形式:単行本
出版社:岩波書店
“どんな能力またどの程度の能力が個人の私的所有物でなくてはならないかということでさえ、社会・文化しだいで変わります。ですから、大半の事柄について私的所有や私的所有権が決まっているかのように言う新自由主義の大嘘は明白です――優秀な指導員を生み出す社会・文化が存在しないからこそ、能力を欠如した存在が多く存在することになるのです――。能力を個人の所有としてのみとらえることの対極、したがって嘘をつきまくる新自由主義の対極にあるこんな考え方を、私はこの二○年ほどの間、「能力の共同性」と呼んできました。”
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