読書メーター KADOKAWA Group

死にゆく人のかたわらで ガンの夫を家で看取った二年二カ月

感想・レビュー
19

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
ねここん
新着
レポート課題
0255文字
ひろぶー
新着
ある日、すすめられて借りた本。 看取ること、介護すること、死んで行くこと、考える。
0255文字
zetumeturibo
新着
痛みのコントロールもある程度は出来て、頭も正常なままでなくなることが出来るがんはそこまで悪いものではないのではないか、という内容だった。 がんという病気の向き合い方をまたひとつ知れた。 介護者にとって怖いのは「死」よりも「排泄(失禁)」「急変(ばったり倒れる)」と言っていてそこは同感だった。
0255文字
舞
新着
ネタバレいろんな意味で考えさせられたし、共感できるところとできないところと様々。訪問診療を活用し、家で看取る実際を知れる。ただ整った環境がないと厳しいかと。死は遠いものではなくて近くにあるもの。日本の医療は改善点もあると思うが機能していないわけではなく、一人一人の文字通り血の滲むような努力によって素晴らしいものとなっている。ただ目の前の患者を救おうとする、これは本当にすごいこと。介護の上で怖いこと→容態の急変と、排泄ではないか。いざという時 とは一体いつ?実際その時は当事者も家族もその時と認識できないことは多い。
舞

共感できなかった部分 放射線医師の近藤誠氏の主張が本人の方針だったらしい。世間ではがん検診で早期発見が大切と言われているが、生活の質から考えると、まだ症状が出ていない状態でガンが見つかり、治療となると本人は辛い状態になり、元気な体を無理やり辛い方向性に持っていくようなもの。だからがん検診はやらない。ガンを探しに行かない、症状が出てから治療するので良い。無駄に手術や抗がん剤治療もしない。できるだけ放っておいて穏やかに死に向かうのがよい。緩和治療はするけど。と言う。マジかー。それはどうなんだろう…

08/11 16:56
舞

同意する部分→お金の問題 彼は公的保険でできることだけするポリシー。医療も介護も公的な保険以外のプライベートな保険には入らず、オフィシャルな保険でやれる範囲のことで十分と考えていた。特別なことはやらない。認可されていない特別な治療を受けようとするとお金もかかるし、効かないと考えていたから。保険も降りないような治療ははなから信じていなかった。科学の子とも。だから祈祷や、食事療法、保険診療以外の薬、健康食品の類は一切せず。結果としてある意味、日本の制度で可能な、ガン患者の家での看取り となった。

08/11 17:01
3件のコメントを全て見る
0255文字
Chestnut
新着
夫婦愛を感じた。実際には穏やかでなかった日もあっただろうけれども、最期は穏やかに。
0255文字
okatake
新着
著者は母子保健・疫学の専門家、夫は医療ジャーナリスト。その夫が、脳卒中等の大病を患った後、がんが見つかる。すでに近くのリンパ節にも転移している。それから二年余りの闘病を自宅で見まもった書。 なかなか自宅では死ねない環境になってしまっていますが、今少しずつまた自宅で死ぬことができるようになってきていること。そのために、人とのつながり、社会とのつながりを持っていることの大切さ。自分が知らなくても他者が知っていれば、自分が知っていることに近い。
0255文字
れいん。
新着
ここに書かれていることよりもっと過酷な介護をされている人もいるのだろうなと思いました。でも家族が死へ向かってゆくのをそばで見続けるのはつらいし、自宅で介護をして最期を看取るのは凄いこと。人それぞれに思いとか考えがあるから、どれが一番ということではなく、自宅でも病院でも施設でも本人が望んだところで最期を迎えることができたらいい。それが幸せかな。
0255文字
mogihideyuki
新着
著者がガンの夫を家で看取った、その道すじ。身体知は三世代で失われるという。わずか数十年のあいだに出産が医療化されたことで誰も一人で産むことができなくなった。おそらく、死にゆく人を身内だけで見送ることも、間もなく失われた記憶になる。公衆衛生学の研究者であり、現代医学の限界をよく知っている著者は、しかし現在の医療保険と介護保険は家で看取るために十分なサポートを与えてくれるという。健康観、身体観が食い違うことも多い夫と、その都度ベストなやり方を選んでいくその過程。続
mogihideyuki

役立ててほしいと著者が言うように、様々な状況への具体的な対応が記述されているが、それゆえに夫をどのように愛してきたのかが滲み出ずにはおらず、研究者らしい抑制の効いた文章でありながら、情感あふれる文学作品になっている。あとがきを読んで、自分の配偶者をあらためてたまらなく愛おしく思った。

