が激変した、緊急事態だっていえば更に解釈変更できる可能性あるってことですよね?私は憲法9条改正すべきと思います。
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Kashima T.
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本書は,平和安全法制のまとめ役を担った高村正彦・元代議士(山口1区)と国際政治学者・三浦瑠麗の対談。「憲法の番人」である最高裁の大法廷で15人の最高裁判事が全員一致で下した砂川判決,すなわち国の「存立を全うするために必要な自衛のための措置をとり得ることは,国家固有の権能の行使として当然」という法理。それを基点に,現在の安全保障環境での「必要な自衛のための措置」の中には,国際法的に「集団的自衛権」と言わざるを得ないものがあるから,その限りで集団的自衛権が容認されるに至った経緯を極めて明快に説明している。
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ポチくん
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三浦氏の著書を読んでみたいと思って手に取りましたが、この本を読んで一番の収穫だったのは高村正彦氏がすごい政治家だったことを知ったことでした。安保法制に興味はありましたが、素人の私には難しい話で、同じ文章を何度も読んで、少しずつ理解しながら(私なりに)読み終えました。
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おっくー
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同期から借りた本。 対談形式で読みやすい。特に安全保障問題で違憲の議論が起こる度に1952年最高裁判決いわゆる砂川判決で国家固有の権能の行使とはっきり言われている。かつ、集団的自衛権についても国連憲章がすべての国が個別的及び集団的自衛の権利を有することを承認するとあります。この判決を知らなかった私は無知であることを痛感し、今後も精進したいと思います。 また、憲法の番人は最高裁であり、憲法学者が違憲と騒いでも一学説というスタンスであるため、政治に影響が及ぼされることは無いと理解しました。
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Oh-uki-uki
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国、政府、党、与党、派閥、行政、立法…それぞれの立場・視点(相対する視点も)で考え、ポリシーはあれど、偏り過ぎていない。冷静に考えてみれば、比較的安定している日本を支える機関として、ガバナンスを効かせる事や交渉を成功させるためには必要な事で、そう考えると、個々の賛否コメントやマスコミの報道で全てを理解するのは違うし、もっと内情がオープンになれば良いのに…と感じた。 (規制緩和の話で、実態は公的規制だけでなく社会的規制が隘路となる業界があったり、集団的自衛権の抑制的な考え方。とか。)
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しゅんのすけ
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集団的自衛権の限定容認をリードした自由民主党の重鎮 高村正彦と気鋭の国際政治学者 三浦瑠麗との対談。
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チョビ
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なんでも「シロクロ」つけたがる方々がいらっしゃるが、少なくとも外交的には八方美人であること。結果的に「平和な日本」が生み出せるということ。マジメで勉強家と言われてきた人ほどそこに陥りやすいが、安倍首相は「ソコソコ」だったからこそ柔軟だという。また、政治家と学者は守るものが違うのだから、右往左往している政治家なんてダメじゃん、と身も蓋もない表現が気持ちがいい。自分何かの本の感想で「見識のない勉強もしないダメ国民の言うがままになってる政治家が一番怖い」と書いたが、その意味では頼りになるなあ、高村さん。
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バナナフィッシュ。
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国民に見せる顔と他国に見せる顔。メディアに話す言葉の下には、こういうやり取りがあるのだな。トランプさんの言葉の裏にも、含みあり。見た目のアグレッシブさからだけでは、美人コンテストと同じ。空想的平和主義。空中楼閣だな。
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katono
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集団的自衛権を取りまとめた政治家側の考え方が判る。体制側の学者との対談でお手盛りの内容かもしれないが、素直に読めば政策を打ち出すまでに与党の政治家として色々考え抜いたことが説明されている。護憲護憲と呪文のように唱えても、対案を出さない野党では太刀打ちできないと感じた。評価4/5
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バルジ
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高村正彦という政治家の思考様式が垣間見えて面白かった。何が問題かを見極めて自らは引く時に引いて、他のプロフェッショナルに任せるというやり方はある意味自民党ならでは。 政治学者と政治家という二つの専門職の間にある埋めがたい思考の溝、高村の派閥観など一人の政治家の姿を対談という形で炙り出しているので読んで損はないと思う。
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sane_makii
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途中まで。
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templecity
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◎元外務大臣高村と女性コメンテーターとの対談による改憲、集団的自衛権、自衛隊などの記述。政治家からすると人気につながりにくい話題ではあるが、使命感の持つ政治家としてやり遂げなければならないという心意気。自民党は普通の人なのだが、人気取りの理想主義政党ではいけない。10年、20年先を見据えた責任政党でなければならない。
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myjstyle
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高村さんの聡明さが光っています。政治の世界にこんなリアリストがいてくれると心強い。でも、近くにいると、「ダメだよ、そんな地に足がついてないこと言ってちゃ。今できる最善を考えましょう。」とか、たしなめられそう。
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はる
