形式:文庫
出版社:早川書房
5章「臨死体験と不死」もいい。麻薬によって臨死体験と似通った幻覚を見ることができる。ケタミンでは幽体離脱が、ジメチルトリプタミンでは世界の膨張収縮(トンネルを抜ける感覚か?)、メチレンジオキシアンフェタミンは時間の退行感覚(走馬灯か)。これら麻薬によって反応する部位が存在するということは、脳内麻薬にも似た成分を持つものがあるのではないか、死に瀕するという極度のストレスによってそれが誘発されているのではないか、という仮説は、実に納得しやすい仮説だ。
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