09/29 22:45
0255文字
Yoshiyuki Usui
新着
フランスベッド、ポータブルトイレ、帝人の在宅酸素、麻薬、ひとりでできない出産と死、汲み取りトイレ、 医療保険制度、介護ヘルパーさん、痛みのことなど、詳しく書かれています。  24時間つながる家庭医を持つということは、心強いと思います。   先生のご本は、今の日本の医療介護状況を正確に表現していて、一般の人々に非常に役に立つ本だと思います。
0255文字
Yoshiyuki Usui
新着
フランスベッド、ポータブルトイレ、帝人の在宅酸素、麻薬、ひとりでできない出産と死、汲み取りトイレ、 医療保険制度、介護ヘルパーさん、痛みのことなど、詳しく書かれています。  24時間つながる家庭医を持つということは、心強いと思います。   先生のご本は、今の日本の医療介護状況を正確に表現していて、一般の人々に非常に役に立つ本だと思います。
0255文字
よぼ
新着
[自分メモ]「生き方」というか、「死に方」というか、日々の生活に向かう姿勢に共感することが多い。「ストレス」という語の誤った方向性。資本主義による、価値の認識には、なるほどと思った。ただ、読んでいて、文章が揺れる、という印象があり、そこが読みづらかった。“You are what you eat.”「全ての人が賃労働に参加することこそが生きがいだ、とか、社会的評価が得られないのは価値のない事だ、といった考え方とか、〈中略〉そういうことがストレスなのである。」
0255文字
AYA
新着
家で大事な家族の最期を看取ることができる幸せ。病院で最期を迎えるのではなくて、家に帰れてよかった。 ただ病気について何にもわかっていなかったことが、今になってわかる。
0255文字
☆ 緑   茶   桜 ☆
新着
題名が気になっていたら、友人から借りることができた。筆者は夫のその時のことを詳細にしたためている。夫に限らず、身近な人のその時、自分ならどのようになっているのだうか。人が死にゆくことのプロセス。その人がそうありたいというようにすることが、果たしてできるだろうか。本人の思い、周りの人の思い、それが合致できるように日々生活し、接しているだろうか。今からそれを考えても間に合うのだろうか。疑問符ばかりが自分に覆い被さってくる。筆者もその夫も、死に対してあまりに冷静で、そのようにいられる自信は今の私にはないなぁ。
0255文字
ガーコ
新着
☆☆☆
0255文字
たむらんちょ
新着
ネタバレ読んだことで、心構えとして安心が得られる。自分もそんな歳になったということか。とても良かった。読んで良かった。p88.家で介護していて、もうダメだ、これは家では看ることができない、と家族が判断する大きな要因のひとつが、このウンチとおしっことの闘いである、と言わねばならない。p110.介護をするとき、や、人の面倒をみるときに「怖い」と思うことが起きたら、とにかく「怖い」と思っている自分の体をゆるめて、精神的な緊張もゆるめて、自分の状態をよくして、冷静に考えるしかない。」
たむらんちょ

p124.まずは「ガンの患者には根菜をたくさん食べさせるといい」と聞いた。p126.緑黄色の葉野菜も、ブロッコリーの芯も、ピーマンでさえ、しぼってすぐに飲むと、実においしいのである。時間が経つと酸化しておいしくない。p127.要するに、我が家のガン患者の方針は、「医療保険と介護保険」でできること以外は、やらない、であったのだ。全ての代替療法、食事療法は、拒否。保険診療以外の薬も、拒否。p136.いま生きているこのときが、輝いていて、みずみずしくて、素敵なのに、なぜ、いまこのときを楽しまずに、いまを我慢して

06/14 10:01
たむらんちょ

将来のからだを気にするのだろう。p174.~自分自身の希望として「死ぬならガンがいい」と言うような病気だ。~ガンによる痛みはよくコントロールできるようになっている、ということもあるだろうし、また、「最後まで意識がしっかりしていて、自分を失うことがない」ということもあるらしい。p198.しかし、それでもやはり、大切な人を家で看取ることは、残るものが励まされる貴重な経験である、と言うのをやめることはできない。p206.失ってしまったのは「どうでもいいこと」を共有する人。それが配偶者なんだなあ。

06/14 10:20
0255文字
ちゅった
新着
ネタバレ友人が励まされた、良かったと言っていたのでタイトルも気になり、書店で見つかったら読もうかな?位の気持ちで探した。まさかの目の前、運命を感じ購入。過ぎ去りし日々であった義母を看とった時のことを思い出しながら読む。そう、生と死は以前身近だったということ。現代社会における核家族化や医療の向上により、自宅で全てを行わなくなった、行えなくなったことが多いことに改めて気づかせてもらった。出産、子育て、介護に看とり。なるほどなぁ。選ばれたとか、女がとかいろいろとか「ん~」なこともありますが共感することは多い。
ちゅった

認知症その後乳ガンを発症した義母、ずっと自宅で介護していたが、看とりは病院でやった。「大魔王はあのとき手術しなかった方が長生きしたのかもな。」と今も言っている。家族会議した結果手術すると決めたこと。この作者も伝えているが、介護にはいつか終わりが来ること。とは言え、そのいつかは今日なのか明日なのか、一年先なのか数十年後なのかはわからない。

05/21 08:05
0255文字
まちゃ
新着
ガンの看取りだけの本ではなく、老衰や認知症、出産や子育てについても、考えさせられる本でした。配偶者とは「どうでもいいこと」を共有できる人。そんな人が側にいる「今のこの時」に感謝です。評価★★★★★
0255文字
みやび
新着
☆3
0255文字
全19件中 1-19 件を表示
死にゆく人のかたわらで ガンの夫を家で看取った二年二カ月評価86感想・レビュー19