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現役自民党議員の話がとても面白かった。政治には理想と現実があり、空想的平和主義者、現実的平和主義者とはよくわかる言い方だと思った。理想と現実の狭間で物事を決める現場が垣間見られた。1つのことに専門的になることも時には必要だが、国を動かす政治家にとって物事を大局観で見られることも必要なのだと思う。高村さんは非常に冷静で物事をわかりやすく伝えてくれる人だと思った。引退すると聞き、非常に残念だ。
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linbose
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★★★★☆
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k_ta
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安保法制を通して高村正彦という政治家の深みを読み解いている本だと思う。現実の政治を数十年経験しこれからの日本という国を真剣に考えた政治家の1人で、先生の政治家という職業を目指す能力の高い志のある人間が減ることが国にとっての一番の損失であるという思いが感じられた。
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hk
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ネタバレ「悪い秩序は無秩序に優る(リビアや北朝鮮情勢にまつわる話題で)」 「知らない鬼より、知っている鬼の方が良い(日本にとって次期米大統領はトランプがよいかヒラリーがよいかのトピックで)」 この2つの言い回しはイタダキだ!
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ゆきまさくん
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新進気鋭の若手政治学者と党重鎮による対談形式の書。 個人的には本来は対談形式のものはあまり得意ではないが、この書は「安全保障の矛盾」、「外交の矛盾」、「政治の矛盾」と主に3つのポイントから話が展開され、興味深かった。 特に憲法と自衛隊との関係や、最後の「政治の矛盾」での現状分析、政党政治の課題の指摘は、わかりやすいものだった。 全体を通して、高村副総裁の政治への姿勢や三浦さんの考え方や物の捉え方の一端に触れることができたと思う。
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トラッキー
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新進気鋭の国際政治学者と安保や外交分野で一番の自民党重鎮との対談。政治や外交は、善悪、良否の二元論で単純化してすっきりした答えが出せる問題はほとんどなく、泥臭いやりとり、取引が必要。それを担う人材も一朝一夕には育たず、日本ではほぼ自民党にしか蓄積がないというのも、まあ頷ける。でも武力によらずに平和を追求しようとする人たちを十把一絡げに空想的平和主義者とレッテル貼りしたり、日本国憲法は世界でも一番改正が難しい仕組みになっていると、不正確な事実を振り撒くのは、どうも胡散臭く、本の価値を下げている。
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KJ.O
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砂川判決(1959年最高裁判決)は、憲法9条はわが国が主権国として有する固有の自衛権を何ら否定しておらず、自国の平和と安全とを維持し、その存立を全うするために必要な自衛のための措置を執り得ることは、国家固有の権能の行使であるとする。個別的自衛権か、集団的自衛権かに関係なく、危急存亡時に自衛権は行使できるわけだ。にもかかわらず、政府が集団的自衛権の行使を容認してこなかったのは、これまで中国、北朝鮮の軍事力に単独で対抗できると考えていたからだろう。安保環境の変化は、それを容認せざるを得ないところまで来ている。
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bassai718
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高村氏は「下種の勘繰り」発言とかうかつな面もあるが、この本を読むと意外に良識派なのだということが分かった。
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Daaaa
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高村さんという自民党の重鎮の頭の中を覗ける本書。(ちょっと身びいきなところもあるが)冷静で地に足の着いた議論を展開している。「こんなことを言うといつも叱られるけど、この程度の国民だからこの程度の政治になっているというのは一面の真理なんです。」との言については、耳が痛い。また、安倍総理の評価もなんというか独特で面白い(P190)。なお、砂川判決の枠組みの使い方、私は結構うまいアイディアだったんじゃないかと思っている。
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がんつ
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政治関連の本を初めて読んだが、政治というものが黒も白もなく、限りなきグレーゾーンで戦っているというのが面白かった。集団的自衛権の限定容認までに至るロジックをどのように使ったのかが大まかに読み取れた。
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まやま
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高村さん、テレビで見かける印象は「木で鼻をくくったような人だなあ」と低めでしたが、この本ではとても抑制的で良識の人だなぁ、という感想を持ちました。三浦さんの分析もクールでスマートなところが気に入っています。
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mellowtone
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1942年生まれの政治家と1980年生まれの政治学者の年の差対談。1章で安保法制の成立の過程について当事者である高村さんが語っている。憲法の番人たる最高裁の砂川判決の法理を堅持し、自民・公明の間で非常に丁寧かつ抑制的な議論がなされた結果だということがよく解った。高村さんの「原則はキープしつつ運用を柔軟に」というスタンス、会社での物事の進め方にも全く通じる話で大いに共感。ともすれば「空想しがち」な私たちだが、現在の安全保障の環境や国内政治について、現実的な理解を得るための良いテキストではないかと思った。
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council
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三浦瑠麗3冊目、三浦女史の政治的立ち位置はこの本が一番明快で「ネット右翼とは違う、理論に立脚したお花畑左翼嫌いの保守」をハッキリさせた感じだろうか。意外だったのは高村氏の政治姿勢で三木武夫系列の政治家なのでもう少し安倍さんと立ち位置を異にするのか?と思っていたらそうでもない事。外相経験で現実論に転換したのかは分からないが、本書を読み終わると今の政治が自民一強で議論の相手が公明党しかない様子、それじゃ国会不要で、どんな形であれ対抗する勢力が必要で角栄の予言した「自民党の二分化」しかないのだろうか?
