形式:コミック
出版社:小学館
仕事帰りに一杯行く事がありますけど、そんな中で、毎日アルコールを切らす事が出来ない方もみえます。 確かに、自己責任と言ってしまえばそれまでですが、病気だと認識した今は、 回復に支援と周りの理解が必要だと思いますね。
HIROさん、コメントありがとうございます。そうですね。楽しんでいる間はいいのですけれども、つらいけどやめられない状態になっていたら、助けてあげなければいけないでしょうね。少なくとも理解してあげることが必要でしょうね。
半田さんが、実務的なスキルではまだまだポンコツ真っ盛りなえみるに見出だした「伴走者」になる資質とは、ドラッカーが言うところの「真摯さ」ではないだろうか。それは無難に仕事をこなしていると思われる五反田や小島には無いもの。弱さや愚かさと思えたものが、ブレイクスルーを越えるや何ものにも代え難い強みとなるという意味では、『わたモテ』のもこっちに通じるキャラのようにも思えてきた。
これまでのケースでも、担当するそれぞれが抱えた事情や当人のキャラクターに難儀してきたが、今度の赤嶺さんの厄介さはまた格別。自分の親戚にアルコール依存症で早死にした人がいるので、その厄介さはある程度想像出来る。まず体が壊れ、そして心も壊れてしまったらもう元の生活は出来ない。酒断ちした新しい生活──健康で文化的な生活──に繋げることが出来なければ、破滅に至るのは時間の問題だろう。
この後に続く言葉も胸を撃つ。<非生産的にしか見えない苦労が、長い目で見ると、少しずつ状況を変えて…後々でいい結果につながる、なんてのも実際あることで/ま、ひとつ……深呼吸でもして…>って、優しい!…でも、このような他者に対して細やかな声掛けをできるタイプは、多くが繊細な神経の持ち主なので、うつ病になったりバーンアウトしてしまったり、仕事に熱中するあまり家庭崩壊したり、というのも良くある話。また、こういうシチュエーションは恋に落ちたりしますよねぇ。で、不倫関係に、ってのも残念ながら良くある話だったりして……
お次は、アルコール依存症。これは手強い。案の定、難破して<どうしよう>と悩んでいる時に<さらに悪いことは重なるもので、都の「監査」>。「どうする?えみる」と漫画の話ながら、すっかり感情移入してハラハラしながら読み進めると、案に相違して「ホント、こんな人いるのか?」と思ったほど、監査官がイイ人で、監査という上から目線のご指導ではなく、実に親身なアドバイス。最後の<アルコール依存症の人とかかわると、支援者として必要なあらゆることが試されます>の補足など、カウンセラーだよ。えみるは人に恵まれてますね。羨ましい。
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