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生物はウイルスが進化させた 巨大ウイルスが語る新たな生命像 (ブルーバックス)(Kindle版)

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Kentaro
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ウイルスには、ゲノムとしてDNAをもつものと、RNAをもつものがおり、このゲノムの種類が、ウイルスの分類上重要な基準となっている。前者をDNAウイルス、後者をRNAウイルスという。インフルエンザウイルス、エボラウイルス、ノロウイルス、ライノウイルスなどよく知られたウイルスの多くはRNAウイルスだが、ヘルペスウイルスや天然痘ウイルス、そして本書の主役である「巨大ウイルス」は、そのすべてがDNAウイルスである。
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fseigojp
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巨大ウィルス論の現時点でのまとめ このあと細胞とは何だろうにつづく
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takao
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・ウイルスに感染さた細胞から真核生物が生まれたのではないか。 ・ウイルス粒子を生産するのは、ウイルスに感染した細胞「ヴァイロセル」である。増殖するのはヴァイロセルである。
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glaciers courtesy
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近年発見された巨大ウイルスという高度で複雑な構造を持つウイルスを題材に、従来のウイルスに関する概念、例えば、ウイルスはゲノムの翻訳システムを持たないとか、RNAかDNAかのいずれか一方を持つとかの常識が覆されていく。この本を読み終わるとウイルスと細胞性生物、すなわち非生物と生物の明らかな境界などは存在しないということを確信する。それにしても、生物の成り立ちというのは宇宙の成り立ちよりも、はるかに分からないことだらけなのだな。物理学は仮説を実験によって確かめられるけど、生物学には永遠に謎が残るのかもしれない
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bapaksejahtera
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以前著者の「おへそ」を通じて発生学に及ぶ著を読んだ。「ろくろ首」論もあるようで多彩な著書を物する才人である。本書は並の細菌類を大きさや塩基対数にで大きく凌駕するウィルス種が採り上げられる。著者は本ウィルスが宿主に侵入した後に隔壁を作り宿主のゲノムとのコンタミを防ぐ機能に着目しこれが細胞内核の原型ではないかと想定する。この大型ウィルス類はその大きさゆえに21世紀まで発見されず、その分類は愚か夫々の機作までは研究が進んでいない。それ故に著者ら研究者の想像は広がる。それは我ら門外老人にも大いに同感を催させるのだ
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Narumi
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ネタバレ前著「巨大ウイルスと第4のドメイン」よりも仮説度が高いということで、「ウイルスの本体はウイルス粒子ではなくウイルスが感染してウイルス工場を作った細胞である」という大胆な説が展開され、面白いです(これ自体は武村氏が立てた説ではありません)。タイトルの意味は、生物の細胞はウイルスが利用しやすいように作り替えられてきたという仮説から来ています。たぶん。まだちょっと、完全に理解できているわけではないので違っているかも。
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人工べん
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わりと読みやすい。少し偏っているのかもしれないが、ウイルスがどういう役割を果たしたかは知ることができる。
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