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ランラン
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発信力のある政治学者として注目していた三浦瑠璃の対談。安保法制、集団的自衛権の行使容認、ナショナリズム、民主主義について深く考えさせられた。安倍総理は物事の基本的な捉え方を持っていて議論ができる人とのこと。
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ゆいと
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国にとって何が本当に良いことなのか、を突き詰めて考える高村氏の政治姿勢が伝わる対談本でした。
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shigeki kishimura
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この世界にはないのだ、完全なものなんて。それでも動かしていかなければならない、目の前の世界を。
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Meistersinger
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安保法制の策定が砂川判決を踏まえた合憲性のあるもので、自公で充分に叩いた上のものと分かった(野党要らんわ)。米のいいなりと言う人がいるが、日米が分裂してるように外部に見せるわけにはいかないと。小選挙区制によって党執行部主導が確立され官僚の力が弱まったというのは初めて知った。「許されないポピュリズム」てのは、共和党のA.シンプソン氏が言ってたのと同じだな。
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Haruka Fukuhara
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立ち読みで冒頭読んでみたけど、なかなか歯ごたえのあるいい対談だった。三浦さんは知識が幅広いから聞き手にはいいんだろう。ちょっとひとりで語らせると独りよがりなところが出てきてしまう気がするのでしばらく対談屋をやっててほしい(笑
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むーみん
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明快。読んでいて心地よい著作でした。
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ゆるふわなすび
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今の自民党の基本方針を知れるそこそこ良い本。ただ高村氏のような知性派の若手議員が見当たらないので将来への不安は拭えない。三浦瑠璃もインタビュアーに徹するのでなく、自分の意見をガンガン言うのが好印象。ただし会話が噛み合ってないところがが散見された。
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脳疣沼
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高村正彦をより好きになった。安保法制の騒動のときは、彼を「憲法学者に歯向かう反知性主義者」などと、反知性主義者が口汚く批判していたのを腹立たしく思っていた。まあ、法案成立によい仕事をしたとして、後世で評価されるのではないか。あと、アメリカに歯向かうパフォーマンスはある程度必要なのではないか?日本には、アーミテージレポートがーとか、年次改革要望書がー、とかくだらない陰謀論ばかりになってしまっていて、その最大の理由は高村さんらが、根回しして上手くやってきてしまったことにあると思う。思わぬ副作用ではないか。
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Masa
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書店新書新刊コーナーにて発見、初版購入。外務、防衛、法務大臣を歴任の高村氏と美人国際政治学者の三浦瑠麗の対談。安全保障の矛盾、外交の矛盾、政治の矛盾の三章。自民党副総裁にとって答えづらい興味ある質問に対し、少々歯痒い部分も有るが誠実に対応している所は評価出来る。「なぜ日本は当たり前の事が出来ないのか。なぜ安全保障の脅威を合理的に判断して、自らの能力を見定めて、必要な防衛装備を整え、外交施策を定め、最後の最後に平和憲法の理念を持ち出す順番にならないのか?」と言う三浦の質問は僕の気持ちを代弁している。良本。
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なななな
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この本に出てくる振り子の状況、空想的平和主義とそのまったくの裏返しの間で、現政権はどこに向かっているのかしら。この本でも「稲田さん」のお名前がでてきて・・・注目される人ですね。いろいろな問題が山積みのはずですが、事実は小説よりも・・・?
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